文教委員会速記録第十八号

平成二十一年十二月十四日(月曜日)
第三委員会室
   午後一時十六分開議
 出席委員 十四名
委員長大西さとる君
副委員長星 ひろ子君
副委員長村上 英子君
理事岡田眞理子君
理事谷村 孝彦君
理事馬場 裕子君
畔上三和子君
遠藤  守君
島田 幸成君
滝沢 景一君
遠藤  衛君
古賀 俊昭君
大津 浩子君
服部ゆくお君

 欠席委員 なし

 出席説明員
生活文化スポーツ局局長秋山 俊行君
総務部長小林  清君
教育庁教育長大原 正行君
次長総務部長事務取扱松田 芳和君

本日の会議に付した事件
 意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百四十七号議案 平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出 文教委員会所管分
・第百五十六号議案 東京都高等学校等生徒修学支援基金条例
・第百五十七号議案 学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
・第百五十八号議案 学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
・第百五十九号議案 都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例
・第百八十五号議案 東京都収入証紙条例を廃止する条例の施行に伴う旅券の申請受理及び交付等に係る事務委託の変更及び規約の一部の変更について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○大西委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書二件につきましては、いずれも調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○大西委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百四十七号議案、平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、文教委員会所管分、第百五十六号議案から第百五十九号議案まで及び第百八十五号議案を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○畔上委員 第百五十八号議案、学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について意見を述べさせていただきます。
 都教委は、学校教育の水準維持向上のために、すぐれた人材を確保するとして、首都圏以外から応募を呼びかけるバスツアーなど、取り組んでおられますが、片や、その大切な小中高教職員の給与を、この間、毎年削減し続けております。
 例えば小中教職員でいえば、その額はこの五年間で月平均二万五千百二十六円、率にして五・〇八%の削減に上っています。その結果、今や、小中教職員の平均給与は、一般行政職の平均給与を下回る事態となっています。
 今日の都の教育向上のために、日々努力されている教職員の専門性を維持向上させるために、賃金面でもしっかり支えていく姿勢こそ、都教委に求められているにもかかわらず、逆行しているといわざるを得ません。
 教育における教員の処遇の悪化は、教育の劣化に結びつく問題です。そうした点を考えますと、今回の条例改正については納得いくものではありませんが、労使協議で妥結ということでありますので、賛成はいたします。
 しかしながら、教職員の待遇問題は、子どもたちの教育条件に深くかかわる問題として認識していただきたいということを強く申し上げて、意見表明とさせていただきたいと思います。

○大西委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 第百四十七号議案、平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、文教委員会所管分、第百五十六号議案から第百五十九号議案まで及び第百八十五号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 異議なしと認めます。よって、第百四十七号議案、平成二十一年度東京都一般会計補正予算(第三号)中、歳出、文教委員会所管分、第百五十六号議案から第百五十九号議案まで及び第百八十五号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○大西委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○大西委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、大原教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○大原教育長 所管両局を代表いたしまして、一言ごあいさつをさせていただきます。
 本定例会にご提案申し上げておりました議案等につきましてご審議をいただき、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご要望等を踏まえまして、これからの事業執行に万全を期してまいりたいと存じます。
 簡単でございますけれども、お礼の言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

○大西委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十二分散会