文教委員会速記録第二十ニ号

平成十五年十二月十一日(木曜日)
第三委員会室
午後一時二分開議
 出席委員 十四名
委員長東ひろたか君
副委員長臼井  孝君
副委員長大塚 隆朗君
理事野上じゅん子君
理事山口 文江君
理事松原 忠義君
村上 英子君
福士 敬子君
山下 太郎君
石川 芳昭君
遠藤  衛君
山本賢太郎君
曽根はじめ君
樺山たかし君

 欠席委員 なし

 出席説明員
教育庁教育長横山 洋吉君
次長鮎澤 光治君
理事斎藤 尚也君
総務部長比留間英人君
学務部長山際 成一君
人事部長臼井  勇君
福利厚生部長幡本  裕君
指導部長近藤 精一君
生涯学習スポーツ部長鈴木 雅久君
教育政策担当部長石川  武君
都立高校改革推進担当部長山川信一郎君
参事齊藤 一男君
参事井出 隆安君
参事瀧川  清君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 教育庁関係
  契約議案の調査
  ・第二百三十八号議案 都立台東地区単位制高等学校(仮称)(十五)改築その他工事請負契約
  ・第二百三十九号議案 都立目黒地区中等教育学校(仮称)(十五)増築及び改修工事(その二)請負契約
  付託議案の審査(質疑)
  ・第二百二十号議案 学校職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
  ・第二百二十一号議案 学校職員の給与に関する条例の一部を改正する条例

○東委員長 ただいまから文教委員会を開会いたします。
 初めに、去る十二月二日の本会議において、本委員会委員に村上英子議員が選任されました。
 この際、新任の村上委員をご紹介いたします。

○村上委員 ご紹介いただきました私が村上英子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○東委員長 紹介は終わりました。
 なお、議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしますので、ご了承をお願いいたします。

○東委員長 次に、意見書について申し上げます。
 委員から、お手元配布のとおり意見書を提出したい旨の申し出がありました。
 お諮りいたします。
 本件については、取り扱いを理事会にご一任いただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○東委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、教育庁関係の契約議案の調査及び付託議案の審査を行います。
 契約議案について申し上げます。
 契約議案は、財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

平成十五年十二月十日
       東京都議会議長 内田  茂
文教委員長 東ひろたか殿
契約議案の調査について(依頼)
 左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
  記
1 契約議案
第二百三十八号議案 都立台東地区単位制高等学校(仮称)(十五)改築その他工事請負契約
第二百三十九号議案 都立目黒地区中等教育学校(仮称)(十五)増築及び改修工事(その二)請負契約
2 提出期限 平成十五年十二月十二日(金)

○東委員長 これより教育庁関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第二百三十八号議案及び第二百三十九号議案を一括して議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 その際要求いたしました資料は、お手元に配布してあります。
 資料について理事者の説明を求めます。

○比留間総務部長 去る十二月一日の事前説明において要求のございました資料につきまして、ご説明申し上げます。
 お手元の文教委員会資料(契約案)の一ページをお開き願いたいと思います。今回、要求のございました資料は、ごらんの一件でございます。
 内容でございますが、1、契約案件の工事における室内化学物質への具体的対応でございますが、上段の欄の契約案件工事名にございますように、対象の工事は、本定例会に提案をしております二件の契約案、都立台東地区単位制高等学校(仮称)(十五)改築その他工事及び都立目黒地区中等教育学校(仮称)(十五)増築及び改修工事(その二)でございます。
 室内化学物質への具体的対応といたしまして、三つの項目に分けてございます。第一は、使用する建材のホルムアルデヒドや揮発性有機化合物を指すVOC対策、第二は、空調設備のない居室とある居室に設置すべき換気設備、第三は、室内環境測定として、〔1〕から〔5〕まで、測定場所や測定対象物質など、測定に関する事項についてお示ししてございます。
 以上、簡単ではございますが、要求のありました資料の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○東委員長 説明は終わりました。
 ただいまの資料を含めまして、これより本案に対する質疑を行います。
 発言を願います。

○野上委員 契約案件についてお伺いしたいと思います。
 工事契約案件が請負業者の辞退届によって取り下げられる事件が続きました。前回の第三回定例会で取り下げとなった都立目黒地区中等教育学校、これは仮称でありますけれども、そして今回、取り下げとなった都立世田谷地区工業高校、これも仮称ですが、いずれも都立高校改革推進計画にかかわるものでございます。目黒地区中等教育学校では、説明会には、会場が満杯になるほどの人気を博していたということもお聞きしておりますけれども、この都立高校改革推進計画は、都立高校が抱える課題の解決を図るための重要な施策と考えております。両校とも平成十八年度開校予定となっておりますけれども、これから契約を再開されるわけです。開校への影響が心配されるわけですけれども、この影響はないのでしょうか。

○山際学務部長 開校への影響についてでございます。
 目黒地区中等教育学校につきましては、今回の第四回定例会へ再提出することになったわけでございますが、工期の短縮を図ることによりまして、前回提案時とほぼ同様の平成十八年三月末竣工を予定しておりまして、開校への影響はない、このような状況でございます。
 また、今回取り下げとなりました世田谷地区工業高等学校につきましても、開校に影響が出ないように、契約の早期締結に向けて、現在、関係局と調整を進めているところでございます。

○野上委員 今ご答弁がありましたように、工期の短縮によって、今回の案件の取り下げがあっても開校には影響することはないということでございました。ぜひ適切な進行管理をお願いしたいと思います。
 さて、工期を短縮するとなると、職人さんたちが追い立てられて仕事をするようになり、例えば塗装工事などに必要な乾燥期間がとれないなど、いわゆるシックスクールなどの問題にもつながっていくことが懸念されます。
 先日、東京都から、都立学校室内化学物質対策検討委員会報告書というのが出されました。読ませていただきまして、内容的にもまとまったすばらしい報告書だと評価しておりますけれども、ここに書いてあります成果が具体的に生かされていくことが肝要だと思います。
 例えば、この中に書いてあるんですけれども、換気を促進するために、窓あけ換気とともに業務用扇風機による強制換気を行った、それから、活性炭による吸着を行って室内化学物質の低減化にも努めた、いろいろ努力をしたけれども、しかし、このような換気対策にもかかわらず、簡易測定でも、これは世田谷泉の例でしたかね、三教室でトルエン等の濃度が基準以下にならなかったという記述がございます。
 ですから、非常に難しい問題を秘めていると思うんですけれども、今回の取り下げから、工期を短縮することで、時間をかけてゆっくりと揮発していくのを待つというものは、ちょっと余り期待できないのかなと思うんですが、化学物質によって生徒さんの健康へ影響を与えるおそれはないのか、この点についてお伺いしたいと思います。

○山際学務部長 改築工事などによりまして生徒の健康と安全に影響があってはならないものでございます。このため、工事を進めるに当たりましては、集中的に各工程を並行させて作業を進めるなど、全体の工期短縮を図ることによりまして、室内工事における必要な乾燥期間等を確保していくとともに、安全性の高い製品の使用を義務づけることや、あるいは常時換気設備の設置によりまして、室内環境の安全性を確保してまいります。さらに、竣工時には第三者による化学物質の測定を義務づけるなど、これらの措置によって室内化学物質対策について万全を期してまいります。

○野上委員 世田谷泉高等学校改修工事における室内化学物質の放散については、原因究明をずっと行ってきたということが書いてございました。結果としては、予想を超えたものであったと。全く予想外の原因が含まれていたと。床の接着剤からのトルエン等の室内化学物質の放散ではないかということで、調査をし、原因を除去したわけですね。しかし、そこを改修工事をやった後も、トルエン等の室内化学物質の濃度が基準以下にならなかった。再度原因究明を行って、天井部において--下からですか、処理剤がコンクリートを通して、トルエンが検出された部屋に影響を及ぼしていたということが書いてありました。まさにこれは本当に予想外で、化学物質に関しては何が起こるかわからないという難しさがあると思います。
 この資料にも詳しく書いてありますけれども、ぜひ都立学校の施設において化学物質の発生問題が今後起こらないように、そして生徒が安心して安全な学校生活が送れるように万全を尽くしていただきたいということを要望して、終わらせていただきます。
 以上でございます。

○曽根委員 関連しまして、私も、今回の契約案件で資料をお願いしたわけですが、シックスクール対策についてお聞きをしておきたいと思うんです。
 都立世田谷泉高校でしたでしょうか、春の段階で、その時点ではわからなかったけれども、生徒さんなどの症状があらわれて、その後測定すると、今、前の質問者の方がおっしゃったように、大変意外なところからトルエンなどが検出されたということで、これは一たん発症するとなかなか消えないというようなたちの悪い面もあって、シックスクール対策というのは、大変深刻な問題というほどではまだないかもしれませんが、しかし、生徒の健康に日常的に大きな影響を及ぼしてくる危険性があります。
 それで、前回の定例会のときに、東ひろたか議員の名前で文書質問も出させていただいて、対策もお願いしたんですけれども、今回報告書も出されました。その報告書の内容、また私たちもお願いをした、既に国の段階でオーソライズされている十三物質について、やはり全体としてきちんと検査もし、規制の対象としていく必要があるんじゃないかということを私たちはお願いしたわけですが、また、引き渡し段階で基準値を超えたものが一部にせよ発見されているのに学校をオープンしてしまうということのないようにということをお願いしたわけですが、その辺で、今回資料をいただいたもので、今までよりはここが改善をされたというところがありましたら、具体的に教えていただきたいと思います。

○山際学務部長 都立学校室内化学物質対策検討委員会報告書を踏まえまして、室内環境に影響を及ぼす工事を行う場合の主な改善点といたしまして、一点目は、塗料、接着剤などについて、環境対応型の建築材料の使用を指定すること。二点目は、全居室に常時換気設備を設置するとともに、第三者機関により全居室の室内環境測定を実施すること。三点目につきましては、測定対象物質を、文部科学省が定めたホルムアルデヒド、トルエン、キシレンの三物質に、アセトアルデヒド、エチルベンゼン、スチレンの三物質を加えまして、六物質を測定することとする、などが挙げられるところでございます。これらにつきましては、工事の際の特記仕様書に明示をしてまいります。

○曽根委員 今お話のあったことは、基本的に報告書に沿って行われているというふうに受けとめていいと思うんですが、十三物質に対して、この点では六物質ということで、お聞きしたところ、残り七つの物質については、学校の工事ではほとんど使われないということから、今外してあるということですが、今後いろんな材料が出てくる可能性もあり、また、新たな工事資材というのも開発されてくる可能性はもちろんあるわけで、そういった場合、今回の報告書で出された一つの水準を維持しながらも、この化学物質問題は日進月歩ですので、引き続き必要に応じて適宜改善をしていく必要があるというふうに思いますし、また、私たちも具体的にいろいろとお願いしていきたいと思うんですが、今後についての考え方をお聞きしたいと思うんです。

○山際学務部長 今後とも、児童生徒の健康と安全を守る観点から、測定対象物質などにつきまして、必要に応じ適宜見直しを図りまして、室内化学物質対策を適切に行ってまいります。

○山口委員 本定例議会に上程された新設の条例である、高齢者、身体障害者等が利用しやすい建築物の整備に関する条例では、ハートビル法を上回り、共同住宅や学校等についても、高齢者や身体障害者が円滑に施設利用ができるよう整備を規定するものです。このことは、だれもが安心して学ぶことができる環境整備が今後より求められることであり、その観点から質問をさせていただきます。
 今回、契約案件の改修工事に当たり、バリアフリーに対してどのような配慮がなされたものか伺います。

○山際学務部長 このたびの改築、改修工事に当たりましては、東京都福祉のまちづくり条例に基づきましてバリアフリー対策を実施してきたところでございます。今回の工事におきまして、教室まで車いすで移動できることを考慮いたしまして、玄関には自動ドアを、そして段差解消のためのスロープ、さらにエレベーターを設置するとともに、車いすのまま使用できる障害者用トイレを各階に整備していく考えでございます。

○山口委員 バリアフリー対策はされているということですが、一日の大半を過ごす学校において、設計上で考えたとはいえ、実際の学校生活を送る上では思わぬ不便が生じることもあります。以前実際にあったことですが、バリアフリーの視点で改修したにもかかわらず、体育館に生徒が車いすで入ることができず、おぶわれて入っていたが、あるとき、帰りに体育館に置き去りにされてしまったというようなことも聞いています。
 駅や公園などの改修工事に当たっては、障害者団体の人たちの協力を得て、工事前後にバリアチェックが行われています。今後は、学校の改修工事などにおきましても、車いすや松葉づえなど必要としている当事者参加により、設計時や竣工後、施設、設備チェックを行い、バリアフリー対策には万全を期していただきたいと思います。
 次に、シックスクール対策についてですが、今回の議案は、都立学校室内化学物質対策検討委員会報告書が出されて初めての案件となります。プレス資料によれば、報告書に基づく今後の主な施策として、工事等における契約の見直しを二〇〇四年度の発注工事から本格的に実施するため、二〇〇四年三月までに教育庁特記仕様書を改定するとありますが、報告書が実際に生かされるために大変重要なことととらえています。
 さて、学校工事というのは、今回のような改築や大規模な改修を伴う大きな工事だけではないと思います。休み期間を利用した短期工事や、学校で契約する小規模工事もあるはずです。担当の職員が化学物質に関する専門的な知識を持たないことも懸念されますし、報告書を読んだだけで理解できないことも予測されます。報告書がきちんと適用されるよう、都立学校に対して今後どのように周知していくのか伺います。

○山際学務部長 室内化学物質対策について、生徒の健康と安全を守る観点から、学校で契約する小規模の工事、あるいは備品の納入等においても適正な対応が必要でございます。このため、室内化学物質対策検討委員会の報告書の内容を踏まえまして、工事マニュアル等の整備を行うとともに、学校関係者を対象に説明会を開催し、室内化学物質対策の具体的な留意点や化学物質の測定方法について周知徹底を図るなど、職員の意識啓発に努めてまいります。

○山口委員 実は、この九月に練馬区において、小中学校の定期検査では、二十六校で対策済みと思われていたホルムアルデヒドの濃度基準値を超えるという事態になりました。
 今回の都の報告書は、都立学校にとどまることなく、同じ問題で苦労しています市区町村に対しても活用していただきたいと思います。件数も多い小規模工事への対応や、小中学校の工事においても適切な対応が求められます。また、児童生徒や保護者、教職員に対しても、化学物質に対する正確な知識が持てるようなきめ細やかな周知と適切な対応を要望して、質問を終わります。ありがとうございました。

○東委員長 ほかにありませんか。--それでは、ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑は、これをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東委員長 異議なしと認め、本案に対する質疑は終了いたしました。
 この際、本案に対して意見のある方は発言を願います。

○曽根委員 第二百三十八号議案についての意見を述べます。
 これは、都立忍岡高校と都立上野忍岡高校を統廃合するものです。将来に禍根を残す高校再編計画の一環であると同時に、全体として都立高校を実質二十八校減らす、その一つでもあることから、反対をいたします。
 第二百三十九号議案は、都立大学附属高校を単独改編で都立中等教育学校に移行させるための増築改修工事の請負契約です。前回定例会で一度議決した後、落札業者の倒産で再度出されたものですが、前回も指摘したとおり、我が党は中高一貫校に一律反対ではありませんが、都が計画している中高一貫校は、公立小中学校を担当する区市町村との十分な協議のないまま、リーダー養成などエリート養成の色彩を最初から打ち出したやり方は、公立学校として大きな問題を抱えているといわざるを得ません。また、都立大学附属高校としての成果や特質がどう引き継がれるのか、少なくとも都教委でもきちんと議論され検討された改編とはいえないことから、反対をいたします。
 なお、財政委員会へ送る意見として、今回、二回の定例会にわたって学校改修工事の契約案件が取り下げになったことは、工事対象校の教育活動や工事内容、期間にさまざまな問題が生じかねない事柄です。また、入札やり直しにかかる手間も考えれば、入札担当部局において、入札指名業者の選定に当たっては、今回の問題を教訓に、入札やり直しの事態を繰り返すことのないよう適切な対策をとることを要望しておきたいと思います。
 以上です。

○福士委員 二百三十八号議案について、まず申し上げます。
 本議案は、施設の契約案件ですが、高校統廃合の一環であることから、反対をいたします。
 高校統廃合については、単なる経費削減のみでとらえられているように思われます。机上の論理で統廃合が考えられているのではないかというふうに考えられます。したがって、生徒数の増減や通学経路は無視され、実態への認識がおろそかなまま推進されていることに、そしてまた、生徒がひとしく教育を受けられる権利を無視されていることに大きな疑問があるので、反対をいたします。
 二百三十九号議案については、これも施設の契約案件ですが、いずれも高校統廃合の一環、あるいはエリート教育推進校の建設であることから、反対をいたします。
 エリート教育については、生徒にひとしく一定の水準を得られる機会を与えるべき本来の公教育概念から外れていることに、また差別意識を生みかねないこと、そして競争原理を助長することに疑問がありますので、以上のことから反対をいたします。
 以上です。

○東委員長 ほかにありませんか。--発言は終わりました。
 本案につきましては、ただいまの意見を含め、委員長において取りまとめの上、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○東委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第二百二十号議案及び第二百二十一号議案を一括して議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 その際、資料要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○山口委員 第二百二十号議案についてですが、今回の条例改正は、仕事と子育て、介護の両立を支援するものとして期待するものです。ただ、実際に育児休業の取得状況、平成十四年度のものを見せていただいたんですが、男子職員が約三・六%、そして女子職員が四七・七%と、やはりどうしても、まだまだ男子職員の取得率というものが大変低い状況にあるかと思います。行政や学校が、女も男もともに子育て、介護という生活労働を担うという視点を率先して進めることは、社会への影響も大変大きいと思います。男女共同参画社会の実現に向けまして、ぜひ大いに活用して、推進していただきたいと思います。

○東委員長 ほかに発言はありませんか。--それでは、ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○東委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で教育庁関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時二十九分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る