経済・港湾委員会速記録第十一号

令和七年十月七日(火曜日)
第八委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長大山とも子君
副委員長もり  愛君
副委員長渋谷のぶゆき君
理事両角みのる君
理事慶野 信一君
理事藤田りょうこ君
いいだ健一君
さとうさおり君
おぎの 稔君
上田 令子君
山田あさみ君
三雲 崇正君
福井ゆうた君
山崎 一輝君

欠席委員 なし

出席説明員
産業労働局局長田中 慎一君
次長理事兼務関口 尚志君
理事奈良部瑞枝君
総務部長阿部 泰之君
中央卸売市場市場長猪口 太一君
次長松田 健次君
管理部長住野 英進君
スタートアップ戦略推進本部本部長吉村 恵一君
理事戦略推進部長事務取扱片山 和也君
港湾局局長田中  彰君
次長樋口 隆之君
技監村田 拓也君
総務部長戸谷 泰之君
労働委員会事務局局長久故 雅幸君

本日の会議に付した事件
付託議案の審査(決定)
・第二百三十九号議案 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター中期目標について
・第二百四十号議案 特種用途自動車(東京都八丈島空港用化学消防車)の買入れについて
・第二百五十三号議案 東京都調布飛行場内の都有地に係る建物等収去土地明渡し等の請求に関する民事訴訟の提起について
・議員提出議案第九号 東京都中小企業者賃上げ応援助成金条例
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○大山委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百三十九号議案、第二百四十号議案及び第二百五十三号議案並びに議員提出議案第九号を一括して議題といたします。
 本案につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○もり委員 ただいまご提案がありました議員提案条例、東京都中小企業者賃上げ応援助成金条例について申し上げます。
 昨日もありましたように、帝国データバンクの調査によると、二〇二五年四月から九月の倒産件数は二百十四件と過去最多を更新し、中小企業への物価高騰対策は喫緊の課題です。七か月連続で実質賃金が減少し、さきの国政選挙でも手取りを増やすと声高に叫ばれましたが、都民、国民はその実感を得られず、私の地元の大田区の中小企業の皆さんも、賃上げしたいが経営が厳しいとの声が顕著な中、中小事業者の賃上げを応援する条例の願意は理解するものです。
 一方で、予算を伴うものを条例で行うべきかと、会派で意見が調わず、今回、条例には不採択ですが、全国で九自治体で同様の提案が実行されていることもあり、都としても、既存の制度の拡充とともに、中小事業者の賃上げをさらに後押しするよう新たな支援制度の検討も求め、意見といたします。

○上田委員 第九号議員提出議案、東京都中小企業者賃上げ応援助成金条例なんですけれども、本当に中小企業支援というのは待ったなしでございますけれども、産業労働局は、ご承知のとおり、千にわたる事業があって、まだまだ活用いただいていない部分もあるかと思いまして、まずはそちらの浸透が先ではないかというふうにも考えておりまして、また、もり委員もおっしゃっていましたけれども、予算措置というようなところを、これから予算編成もございますので鑑みたところ、願意は十分分かりますけれども、まずは今ある東京都の支援でお支えをしていく、徹底していく、アウトリーチをしていくということで、今回は不採択の方に選択をさせていただきました。
 以上です。

○大山委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、議員提出議案第九号を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○大山委員長 起立少数と認めます。よって、議員提出議案第九号は否決されました。
 次に、第二百三十九号議案、第二百四十号議案及び第二百五十三号議案を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山委員長 異議なしと認めます。よって、第二百三十九号議案、第二百四十号議案及び第二百五十三号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○大山委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○大山委員長 次に、今後の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会におきまして、お手元配布の日程のとおり申合せしましたので、ご了承願います。

○大山委員長 この際、所管五局を代表いたしまして、田中産業労働局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○田中産業労働局長 本委員会所管五局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 大山委員長をはじめ委員の皆様方には、本定例会に提案いたしました議案につきまして、ご審議の上、ただいまご決定を賜り、誠にありがとうございました。
 また、報告事項を含め、ご審議の過程で賜りましたご意見やご指摘をしっかりと受け止め、今後の事務事業の執行に反映させ、万全を期してまいります。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

○大山委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時五分散会