経済・港湾委員会速記録第十八号

令和四年十二月十三日(火曜日)
第八委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長慶野 信一君
副委員長あかねがくぼかよ子君
副委員長鈴木あきまさ君
理事石島 秀起君
理事西崎つばさ君
理事あぜ上三和子君
清水とし子君
星  大輔君
斉藤やすひろ君
風間ゆたか君
山崎 一輝君
藤井あきら君
本橋ひろたか君
まつば多美子君

欠席委員 なし

出席説明員
産業労働局局長坂本 雅彦君
次長根本 浩志君
総務部長松本 明子君
中央卸売市場市場長河内  豊君
管理部長松田 健次君
港湾局局長矢岡 俊樹君
技監山岡 達也君
理事総務部長事務取扱相田 佳子君
労働委員会事務局局長桜井 政人君

本日の会議に付した事件
意見書について
付託議案の審査(決定)
・第二百六号議案 令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、歳出、債務負担行為
経済・港湾委員会所管分
・第二百四十八号議案 東京都立産業貿易センター浜松町館の指定管理者の指定について
・第二百四十九号議案 東京都立東京港野鳥公園の指定管理者の指定について
・第二百五十号議案 東京都立若洲海浜公園の指定管理者の指定について
・第二百五十一号議案 東京都立辰巳の森海浜公園外七公園の指定管理者の指定について
・第二百五十二号議案 東京都立大井ふ頭中央海浜公園外十四公園の指定管理者の指定について
・第二百六十九号議案 令和四年度東京都一般会計補正予算(第六号)中、歳出 経済・港湾委員会所管分
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○慶野委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任をいただきました意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整をいたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

   駐留軍関係離職者等臨時措置法の期限延長に関する意見書(案)
 駐留軍関係離職者等臨時措置法は、平成三十年の改正により、五年の期限延長を経て、令和五年五月十六日をもって失効となる。
 同法は、昭和三十三年の制定以来、昭和四十八年の関東平野空軍施設整理統合計画(関東地区の米空軍施設を横田基地に統合する計画)等による基地の統合・返還により生じた多数の離職者対策を始めとして、必要に応じた施策を講じつつ、期限延長を続けてきたところである。
 現在においても、在日米軍再編に伴う雇用問題が懸念される中にあって、駐留軍労働者の離職者対策は、より重要性を増している。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、駐留軍関係離職者等臨時措置法の期限を延長し、日本人従業員の雇用安定確保及び離職者対策に万全を期するよう強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  令和四年十二月 日
東京都議会議長 三宅しげき
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
外務大臣
厚生労働大臣
防衛大臣 宛て

○慶野委員長 本件は、議長宛て提出の手続を取りたいと思いますので、ご了承願います。

○慶野委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、歳出、債務負担行為、経済・港湾委員会所管分、第二百四十八号議案から第二百五十二号議案まで及び第二百六十九号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第六号)中、歳出、経済・港湾委員会所管分を一括して議題といたします。
 本件につきましては、いずれも既に質疑を終了しております。
 この際、本件に対し発言の申出がありますので、これを許します。

○あぜ上委員 議案第二百四十九号、第二百五十号、第二百五十一号及び議案第二百五十二号について意見を述べます。
 都民の貴重な財産である海上公園は、広く都民が利用するもので、その管理は本来直営で行うべきで、直営でないとしても東京港埠頭株式会社のように海上などに熟知した都の事業協力団体、政策連携団体などにすべきだと考えます。同時に、実績と事業計画などもよく見る必要があると思います。
 こうした立場から、第二百四十九号及び第二百五十号については、東京港埠頭株式会社と野鳥の会など専門的な団体など、都の構成団体での指定管理であることから賛成です。
 次に、第二百五十一号についてです。
 今回の指定管理で辰巳の森海浜公園外七公園の指定管理では、現在、東京港埠頭株式会社のみですが、新たに民間会社とコンソーシアムを組む提案となっています。
 公園を営利企業に委ねる部分を拡大することで収益向上が目的に入り、キャンプ場の食材調達に持込みができなくなるなど、都民の利用にハードルを持ち込むことになってしまいます。
 また、第二百五十二号は、継続した事業者の提案ですが、来園者への周知や定期会報の発行を通じて、参加者数を大きく増やしたなどの努力をされていることは理解していますが、評価委員会でも指摘されていたように、アンケート結果ではそれぞれの公園により、ばらつきが多いのも事実です。
 海上公園は、水面管理もあり、安全管理とともに衛生環境や自然環境を守るためには、施設整備とともに民間企業任せにならないようにすべきです。
 よって、指定管理者に新たな民間企業参入の第二百五十一号、指定管理者に民間企業のみのグループの第二百五十二号には反対です。
 以上です。

○慶野委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 初めに、第二百五十一号議案及び第二百五十二号議案を一括して採決いたします。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、いずれも原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○慶野委員長 起立多数と認めます。よって、第二百五十一号議案及び第二百五十二号議案は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 次に、第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、歳出、債務負担行為、経済・港湾委員会所管分、第二百四十八号議案から第二百五十号議案まで及び第二百六十九号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第六号)中、歳出、経済・港湾委員会所管分を一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本件は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○慶野委員長 異議なしと認めます。よって、第二百六号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第五号)中、歳出、債務負担行為、経済・港湾委員会所管分、第二百四十八号議案から第二百五十号議案まで及び第二百六十九号議案、令和四年度東京都一般会計補正予算(第六号)中、歳出、経済・港湾委員会所管分は、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○慶野委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○慶野委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○慶野委員長 この際、所管四局を代表いたしまして、矢岡港湾局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○矢岡港湾局長 本委員会所管四局を代表いたしまして、一言ご挨拶を申し上げます。
 慶野委員長をはじめ委員の皆様方には、本定例会に提案いたしました議案につきまして、ご審議の上、ただいま決定を賜り、誠にありがとうございました。
 また、陳情を含め、ご審議の過程でいただきましたご意見、ご指導をしっかりと受け止め、今後の事務事業の執行に万全を期してまいります。
 今後とも、より一層のご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

○慶野委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る