環境・建設委員会速記録第二号

平成十九年二月十九日(月曜日)
第九委員会室
   午後一時開議
 出席委員 十四名
委員長小磯 善彦君
副委員長斉藤あつし君
副委員長吉野 利明君
理事高橋かずみ君
理事大西由紀子君
理事相川  博君
河野百合恵君
きたしろ勝彦君
原田  大君
松葉多美子君
中山 信行君
高橋 信博君
臼井  孝君
くまき美奈子君

 欠席委員 なし

 出席説明員
環境局局長村山 寛司君
総務部長加藤 英夫君
建設局局長依田 俊治君
次長矢口 貴行君
道路監道家 孝行君
総務部長島  博文君
用地部長藤井 芳弘君
道路管理部長内海 正彰君
道路建設部長林 健一郎君
公園緑地部長伊藤 精美君
河川部長高橋 興一君
道路保全担当部長米田 秀男君
道路計画担当部長桐越  信君
公園管理担当部長北村 俊文君
参事吉原 一彦君
参事小田 昭治君

本日の会議に付した事件
 建設局関係
付託議案の審査(質疑)
・第百十八号議案 平成十八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為 建設局所管分
付託議案の審査(決定)
・第百十八号議案 平成十八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為 環境・建設委員会所管分

○小磯委員長 ただいまから環境・建設委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、建設局関係の中途議決にかかわる付託議案の審査を行います。
 これより建設局関係に入ります。
 付託議案の審査を行います。
 第百十八号議案、平成十八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、建設局所管分を議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 資料の要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○吉野委員 平成十八年度の補正予算について質問をいたします。
 今回、都は「十年後の東京」を策定、公表し、インフラ整備を初めとする将来の目標を設定いたしました。慢性的な交通渋滞に代表される首都東京の抱える課題に対し、東京をさらなる成熟した都市とするためには都市基盤施設の整備を一層強力に推進すべきということについては、さきの代表質問におきまして我が党の宮崎幹事長からも質問をしたところであります。
 十年後の東京を見据え着実な整備を展開していくためにも、財源の確保は重要な課題であります。今回の補正予算では、都市計画道路の整備促進を図るために要する経費として、街路整備費に百億円を計上するとのことであります。そこで、今回の補正予算はどのような路線を対象としたのか、まずお伺いをいたします。

○林道路建設部長 今回の補正予算は、国の補正予算に対応して骨格幹線道路等の整備促進を図るため編成をしております。対象路線といたしましては、区部の放射線として放射三号線、五号線、七号線など、また環状線として環状二号線、六号線など、また多摩の南北道路として調布保谷線の三鷹三・二・六号線や八王子村山線の昭島三・四・九号線等でございます。

○吉野委員 今お話のありましたいろいろな路線ですけれども、私の一番身近なところでは調布保谷線、あるいは東八道路から続いて都心に入る放射五号線、こういったことに対して市民の期待というものを日々、私は声として感じております。調布保谷線につきましても、買収がなかなか思うように進んでいない面もあって、早く買収をしてくれという要望も聞いたり、東八道路が着々と進んできているところで、じゃ、その先の放射五号線についてはどうなっているんだというふうなことで大変懸念をされたり、あるいは、早く整備をすることによって交通がスムーズになることへの期待の声等も聞いているところであります。
 放射、環状、多摩南北道路等については、国の補正予算を積極的に導入し、早期に整備を図っていくべきというふうに思いますけれども、所見をお伺いいたします。

○林道路建設部長 道路は、都市活動や都民生活を支えるとともに、防災性の向上や良好な都市空間の形成を図る上でも重要な都市基盤でございます。これまで鋭意その整備を進めてまいりましたが、いまだ整備の途上にあり、結果として都内区部の旅行速度は全国平均の半分程度にとどまっております。
 昨年十二月に発表された「十年後の東京-東京が変わる-」の施策の中にある道路整備を積極的に進め、東京の弱点である交通渋滞を解消し、快適で利便性の高い都市を形成していくため、今後十年間が道路整備の正念場と考えております。このため、道路特定財源を堅持しつつ、特に効果の高い首都圏三環状道路や都内の骨格幹線道路、連続立体交差などを集中的に整備するとともに、あわせて電線類の地中化や歩道整備を進めてまいります。これらの基盤施設は首都東京の健全な都市活動にとって必要不可欠であると認識しており、今後ともその整備にこれまで以上に積極的に取り組んでまいります。

○吉野委員 東京の都市施設は、前回のオリンピックであります昭和三十九年の東京オリンピックに合わせて設置した道路ですとか橋梁が多くを占めており、今後、その施設が一斉に更新時期を迎えることになります。それまでの間に、三環状道路の整備や放射、環状、多摩南北幹線道路の整備を進めて、東京の弱点である交通渋滞を解消し、快適で利便性の高い都市を形成していかなければならないというふうに思っております。
 そのためには、残された時間はそう多くはありません。今後十年間が道路整備の正念場という認識のもと、局を挙げて財源確保に努め早期に事業を進めてもらいたい、こう申し上げて、私の質問を終わります。

○河野委員 お伺いします。
 今回の補正予算額百億のうち、骨格幹線道路八十八億五千万、地域幹線道路一億五千万、計九十億が幹線道路に充てられています。今年度の当初予算と今回の補正を合わせると幾らになるのか。建設局全体の予算に占める骨格、地域幹線道路整備の予算額とその割合についてお示しをお願いします。

○林道路建設部長 先ほど申し上げましたとおり、今回の補正は国の補正予算に対応して編成したものでございます。建設局全体の平成十八年度当初予算額は四千四百三十五億円であり、今回の補正予算案で百億円を計上したため、合算いたしますと四千五百三十五億円となります。そのうち骨格幹線及び地域幹線道路の整備についての当初予算額は一千百九十五億円であり、補正予算案で九十億円を計上したため、合算いたしますと一千二百八十五億円となります。したがいまして、局全体予算に対する骨格幹線及び地域幹線道路の整備についての予算の割合は、約二八%となります。

○河野委員 局予算総額の二八%というのは、結構大きな数字だと思います。
 補正予算が組まれたうちで、幾つかの路線について質問をいたします。
 まず、調布保谷線、三鷹三・二・六についてです。この路線は稲城市から西東京市まで、多摩地域の五市を南北に貫く都市計画道路で、延長約十四・二キロとのことですが、今回補正が組まれた区間を含めて全体の進捗状況についてご説明ください。

○林道路建設部長 調布保谷線は、川崎街道から埼玉県境に至る十四・二キロメートルの骨格幹線道路であり、中央自動車道以北では、三つの区間、九・二キロにおいて事業中でございます。これらの区間では、主に住宅地域を通過するため、沿道環境に配慮して四車線の車道の両側に十メートルずつの環境施設帯を設けた、総幅員三十六メートルの質の高い道路として整備することとしております。
 平成十九年一月現在の用地取得状況は、全体で約七五%でございます。工事につきましては、調布-三鷹区間において本年度末に神代植物公園より北側の約九百メートルが完成する予定であり、御塔坂橋のかけかえ工事にも着手いたしました。また、西東京区間では、今年度石神井川にかかる東伏見橋の下部工事に着手しております。

○河野委員 私は三鷹市民の方にお話を聞きました。三鷹三・二・六については、既に十三年以上にわたって、三鷹三・二・六線道路を考える会が運動を続けてきたということです。この会の方々は、地域に往復四車線もの大型の道路は要らない、地域が分断されるという意見を訴え続けてきています。既に全路線の七五%の用地買収がされていることが今のご答弁でわかりましたが、事業を進めていくに当たって、三鷹三・二・六号線周辺の住民の方々との意見交換、合意の形成について建設局の努力はどうだったのでしょうか。

○林道路建設部長 公共事業を進めていくに当たりまして、地元の方々のご理解、ご協力というものは不可欠でございます。地域に与えるインパクトの大きな事業におきましては、特に丁寧な地元対応を行っております。具体的には、大きな説明会、あるいは地元のグループ、団体との協議、また個々人の方々に対する個別相談、そういうふうなものを積み重ねまして、地元の理解と協力を得ながら事業を進めておるところでございます。当然、調布保谷線におきましても、そのような対応を行っております。
 さらに、この調布保谷線におきましては、先ほど申し上げましたように、環境施設帯のつくり方、あるいは使い方ということにつきまして、地元の方々の関心が非常に高いということで、環境施設帯のモデルを整備いたしております。調布-三鷹区間、それから西東京区間においてもモデルを整備し、地元の方々との意見交換を重ねておるところでございます。
 今後、三鷹区間におきましてもモデル整備を行うなど、住民の意見やアイデアを環境施設帯の整備に生かすよう工夫を図ってまいります。引き続き地元の方々の理解と協力を得るよう努めてまいります。

○河野委員 努力はされてきたという趣旨のご答弁かと思います。しかし、地元では、十三年もの長い間、住民要望が続いていて、運動が継続されているということも、やはり重視しなくてはならないと思います。まさに住民の皆さんの思いは切実だと思います。
 こうした状況がある中で、今回補正予算を投入してまで調布保谷線の整備を急ぐ、この理由についてご説明いただきたいのと、あわせて今回の補正額、この路線では幾らになっているのか、ご報告をお願いします。

○林道路建設部長 平成十八年度当初予算額は、調布保谷線のこの三区間全体におきまして百十三億円、三鷹-武蔵野区間は四十五億円でございます。それに対しまして補正予算は十億円を計上しております。
 整備を急ぐ理由でございますが、多摩地域におきましては、東西方向に比べ南北方向の道路整備が立ちおくれており、既存の道路は慢性的に交通渋滞を発生しております。また、JR中央線を初めとする東西方向の鉄道により地域が分断されているところでございます。
 南北方向の交通環境の改善を図るため、南北五路線の整備とあわせて中央線連続立体交差事業を実施しているところでございます。三鷹三・二・六と交差するJR中央線連続立体交差事業におきましては、平成十九年に下り線を高架化し、平成二十二年度の事業完了を予定しております。これにあわせて、現道のない区間である連雀通りから井の頭通りまでの整備を進めることにより、連続立体交差事業と相まって事業効果の早期発現に努めてまいります。

○河野委員 その多摩の南北道路主要五路線というのは、ここに多摩リーディングプロジェクトにも載せられていて、拝見いたしました。しかし、この三鷹三・二・六だけではなくて、府中所沢鎌倉街道というんですか、こういうところでもやはりこれだけの大きな道路が必要なのかどうかということでは、いろいろ住民の皆さんの意見が上がってきているというのは私たちも聞いているところですので、この多摩の南北道路の拡幅、整備の必要性については改めて別の機会に質問もさせていただきたいと思いますが、まだまだ住民の合意がとられているような状況には至っていないということを私自身は感じております。
 次に、放射五号線についてお伺いいたします。
 今回の補正額は幾らなのか、また用地取得などの事業の状況についてお尋ねします。

○藤井用地部長 放射五号線でございますが、千代田区の半蔵門を起点といたしまして、多摩地域の東八道路までを結ぶ路線でございます。区部と多摩を結ぶ重要な幹線道路でございまして、現在、唯一未整備となっております杉並区久我山から三鷹市境までの一・三キロの区間で用地の取得を進めておるところでございますが、一月末現在の取得率は六%でございます。
 補正額でございますが、十二億円を計上しております。

○河野委員 放射五号線、この区間については、平成十六年、二〇〇四年十一月から、東京都、そして杉並区、地元住民の参加で検討協議会が設けられ、論議を重ねてきたという経過があります。
 ところが、都は、一昨年、平成十七年の十一月十五日に国土交通省に事業認可の申請を行い、翌日の十六日にこれが受理されています。協議の途中で東京都が行った認可申請に納得できないということで、都議会に事業認可の保留を求める陳情が出され、この陳情審査のために、昨年二月に私も現地に行ってまいりました。
 ただいまの答弁では、建設局が今年度から用地買収を始めたというようなこともありますが、あれからちょうど一年がたった今、検討協議会に対して都は合意を形成するためにどんな努力をしたのでしょうか。現段階の状況、そして今後に向けての考え方を伺っておきます。

○桐越道路計画担当部長 放射第五号線につきましては、平成十六年五月の都市計画変更の際に、杉並区長が計画に同意するに当たって、区長から都知事に対しまして、住民の参加、協働による協議会の設置等を内容とする要望書が出されました。これに基づきまして、放射第五号線事業を円滑に推進することを目的に、玉川上水や沿道の環境に配慮した道路構造等を検討する場として、住民、東京都及び杉並区の参加、協働による放射第五号線事業推進のための検討協議会を設置し、都市計画決定の範囲内で検討を行ってきております。協議会では、ことしの三月末を目途に結論を取りまとめることとしております。

○河野委員 おととし、東京都が協議の途中で事業認可申請をし、そして今年度は既に用地買収に入っているという。一方で、検討協議会の結論の取りまとめはこれから三月末になるという、今、答弁がありました。これでは、事業認可が受理されているから作業は進めていけばいい、住民の協議はまた別のものという立場ではないでしょうか。
 昨年私が話を聞いた皆さんは、それぞれに、六十メートルもの幅員の大型の道路、放射五号線をつくることが、どんなに生活環境、自然環境を悪化させることにつながるかを口々に述べていました。昨年の委員会でもいいましたが、歴史的な重みを重ねてきた玉川上水とその周辺の自然環境は貴重な価値を持っています。希少種のキンランの咲く民家の庭が残されていますが、都市計画どおりに放射五号線が建設されていけば、その民家の庭はなくなって、キンランの生息地も奪われてしまいます。その民家の庭は、本当に地域の方々が愛されているというか、本当に大事にしているわけです。
 検討協議会は、これまで三つの部会に分かれて専門的な検討をされてきていたんですけれども、特に自然と緑を守る部会の方は大変に心配をしています。なぜ検討協議会の取りまとめもまだ出ていないのに補正予算をつけてまでここの路線の建設を促進しなくてはならないのか、私には理解ができませんが、ご説明をお願いいたします。

○桐越道路計画担当部長 放射第五号線は、幹線道路である甲州街道や地域の区境通りなどの渋滞解消に寄与する重要な骨格幹線道路でございます。本事業区間が唯一の未整備区間となっております。また、本事業区間に隣接いたします東八道路の三鷹三・二・二号線で既に事業が進められておりまして、東八道路と放射第五号線の連結のためにも、本事業区間の早期の整備が必要でございます。
 本事業区間につきましては、沿道地権者百二十五名から早期の用地買収の要望があったこと等、協議会で検討してございますが、この協議会での検討は都市計画決定の範囲内での検討でございまして、事業によって用地の取得範囲に変化が生じないことから、東京都としては事業の着実な推進を図ることとしてございます。

○河野委員 その経過は私も存じ上げていっているわけです。百二十五人の方が要望されて、地権者として私たちの暮らしはどうなるのかという立場で、この道路建設についての意見を述べている。それは十分承知した上で申し上げております。
 しかし、検討協議会の中にはいろいろな意見の方があって、そしてその意見を酌み尽くすという立場で、区も入り、都も入り、住民代表の方も学識の方も入って協議を続けてきたわけですから、その経過を大事に踏まえた上で私は事業を進めていく、そういういわば民主主義が保障された手続を建設局が今、やはり重視していかなくてはならないんではないかと感じておりますし、今のご答弁では、多数の住民の声をやはり尊重した建設局の態度とはいえないというふうに私は判断せざるを得ません。
 続いて、環状二号線の新橋-虎ノ門区間についてお伺いをいたします。
 初めに、この事業の進捗状況についてご報告をお願いいたします。

○林道路建設部長 環状第二号線は、都心と臨海部を結び、臨海地域における交通、物流ネットワークの強化のため不可欠な路線でございます。そのうち虎ノ門地区の桜田通りから汐留地区の海岸通りに至る延長約一・五キロメートルの本線地下トンネル部につきまして、平成十五年十月に事業認可を取得し、街路事業で整備をしております。既にJR交差部より東側約二百四十メートルは、地下トンネル部の構築が先月に完了しております。現在、第一京浜交差部の約九十メートル区間で地下トンネル部を構築中でございます。
 さらに日比谷通り交差部の約百メートル区間でも、今月中に工事に着手する予定でございます。

○河野委員 環状二号線、新橋-虎ノ門区間の事業は臨海部の開発との関連でも重要である。このご答弁は、これまでも都は一貫して続けておられます。臨海部の開発は破綻が明白、そういうふうにみんなの認識、なってきていますが、その状況を顧みずにさらに補正予算をつけて整備を進めていく。これに都民の納得が得られるかどうか、この点について事業者としての建設局のお考えを伺っておきます。

○林道路建設部長 本路線は、臨海部にアクセスする重要な路線であり、新橋-虎ノ門に引き続き、最後に残る未着手の区間でございます。築地-晴海間につきましては、平成十九年度の都市計画決定を目指して手続を行っており、それに引き続いての早期事業着手に向け、地元及び関係機関との調整を図っておるところでございます。また、平成二十四年度の豊洲新市場の開場に向けても欠かすことのできない路線でございます。
 さらに、本事業区間は都市再生緊急整備地域に指定されており、これらのことから早急に整備を行っていく必要があると考えております。

○河野委員 最後の質問ですけれども、骨格幹線、地域幹線道路の整備予算は、建設局予算の約四分の一に及ぶ割合を占めております。補正予算で九十億の増額がされるわけですが、幹線道路建設に本当に偏重したという予算の使い方、そのように私は感じておりますが、これを見直す必要があるのではないでしょうか。予算の重点の置き方が問われています。建設局のお考えを改めてお伺いしておきます。

○林道路建設部長 首都東京の道路整備は、渋滞解消、環境改善、防災性の向上などにとりまして必要不可欠でございます。道路ネットワークは、骨格幹線、地域幹線、地区内の生活道路などにより形成されて機能を発揮するものでございます。このため、この十年を東京の道路整備の正念場ととらえ、首都圏三環状道路や骨格幹線道路、連続立体交差、電線類の地中化やすいすい事業、歩道の整備などをバランスよく進める必要がございます。
 例えば、市町村土木補助における道路補助でございますが、今年度予算では昨年度の三倍以上の増となっております。さらに十九年度ではその増額をお願いしておるところでございます。
 このようにバランスよく整備を進める。そのためには道路特定財源を真に必要な道路整備に充当することが重要でございます。今後とも道路特定財源の確保と首都圏への配分拡大について国に強く働きかけるとともに、地元の理解と協力を得ながら、真に必要な首都東京の道路整備をこれまで以上積極的に進めてまいります。

○小磯委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小磯委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で建設局関係を終わります。

○小磯委員長 付託議案の審査を行います。
 第百十八号議案 平成十八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、環境・建設委員会所管分を議題といたします。
 本案については、既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○河野委員 百十八号議案について意見を申し上げます。
 質疑の中で述べましたように、建設局全体の予算の中で幹線道路建設整備の予算額は突出しています。防災対策で重要な中小河川整備や交通の安全を確保する歩道、生活道路の整備、公園の増設などに重点を置いた予算の配分を都民は求めています。当初予算と合わせると三割近くにもなる巨額な予算を幹線道路建設に費やす都の姿勢には賛成できません。
 また、住民合意のない路線に補正予算がついていることも問題です。
 したがって、第百十八号に反対の態度を表明いたします。

○小磯委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 第百十八号議案 平成十八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、環境・建設委員会所管分を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○小磯委員長 起立多数と認めます。よって、第百十八号議案 平成十八年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、繰越明許費、債務負担行為、環境・建設委員会所管分は、原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十分散会

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