環境・建設委員会速記録第十八号

平成二十二年十二月十三日(月曜日)
第九委員会室
   午後二時十六分開議
 出席委員 十四名
委員長橘  正剛君
副委員長山田 忠昭君
副委員長野上ゆきえ君
理事島田 幸成君
理事石森たかゆき君
理事伊藤まさき君
野田かずさ君
山下ようこ君
興津 秀憲君
かち佳代子君
こいそ 明君
木内 良明君
高橋かずみ君
中村 明彦君

 欠席委員 なし

 出席説明員
環境局局長大野 輝之君
次長森  浩志君
環境政策部長紺野 秀之君
建設局局長村尾 公一君
次長影山 竹夫君
道路監山口  明君
総務部長野口 宏幸君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第二百二十一号議案 東京都小笠原ビジターセンターの指定管理者の指定について
・第二百二十二号議案 東京都立東白鬚公園外八公園の指定管理者の指定について
・第二百二十三号議案 東京都立日比谷公園外七公園の指定管理者の指定について
・第二百二十四号議案 東京都立戸山公園外五公園の指定管理者の指定について
・第二百二十五号議案 東京都立狭山公園外三公園の指定管理者の指定について
・第二百二十六号議案 東京都立長沼公園外四公園の指定管理者の指定について
・第二百二十七号議案 東京都立武蔵野中央公園外十公園の指定管理者の指定について
・第二百二十八号議案 東京都立陵南公園外四公園の指定管理者の指定について
・第二百二十九号議案 東京都立夢の島公園外一施設の指定管理者の指定について
・第二百三十号議案  日比谷公会堂外一施設の指定管理者の指定について
・第二百三十一号議案 東京都立大神山公園の指定管理者の指定について
・第二百三十二号議案 東京都立木場公園外十一公園の指定管理者の指定について
・第二百三十三号議案 東京都立浜離宮恩賜庭園外八公園の指定管理者の指定について
・第二百三十四号議案 東京都立神代植物公園の指定管理者の指定について
・第二百三十五号議案 東京都立潮風公園外一公園の指定管理者の指定について
・第二百三十六号議案 東京都立横網町公園の指定管理者の指定について
・第二百三十七号議案 東京都多磨霊園外七霊園の指定管理者の指定について
・第二百三十八号議案 東京都青山葬儀所の指定管理者の指定について
・第二百三十九号議案 東京都瑞江葬儀所の指定管理者の指定について
・第二百四十号議案  東京都八重洲駐車場外四駐車場の指定管理者の指定について
・第二百四十一号議案 東京都板橋四ツ又駐車場の指定管理者の指定について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○橘委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 この際、かち委員から発言を求められておりますので、これを許します。

○かち委員 当委員会が大幅に開催がおくれましたことは、ひとえに私の不注意からでございます。皆様に多大なご迷惑をおかけしましたことをおわびして、以後このようなことのないように注意をいたしますので、どうぞよろしくお願いします。どうも失礼いたしました。

○橘委員長 発言は終わりました。
 次に、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書中、意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

首都東京の都市基盤整備に資する一括交付金に関する意見書(案)
 都市基盤整備は、日々の都市活動、都民生活を支える上で欠かすことのできないものであり、災害に強く快適で住みよい都市を目指し、未来につながる財産を築く、極めて重要な事業である。
 東京都は、首都圏の都市活動を支える空港、港湾、道路を始め、人に優しい歩行空間、水害から都民を守る河川、憩いの場としての公園、良質な住宅、更には国際的にも高い技術を誇る水道・下水道などの都市基盤の整備を計画的に推進している。
 政府は平成二十三年度予算において、地方自治体の都市基盤整備の重要な財源となっている「社会資本整備総合交付金」の一部を、いわゆる「一括交付金」の対象とし、「地域自主戦略交付金(仮称)」を創設するとしている。その際、参考にするとしている平成二十一年度補正予算の「地域活性化・きめ細かな臨時交付金」は、緊急的な地方支援を目的としており、その配分額は人口や財政力などの外形的な基準によって算定され、地方自治体の都市基盤整備における各事業の重要度や効果については考慮されていない。
 首都東京の都市基盤は、東京のみならず首都圏全体、ひいては広く全国にその便益が及ぶものであり、我が国の発展にも大きく貢献するものである。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、平成二十三年度予算編成に当たっては、こうした首都東京の役割を踏まえ、「一括交付金」の制度内容を十分検討し、真に必要な事業に対する財源が安定的に確保され、確実に措置されるよう強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成二十二年十二月 日
東京都議会議長 和田 宗春
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
国土交通大臣 宛て

○橘委員長 本件は、議長あて提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○橘委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百二十一号議案から第二百四十一号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、発言の申し出がありますので、これを許します。

○かち委員 採決に先立って、日本共産党を代表して意見を述べます。
 第二百二十一号から二百四十一号議案は、都立公園を初め霊園、葬儀所、駐車場などの指定管理についてであります。
 国の法制度に基づき、二〇〇四年新設の小山内裏公園の指定管理の導入を皮切りに、公園ほか施設運営の管理のほとんどが指定管理となり、指定期間の五年を終了し、次期の指定候補と期間が提案されました。
 我が党は、都民の共有、公共の財産であるこれらの公園施設は、基本的には都の直営で行うべきという立場です。やむを得ず指定管理とするならば、五年以下の短期にはせず、安定し、継続的な管理ができるようにすべきです。
 また、指定管理において適正な管理を保障する上で、末端まで雇用形態や賃金、再委託の契約状況などが具体的に監査できる仕組みにすることが重要です。しかし、現在、都の指定管理制度においては、事業計画は子細に提案されるものの、その実際のあり方については問わないことになっています。競争原理の中で結果だけを求めるやり方では、そこに働く人の不安定雇用や低賃金、人員削減などのひずみが生まれやすい問題を含んでいます。少なくとも、監理団体のように監査ができる対象にすべきであり、現在その対象でない民間企業の指定には反対です。
 また、防災公園などのように、非常事態のときに避難民に責任を持って対応し、即決、即応、指導という立場に立つべきは、都の職員であるべきです。よって、このグループは都の直営とすべきです。
 また、文化財庭園や神代植物公園、霊園など特別な管理と農園芸技術、技能の継承、育成などを必要とする公園を特命とすることは必要であると考えます。潮風公園、台場公園などは、立地条件よりも所管局のもとで管理のあり方を決めるべきです。また、特命で臨海副都心グループに指定しなければならない理由も見当たりません。
 瑞江葬儀所は、その管理のあり方について関係区と協議中とのことで、三年の指定でありますが、その具体策が確認されていない中で、三年で打ち切りに追い込むやり方は見直すべきです。
 最後に、指定機関の履行チェックと評価委員の評価のあり方については、評価委員を公表することを含め、履行がどのような体制や賃金で実施されているかの点検、評価ができるよう、見直し、改善を求めて意見といたします。
 以上です。

○橘委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百二十二号議案、第二百二十五号議案、第二百二十七号議案、第二百二十九号議案、第二百三十号議案、第二百三十二号議案、第二百三十五号議案、第二百三十八号議案及び第二百三十九号議案を一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○橘委員長 起立多数と認めます。よって、第二百二十二号議案、第二百二十五号議案、第二百二十七号議案、第二百二十九号議案、第二百三十号議案、第二百三十二号議案、第二百三十五号議案、第二百三十八号議案及び第二百三十九号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百二十一号議案、第二百二十三号議案、第二百二十四号議案、第二百二十六号議案、第二百二十八号議案、第二百三十一号議案、第二百三十三号議案、第二百三十四号議案、第二百三十六号議案、第二百三十七号議案、第二百四十号議案及び第二百四十一号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 異議なしと認めます。よって、第二百二十一号議案、第二百二十三号議案、第二百二十四号議案、第二百二十六号議案、第二百二十八号議案、第二百三十一号議案、第二百三十三号議案、第二百三十四号議案、第二百三十六号議案、第二百三十七号議案、第二百四十号議案及び第二百四十一号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○橘委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○橘委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○橘委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、大野環境局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○大野環境局長 両局を代表しまして、御礼のごあいさつを申し上げます。
 今定例会に提案いたしました議案につきましては、ただいまご決定をいただきました。
 橘委員長を初め各委員の皆様方には一方ならぬご指導を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。また、今定例会においてちょうだいいたしました多くの貴重なご意見、ご提言につきましては、今後の施策に十分反映させてまいります。
 今後とも一層のご指導、ご教示を賜りますようお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、御礼のごあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。

○橘委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時二十五分散会

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