文教委員会速記録第二十号

平成二十二年十二月十三日(月曜日)
第三委員会室
   午後一時一分開議
 出席委員 十三名
委員長原田  大君
副委員長星 ひろ子君
理事新井ともはる君
理事中山 信行君
理事笹本ひさし君
吉住 健一君
桜井 浩之君
西沢けいた君
畔上三和子君
神野 吉弘君
岡田眞理子君
野上 純子君
古賀 俊昭君

 欠席委員 一名

 出席説明員
生活文化局局長並木 一夫君
総務部長遠藤 雅彦君
スポーツ振興局局長笠井 謙一君
次長総務部長事務取扱細井  優君
教育庁教育長大原 正行君
次長松田 芳和君
総務部長庄司 貞夫君

本日の会議に付した事件
 意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百九十三号議案 東京体育館の指定管理者の指定について
・第百九十四号議案 東京武道館の指定管理者の指定について
・第百九十五号議案 東京辰巳国際水泳場の指定管理者の指定について
・第百九十六号議案 東京都立埋蔵文化財調査センターの指定管理者の指定について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○原田委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書一件につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○原田委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百九十三号議案から第百九十六号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○畔上委員 議案第百九十三号、同第百九十四号、同第百九十五号について一言申し上げます。
 都立の体育施設は、社会教育、社会体育としての視点から、幅広い都民のスポーツ活動を支援し育てるものとなっているのか、利用者参加はどうか、料金的にもだれでも使用しやすいものになっているかなど、公平性、公共性、安全性が担保されていることが重要と考えます。
 しかし、実態を調べると、利用者が増加していることはよいことですが、民間事業者の参入によって教室の料金が値上がりをしている上、入会金やコーチによって値段を変えるなど、だれでもお金の心配なく利用できる社会体育施設としての機能は低下しているのではという危惧を感じざるを得ませんでした。
 また、今回の議決に当たって、職員体制や配置はどうなのか、どのようにコストを削減しているのか、自主事業をどのように実施しているのか、再委託している事業は何なのかなど、判断をする上で必要な事業計画の内容が、応募事業者の経営のノウハウという理由で示されることはありませんでした。
 こうした情報が明らかにされてこそ公平公正な判断ができるものと考えます。
 以上、この二つの理由から議案に反対をいたします。

○原田委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百九十三号議案から第百九十五号議案までを一括して採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○原田委員長 起立多数と認めます。よって、第百九十三号議案から第百九十五号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百九十六号議案を採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長 異議なしと認めます。よって、第百九十六号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○原田委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○原田委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○原田委員長 この際、所管三局を代表いたしまして、大原教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○大原教育長 所管三局を代表いたしましてごあいさつをさせていただきます。
 本定例会にご提案申し上げておりましたスポーツ振興局及び教育庁関係の東京体育館の指定管理者の指定ほか三件の事件案並びに教育庁関係の契約案、報告事項及び請願陳情につきましてご審議をいただき、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえまして、これからの事業執行に万全を期してまいりたいと存じます。今後ともどうぞよろしくご指導のほどお願い申し上げます。
 簡単でございますが、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○原田委員長 発言は終わりました。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

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