経済・港湾委員会速記録第九号

令和二年七月十四日(火曜日)
第八委員会室
午後一時開議
出席委員 十三名
委員長両角みのる君
副委員長栗林のり子君
副委員長山崎 一輝君
理事森澤 恭子君
理事尾崎あや子君
理事伊藤 ゆう君
白戸 太朗君
栗下 善行君
高橋 信博君
まつば多美子君
藤井  一君
おじま紘平君
あぜ上三和子君

欠席委員 一名

出席説明員
産業労働局局長村松 明典君
次長総務部長事務取扱坂本 雅彦君
産業企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長
新型コロナウイルス感染症対応事業推進担当部長兼務
築田真由美君
商工部長土村 武史君
商工施策担当部長新型コロナウイルス感染症対応事業推進担当部長兼務荒井 芳則君
金融部長篠原 敏幸君
金融支援担当部長井上  卓君
観光部長松本 明子君
観光振興担当部長勝見 恭子君
農林水産部長上林山 隆君
安全安心・地産地消推進担当部長龍野  功君
雇用就業部長村西 紀章君
事業推進担当部長鈴木のり子君

本日の会議に付した事件
理事の互選
議席について
産業労働局関係
第二回臨時会提出予定案件について(説明)
・令和二年度東京都一般会計補正予算(第七号)中、歳出、債務負担行為 産業労働局所管分

○両角委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 初めに、委員の所属変更について申し上げます。
 議長から、去る七月十日付をもって、小山くにひこ議員が本委員会から財政委員会に所属変更になり、新たに伊藤ゆう議員が文教委員会から本委員会に所属変更になった旨の通知がありましたので、ご報告いたします。
 この際、新任の伊藤ゆう委員をご紹介いたします。

○伊藤委員 よろしくお願いいたします。

○両角委員長 紹介は終わりました。

○両角委員長 次に、小山くにひこ議員の所属変更に伴い、理事一名が欠員となっておりますので、これより理事の互選を行います。
 互選の方法はいかがいたしましょうか。

○おじま委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。

○両角委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○両角委員長 異議なしと認めます。よって、理事には伊藤ゆう委員をご指名申し上げます。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○両角委員長 異議なしと認めます。よって、理事には伊藤ゆう委員が当選されました。

○両角委員長 次に、議席について申し上げます。
 本日及び令和二年第二回東京都議会臨時会における議席は、お手元配布の議席(案)のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○両角委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○両角委員長 次に、本委員会の会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせをいたしましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、産業労働局関係の第二回臨時会に提出を予定されております案件の説明聴取を行います。
 なお、本日は、提出予定案件について説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより産業労働局関係に入ります。
 第二回臨時会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○村松産業労働局長 令和二年第二回東京都議会臨時会に提出を予定しております当局所管の案件の概要につきましてご説明を申し上げます。
 今回提出を予定しております案件は、令和二年度一般会計補正予算案一件でございます。
 新型コロナウイルス感染症の影響により、都内中小企業の経営環境は、依然として大変厳しい状況が続いております。東京の経済活動を早期に回復させるとともに、都民の雇用を確実に守り抜くためにも、経済の再生に向けた積極的な手だてを切れ目なく講じていく必要がございます。
 このため、当局といたしましては、第一に、感染症により深刻な影響を受けている中小企業の事業継続の下支えや、離職を余儀なくされた方々への就業支援など、セーフティーネットの取り組みを充実強化すること、第二に、感染症防止と経済社会活動の両立に向け、新しい日常をビジネスチャンスと捉えた新事業の創出や、ウイズコロナのもとでの新たな観光の取り組みを後押しすること、第三に、デジタル化やリモート化などの社会変革を促進し、東京の成長につなげていくため、IT人材の育成やオンラインを活用した支援策を積極的に展開すること、この三点を柱といたしまして、令和二年度補正予算案に、歳出総額で五百億二千万余円を計上しております。
 今後も、感染症の状況や経済の動向、都民生活への影響を注意深く見きわめながら、臨機応変に、時期を逸することなく対応できますよう、局一丸となって取り組んでまいります。
 以上で令和二年第二回臨時会提出予定案件の概要説明を終わらせていただきます。
 なお、本案件の詳細につきましては、次長からご説明させていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○坂本次長 今回提出を予定しております産業労働局所管分の令和二年度一般会計の補正予算案についてご説明申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料1、令和二年度一般会計補正予算説明書をごらんください。
 表紙をお開きいただき、一ページをごらんください。総括表でございます。
 今回の補正予算額は、左下の合計欄にございますとおり五百億二千九百四十一万円でございます。
 次に、歳入の主な内訳についてご説明申し上げます。
 三ページをお開きください。中段の3、国庫支出金の補正予算額は、四百七十億一千六百九十七万一千円でございます。
 1、国庫負担金の補正予算額は、六千九百四万七千円でございます。
 これは、職業能力開発センター等におけるオンライン訓練に向けた環境整備に要する財源として受け入れるものでございます。
 2、国庫補助金の補正予算額は、四百六十八億九千八十万七千円でございます。
 これは、家賃などの支援に要する財源として、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を受け入れるものでございます。
 3、国庫委託金の補正予算額は、五千七百十一万七千円でございます。
 これは、民間の教育機関等を活用したオンライン委託訓練に要する財源として受け入れるものでございます。
 六ページをお開きください。歳出の説明でございます。
 1、中小企業対策の補正予算額は、四百九十億七千三百九十万八千円でございます。
 上段にございます、1、経営安定支援は、四百四十一億一千万円を計上しております。
 このうち、ページ右側説明欄の上段にございます、1、東京都家賃等支援給付金は、売り上げが減少した中小企業や個人事業主などに対し、国の家賃支援に上乗せして給付金を支給するもので、四百四十億円を計上しております。
 2、事業承継支援プラットフォーム整備事業は、事業承継に関する相談の受け付けから支援までをオンラインで実施できるウエブシステムを新たに開発するもので、八千万円を計上しております。
 3、倒産防止特別支援事業は、中小企業の倒産防止に向けた相談窓口を新たに設置し、金融機関や専門家と連携した支援を展開するもので、三千万円を計上しております。
 次に、中段にございます、2、販路開拓支援は、ウエブサイト上で展示会を開催するほか、大企業と中小企業グループ等とのマッチングに向け専門家が各社を訪問して働きかけを行うことに加え、会社をオンラインで効果的にPRする動画の制作をサポートするもので、五千万円を計上しております。
 次に、下段にございます、3、技術支援でございますが、感染症の影響により生じた、非接触や非対面などのニーズを新しいビジネスのチャンスと捉え、製品やソフトウエアなどの開発を目指す中小企業のイノベーションの創出を支援するもので、二億四千百七十四万三千円を計上しております。
 七ページをお開きください。4、総合的支援は、四十六億七千二百十六万五千円を計上しております。
 1、業態転換支援(新型コロナウイルス感染症緊急対策)は、都民の外出自粛等に伴い、売り上げが減少している飲食事業者が、新たに宅配などに取り組む際の費用に助成を行う事業の拡充を図るもので、四十三億二百九十八万九千円を計上しております。
 2、飲食事業者向けテラス営業支援は、歩道を占用する場合の許可の基準が緩和されたことを受けまして、飲食事業者が店の前の道路を利用して営業する場合に必要となる経費を助成するもので、三億六千九百十七万六千円を計上しております。
 2、観光産業の振興の補正予算額は、一億一千六十九万四千円でございます。
 1、魅力を高める観光資源の開発は、都内の観光スポットをウエブ上でめぐるオンラインまち歩きツアーをモデル的に実施するほか、SNSなどを活用して、ツアーのPRを行うもので、五千百二十一万二千円を計上しております。
 2、受入環境の充実は、五千九百四十八万二千円を計上しております。
 1、多様な文化・習慣を持つ旅行者等に対応した飲食店支援事業は、多様な食文化等に対応している飲食店が、新たな顧客をふやすことのできるよう専門家の派遣を行うとともに、そうした店舗や取り組みの事例などのPRを強化するもので、一千八百六十七万九千円を計上しております。
 2、新しい日常に対応した観光事業者等の受入環境モデル発信事業は、観光面で感染拡大防止を行いながら、よりすぐれたサービスの提供を行う事業者等の先進的な取り組みを支援し、その成果をモデル事業として発信するもので、四千八十万三千円を計上しております。
 八ページをお開きください。3、雇用就業対策の補正予算額は、八億四千四百八十万八千円でございます。
 1、雇用・就業の促進は、感染症の影響により失業された方などに派遣社員としての仕事の機会を提供し、その会社での正社員としての早期就職を後押しするもので、二億七千五万五千円を計上しております。
 2、適正な労働環境の確保は、都の支援により派遣社員を正規に採用した会社が、そうした社員を対象とする指導育成計画を作成した場合などに助成金を支給するもので、一億一千百三十四万円を計上しております。
 3、職業能力の開発・向上は、四億六千三百四十一万三千円を計上しております。
 1、再就職促進オンライン委託訓練は、感染拡大の防止を図りつつ職業訓練を行うため、民間の教育機関等によりオンラインでの職業訓練を実施するもので、五千七百十三万円を計上しております。
 2、職業能力開発センター等におけるオンライン訓練環境整備は、職業能力開発センター等においてオンラインによる訓練で必要となる通信機器などを整備するもので、二億八百二十一万八千円を計上しております。
 3、IT人材育成支援事業は、IT人材への需要の高まりなどを踏まえ、感染症の影響により失業した若者等に対し、ITスキルを習得する職業訓練と再就職に向けた支援を一体的に実施するもので、一億九千八百六万五千円を計上しております。
 最後に、債務負担行為でございます。
 一一ページをお開きください。再就職促進訓練等業務委託におきまして、職業訓練の終了後に実施する三カ月間の就職支援の一部が翌年度にわたり続くことから、そのために必要な経費について債務負担を設定するものでございます。
 以上で令和二年第二回臨時会に提出を予定しております補正予算案の説明を終わらせていただきます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

○両角委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○両角委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で産業労働局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十四分散会

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