文教委員会速記録第七号

令和七年六月四日(水曜日)
第三委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長小山くにひこ君
副委員長かつまたさとし君
副委員長星  大輔君
理事米川大二郎君
理事風間ゆたか君
理事とや英津子君
磯山  亮君
龍円あいり君
斉藤まりこ君
大松あきら君
伊藤こういち君
白戸 太朗君
松田 康将君

欠席委員 なし

出席説明員
生活文化局局長古屋 留美君
次長蜂谷 典子君
総務部長加倉井祐介君
都民安全総合対策本部本部長竹迫 宜哉君
総合推進部長馬神 祥子君
スポーツ推進本部本部長渡邉 知秀君
スポーツ総合推進部長小池 和孝君
教育庁教育長坂本 雅彦君
次長岩野 恵子君
教育監瀧沢 佳宏君
総務部長山本 謙治君
都立学校教育部長佐藤 直樹君
地域教育支援部長神永 貴志君
指導部長グローバル人材育成調整担当部長兼務山田 道人君
グローバル人材育成部長坂本 教喜君
人事部長秋田 一樹君
福利厚生部長渋谷 恵美君
教育政策担当部長女性活躍推進担当部長兼務相川 隆史君

本日の会議に付した事件
意見書について
教育庁関係
契約議案の調査
・第百七十九号議案 都立村山特別支援学校(七)改築工事請負契約
・第百八十号議案 都立白鴎高等学校附属中学校(七)改築工事請負契約
・第百八十八号議案 都立清瀬特別支援学校(七)改築及び改修空調設備工事請負契約
付託議案の審査(質疑)
・第百七十二号議案 学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
・第百七十三号議案 都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
付託議案の審査(決定)
・第百七十二号議案 学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
・第百七十三号議案 都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
陳情の審査
1 七第三六号 ディープフェイクポルノを規制する条例の制定に関する陳情
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○小山委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 委員から、お手元配布のとおり、意見書五件を提出したい旨の申出がありました。
 本件については、本日の理事会において協議した結果、いずれも調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりました。
 お諮りいたします。
 本件については、理事会の協議結果のとおりとすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小山委員長 次に、契約議案について申し上げます。
 契約議案は財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について、議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

令和七年六月三日
東京都議会議長 増子ひろき
(公印省略)
文教委員長 小山くにひこ殿
   契約議案の調査について(依頼)
左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
     記
1 調査議案
第百七十九号議案  都立村山特別支援学校(七)改築工事請負契約
第百八十号議案  都立白鴎高等学校附属中学校(七)改築工事請負契約
第百八十八号議案  都立清瀬特別支援学校(七)改築及び改修空調設備工事請負契約
2 提出期限 令和七年六月四日(水)

○小山委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、教育庁関係の契約議案の調査及び付託議案の審査並びに陳情の審査、請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより教育庁関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第百七十九号議案、第百八十号議案及び第百八十八号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、契約議案に対する質疑は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも異議のない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○小山委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第百七十二号議案及び第百七十三号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で教育庁関係を終わります。

○小山委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第百七十二号議案及び第百七十三号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○とや委員 今議会で文教委員会に付託されている議案については、全て賛成をいたします。その上で、議案について意見を申し上げます。
 学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例案について一言申し上げます。
 子育て中の地方公務員について、無給ではありますが、これまでの一日二時間までの子育て部分休暇制度に加え、年間最大十日間の休暇を一日単位で取れる仕組みを創設し、どちらかを選べるようにする地方公務員育児休業法の改正が、昨年末の国会で全会一致で成立いたしました。今回の条例改正は、その内容を反映させるものです。
 国は、この制度の対象を小学校入学前としているところ、都独自に小学校三年生まで拡大しているということは評価できます。
 会計年度任用職員については、この条例ではなく、規則で定めるとのことです。本来、正規職員が行うべき継続的な仕事を会計年度任用職員に担わせている場合も少なくありません。会計年度任用職員の方々の制度も正規職員と同等の内容とし、子育てと仕事を両立して、長期に働き続けることを応援していただきたいと思います。
 スクールカウンセラーなど、出産が契約更新に影響を与えたという証言もあり、私たちもその相談に乗ってきたわけですが、子育て部分休暇の取得は労働者の権利であり、休暇の取得を契約更新に影響させてはいけないということを、選考に当たる管理職などの職員にも、会計年度任用職員にも周知徹底していただきたいと思います。
 また、他の職員に仕事のしわ寄せが行くことを気にして取得しにくいというなどのことが生じないよう、学校職員の増員も行っていただくよう要望して、意見とさせていただきます。ありがとうございました。

○小山委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 第百七十二号議案及び第百七十三号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認めます。よって、第百七十二号議案及び第百七十三号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○小山委員長 次に、陳情の審査を行います。
 陳情七第三六号を議題といたします。
 本件は、昨日の本会議において本委員会に付託されたばかりで、十分な調査検討をする時間がありませんので、本日のところは継続審査とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認めます。よって、陳情七第三六号は継続審査といたします。
 以上で陳情の審査を終わります。

○小山委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項については、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小山委員長 この際、所管四局を代表いたしまして、坂本教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○坂本教育長 所管四局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 ただいま本定例会にご提案申し上げました議案につきましてご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 小山委員長をはじめ委員の皆様方におかれましては、様々な視点から調査、ご審議等を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
 調査、審議等の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望を踏まえ、これからの事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。今後とも、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
 以上、簡単ではございますが、御礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○小山委員長 発言は終わりました。
 この際、私からも一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
 星副委員長、かつまた副委員長をはじめ理事、委員の皆様、そして、坂本教育長をはじめとする所管四局の皆様には、本委員会の審議、運営にご協力をいただきましたことに深く感謝を申し上げます。誠にありがとうございました。
 第七代東京市長の言葉に、一に人、二に人、三に人という至言があります。小池百合子都知事も、人を第一に、人が輝く東京とすることを所信表明で述べられております。
 東京の未来をつくる人を育む教育庁、そして、その人のまさに人生を豊かにする生活文化局、スポーツ推進本部、そして、その人を守る都民安全総合対策本部、まさに東京の人に関わる事項を所管している本委員会において、東京の未来を見据えた多角的な議論、提案が皆様よりなされてまいりました。
 ぜひ本委員会での審議が今後の事務事業に反映されるよう、そして、東京の未来、ひいては日本の未来につながるように、ぜひとも事務事業の執行に尽力をしていただきますことを所管四局の皆様にはお願いを申し上げます。
 結びに、改めて委員の皆様、そして所管四局の理事者の皆様方、そして本委員会の担当書記であります議会局の渡辺さん、水町さん、古迫さんに感謝を申し上げ、委員長の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十一分散会