文教委員会速記録第十二号

令和三年十月十一日(月曜日)
第三委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長白戸 太朗君
副委員長斉藤やすひろ君
副委員長ほっち易隆君
理事内山 真吾君
理事風間ゆたか君
理事とや英津子君
もり  愛君
竹平ちはる君
土屋 みわ君
龍円あいり君
斉藤 りえ君
アオヤギ有希子君
清水 孝治君
谷村 孝彦君

欠席委員 なし

出席説明員
生活文化局局長野間 達也君
総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長
新型コロナウイルスワクチン接種連絡調整担当部長兼務
古屋 留美君
オリンピック・パラリンピック準備局局長中村 倫治君
次長理事兼務延與  桂君
次長総務部長事務取扱小池  潔君
教育庁教育長藤田 裕司君
次長松川 桂子君
総務部長安部 典子君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百五十八号議案 令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中、歳出 文教委員会所管分
・第百六十三号議案 東京都情報公開条例の一部を改正する条例
・第百六十四号議案 東京都個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
・第百六十五号議案 東京都特定個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
・第百六十六号議案 東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○白戸委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書中、意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

   私学振興に関する意見書(案)
 東京の私立学校は、それぞれ独自の建学の精神や教育理念に基づき、新しい時代に対応する個性的で特色ある教育を積極的に展開しており、東京都ひいては我が国における公教育の進展に寄与している。
 現在、都内の学校に在学する園児・児童・生徒のうち、私立学校に在学・在園する割合は、高等学校で約六割、幼稚園では約九割を占めており、私立学校が東京の公教育に果たす役割は極めて大きい。
 少子高齢化が進行する中で、今後とも持続可能な社会を継続していくためには、将来を担う子供たちの教育の充実がますます重要となっており、公立・私立あいまっての教育体制を維持し、各学校が新たな時代に対応した教育を実践していくことが必要である。
 そのためには、私立学校振興助成法第一条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが求められている。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、令和四年度予算編成に当たり、私学教育の重要性に鑑み、教育基本法第八条に規定される「私立学校教育の振興」を名実共に確立するため、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持するとともに、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 私立高等学校等の経常費助成等に対する補助を拡充すること。
二 私立高等学校等におけるICT教育設備の整備等に対する補助制度を拡充すること。
三 私立高等学校等における耐震化、省エネルギー設備の導入、換気・冷房設備の整備など、施設・設備に対する補助制度を拡充すること。
四 より一層の保護者負担の軽減を図るため、私立高等学校等就学支援金制度等を拡充改善するとともに、都道府県の行う補助に対する国の支援を拡充すること。
五 都道府県の行う私立高等学校等奨学金事業に対する国の支援を拡充すること。
六 私立専修学校については、専門課程及び高等課程に対する新たな助成制度を設けること。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  令和三年十月 日
東京都議会議長 三宅しげき
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣 宛て

○白戸委員長 本件は、議長宛ての提出の手続を取りたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○白戸委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中、歳出、文教委員会所管分及び第百六十三号議案から第百六十六号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 初めに、第百六十四号議案及び第百六十五号議案を一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○白戸委員長 起立多数と認めます。よって、第百六十四号議案及び第百六十五号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中、歳出、文教委員会所管分、第百六十三号議案及び第百六十六号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○白戸委員長 異議なしと認めます。よって、第百五十八号議案、令和三年度東京都一般会計補正予算(第十五号)中、歳出、文教委員会所管分、第百六十三号議案及び第百六十六号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○白戸委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○白戸委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○白戸委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。

○白戸委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、藤田教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○藤田教育長 所管三局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 ただいま本定例会でご提案申し上げておりました議案につきましてご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 白戸委員長をはじめ委員の皆様方におかれましては、私ども三局の事務事業につきまして、様々な視点から調査、ご審議を賜りまして、厚くお礼を申し上げます。
 調査、審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえ、今後の事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
 以上、簡単ではございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○白戸委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時五分散会

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