環境・建設委員会速記録第八号

平成十九年六月二十二日(金曜日)
第九委員会室
   午後一時開議
 出席委員 十四名
委員長小磯 善彦君
副委員長斉藤あつし君
副委員長吉野 利明君
理事高橋かずみ君
理事大西由紀子君
理事相川  博君
原田  大君
河野百合恵君
松葉多美子君
中山 信行君
きたしろ勝彦君
高橋 信博君
くまき美奈子君
臼井  孝君

 欠席委員 なし

 出席説明員
環境局局長吉川 和夫君
環境政策部長加藤 英夫君
建設局局長道路監兼務道家 孝行君
次長島  博文君
総務部長影山 竹夫君

本日の会議に付した事件
 意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百四十八号議案 東京都自然公園条例の一部を改正する条例
・第百五十五号議案 都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○小磯委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書二件につきましては、いずれも調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○小磯委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 付託議案の審査を行います。
 第百四十八号議案及び第百五十五号議案を一括して議題といたします。
 本案については既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○河野委員 第百四十八号議案について、意見を申し上げます。
 第百四十八号議案、東京都自然公園条例の一部を改正する条例は、高尾ビジターセンターや小峰公園など八施設を、新たに指定管理者制度を導入できるとする条例改正案です。
 指定管理者制度の一番のねらいは、営利法人の参入にあります。そもそも指定管理者制度は、イギリスのサッチャー政権のもとで、ニュー・パブリック・マネジメントの一手法として、営利を競う市場原理を公の場に持ち込むことを目的として始まった制度です。営利最優先の企業活動のあり方は、福祉介護分野でのコムスンの事件に象徴されるように、大きな社会問題になり、矛盾が拡大しています。
 東京都の自然公園は、かけがえのない自然環境が保全され、都民の環境学習の場としても大切な役割を果たしています。採算性を追求し、市場原理、競争原理のもとでの運営を余儀なくされる指定管理者制度はなじまない施設です。
 よって、第百四十八号議案に反対します。
 以上です。

○小磯委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百四十八号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○小磯委員長 起立多数と認めます。よって、第百四十八号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百五十五号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小磯委員長 異議なしと認めます。よって、第百五十五号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○小磯委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小磯委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小磯委員長 この際、所管局を代表いたしまして、吉川環境局長より発言を求められておりますので、これを許します。

○吉川環境局長 発言のお許しをいただきまして、両局を代表して一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 今定例会に提案いたしました議案につきまして、ただいまご決定をいただきました。
 小磯委員長を初め各委員の皆様方には一方ならぬご指導を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。また、今定例会においてちょうだいいたしました多くの貴重なご意見、ご提言につきましては、今後の施策に十分反映させてまいります。
 今後とも一層のご指導、ご教示を賜りますようお願い申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、御礼のごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

○小磯委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時四分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る