経済・港湾委員会速記録第六号

令和六年五月二十四日(金曜日)
第八委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長古城まさお君
副委員長平けいしょう君
副委員長大松あきら君
理事中田たかし君
理事ほっち易隆君
理事白石たみお君
竹平ちはる君
星  大輔君
白戸 太朗君
入江のぶこ君
藤田りょうこ君
三宅 正彦君
宮瀬 英治君

欠席委員 なし

出席説明員
産業労働局局長田中 慎一君
次長理事兼務安部 典子君
総務部長早川 八十君
産業企画担当部長DX推進担当部長兼務池野 大介君
企画調整担当部長齋藤  順君
企画調整担当部長飯野 雄資君
企画調整担当部長下羅 智宏君
働く女性応援担当部長吉浦 宏美君
商工部長阿部 泰之君
商工施策担当部長松田 義史君
金融部長福田 哲平君
金融支援担当部長原   郁君
産業・エネルギー政策部長米澤 鉄平君
産業政策連携促進担当部長企画調整担当部長兼務山本麻里雄君
新エネルギー推進担当部長服部 勇樹君
観光部長江村 信彦君
観光振興担当部長前田 千歳君
農林水産部長榎園  弘君
安全安心・地産地消推進担当部長田代 純子君
雇用就業部長内田 知子君
事業推進担当部長新田 智哉君
中央卸売市場市場長早川 剛生君
次長松田 健次君
管理部長住野 英進君
事業部長大谷 俊也君
渉外調整担当部長DX推進担当部長兼務東山 正行君
市場政策担当部長石井 浩二君
財政調整担当部長高橋 葉夏君
環境改善担当部長中井  宏君
港湾局局長松川 桂子君
技監村田 拓也君
総務部長戸谷 泰之君
企画担当部長DX推進担当部長兼務石井  均君
調整担当部長千田  敏君
港湾経営部長野平雄一郎君
港湾振興担当部長三浦  知君
臨海開発部長若林  憲君
開発調整担当部長島しょ空港技術担当部長兼務水飼 和典君
臨海副都心まちづくり推進担当部長大野 克明君
港湾整備部長佐藤 賢治君
計画調整担当部長山本 康太君
港湾計画担当部長港湾DX推進担当部長兼務儀間  潔君
離島港湾部長福永 太平君
島しょ・小笠原空港整備担当部長渡邊 正也君

本日の会議に付した事件
中央卸売市場関係
報告事項(説明・質疑)
・令和五年度東京都中央卸売市場会計予算の繰越しについて
港湾局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・新海面処分場(六)Dブロック西側及び南側護岸遮水・裏埋工事請負契約
・新海面処分場(六)Dブロック南側護岸遮水・裏埋工事(その一)請負契約
・新海面処分場(六)Dブロック南側護岸遮水・裏埋工事(その二)請負契約
報告事項(説明・質疑)
・令和五年度東京都一般会計予算(港湾局所管分)の繰越しについて
・令和五年度東京都臨海地域開発事業会計予算の繰越しについて
・令和五年度東京都港湾事業会計予算の繰越しについて
産業労働局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・東京国際展示場(六)東展示棟改修工事請負契約
・東京国際展示場(六)東展示棟改修電気設備工事請負契約
報告事項
・令和五年度東京都一般会計予算(産業労働局所管分)の繰越しについて(説明・質疑)
・東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告について(説明)
陳情の審査
(1)六第九号の二 地球温暖化対策を加速することを求める意見書の提出に関する陳情

○古城委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 初めに、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
 議事課の担当書記の関優佳さんです。
 議案法制課担当書記の小野敦史さんです。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○古城委員長 次に、本委員会の会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、先般の人事異動に伴い、労働委員会事務局長に堀越弥栄子さんが就任されました。
 堀越事務局長から挨拶並びに交代のあった幹部職員の紹介があります。
 堀越弥栄子さんをご紹介いたします。

○堀越労働委員会事務局長 去る四月一日付で労働委員会事務局長を拝命いたしました堀越弥栄子でございます。
 古城委員長をはじめ、委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜り、東京の経済の発展と働き方改革の着実な推進に向け、安定した労使関係の構築に尽力してまいります。
 続きまして、さきの人事異動に伴い就任いたしました当局の幹部職員をご紹介いたします。
 本委員会との連絡に当たります総務課長の福田孝由でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○古城委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○古城委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、港湾局及び産業労働局関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取、中央卸売市場、港湾局及び産業労働局関係の報告事項の聴取並びに産業労働局関係の陳情の審査を行います。
 なお、本日は、予算の繰越しに関する報告事項については、説明聴取の後、質疑を終了まで行い、提出予定案件及びその他の報告事項については、説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、中央卸売市場長から紹介があります。

○早川中央卸売市場長 去る四月一日付の人事異動によりまして、当局の幹部職員に異動がございましたので、ご紹介をさせていただきます。
 管理部長の住野英進でございます。渉外調整担当部長でDX推進担当部長兼務の東山正行でございます。財政調整担当部長の高橋葉夏でございます。環境改善担当部長の中井宏でございます。本委員会との連絡等に当たらせていただきます総務課長の織田洋輔でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○古城委員長 紹介は終わりました。

○古城委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○住野管理部長 令和五年度予算の繰越しにつきましてご説明を申し上げます。
 お手元の資料、令和五年度予算繰越説明書をご覧いただきたいと存じます。
 中央卸売市場会計予算の繰越しにつきましてご説明申し上げます。
 一ページをご覧ください。1の建設改良費繰越についてでございます。
 施設の新設等を行う市場施設拡張事業につきましては、予算計上額は十三億七百十七万三千円で、このうち、令和五年度の支払い義務発生額は五億四千三百八十五万四千余円、翌年度繰越額は六億九千二百七十一万一千円といたしました。
 繰越理由、繰越内容等につきましては、一番右端の説明欄に記載のとおり、工事の調整等に日時を要したため、必要な予算を令和六年度に繰り越して使用するものでございます。
 二ページをご覧ください。2の事故繰越についてでございます。
 施設の維持管理等を行う市場管理運営事業につきましては、予算計上額は百九十七億七百四十五万六千円で、このうち、令和五年度の支払い義務発生額は百六十八億三千九百七十七万四千余円、翌年度繰越額は四百三十四万五千円といたしました。
 繰越理由、繰越内容等につきましては、一番右端の説明欄に記載のとおり、工事の調整等に日時を要したため、必要な予算を令和六年度に繰り越して使用するものでございます。
 以上、簡単ではございますが、令和五年度予算の繰越しにつきまして説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○古城委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

○古城委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、港湾局長から紹介があります。

○松川港湾局長 去る四月一日付で当局の幹部職員に異動がございましたので、ご紹介させていただきます。
 技監の村田拓也でございます。総務部長の戸谷泰之でございます。臨海開発部長の若林憲でございます。開発調整担当部長で島しょ空港技術担当部長を兼務しております水飼和典でございます。港湾整備部長の佐藤賢治でございます。港湾計画担当部長で港湾DX推進担当部長を兼務しております儀間潔でございます。離島港湾部長の福永太平でございます。当委員会との連絡に当たります総務課長の神戸友成でございます。企画計理課長の寺田篤史でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○古城委員長 紹介は終わりました。

○古城委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○松川港湾局長 令和六年第二回東京都議会定例会に提出を予定しております当局所管の案件の概要につきましてご説明申し上げます。
 今回提出を予定しております案件は、工事請負契約議案の三件でございます。
 お手元の資料1、工事請負契約議案の概要をご覧ください。
 表紙をおめくりいただきまして、目次に記載しておりますとおり、新海面処分場(六)Dブロック西側及び南側護岸遮水・裏埋工事外二件でございます。
 以上で令和六年第二回定例会提出予定案件の概要説明を終わらせていただきます。
 詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○戸谷総務部長 ただいまの局長の概要説明に続きまして、提出予定案件の詳細につきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料1、工事請負契約議案の概要をご覧ください。
 表紙をおめくりいただきまして、目次に記載のとおり、新海面処分場(六)Dブロック西側及び南側護岸遮水・裏埋工事外二件でございます。
 一ページをご覧ください。新海面処分場(六)Dブロック西側及び南側護岸遮水・裏埋工事でございます。
 本件は、東京港第九次改訂港湾計画に基づきまして、新海面処分場Dブロック西側及び南側護岸の遮水・裏埋工事を行うものでございます。
 工事場所は東京都江東区海の森三丁目地先、契約の相手方は五洋・縄定建設共同企業体、契約金額は十六億五千七百九万五千円、工期は令和八年二月二十七日でございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数等はご覧のとおりでございます。
 二ページに案内図を、三ページに図面を掲載してございますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。
 続きまして、四ページをご覧ください。新海面処分場(六)Dブロック南側護岸遮水・裏埋工事(その一)でございます。
 本件は、一件目と同様に、新海面処分場Dブロックの整備に関する工事でございまして、こちらは南側護岸の遮水・裏埋工事を行うものでございます。
 工事場所は東京都江東区海の森三丁目地先、契約の相手方は五洋・あおみ建設共同企業体、契約金額は十三億七千二百四十七万円、工期は令和七年十一月二十六日でございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数等はご覧のとおりでございます。
 五ページに案内図を、六ページに図面を掲載してございますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。
 続きまして、七ページをご覧ください。新海面処分場(六)Dブロック南側護岸遮水・裏埋工事(その二)でございます。
 本件も、新海面処分場Dブロックの整備に関する工事でございまして、南側護岸の遮水・裏埋工事を行うものでございます。
 工事場所は東京都江東区海の森三丁目地先、契約の相手方は若築・坂田建設共同企業体、契約金額は十三億四千八百三十七万八千九百円、工期は令和七年十一月二十六日でございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数等はご覧のとおりでございます。
 八ページに案内図を、九ページに図面を掲載してございますので、後ほどご覧いただきたいと存じます。
 以上で、簡単ではございますが、令和六年第二回都議会定例会に提出を予定しております港湾局関係の案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。

○古城委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○古城委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○戸谷総務部長 令和五年度予算の繰越しにつきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料2、令和五年度繰越説明書をご覧いただきたいと存じます。
 三ページをお開き願います。初めに、一般会計予算の繰越しについてご説明をさせていただきます。
 繰越明許費繰越の総括表でございます。
 一番上の段に記載のとおり、令和五年度の歳出予算現額七百十二億八千七百万円に対しまして、繰越明許費の予算議決額は百二十五億七百万円、繰越額は五十三億七千万余円でございます。
 次に、繰越しの内訳についてご説明を申し上げます。
 五ページをお開き願います。1、東京港整備事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は百二億二千二百万円、繰越額は四十九億一千四百万余円でございます。
 五ページから七ページの右側説明欄に記載のとおり、工事の調整等に日時を要したことなどにより、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 八ページをお開き願います。2、島しょ等港湾整備事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は二十二億八千五百万円、繰越額は四億五千六百万余円でございます。
 八ページから九ページの右側説明欄に記載のとおり、工事の調整に日時を要したことにより、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 一一ページをお開き願います。事故繰越の総括表でございます。
 一番上の段に記載のとおり、令和五年度歳出予算の支出負担行為額七億五千万余円に対しまして、繰越額は七億五千万余円でございます。
 繰越しの内訳につきましては、一三ページに記載してございます。右側説明欄に記載のとおり、工事の調整に日時を要したことにより、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で一般会計予算の繰越しについて説明を終わらせていただきます。
 引き続きまして、臨海地域開発事業会計予算の繰越しについてご説明を申し上げます。
 一七ページをお開き願います。建設改良費繰越の総括表でございます。
 令和五年度予算で建設または改良に要する経費として計上した額は五十三億八千四百万円、このうち、繰越額は右から三列目、翌年度繰越額の欄に記載のとおり二億六百万余円でございます。
 繰越しの内訳につきましては、一九ページから二一ページにかけて記載してございます。右側説明欄に記載のとおり、工事の調整に日時を要したことにより、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 引き続きまして、港湾事業会計予算の繰越しについてご説明申し上げます。
 二五ページをお開き願います。建設改良費繰越の総括表でございます。
 令和五年度予算で建設または改良に要する経費として計上した額は二十九億一千四百万余円、このうち、繰越額は右から三列目、翌年度繰越額の欄に記載のとおり五億三千四百万余円でございます。
 繰越しの内訳につきましては、二七ページに記載してございます。右側説明欄に記載のとおり、工事の調整に日時を要したことにより、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で令和五年度予算の繰越しにつきまして説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○古城委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を一括して行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑は、いずれもこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 異議なしと認め、報告事項に対する質疑は終了いたしました。
 以上で港湾局関係を終わります。

○古城委員長 これより産業労働局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、産業労働局長に田中慎一さんが就任されました。
 田中局長から挨拶並びに交代のあった幹部職員の紹介があります。
 田中慎一さんをご紹介いたします。

○田中産業労働局長 去る四月一日付で産業労働局長に就任いたしました田中慎一でございます。
 古城委員長をはじめ、各委員の皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りまして、微力ではございますが、産業労働行政の一層の推進に全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
 引き続きまして、先般の人事異動によりまして、当局幹部職員に交代がございましたので紹介させていただきます。
 次長の安部典子でございます。商工部長の阿部泰之でございます。産業・エネルギー政策部長の米澤鉄平でございます。農林水産部長の榎園弘でございます。企画調整担当部長の齋藤順でございます。企画調整担当部長の下羅智宏でございます。働く女性応援担当部長の吉浦宏美でございます。商工施策担当部長の松田義史でございます。産業政策連携促進担当部長の山本麻里雄でございます。新エネルギー推進担当部長の服部勇樹でございます。安全安心・地産地消推進担当部長の田代純子でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○古城委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○古城委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○田中産業労働局長 令和六年第二回東京都議会定例会に提出を予定しております当局所管の案件の概要についてご説明申し上げます。
 今回提出を予定しております案件は、工事請負契約議案二件でございます。
 提出を予定しておりますのは、東京国際展示場東展示棟における改修工事、改修電気設備工事でございます。
 本件は、東京国際展示場が竣工から二十八年以上経過し、設備等の老朽化が著しい状況であることから、大規模改修工事を行うものでございます。
 以上で第二回定例会提出予定案件の概要説明を終わらせていただきます。
 なお、各案件の詳細につきましては、総務部長からご説明させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○早川総務部長 今回提出を予定しております工事請負契約議案について、お手元の配布資料に基づきご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料1、工事請負契約議案の概要をご覧ください。表紙をおめくりいただき、件名表をご覧ください。
 今回提出を予定しておりますのは、東京国際展示場東展示棟における改修工事、改修電気設備工事の二件でございます。
 東京国際展示場は、竣工から二十八年以上が経過し、設備等の老朽化が著しい状況であることから、大規模改修の工事を行うものでございます。
 一ページをご覧ください。東京国際展示場(六)東展示棟改修工事の契約の相手方は戸田建設株式会社、契約金額は三十五億一千七百八十万円、工期は令和八年十一月三十日まででございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数、工事概要は記載のとおりでございます。
 次に、二ページをお開きください。東京国際展示場(六)東展示棟改修電気設備工事の契約の相手方は日本電設・リーテック・大栄建設共同企業体、契約金額は三十七億五千百万円、工期は令和八年十一月三十日まででございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数、工事概要は記載のとおりでございます。
 以上の二件について、三ページに案内図及び配置図をお示ししてございます。ご覧いただければと思います。
 以上で令和六年第二回定例会に提出を予定しております案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○古城委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○古城委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。
 初めに、令和五年度東京都一般会計予算、産業労働局所管分の繰越しについての報告を聴取いたします。

○早川総務部長 令和五年度東京都一般会計予算の繰越しについてご説明申し上げます。
 お手元資料の2、令和五年度東京都一般会計予算繰越説明書をご覧ください。
 表紙をおめくりいただき、1、繰越明許費繰越でございます。
 対象となりました事業は、ページ中ほど事業内訳欄に記載しておりますとおり、1、暮らし向き向上緊急サポート事業(経済活性化支援)外四事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は百二十八億五千三百五十七万六千円で、翌年度繰越額は百十八億九百二十七万九千円でございます。
 事業内訳欄にございます暮らし向き向上緊急サポート事業(経済活性化支援)につきましては、国の臨時交付金を活用し、経済を活性化するための緊急対策として令和六年三月に実施したもので、都内店舗においてQRコード決済を行った利用者に対し、ポイントを還元するキャンペーンの事業費が令和六年度に確定することなどから、執行の終わっていない経費について繰越しを行ったものでございます。
 中小企業特別高圧電力・工業用LPガス価格高騰緊急対策事業につきましては、申請の受付期間が令和五年度から六年度にわたることに伴い、補助金の支給が令和六年度となるものがあることから、執行の終わっていない経費について繰り越したものでございます。
 林道整備及び治山事業及び農林災害復旧につきましては、施工現場へ通じる都道が降雪の影響で通行困難となったことにより、工期に遅れが生じたことなどから、執行の終わっていない経費について、令和六年度に繰り越したものでございます。
 職業能力開発センター等施設整備につきましては、半導体不足の影響で工事に必要な部材の納期が遅延し、工期に遅れが生じたため、執行の終わっていない経費について令和六年度に繰り越したものでございます。
 これらの繰越しの事業に要する財源内訳及び事業規模等につきましては、記載のとおりでございます。
 二ページをお開きください。2、事故繰越でございます。
 対象となりました事業は、事業内訳欄に記載しておりますとおり、少花粉苗木の生産対策の一事業でございます。
 支出負担行為額は一億三百十八万円でございます。
 令和六年能登半島地震等の影響で生産施設に必要な電気部品の納期が遅延し、工期に遅れが生じたため、執行の終わっていない五千五百四十五万二千円を令和六年度に繰り越したものでございます。
 繰越しの事業に要する財源内訳及び事業規模等につきましては、記載のとおりでございます。
 以上で令和五年度東京都一般会計予算の繰越しについての説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○古城委員長 報告は終わりました。
 これより本件に対する質疑を行います。
 発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本件に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 異議なしと認め、本件に対する質疑は終了いたしました。

○古城委員長 次に、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告についての報告を聴取いたします。

○福田金融部長 東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄についてご報告いたします。
 お手元の資料3をご覧ください。
 都は、中小企業者等の事業の再生の促進を図るため、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例に基づき、東京信用保証協会に対して有する回収納付金を受け取る権利の放棄ができることとなっており、本件は条例第五条の規定に基づき、その報告を行うものでございます。
 今回放棄した権利は、資料の表のとおり、二件でございます。
 表の番号1についてですが、権利を放棄した金額は八百十四万八千六百三十九円であり、権利を放棄した日は令和六年二月二十一日でございます。
 権利放棄の理由は、条例第三条第八号に該当する私的整理に関するガイドラインに基づき策定された再建に関する計画に基づくものであり、かつ、当該計画が事業者の事業の再生に資すると認められるためでございます。
 次に、表の番号2についてですが、権利を放棄した金額は三百十八万一千二百二十三円であり、権利を放棄した日は令和六年三月二十二日でございます。
 権利放棄の理由は、条例第三条第一号に該当する中小企業活性化協議会の決定に従い、認定支援機関の支援により策定された事業再生計画に基づくものであり、かつ、当該計画が事業者の事業の再生に資すると認められるためでございます。
 権利を放棄した金額の合計は一千百三十二万九千八百六十二円でございます。
 以上で報告を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○古城委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○古城委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○古城委員長 次に、陳情の審査を行います。
 陳情六第九号の二を議題といたします。
 理事者の説明を求めます。

○米澤産業・エネルギー政策部長 お手元の資料4、請願・陳情審査説明表をご覧ください。
 表紙をおめくりいただき、件名表をご覧ください。整理番号1の陳情についてご説明申し上げます。
 一ページをご覧ください。整理番号1、陳情六第九号の二、地球温暖化対策を加速することを求める意見書の提出に関する陳情についてでございます。
 陳情者は、文京区のNPO法人太陽光発電所ネットワーク代表理事、都筑建さん外百三十七人でございます。
 陳情の要旨は、都議会において、二〇二三年の気候変動枠組条約第二十八回締約国会議の合意を踏まえ、第七次エネルギー基本計画に次の事項を含めることを求める意見書を国に提出していただきたい。
 3、再エネ電力の供給量が増加した分については、発電量一キロワットアワー当たりのCO2排出量が多い火力発電所から順に廃止し、熱利用や電気自動車の充電等の用途拡大も進めるなど、COP28で合意された、化石燃料からの脱却に向けた取組を二〇三〇年までに加速するための施策を早急に具体化すること。
 4、地震や噴火などの激甚災害が多い日本において、原子力発電を拡大するのか、縮小、廃止するのかという重大方針については、経済産業省の案に賛成の立場を取る委員が多い審議会や立地自治体の意見だけではなく、国民全体の意思を広く集約して決定する手続を検討すること。
 5、脱炭素化の進行により事業の縮小や廃止が求められる産業については、事業転換や雇用確保を支援する制度を整備し、早期かつ円滑な移行を促すことというものでございます。
 続いて、本件に関する現在の状況についてご説明いたします。
 国は、エネルギー需給に関する施策の長期的、総合的かつ計画的な推進を図るため、エネルギー政策基本法に基づきエネルギー基本計画を定めております。
 令和三年十月に策定された第六次エネルギー基本計画では、火力発電について、次世代化、高効率化を推進しつつ、非効率な石炭火力のフェードアウトに着実に取り組むとされております。
 また、国は、第六次エネルギー基本計画の中で、原子力などエネルギーに係る様々な課題については、自治体や事業者、非営利法人、市民等の多様なステークホルダーが参加する形で、全国各地で丁寧な対話や双方向型のコミュニケーションを深めるとしております。
 また、令和五年二月に閣議決定したGX実現に向けた基本方針及び同年七月に閣議決定した脱炭素成長型経済構造移行推進戦略では、原子力の活用について、国民各層とのコミュニケーションの深化、充実に国が前面に立って取り組むとしております。
 これらに基づき、国は、全国各地で原子力の活用を含むエネルギー政策を中心とした説明会、意見交換会を開催しております。
 さらに国は、GX実現に向けた基本方針及び脱炭素成長型経済構造移行推進戦略の中で、成長分野等への労働移動の円滑化支援、在職者のキャリアアップのための転職支援等を通じて、新たなスキルの獲得とグリーン分野を含む成長分野への円滑な労働移動を同時に進めることで、公正な移行を後押ししていくとしております。
 以上で陳情六第九号の二の説明を終わらせていただきます。よろしくご審査くださいますようお願い申し上げます。

○古城委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○藤田委員 日本共産党の藤田りょうこです。地球温暖化対策を加速することを求める意見書の提出に関する陳情に対して意見を述べます。
 地球の温暖化を産業革命以前からプラス一・五度未満に抑える必要性が世界の共通認識となっています。昨年開催されたCOP28では、初めて化石燃料からの脱却ということが合意文書に盛り込まれました。
 一方、国連環境計画の報告書は、各国が掲げた温室効果ガス削減目標を達成しても、プラス三度近く上昇する見通しであるとしています。
 そうしたことを受け、化石燃料からの脱却の対策を加速するために今回の陳情が提出されました。
 昨年、世界の平均気温は観測史上最高を記録したなどの発表が各研究機関から相次ぎました。破壊的な暴風雨、洪水、熱波、山火事などが世界各地で人々の生活を脅かし、多くの命を奪っています。
 日本でも昨年は、百二十五年間で最も暑い夏となり、記録的な大雨にも見舞われました。東京の猛暑日の日数も観測史上最高となり、熱中症による救急搬送件数も過去最多となりました。
 本日も真夏日の予報ですが、今年も昨年に匹敵する暑さ、異常気象になると気象庁が予想しています。気候危機に歯止めをかける取組に一刻の猶予もありません。
 ところが、都の温室効果ガス排出削減目標、二〇三〇年までに二〇〇〇年比で五〇%削減に対して、速報値は僅か二・三%しか削減できておりません。電力の大消費地である東京都が再生可能エネルギーの普及をこれまで以上に加速させたり、断熱や省エネ住宅普及のために補助を拡充させるなど、実効性のある対策を抜本的に強化することが不可欠です。
 加えて、日本の取組は世界から大きく立ち遅れています。国は、石炭火力について、第六次エネルギー計画で低減させるといいながら、安定供給の確保が大前提としています。主要七か国の中で石炭火力発電からの撤退期限を決めていない国は日本だけです。都議会から国に対して、施策を早急に具体化するよう求めるのは当然のことです。
 今月、エネルギー基本計画の見直しに向けた審議会が始まりましたが、早速、原子力発電の推進を求める意見が相次ぎました。
 そもそも原発は、放射能汚染という最悪の環境破壊を引き起こすものであり、事故が起きなくても使用済み核燃料が増え続け、数万年先まで環境を脅かし続けるものです。
 東京電力福島第一原発の事故は、今なお収束しておりません。環境破壊を引き起こす原発を、環境のためといって推進することほど無責任な政治はありません。
 全国の国の施策と一体となって進める小池都政の環境対策が進めば、東京都のカーボンハーフは絵に描いた餅になることを厳しく指摘しておきます。
 本陳情は採択にすべきとの意見を述べて、意見表明といたします。

○古城委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○古城委員長 起立少数と認めます。よって、陳情六第九号の二は不採択と決定いたしました。
 陳情の審査を終わります。
 以上で産業労働局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時三十八分散会