文教委員会速記録第八号

平成十九年六月二十二日(金曜日)
第三委員会室
   午後一時二分開議
 出席委員 十四名
委員長たぞえ民夫君
副委員長泉谷つよし君
副委員長鈴木 一光君
理事伊藤まさき君
理事服部ゆくお君
理事石川 芳昭君
菅  東一君
大松  成君
早坂 義弘君
木内 良明君
古賀 俊昭君
初鹿 明博君
大山とも子君
中村 明彦君

 欠席委員 なし

 出席説明員
生活文化スポーツ局局長渡辺日佐夫君
次長三橋  昇君
総務部長高西 新子君
教育庁教育長中村 正彦君
次長松田 二郎君
総務部長志賀 敏和君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 付託議案の審査(決定)
・第百三十九号議案 東京都情報公開条例の一部を改正する条例
・第百四十号議案 東京都個人情報の保護に関する条例の一部を改正する条例
・第百四十一号議案 東京都学校経営支援センター設置条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○たぞえ委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

駐留軍関係離職者等臨時措置法の期限延長に関する意見書(案)
 駐留軍関係離職者等臨時措置法は、平成十五年の改正により、五年の期限延長を経て、平成二十年五月十六日をもって失効となる。
 同法は、昭和三十三年の制定以来、昭和四十八年の関東計画(関東地区の米空軍施設を横田基地に統合する計画)等による基地の統合・返還により生じた多数の離職者対策を始めとして、必要に応じた施策を講じつつ、期限延長を続けてきたところである。
 現在、在日米軍再編に伴う基地の雇用の規模縮小が見込まれており、駐留軍労働者の離職対策は、より重要性を増している。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、駐留軍関係離職者等臨時措置法の期限を延長し、日本人従業員の雇用安定確保及び離職者対策に万全に期するよう強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成十九年六月 日
東京都議会議長 川島 忠一
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
外務大臣
厚生労働大臣
防衛大臣  あて

○たぞえ委員長 本件は、議長あて提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、そのほかの意見書につきましては、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○たぞえ委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百三十九号議案から第百四十一号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対して発言の申し出がありますので、これを許します。

○大山委員 日本共産党を代表して、第百三十九号議案と百四十号議案に賛成、第百四十一号議案、東京都学校経営支援センター設置条例の一部を改正する条例に反対の立場から意見を述べます。
 百四十一号議案は、中部学校経営支援センターを本庁舎の四十一階から笹塚の就学相談室だったところに移転させるものです。私たちは、学校経営支援センターが、行政による教育への不当な支配を制度化させるものであるということと、学校事務職員の削減は、生徒へのきめ細かな対応や安全面からも危惧があるということで、その設置に反対しました。
 設置された学校経営支援センターは、学校経営の適正化の名のもとに、校長を通じて、都教委のいうとおりに異論は排除され、一校残らず従わせるという、支援という名の強制が行われていることが明らかになりました。私たちが危惧していたことが実際に行われていることであり、痛苦の反省をしたはずの、戦前の管理統制の教育が軍国主義の温床になった、教育への行政の介入を制度として行っていることにほかなりません。このような学校経営支援センターの存在は認められません。
 したがって、その移転に伴う条例、百四十一号議案は反対です。

○たぞえ委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第百四十一号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○たぞえ委員長 起立多数と認めます。よって、第百四十一号議案は原案のとおり決定いたしました。
 次に、第百三十九号議案及び第百四十号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○たぞえ委員長 異議なしと認めます。よって、第百三十九号議案及び第百四十号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○たぞえ委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○たぞえ委員長 異議なしと認め、そのように決定をいたしました。

○たぞえ委員長 この際、所管二局を代表いたしまして、中村教育長から発言を求められておりますので、これを許します。

○中村教育長 所管両局を代表いたしまして、ごあいさつを申し上げます。
 本定例会にご提案申し上げておりました議案等につきまして、ご審議をいただき、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りましたご意見、ご要望等を踏まえまして、これからの事業執行に万全を期してまいります。
 今後とも一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。

○たぞえ委員長 発言は終わりました。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る