文教委員会速記録第七号

平成二十七年六月三日(水曜日)
第三委員会室
午後一時一分開議
出席委員 十三名
委員長小竹ひろ子君
副委員長里吉 ゆみ君
副委員長山崎 一輝君
理事小林 健二君
理事島崎 義司君
理事鈴木 錦治君
宮瀬 英治君
小松 久子君
伊藤こういち君
ほっち易隆君
小山くにひこ君
今村 るか君
古賀 俊昭君

欠席委員 なし

出席説明員
教育庁教育長中井 敬三君
次長松山 英幸君
教育監金子 一彦君
総務部長堤  雅史君
都立学校教育部長早川 剛生君
地域教育支援部長前田  哲君
指導部長伊東  哲君
人事部長加藤 裕之君
福利厚生部長高畑 崇久君
教育政策担当部長安部 典子君
教育改革推進担当部長出張 吉訓君
特別支援教育推進担当部長松川 桂子君
指導推進担当部長鯨岡 廣隆君
人事企画担当部長粉川 貴司君

本日の会議に付した事件
教育庁関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・地方自治法第百七十九条第一項の規定に基づき専決処分した再雇用職員又は日勤講師としての採用選考において不合格とされたこと又は採用決定を取り消されたことが違法であること等を理由とする損害賠償請求事件の控訴提起に関する報告及び承認について

○小竹委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、委員の議員辞職について申し上げます。
 去る四月七日付をもって、地方自治法第百二十六条ただし書きの規定により、村上英子議員の辞職を許可した旨、議長から通知がありましたので、ご報告いたします。
 なお、議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしますので、ご了承願います。

○小竹委員長 次に、本委員会の担当書記に交代がありましたので、ご紹介いたします。
 議事課の担当書記の廣田淳さんです。
 議案法制課担当書記の小山欽也さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○小竹委員長 次に、会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。

○小竹委員長 次に、先般の人事異動に伴い、生活文化局及びオリンピック・パラリンピック準備局の幹部職員に交代がありましたので、順次ご紹介いたします。
 初めに、生活文化局の幹部職員に交代がありましたので、局長から紹介があります。

○小林生活文化局長 四月一日付人事異動で生活文化局幹部職員に異動がございましたので、ご紹介させていただきます。
 特命担当部長の堀越弥栄子でございます。引き続きまして、同じくさきの人事異動に伴い、当委員会との連絡員に交代がありましたので、ご紹介させていただきます。総務課長の高際みゆきでございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○小竹委員長 次に、オリンピック・パラリンピック準備局の幹部職員に交代がありましたので、局長から紹介があります。
 なお、岡崎次長は、公務のため、本日の委員会に出席できない旨の申し出がありました。ご了承願います。

○中嶋オリンピック・パラリンピック準備局長 四月一日付の組織改正及び人事異動により変更のありましたオリンピック・パラリンピック準備局の幹部職員をご紹介申し上げます。
 大会準備調整担当理事の小山哲司でございます。調整担当部長の雲田孝司でございます。自治体調整担当部長の井上卓でございます。運営担当部長の児玉英一郎でございます。パラリンピック担当部長の萱場明子でございます。なお、萱場部長は、障害者スポーツ担当部長を兼ねてございます。次に、施設輸送担当部長の花井徹夫でございます。施設調整担当部長の小室明子でございます。選手村担当部長の安部文洋でございます。国際大会準備担当部長の土屋太郎でございます。最後に、本委員会との連絡を担当いたします総務課長の中嶋初史でございます。
 以上でございます。よろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○小竹委員長 紹介は終わりました。

○小竹委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、教育庁関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取を行います。
 なお、提出予定案件については、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより教育庁関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、教育長及び幹部職員に交代がありましたので、挨拶並びに紹介があります。

○中井教育長 平成二十七年第一回都議会定例会におきまして、教育長の任命にご同意をいただき、四月一日付で拝命をいたしました中井敬三でございます。
 教育の分野にはさまざまな課題がございますが、子供たちの状況に応じた施策を的確に実施し、我が国、そして東京の将来を担う人材をしっかりと育成できるよう全力で取り組んでまいる所存でございます。
 文教委員の皆様方のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
 引き続き、さきの人事異動で教育庁幹部職員に交代がございましたので、ご紹介させていただきます。
 教育監の金子一彦でございます。教育政策担当部長の安部典子でございます。指導部長の伊東哲でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○小竹委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○小竹委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について理事者の説明を求めます。

○中井教育長 平成二十七年第二回東京都議会定例会に提出を予定しております教育庁所管の案件につきましてご説明申し上げます。
 ご審議をいただきます教育庁関係の案件は、専決処分の報告、承認案一件でございます。
 詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○堤総務部長 私から、お手元に配布してございます専決処分した事件の概要に基づき、ご説明を申し上げます。
 表紙をおめくりいただき、一ページをお開き願います。
 訴訟の概要でございますが、本件は、平成十八年度から平成二十年度における再雇用職員または日勤講師の採用選考において、不合格または採用決定を取り消された都立高等学校の元教諭二十二名が、職務命令違反による懲戒処分があったことのみを理由に、東京都教育委員会が再雇用職員等の採用選考について不合格とし、または採用決定を取り消したことは違法であると主張して、合計で二億七千万円余の賠償を請求して提起した訴訟でございます。
 次に、この訴訟の争点でございますが、本件、採用不合格等は、都教育委員会の採用選考における裁量権の逸脱、濫用となる違法な行為であるかという点でございます。
 次に、判決の概要でございますが、平成二十七年五月二十五日、東京地方裁判所は、都教育委員会の判断が客観的合理性及び社会的相当性を欠くものであり、裁量権の逸脱、濫用に当たるとして、都の賠償責任を認め、原告らに対し、合計五千三百万円余の支払いを命ずる判決をいい渡しました。
 次に、控訴提起の理由でございますが、都教育委員会といたしましては、原告らが校長の職務命令に違反したことは影響力の大きい非違行為であり、都教育委員会に裁量権の逸脱、濫用はなく、原告らが抱く採用への期待が法的保護を受ける権利であるとは解されないと考えておりますことから、都敗訴部分について、その取り消しの判決を求めて控訴を提起するものでございます。
 最後に、専決処分の理由でございますが、控訴期間につきましては、判決書の送達を受けた日より二週間以内と定められているため、議会を招集する時間的余裕がなかったことから専決処分を行ったものでございます。
 なお、二ページ以降に議案の内容を記載してございますので、ご参照いただければと存じます。
 以上、簡単ではございますが、専決処分の報告、承認案についてのご説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○小竹委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○里吉委員 それでは、君が代斉唱時に不起立であったなどの国旗・国歌にかかわる問題を理由に再雇用試験が不合格となったり、合格が取り消されたりした教職員の人数をお願いいたします。過去十五年間、年度別によろしくお願いします。
 以上です。

○小竹委員長 ほかにございませんか。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○小竹委員長 ただいま里吉副委員長から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小竹委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で教育庁関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十三分散会

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