文教委員会速記録第十二号

令和元年九月十三日(金曜日)
第三委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長とや英津子君
副委員長菅野 弘一君
副委員長田の上いくこ君
理事星見てい子君
理事谷村 孝彦君
龍円あいり君
福島りえこ君
鳥居こうすけ君
高倉 良生君
西郷あゆ美君
古賀 俊昭君
米倉 春奈君
のがみ純子君

欠席委員 一名

出席説明員
生活文化局局長浜 佳葉子君
次長武市 玲子君
総務部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務根本 浩志君
オリンピック・パラリンピック準備局局長潮田  勉君
次長理事兼務延與  桂君
次長総務部長事務取扱中村 倫治君
教育庁教育長藤田 裕司君
次長西海 哲洋君
総務部長安部 典子君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百四十八号議案 東京都情報公開条例の一部を改正する条例
・第百四十九号議案 東京都特定個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
・第百五十号議案  特定非営利活動促進法施行条例の一部を改正する条例
・第百五十一号議案 東京都教育委員会の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例
・第百五十二号議案 学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
・第百五十三号議案 都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例及び都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例
・第百五十四号議案 東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○とや委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書中一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

   私学振興に関する意見書(案)
 東京の私立学校は、それぞれ独自の建学の精神や教育理念に基づき、新しい時代に対応する個性的で特色ある教育を積極的に展開しており、東京都ひいては我が国における公教育の進展に寄与している。
 現在、都内の学校に在学する園児・児童・生徒のうち、私立学校に在学・在園する割合は、高等学校で約六割、幼稚園では約九割を占めており、私立学校が東京の公教育に果たす役割は極めて大きい。
 持続可能な社会を実現するためには、将来を担う子供たちの教育の充実がますます重要となっており、公立・私立あいまっての教育体制を維持し、各学校が新たな時代に対応した教育を実践していくことが必要である。
 そのためには、私立学校振興助成法第一条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが求められている。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、令和二年度予算編成に当たり、私学教育の重要性を認識し、教育基本法第八条に規定される「私立学校教育の振興」を名実共に確立するため、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持するとともに、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 私立高等学校等の経常費助成等に対する補助を拡充すること。
二 私立高等学校等におけるICT教育設備の整備に対する補助制度を拡充すること。
三 私立高等学校等における耐震化、省エネルギー設備導入など、施設・設備に対する補助制度を拡充すること。
四 より一層の保護者負担の軽減を図るため、私立高等学校等就学支援金制度を拡充改善するとともに、都道府県の行う補助に対する国の支援を拡充すること。
五 都道府県の行う私立高等学校等奨学金事業に対する国の支援を拡充すること。
六 私立専修学校については、専門課程及び高等課程に対する新たな助成制度を設けること。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  令和元年九月 日
東京都議会議長 尾崎 大介
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣 宛て

○とや委員長 本件は、議長宛て提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○とや委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百四十八号議案から第百五十四号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 初めに、第百四十九号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○とや委員長 起立多数と認めます。よって、第百四十九号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百四十八号議案及び第百五十号議案から第百五十四号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○とや委員長 異議なしと認めます。よって、第百四十八号議案及び第百五十号議案から第百五十四号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○とや委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日までに決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○とや委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○とや委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、藤田教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○藤田教育長 所管三局を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。
 ただいま本定例会でご提案申し上げておりました議案につきましてご決定を賜りまして、まことにありがとうございます。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえ、これからの事務事業に万全を期してまいりたいと存じます。
 委員長を初め委員の皆様方には、児童生徒の学力、体力向上の推進、都立高校改革の推進、学校施設環境の整備、また、私立学校への助成事業の拡充、芸術文化の振興、消費生活行政の推進、さらに、スポーツの振興、ラグビーワールドカップ二〇一九、東京二〇二〇オリンピック・パラリンピック競技大会の開催準備など、私どもが所管しております事務事業に関しまして、さまざまな視点から熱心にご審議をいただきましたことに心から感謝を申し上げる次第でございます。
 委員の皆様方には、今後とも、ご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
 簡単ではございますが、御礼の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

○とや委員長 この際、私からも一言ご挨拶を申し上げたいと思います。
 この一年間、皆様には、教育庁、生活文化局、オリンピック・パラリンピック準備局の議案、事務事業、そして、都民からの請願陳情などについて活発にご議論をいただきました。
 文教委員会は、今、教育長がおっしゃったように、教育分野、文化、そして、オリンピック・パラリンピックの準備など、都政の大変大事な課題を議論する場でございました。私自身も大変学ばせていただきました。心からお礼申し上げます。
 運営に当たりましては、田の上いくこ副委員長、菅野弘一副委員長を初め、理事の皆様、そして委員の皆様方のご協力に心から感謝を申し上げます。
 また、理事者の皆様におかれましては、当委員会の審議に当たり、資料の提出等、大変なご協力をいただきましたことに厚くお礼を申し上げます。
 当委員会で議論されました委員の皆様の貴重なご意見については、都民の立場に立って、今後の事業に生かされるよう願っております。
 最後になりましたが、松本書記を初め、議会局の皆様にお支えいただき、円滑に委員会を運営することができました。心からお礼を申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、委員長の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

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