文教委員会速記録第三号

令和五年二月二十七日(月曜日)
第三委員会室
午後一時五十一分開議
出席委員 十四名
委員長入江のぶこ君
副委員長加藤 雅之君
副委員長伊藤しょうこう君
理事桐山ひとみ君
理事斉藤 りえ君
理事とや英津子君
北口つよし君
鈴木  純君
アオヤギ有希子君
大松あきら君
白戸 太朗君
阿部祐美子君
伊藤 ゆう君
清水 孝治君

欠席委員 なし

出席説明員
生活文化スポーツ局局長横山 英樹君
次長理事兼務スポーツ総合推進部長事務取扱渡邉 知秀君
理事古屋 留美君
総務部長久故 雅幸君
私学部長戸谷 泰之君
文化振興部長蜂谷 典子君
企画担当部長吉原 宏幸君
パラスポーツ担当部長齊藤 陽睦君
事業推進担当部長工藤 慎市君
教育庁教育長浜 佳葉子君
次長福崎 宏志君
教育監藤井 大輔君
総務部長田中 愛子君
都立学校教育部長村西 紀章君
地域教育支援部長岩野 恵子君
指導部長小寺 康裕君
人事部長吉村美貴子君
福利厚生部長田中 宏治君
教育政策担当部長新型コロナウイルスワクチン接種連絡調整担当部長兼務秋田 一樹君
特別支援教育推進担当部長落合 真人君

本日の会議に付した事件
生活文化スポーツ局関係
契約議案の調査
・第八十六号議案 東京都江戸東京博物館(四)改修空調設備工事その二請負契約
提出議案について(説明)
・第百十号議案 令和五年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 生活文化スポーツ局所管分
付託議案の審査(質疑)
・第四十二号議案 東京都芸術文化振興基金条例を廃止する条例
・第四十三号議案 東京都障害者スポーツ振興基金条例を廃止する条例
・第百三号議案 令和四年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出 生活文化スポーツ局所管分
教育庁関係
契約議案の調査
・第七十四号議案 都立中野工業高等学校(四)改築工事請負契約
提出議案について(説明)
・第百十号議案 令和五年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出 教育庁所管分
付託議案の審査(質疑)
・第百三号議案 令和四年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出 教育庁所管分
付託議案の審査(決定)
・第四十二号議案 東京都芸術文化振興基金条例を廃止する条例
・第四十三号議案 東京都障害者スポーツ振興基金条例を廃止する条例
・第百三号議案 令和四年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出 文教委員会所管分

○入江委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 冒頭、せんだっての委員会におきましては、やじ、不規則発言が多い委員会運営となりましたことをおわび申し上げますと同時に、今後は、不規則発言を止め、そして、さらに公平、公正な委員会運営となるように努めてまいりますので、宣言させていただきます。
 初めに、契約議案について申し上げます。
 契約議案は財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について、議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。
     
令和五年二月二十四日
東京都議会議長 三宅しげき
(公印省略)
文教委員長 入江のぶこ殿
   契約議案の調査について(依頼)
 左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
     記
1 調査議案
 第七十四号議案 都立中野工業高等学校(四)改築工事請負契約
 第八十六号議案 東京都江戸東京博物館(四)改修空調設備工事その二請負契約
2 提出期限 令和五年二月二十七日(月)

○入江委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、生活文化スポーツ局及び教育庁関係の令和五年度補正予算案の説明聴取、契約議案の調査並びに中途議決に係る付託議案の審査を行います。
 なお、令和五年度補正予算案につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は後日の委員会で行います。ご了承願います。
 これより生活文化スポーツ局関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第八十六号議案を議題といたします。
 本案につきましては、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 異議なしと認め、契約議案に対する質疑は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 本案は、異議のない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。
     

○入江委員長 次に、第百十号議案、令和五年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、生活文化スポーツ局所管分について理事者の説明を求めます。

○横山生活文化スポーツ局長 今定例会に提出をいたしました生活文化スポーツ局関係の議案の概要につきましてご説明を申し上げます。
 今回提出いたしました議案は、令和五年度補正予算案一件でございます。
 お手元にお配りをしてございます、資料第1号、令和五年度補正予算説明書の一ページをお開き願います。Ⅰ、補正予算総括表でございます。
 表の右から二つ目、補正予算額の欄をご覧ください。
 表の中ほど、歳出の補正予算総額といたしまして二千二百万円を計上しております。
 以上で令和五年度補正予算案の概要の説明を終わります。
 詳細につきましては、引き続き総務部長からご説明を申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○久故総務部長 引き続きましてご説明申し上げます。
 お手元の資料第1号、令和五年度補正予算説明書の二ページをお開き願います。歳出でございます。
 学務費の助成費ですが、私立学校におきまして児童生徒等の新型コロナウイルスへの感染が判明した場合や、宿泊を伴う学校行事や部活動の大会等に参加する場合などに、感染拡大を未然に防止するため、新型コロナが五類へ移行する五月七日までの間、PCR検査を実施する経費として二千二百万円を計上しております。
 説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○入江委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 では、資料要求はなしと確認させていただきます。
     

○入江委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第四十二号議案、第四十三号議案及び第百三号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出、生活文化スポーツ局所管分を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○伊藤(し)委員 東京都芸術文化振興基金条例と障害者スポーツ振興基金条例の二つの基金の廃止について伺います。
 そもそも基金とは、条例の定めるところにより、特定の目的のために財産を維持し、資金を積み立てる積立基金と、定額の資金を運用するために設置する定額運用基金に大きく分けられるそうです。
 そのうち積立基金は、年度間の財源調整に活用が見込まれる財政調整基金などと、特定の目的のために資金を積み立て、条例で定めた使途に限って取り崩すことができる特定目的基金に区分されます。
 つまり、今回廃止される二つの基金は特定目的基金に当たり、都政における重要なテーマである芸術文化振興と障害者スポーツ振興という明確な目的を持って設置されていました。
 そこで、順次、お尋ねします。
 まず、芸術文化振興基金についてです。
 この基金の設置目的は、芸術文化の振興及び国内外への文化の魅力の発信に寄与し、東京二〇二〇大会の文化プログラムの具体化を着実に図るために設置したものと聞いています。
 平成二十七年度に百億円を積み立ててから各年度の事業に充当してきましたが、具体的な使い道について伺います。

○蜂谷文化振興部長 東京二〇二〇大会の文化プログラム、例えば主催事業としては、企画公募による大規模事業のスペシャル13や、全国各地との交流事業の東京キャラバン、多様な人々と出会い、表現を生み出すTURNのほか、国内外の団体や企業等への支援であるTokyo Tokyo FESTIVAL助成などの事業に充当いたしました。

○伊藤(し)委員 東京二〇二〇大会の文化プログラムや全国各地との交流事業などに充当してきたとのことですが、それでは、そのような事業を実施した結果、どのような成果を上げてきたのかについても伺います。

○蜂谷文化振興部長 当該基金の活用によりまして、斬新で独創的なプログラムや、誰でも身近に芸術文化に触れ、気軽に参加できるプログラムなど多彩な事業を展開し、東京の芸術文化の魅力を国内外に発信することができました。

○伊藤(し)委員 基金の活用により、東京の芸術文化の魅力を国内外に発信できたということは意義があったと思います。
 次に、障害者スポーツ振興基金についても伺います。
 我が会派は、東京二〇二〇大会の開催決定以降、障害者スポーツが都民の日常に溶け込んだ東京を実現することこそ大会のレガシーであると強く訴えてまいりました。そして、障害者スポーツを飛躍的に振興させる施策を効果的に展開していくためには、安定的な財政基盤が欠かせないことも主張してまいりました。
 これに対し、都は、障害者のスポーツの理解促進や、その基盤づくりなどの課題解決に向けた施策を集中的、重点的に推進していくための安定的な財政基盤として、平成二十八年度にこの基金を創設しました。
 すなわち、この基金の設置目的は、誰もがスポーツに親しむことができる都市の実現に向け、障害者スポーツの振興に資する施策の推進に要する資金に充てるため設置したものであります。
 さて、令和二年度末残高で四十二億円、三年度末残高で四十二億円、四年度末残高で十五億円の予定となっていますが、こちらの基金の具体的な使い道についても伺います。

○齊藤パラスポーツ担当部長 基金が充当された事業としては、パラスポーツを応援するプロジェクト、チームビヨンド、特別支援学校活用促進事業、国際大会を目指す選手の発掘、育成事業など、普及啓発や場の確保、競技力向上等の施策でございます。
 令和四年度については、東京二〇二〇パラリンピックの周年記念事業にも充当される予定であります。

○伊藤(し)委員 パラ競技の認知度を高めることや、パラアスリートを支援する事業の財源として使われたことを確認しました。
 まさに大会に向けて重点的に取り組むべき事業や、東京二〇二〇大会のレガシーであるパラスポーツの盛り上がりを将来に引き継ぐための事業に充当されているとのことでした。
 それでは、基金の活用により、これまでどのような成果を上げてきたのかも伺います。

○齊藤パラスポーツ担当部長 パラスポーツの体験や観戦を通じた魅力発信等により、パラリンピック競技の認知度向上を図ることができました。
 また、特別支援学校活用促進事業における実施対象校の拡大などにより、障害のある方が身近な地域においてスポーツに親しめる場の増加につながりました。
 国際大会で活躍できる選手を発掘、育成する事業等により、東京二〇二〇パラリンピック競技大会での東京ゆかりの選手の活躍につながりました。

○伊藤(し)委員 この基金を活用してご答弁にあったような事業をしたことが、東京二〇二〇大会でのパラアスリートの活躍、そして都民の感動につながったのだと思います。
 さて、冒頭申し上げましたが、自治体における基金の設置、特に特定目的基金については、その名のとおり、特定の政策目的実現のための安定的な財源の確保でありますが、その目的を端的に表す基金の名称により、自治体の意思も示していると私は思っています。
 よって、東京二〇二〇大会が終わっても、芸術文化の振興と障害者スポーツの振興はさらに力を入れるべきであり、廃止、統合という選択肢でなくてもよかったのではとさえ思っています。
 今回、この二つの基金が廃止されて、東京二〇二〇大会レガシー基金に統合され、新設されますが、この新しい基金の目的は、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて進めてきた多面的な取組を都市のレガシーとして発展させ、都民の豊かな生活につなげていくためとあります。
 今後も、この新しい基金を活用しながら、文化振興や障害者スポーツ振興をしっかりと進めていくべきと考えますが、見解を伺います。

○久故総務部長 都はこれまで、芸術文化振興基金や障害者スポーツ振興基金も活用しながら、芸術文化やパラスポーツの振興に取り組んでまいりました。
 東京二〇二〇大会レガシー基金は、令和五年度予算案におきましても、芸術文化やパラスポーツの振興にも充当されることとなっております。
 今後も、東京二〇二〇大会のレガシーを発展させ、東京文化戦略二〇三〇を実現するための取組を推進してまいりますとともに、パラスポーツ振興につきましても、スポーツを通じた共生社会の実現を目指し、障害の有無にかかわらず、パラスポーツを楽しみ、観戦し、交流するための取組を推進してまいります。

○伊藤(し)委員 今定例会には、二つの基金を実質的に引き継ぐものとして東京二〇二〇大会レガシー基金の創設が提案されています。
 新しい基金もしっかり活用して、重層的、多面的な文化振興や障害者スポーツを振興する事業をさらに積極的に展開することを求めて、質問を終わります。

○とや委員 共産党のとや英津子です。よろしくお願いします。
 私からも、今議会に提案されております二〇二〇大会レガシー基金創設に伴って、他局も含めて幾つかの基金が廃止、統合されるということなので、今回は、文教委員会所管の芸術文化振興基金、障害者スポーツ振興基金の二つの条例、基金について伺っていきたいと思います。
 今、質疑があったように、この二つの基金は特定目的基金であります。条例に書いてあるように、例えば芸術文化振興基金は、二〇一五年に創設されて、当初、百億円でスタートしているわけですが、芸術文化の振興及び国内外への日本文化の魅力の発信に寄与することを目的とする事業に要する資金に充てるためということでありました。
 スペシャル13だとか、Tokyo Tokyo FESTIVAL助成、東京二〇二〇大会に向けた多彩な文化プログラム等の実施に活用されたというふうな質疑がございました。
 私、このお話を聞いていまして思ったのですが、スタートは二〇二〇大会を開催することがきっかけではありますけれども、この基金条例は、その目的からして、二〇二〇大会以前に芸術文化の振興及び国内外への日本文化の発信ということでありますから、二〇二〇大会があるかないかは別として、やっぱり芸術文化の振興に寄与するための基金という理解でよろしいでしょうか。

○蜂谷文化振興部長 芸術文化振興基金条例の目的につきましては、芸術文化の振興及び国内外への日本文化の魅力の発信に寄与することを目的とする事業に要する資金に充てるためとしております。

○とや委員 つまり、二〇二〇大会があるから、それだけに使うものではなくて、東京における芸術文化の振興に使うための特定目的基金だという理解をさせていただきましたし、今のご答弁で分かりました。
 障害者スポーツ基金についても、二〇一六年に創設されて、二百億円からのスタートだったわけですが、これも同じようなことがいえるんだと思いますね。誰もがスポーツに親しむことができる都市の実現に向け、障害者スポーツの振興に資する施策の推進に要する資金に充てるというふうにあります。
 この基金は、オリ・パラ大会向けの基金だけしか使えないわけではありませんよね。障害者スポーツの振興に資するための基金という理解でよろしいですか。

○齊藤パラスポーツ担当部長 障害者スポーツ振興基金条例の目的につきましては、誰もがスポーツに親しむことができる都市の実現に向け、障害者スポーツの振興に資する施策の推進に要する資金に充てるためとしてございます。

○とや委員 実際、特別支援学校の活用促進事業などにも活用されているし、やっぱり障害者スポーツ振興ということで、誰もがスポーツ、障害者スポーツ、パラスポーツに楽しめるようにということで創設されたんだと思います。
 この障害者スポーツの振興基金については、私たちも、障害者団体の方々と一緒に様々な要求を持って東京都と交渉させていただいたこともあります。やっぱりそういった細かな、様々な障害をお持ちの方々が身近に親しみやすい施設を活用して、基金を活用しながら振興に努めていく、そういったところに活用していっていただきたいなと思っています。
 それが、今回、五つの基金を統合することになり、二つの基金が廃止されるという提案だと思います。
 今回は二〇二〇大会のレガシー基金ということですが、では、改めてお聞きしたいのですが、二〇二〇大会のレガシーとはどのようなものをいうのか、お答えいただけますか。

○吉原企画担当部長 東京二〇二〇大会のレガシーとして、芸術文化においては、人々の楽しみ方が多様化したことや、アーティストの創作意欲、経験値の向上につながったことなどが挙げられます。
 パラスポーツにおいては、障害の有無にかかわらず、パラスポーツを楽しみ、観戦し、交流するための取組が進んだことなどが挙げられます。

○とや委員 今おっしゃったレガシーというのは、アーティストの創作意欲、経験値、パラスポーツにおいては、障害の有無にかかわらず、パラスポーツを楽しみ、観戦し、交流するための取組が進んだというご答弁でした。
 振り返ってみますと、二〇二〇大会を予定していた二〇二〇年はコロナで延期になって、二〇二一年に開催したものの、基本的に無観客開催でした。このとき、東京は、感染爆発で多くの感染者と亡くなる方が出ました。
 児童生徒の大会の観戦が行われましたが、これについても、コロナ禍で危険を冒してまで行かせるのかという意見が多く都民から寄せられました。
 パラスポーツ観戦は、主に特別支援学校の生徒が観戦したわけですが、それも、学校連携は当初、最大十三万八千人が参加予定だったわけですが、この特別支援学校の生徒たちを含めて保護者や住民から、感染リスクが多く中止すべきだと声が上がって、中止を決める自治体が相次いだわけです。
 結局、都内からは二万四千人が参加という結果になったんですが、このうち私立学校は四千人弱の参加となりました。
 芸術団体は、当時、次々と公演の中止を余儀なくされました。そのような中、都は、アートにエール事業などを創設し、芸術文化団体を救ってくださったのだと思います。
 私は、二〇二〇大会のレガシーをご答弁のように捉えるのは、事実を正面から捉え、検証しているのだろうかと疑問に思います。また、この間、二〇二〇大会には逮捕者まで出しているし、談合疑惑まで今、出ています。こうした負のレガシーについて総括しないままでよいのかということも考えざるを得ません。
 そういったことを考えますと、芸術文化基金や障害者スポーツ基金を廃止し、レガシー基金とすることに大変違和感を持ちます。
 しかも、二〇二〇大会のレガシー基金に充当される事業ですが、私どもの調査では、一つ一つを見れば必要なものも多いのですが、問題のある事業も含まれています。
 そうなると、芸術文化基金や障害者スポーツ振興基金などを廃止、統合し、二〇二〇大会レガシー基金が創設されることに伴って、芸術文化振興やパラスポーツ振興が後退することはないのだろうかという懸念が出てくるわけですが、いかがでしょうか。

○久故総務部長 東京二〇二〇大会レガシー基金は、芸術文化やパラスポーツの振興にも充当されることとなっておりまして、引き続き、大会のレガシーを発展させ、芸術文化振興やパラスポーツ振興に着実に取り組んでまいります。

○とや委員 局としては、芸術文化振興やパラスポーツ振興に着実に取り組むというご答弁をいただきました。これは歓迎したいことなんですが、そうであるならなおさら、芸術文化やパラスポーツの振興は、今ある基金をそのまま残し、特定目的基金として活用することが一番振興につながるのじゃないか、役に立つのではないでしょうか。
 二〇二〇大会レガシー基金の目的には、先ほどもありましたが、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて進めてきた多面的な取組を都市のレガシーとして発展させ、都民の豊かな生活につなげていくための事業に充当するというふうにあるわけですが、この文言は非常に曖昧です。
 また、大会の総括をきちんとしないままレガシー基金といわれても、都民の納得は得られないと考えます。
 よって、二つの基金は、このまま生活文化スポーツ局として残していただいて、芸術文化、そして障害者スポーツ振興目的に引き続き活用することを求めて、質疑を終わります。

○斉藤委員 文教委員会に付託されている基金の廃止条例に関して、とりわけ障害者スポーツ振興基金条例の廃止について伺いたいと思います。
 今回、基金が廃止されることで、私は、障害者スポーツの振興に向けた取組がおろそかになるのではないか、あるいは、都民から忘れられてしまうのではないかと心配しています。
 二月二十一日の会派の本会議代表質問でも指摘しましたが、最新の都民のスポーツ活動等に関する調査結果の速報では、パラスポーツに関心のある都民の割合が、前年比マイナス九・八ポイントの四三・二%と大きく下がっています。
 そこで、この間のパラスポーツに関心のある都民の割合がどのように推移してきたのか、確認したいと思います。

○工藤事業推進担当部長 平成二十七年度からパラスポーツに関心のある都民の割合について調査を行っております。
 平成二十七年度は四四・九%、平成二十八年度は五八・〇%、平成二十九年度は五七・一%、平成三十年度は五九・二%、令和元年度は五〇・七%、令和二年度は四三・六%、令和三年度は五三・〇%、今年度は四三・二%となりました。

○斉藤委員 今のご答弁ですと、平成二十七年度の調査開始以来、最低の記録だと思いますが、極めて残念です。
 そこで、この結果をどのように分析しているのか、ご見解を伺います。

○工藤事業推進担当部長 昨年度と今年度の調査結果では、テレビやインターネットなどでパラスポーツに触れた方の関心が高い傾向にあると出ております。
 昨年度に比べ関心が下がっている理由は、東京二〇二〇パラリンピック競技大会の閉会による露出機会の減少が影響していると考えております。
 このような結果を踏まえまして、より多くの都民がパラスポーツに触れ、理解を深めていただけるよう、引き続き取り組む必要があると考えております。

○斉藤委員 さて、障害者スポーツ振興基金は、二百億円が積み立てられて、平成二十八年に創設されましたが、この基金を充当する、しないのすみ分けはどのような考え方によるものなのか、伺います。

○齊藤パラスポーツ担当部長 障害者スポーツ振興基金は、誰もがスポーツに親しむことができる都市の実現に向け、障害者スポーツの振興に資する施策に充てられてまいりました。
 その充当事業は、財政状況等を踏まえ、総合的に判断されてきております。

○斉藤委員 基金創設後、令和四年度に充当予定の分も含めて、六年間、約百七十四億円を取り崩すことになっています。
 これまで、この基金はどういった事業に充てられてきたのか、伺います。

○齊藤パラスポーツ担当部長 障害者スポーツ振興基金は、観戦促進事業や選手発掘事業など、障害者スポーツの振興に資する普及啓発や競技力向上等の施策に充当されております。

○斉藤委員 具体的に伺いますが、例えば令和四年度予算では、パラスポーツの振興として、歳出予算として十九億円余りを計上していましたが、基金の取崩し額は十五億円でした。
 どういった事業に充てられる予定でしょうか。

○齊藤パラスポーツ担当部長 令和四年度、障害者スポーツ振興基金は、パラスポーツを応援するプロジェクト、チームビヨンドや、東京二〇二〇パラリンピックの周年記念事業のほか、障害者スポーツ次世代ホープ発掘事業などに充当される予定であります。

○斉藤委員 一方で、令和三年度は、パラスポーツの振興として取崩し額を十六億円余り計上していましたが、基金の取崩しはなかったと思います。
 このときの財源は何であったのか、また、障害者スポーツ振興基金からの充当がなくても、支障なく事業は実施できたのか、伺います。

○齊藤パラスポーツ担当部長 財源は一般財源であり、予算計上された事業については着実に執行いたしました。

○斉藤委員 代表質問でも伺いましたが、私は、パラスポーツを一過性のものに終わらせてはならないと思います。また、二〇二五年にはデフリンピックも控えています。
 こうしたことから、景気の動向に左右されず安定した財源を確保して、障害者スポーツの振興を図っていくことは極めて重要だと思います。
 私は、より多くの都民が体験、体感することを通じて、障害者スポーツその認知度を高めるとともに、より多くの障害のある人たちがスポーツに取り組めるようにすべきだと考えますが、最後に力強い答弁をお願いして、私の質問を終わります。

○齊藤パラスポーツ担当部長 都はこれまでも、体験型イベントの開催やSNSによる情報発信等によりパラスポーツの魅力を発信し、普及啓発を図ってまいりました。
 また、特別支援学校の体育施設の活用などによる場の確保のほか、指導員など支える人材の育成、選手の発掘等の競技力向上などの取組を進めてまいりました。
 今後も、より多くの人の関心を高めるとともに、障害者がスポーツに親しみやすい環境整備、障害のある人とない人が交流できる機会の提供等に向け、様々な取組を実施してまいります。

○桐山委員 私からも、東京都障害者スポーツ振興基金条例について、まず伺っていき、その後に、芸術文化振興基金条例についても述べさせていただきたいというふうに思います。
 先ほどから、各それぞれの委員から質疑があったところです。この障害者スポーツ振興基金条例というのは、やはり特定目的基金として、これまで数多くの施策に充当されてきたという質疑もあったところです。
 東京二〇二〇大会に向けて障害者スポーツ振興を加速させるんだということ、そして大会後のレガシーを創出していくために、これらの基金を創設するんだということで、平成二十八年度にこの基金が設立をされたという背景があったかと思います。
 これまで様々な、二十八年度から令和四年度まで、数多くの充当先が述べられておりましたけれども、私としても、今回廃止をされるということで、やはり基金が廃止をされるということは、本来であれば、目的を達成したから廃止をするというような考え方をもって廃止をするんだというふうに考えているわけでありますけれども、今回はそうではないんだということで、様々な今、質疑がなされておりましたので、改めて、この基金を活用したパラスポーツ振興につきまして、これまでの充当事業、それから効果について、詳細に伺いたいと思います。

○齊藤パラスポーツ担当部長 障害者スポーツ振興基金の積立額は二百億円で、今年度末までで約百七十四億円が事業に充当される予定であります。
 充当された事業としては、パラスポーツを応援するプロジェクト、チームビヨンドや、特別支援学校活用促進事業、選手の発掘、育成事業などであります。
 こうした取組により、パラリンピック競技の認知度向上のほか、障害者のスポーツ環境の充実、東京二〇二〇大会における東京ゆかりの選手の活躍につながりました。

○桐山委員 ありがとうございます。様々な事業に充当されてきたと思います。
 私も何度か質疑をさせていただいております特別支援学校活用促進事業や選手発掘事業などにも充当されてきたというご答弁がございましたが、これはまだ道半ばで、特別支援学校の活用促進事業もまだ全校実施をされている状況ではない中で、私はまだ、こういった事業も基金を−−今回、基金の活用はなくなりますけれども、やはりスピードアップして進めていく大きな事業なのかなというふうにも思っております。
 また、事業の効果というところでは、パラリンピック競技の認知度が向上したんだとか、障害者スポーツの環境の充実ができたんだとか、今、東京ゆかりの選手の活躍につながったであるということなどのご答弁をいただいたところですけれども、こちらの方も、先ほどの委員の質疑も聞いている中で、まだまだ認知度を上げていかなければならないし、まだまだこうした身近なところで障害のある方が体を動かす場所が、区市町村の中で、身近なところで環境が整備をされていかなければ、やはりこういった認知度向上につながっていかないと思います。
 こういったことを、引き続き、ぜひ力を入れていただきたいというふうに考えております。
 そこで、今後の取組の拡充について伺いますが、障害者スポーツ振興基金の設置目的にありますように、ただいま申し上げましたが、パラスポーツの推進、オリ・パラのレガシーのためだけではないというふうに考えています。
 今後、障害者のスポーツ振興予算の増額も含めて、取組の拡充を行っていく考えがあるのか、伺いたいと思います。

○齊藤パラスポーツ担当部長 令和五年度においても、スポーツを通じた共生社会の実現を目指し、障害の有無にかかわらず、パラスポーツを楽しみ、観戦し、交流するための取組を推進してまいります。

○桐山委員 ありがとうございます。
 何度も申し上げますが、今回、基金を廃止するわけです。とや委員の方からも意見がありましたけれども、条例上では、オリンピック・パラリンピックとか、オリ・パラの目的のために設置をされたという文言がどこを見てもないわけですよね。
 ですので、本来、残すべきだというふうに私も考えてはおりますが、今回廃止ということで、それでも局が、このパラスポーツ振興のために、一般財源を投下しながら加速し、環境を整備し、これからも引き続き、予算の増額も含めて取り組んでいただきたいということを意見としては申し上げておきたいというふうに思います。
 次に、芸術文化振興基金条例についてに移りたいと思いますが、こちらの方も、同じように様々な、平成二十七年度から設置をされて令和四年度まで、百億円の原資の下で取り崩して現在に至っていたと思います。
 この基金を活用した文化プログラム等について、これまでの実績と、また効果について改めて伺います。

○蜂谷文化振興部長 芸術文化振興基金の積立額は約百億円で、今年度末までで約八十五億円を事業に充当する予定でございます。
 当該基金の活用により、スペシャル13やTokyo Tokyo FESTIVAL助成など、東京二〇二〇大会に向けた多彩な文化プログラム等を実施いたしまして、東京の文化の魅力を国内外に発信いたしました。

○桐山委員 こちらも、先ほどのスポーツと同様なんですけれども、本来であれば、基金を廃止するということは、目的を達成したときに、ある意味、廃止をするのかなというふうに考えておりますが、スポーツと文化芸術というのは、まだまだ多く、広くの市民、都民が豊かになるような芸術文化振興というものは、引き続き、予算の増額も含めて取り組んでいく課題が多くあるのかなというふうに思っております。
 今回、オリンピック・パラリンピックの中のオリンピック憲章の中でも、オリンピズムという中で、スポーツを文化と教育と融合させる、それが生き方の創造であるということが根本原則にうたわれておりまして、その中で、特に文化プログラムの位置づけということで、オリンピック開催国の義務として、これまで文化プログラムを行い、そして、それらの様々な事業に充当してきたんだというふうな認識をさせていただいております。
 こちらの方も、基金の目的が、やはり条例上の中にも、特段、オリ・パラのために設置した基金ですよということが条例の中にも書かれているわけではありませんので、私も、本来であれば、廃止をしないで残したらいいんじゃないかなというふうには考えておりますけれども、引き続き、オリ・パラだけではなく、継続して−−必要な目的基金ということで思うならば、今後の文化予算の増額を含めて、取組の拡充を行っていくというふうに考えますけれども、そちらの方の考え方についてお尋ねしたいと思います。

○蜂谷文化振興部長 令和五年度におきましては、助成事業の拡充を図るなど、東京文化戦略二〇三〇を実現するための取組を推進してまいります。

○桐山委員 ありがとうございます。
 今回、二つの、芸術文化振興基金とパラスポーツの基金を廃止して、レガシー基金として統合されるということです。レガシー基金が今後どういうふうな形で充当されるかという質疑は、ここの場ではできませんが、やはり局としての考え方として、きちっと今回−−今までは、条例上に書かれていた目的を達成するために、基金を活用しながら、問題意識を持って課題に取り組まれてきたというふうな認識を持たせていただいておりますので、やはりこのレガシー基金が、本来、残されるべきはずのものが、施策が後退をするのではなくて、さらに拡充をされ、そしてレガシー基金の中でも、大会やイベントだけで終わるだけじゃない取組を、ぜひ局としても声を上げていただき、財務と調整の上、パラスポーツの発展、それから文化芸術振興の発展のために、ぜひ活動していただきたいというふうに意見を申し上げまして、私の質疑を終わります。

○入江委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で生活文化スポーツ局関係を終わります。

○入江委員長 これより教育庁関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第七十四号議案を議題といたします。
 本案につきましては、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 異議なしと認め、契約議案に対する質疑は終了いたしました。
 お諮りいたします。
 本案は、異議のない旨、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。
     

○入江委員長 次に、第百十号議案、令和五年度東京都一般会計補正予算(第一号)中、歳出、教育庁所管分について理事者の説明を求めます。

○浜教育長 令和五年第一回東京都議会定例会に提出いたしました教育庁関係の案件につきましてご説明申し上げます。
 今回提出いたしました案件は、令和五年度教育庁所管補正予算案についてでございます。
 新型コロナウイルス感染症に係る五類に応じた医療提供体制への移行を段階的に進めるため、児童生徒向けPCR検査及び教職員等への抗原定性検査の実施について、一億九千三百万余円の経費を計上しております。
 詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○田中総務部長 それでは、私から、提出案件の詳細につきましてご説明申し上げます。
 お手元の令和五年度教育庁所管補正予算説明書をご覧ください。
 一ページをお開き願います。1、教育庁所管補正予算総括表でございます。
 表の上段、網かけをしてございます歳入予算額は六千八百万余円の増額でございます。
 また、表の中段、網かけをしてございます歳出予算の補正予算額は一億九千三百万余円の増額でございます。
 二ページをお開き願います。2、歳入予算でございます。
 内容は、高等学校費、特別支援学校費及び教育指導奨励費の補正に伴う国庫支出金の更正でございます。
 三ページをお開き願います。3、歳出予算でございます。
 事項といたしましては、都立学校及び区市町村立学校におけるPCR検査の実施、教職員への抗原定性検査の実施でございます。
 内容についてでございますが、PCR検査の実施については、児童生徒等の感染が判明した場合や、修学旅行などの宿泊を伴う教育活動、部活動の大会参加等の校外活動を実施する際に行うものでございます。
 また、教職員等への抗原定性検査につきましては、福祉保健局の集中的検査事業の実施対象に含まれない、公立中学校、中等教育学校、都立高等学校及び幼稚部、小学部を置かない特別支援学校において実施するものでございます。
 以上、簡単ではございますが、説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○入江委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
     

○入江委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第百三号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出、教育庁所管分を議題といたします。
 本案につきましては、既に説明を聴取しておりますので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○アオヤギ委員 共産党のアオヤギです。
 第百三号議案、令和四年度一般会計補正予算(第七号)の中で、施設整備費の六十四億円の減額補正がされています。これは、墨田第二特別支援学校の用地費用であるとのことです。
 この用地は、都有地ではありますが、都市整備局の都市開発資金会計の中に入っている用地のため、特別支援学校にするためには一般会計にしなければならなかったということで、今年度予算が計上されていたわけですが、減額補正となりました。
 そこでお伺いしますが、墨田第二特別支援学校の実施設計や開設時期が遅れてしまうことがないのか、影響について確認します。

○落合特別支援教育推進担当部長 墨田地区第二特別支援学校(仮称)の用地について、現在、同用地を所管している都市開発資金会計から一般会計への所管替えの時期を、令和四年度から令和六年度に変更したことによる減額補正でございます。
 同校設置に係る実施設計等は、東京都特別支援教育推進計画(第二期)第二次実施計画のとおり進んでおり、開校時期への影響はございません。

○アオヤギ委員 実施計画も、都市整備の特別会計の中にこの用地があってもやっていけるということですので、遅れることなく、計画どおりやっていることを確認しました。
 特に、二十三区内の特別支援学校については、依然として間仕切り教室や転用教室など多数存在する学校があり、墨田特別支援学校もそうであるということで、一刻も早く解消するために、地元の皆さんにも特別支援学校の現状を伝え、理解を得ながら計画を進めていただきたいと要望します。
 最後に、教育庁所管分の補正予算については、教職員給与費の減額補正についても、現場の教員が退職になったり、教員不足の影響もあると考えられますので、教員不足を解消するため、確実に正規教員を確保していくことを要望いたし、教育庁所管分の補正予算には賛成といたします。

○入江委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○入江委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で教育庁関係を終わります。

○入江委員長 これより付託議案の審査を行います。
 第四十二号議案、第四十三号議案及び第百三号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出、文教委員会所管分を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第四十二号議案、第四十三号議案及び第百三号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出、文教委員会所管分を一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○入江委員長 起立多数と認めます。よって、第四十二号議案、第四十三号議案及び第百三号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出、文教委員会所管分は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後二時四十五分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る