文教委員会速記録第十一号

令和七年十月七日(火曜日)
第三委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長関口健太郎君
副委員長清水とし子君
副委員長内山 真吾君
理事小川ゆうた君
理事ほっち易隆君
理事桐山ひとみ君
中山 詩都君
高橋  巧君
おけやまさと君
谷  公代君
ゆもと良太郎君
寺前ももこ君
せいの恵子君
細田いさむ君

欠席委員 なし

出席説明員
生活文化局局長古屋 留美君
次長蜂谷 典子君
総務部長加倉井祐介君
都民安全総合対策本部本部長竹迫 宜哉君
総合推進部長馬神 祥子君
スポーツ推進本部本部長渡邉 知秀君
スポーツ総合推進部長小池 和孝君
教育庁教育長坂本 雅彦君
次長岩野 恵子君
総務部長山本 謙治君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第二百十号議案 都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○関口委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、過日の委員会で紹介できませんでした都民安全総合対策本部の幹部職員について、本部長から紹介があります。

○竹迫都民安全総合対策本部長 過日の委員会を欠席させていただきました当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 総合推進部長の馬神祥子でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○関口委員長 紹介は終わりました。

○関口委員長 次に、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書中、意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略をいたします。

   私学振興に関する意見書(案)
東京の私立学校は、それぞれ独自の建学の精神や教育理念に基づき、新しい時代に対応する個性的で特色ある教育を積極的に展開しており、東京都ひいては我が国における公教育の進展に寄与している。
現在、都内の学校に在学する園児・児童・生徒のうち、私立学校に在学・在園する割合は、高等学校で約六割、幼稚園では約九割を占めており、私立学校が東京の公教育に果たす役割は極めて大きい。
急速な少子化が進行する中で、我が国がこれからも発展していくためには、将来を担う子供たちの個性や能力を最大限に伸ばす教育の充実がますます重要となっている。
こうした状況において、公立・私立あいまっての教育体制を維持し、各学校が新たな時代に対応した質の高い教育を実践していくことが必要であり、そのためには、私立学校振興助成法第一条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが求められている。
よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、令和八年度予算編成に当たり、私学教育の重要性に鑑み、教育基本法第八条に規定される「私立学校教育の振興」を名実共に確立するため、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持するとともに、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 私立高等学校等の経常費助成等に対する補助を拡充すること。
二 私立高等学校等におけるICT教育設備の整備や生徒の高等学校段階からの海外留学、外部人材活用の推進等に対する補助制度を拡充すること。
三 私立高等学校等における耐震化、省エネルギー設備の導入、換気・冷房設備の整備など、施設・設備に対する補助制度を拡充すること。
四 より一層の保護者負担の軽減を図るため、私立高等学校等就学支援金制度等を拡充改善するとともに、私立中学校等の生徒に対する授業料支援制度を創設すること。
五 都道府県の行う私立高等学校等奨学金事業に対する国の支援を拡充すること。
六 私立専修学校については、専門課程及び高等課程に対する新たな助成制度を設けること。
以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  令和七年十月 日
東京都議会議長 増子 博樹
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣 宛て

○関口委員長 本件は、議長宛て提出の手続を取りたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書につきましては、いずれも調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○関口委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百十号議案を議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第二百十号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ございませんでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○関口委員長 異議なしと認めます。よって、第二百十号議案は原案のとおり決定をいたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○関口委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りをいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○関口委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○関口委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会におきまして、お手元配布の日程のとおり申合せしましたので、ご了承願います。

○関口委員長 この際、所管四局を代表いたしまして、坂本教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○坂本教育長 所管四局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 ただいま本定例会にご提案申し上げました議案につきましてご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 関口委員長をはじめ委員の皆様方におかれましては、様々な視点から調査、ご審議等を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
 調査、審議等の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望を踏まえ、これからの事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。
 今後とも、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 以上、簡単ではございますが、御礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○関口委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三分散会