文教委員会速記録第十八号

令和六年十二月十六日(月曜日)
第三委員会室
午後一時開議
出席委員 十二名
委員長小山くにひこ君
副委員長かつまたさとし君
副委員長星  大輔君
理事米川大二郎君
理事風間ゆたか君
理事とや英津子君
磯山  亮君
斉藤まりこ君
大松あきら君
伊藤こういち君
白戸 太朗君
松田 康将君

欠席委員 一名

出席説明員
生活文化スポーツ局局長古屋 留美君
次長久故 雅幸君
総務部長奈良部瑞枝君
教育庁教育長坂本 雅彦君
次長猪口 太一君
総務部長岩野 恵子君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第二百七十二号議案 旅券法関係手数料条例の一部を改正する条例
・第二百七十三号議案 学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
・第二百七十四号議案 都立学校の学校医、学校歯科医及び学校薬剤師の公務災害補償に関する条例の一部を改正する条例
・第二百九十四号議案 東京辰巳アイスアリーナの指定管理者の指定について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○小山委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書一件につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論となりましたので、ご了承願います。

○小山委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百七十二号議案から第二百七十四号議案まで及び第二百九十四号議案を一括して議題といたします。
 本案については、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○斉藤委員 私から、第二百七十二号議案、旅券法関係手数料条例の一部を改正する条例案について意見を申し上げます。
 この条例改正は、国の政令の改定により、旅券を発行する際の地方自治体への手数料の基準額が変わることに伴い、手数料を改定するものです。
 内容は、これまで二千円だった手数料を、従来どおり書類で申請する場合は二千三百円への値上げとし、電子申請を行う場合は千九百円への値下げにするというものです。
 電子申請が困難な高齢者や障害のある方などデジタル弱者がより大きな負担を負うことになる内容で、利用者にいわゆるデジタルデバイド、分断を持ち込むような在り方には問題があると考えます。
 しかも、マイナンバーカードを持っていなければ電子申請はできません。マイナンバーカードの発行は任意であり、様々な理由から発行しない選択をしている方々、また、発行が困難な方々に不利益を与えるものにもなります。
 国の政令はあくまでも基準額を示しているものであり、都としての判断で手数料を据え置くことも可能です。
 こうしたデジタル弱者やマイナンバーカードを保持できない方々に不利益をもたらすような手数料の改定には反対の立場を主張して、意見とします。

○小山委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百七十二号議案及び第二百九十四号議案を一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○小山委員長 起立多数と認めます。よって、第二百七十二号議案及び第二百九十四号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百七十三号議案及び第二百七十四号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認めます。よって、第二百七十三号議案及び第二百七十四号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○小山委員長 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小山委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、坂本教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○坂本教育長 所管二局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 ただいま本定例会にご提案申し上げました議案につきましてご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 小山委員長をはじめ委員の皆様方におかれましては、様々な視点から調査、ご審議等を賜りまして、厚く御礼を申し上げます。
 調査、審議等の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望を踏まえ、これからの事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。
 今後とも、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 以上、簡単ではございますが、御礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○小山委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時五分散会