文教委員会速記録第十二号

平成二十六年九月三十日(火曜日)
第三委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長小竹ひろ子君
副委員長小松 久子君
副委員長きたしろ勝彦君
理事川松真一朗君
理事大松あきら君
理事大場やすのぶ君
やながせ裕文君
里吉 ゆみ君
あさの克彦君
新井ともはる君
上野 和彦君
松田やすまさ君
神野 次郎君
古賀 俊昭君

欠席委員 なし

出席説明員
生活文化局局長小林  清君
総務部長桃原慎一郎君
オリンピック・パラリンピック準備局局長中嶋 正宏君
次長理事兼務岡崎 義隆君
総務部長鈴木  勝君
教育庁教育長比留間英人君
次長松山 英幸君
総務部長堤  雅史君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百五十五号議案 東京都消費生活条例の一部を改正する条例
・第百五十六号議案 東京都私立学校教育助成条例の一部を改正する条例
・第百五十七号議案 東京都立学校設置条例の一部を改正する条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○小竹委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書中、意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

   私学振興に関する意見書(案)
 東京の私立学校は、それぞれ独自の建学の精神や教育理念に基づき、新しい時代に対応する個性的で特色ある教育を積極的に展開しており、東京都ひいては我が国における公教育の進展に寄与している。
 現在、都内の学校に在学する園児・児童・生徒のうち、私立学校に在学・在園する割合は、高等学校で約六割、幼稚園では約九割を占めており、私立学校が東京の公教育に果たす役割は極めて大きい。
 しかし、少子化の影響等により、私立学校の経営は厳しさを増しており、重大な局面を迎えている。
 公教育の将来を考えるとき、公立・私立あいまっての教育体制が維持されてこそ、健全な発展が可能となり、個性化、多様化という時代の要請にも応え得るものである。
 そのためには、私立学校振興助成法第一条に規定するとおり、教育条件の維持向上と保護者の経済的負担の軽減を図るとともに、私立高等学校等の経営の健全性を高めていくことが求められている。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、平成二十七年度予算編成に当たり、私学教育の重要性を認識し、教育基本法第八条に規定される「私立学校教育の振興」を名実共に確立するため、現行の私学助成に係る国庫補助制度を堅持するとともに、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 私立高等学校等の経常費助成等に対する補助を拡充すること。
二 私立高等学校等における耐震化、省エネルギー設備導入など、施設・設備に対する補助制度を拡充すること。
三 より一層の保護者負担の軽減を図るため、私立高等学校等就学支援金制度を拡充改善するとともに、都道府県の行う補助に対する国の支援を拡充すること。
四 都道府県の行う私立高等学校等奨学金事業に対する国の支援を拡充すること。
五 私立専修学校については、専門課程及び高等課程に対する新たな助成制度を設けること。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成二十六年十月 日
東京都議会議長 吉野 利明
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
文部科学大臣
宛て

○小竹委員長 本件は、議長宛て提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書については、いずれも調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○小竹委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百五十五号議案から第百五十七号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百五十五号議案から第百五十七号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小竹委員長 異議なしと認めます。よって、第百五十五号議案から第百五十七号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○小竹委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小竹委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小竹委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、比留間教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○比留間教育長 所管三局を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。
 本定例会でご提案申し上げておりました議案等につきまして、当委員会及び厚生委員会との連合審査会におきまして、さまざまな視点からご審議をいただきまして、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等につきましては、今後の事務事業の執行に当たりまして十分反映し、万全を期してまいる所存でございます。
 今後とも、ご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

○小竹委員長 発言は終わりました。
 この際、私からもご挨拶をさせていただきます。
 皆様には、この一年間、教育庁、生活文化局、そしてオリンピック・パラリンピック準備局のさまざまな議題や都民からの請願陳情につきまして、活発にご議論いただきまして本当にありがとうございました。
 きたしろ副委員長、小松副委員長を初め理事の皆様方、そして委員の皆様方のご協力に心から感謝申し上げます。
 また、理事者の皆様におかれましては、当委員会の審議について、資料の提出等、さまざまなご協力をいただきましたことを厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
 最後になりましたが、小林書記さんを初め議会局の皆様には、支えていただきまして、円満な委員会運営をすることができました。心からお礼を申し上げます。
 当委員会で議論されました貴重な皆様のご意見については、今後の事業に生かされることを願って、甚だ簡単ですが、委員長の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時五分散会

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