経済・港湾委員会速記録第六号

平成三十年六月七日(木曜日)
第八委員会室
午後一時開議
出席委員 十四名
委員長伊藤 ゆう君
副委員長上野 和彦君
副委員長山崎 一輝君
理事尾崎あや子君
理事栗下 善行君
理事小山くにひこ君
鈴木 邦和君
細田いさむ君
柴崎 幹男君
森村 隆行君
舟坂ちかお君
ひぐちたかあき君
のがみ純子君
あぜ上三和子君

欠席委員 なし

出席説明員
産業労働局局長藤田 裕司君
次長十河 慎一君
総務部長寺崎 久明君
産業企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務武田 康弘君
商工部長坂本 雅彦君
金融部長加藤  仁君
金融支援担当部長川崎  卓君
観光部長小沼 博靖君
観光振興担当部長鈴木 誠司君
農林水産部長上林山 隆君
安全安心・地産地消推進担当部長龍野  功君
全国育樹祭担当部長村西 紀章君
雇用就業部長篠原 敏幸君
事業推進担当部長蓮沼 正史君
中央卸売市場市場長村松 明典君
次長古谷ひろみ君
理事福田  至君
管理部長岡安 雅人君
事業部長長嶺 浩子君
企画担当部長吉村 恵一君
渉外調整担当部長石井 浩二君
市場政策担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務松田 健次君
財政調整担当部長猪口 太一君
移転支援担当部長赤木 宏行君
新市場整備部長福崎 宏志君
新市場整備調整担当部長影山 忠男君
新市場事業推進担当部長堀   真君
移転調整担当部長前田  豊君
事業支援担当部長西坂 啓之君
環境改善担当部長佐々木宏章君
技術調整担当部長鈴木  理君
施設整備担当部長渡辺 正信君
建設技術担当部長吉野 敏郎君
港湾局局長斎藤 真人君
技監小野 恭一君
総務部長梅村 拓洋君
企画担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務相田 佳子君
調整担当部長米今 俊信君
港湾経営部長蔵居  淳君
港湾振興担当部長戸谷 泰之君
臨海開発部長中村 昌明君
開発調整担当部長オリンピック・パラリンピック施設整備担当部長兼務山岡 達也君
臨海副都心まちづくり推進担当部長矢部 信栄君
港湾整備部長原   浩君
計画調整担当部長竹村 淳一君
離島港湾部長小林 英樹君
島しょ・小笠原空港整備担当部長松本 達也君

本日の会議に付した事件
中央卸売市場関係
報告事項(説明)
・平成二十九年度東京都中央卸売市場会計予算の繰越しについて
・築地市場(三十)正門仮設駐車場ほか解体工事
・築地市場(三十)水産物部立体駐車場棟ほか解体工事
・東京都卸売市場整備計画(第十次)の改定について
・千客万来施設事業について
産業労働局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・東京都立産業貿易センター浜松町館の指定管理者の指定について
報告事項(説明)
・平成二十九年度東京都一般会計予算(産業労働局所管分)の繰越しについて
・東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告について
港湾局関係
第二回定例会提出予定案件について(説明)
・東京都営空港条例の一部を改正する条例
・十三号地新客船ふ頭ターミナル施設(三十)新築工事請負契約
・中防内五号線南側アプローチ(三十)建設工事請負契約
報告事項(説明)
・十号ふ頭西上屋(三十)新築工事
・平成二十九年度東京都一般会計予算(港湾局所管分)の繰越しについて
・平成二十九年度東京都臨海地域開発事業会計予算の繰越しについて
・平成二十九年度東京都港湾事業会計予算の繰越しについて

○伊藤委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 初めに、委員会の所属変更について申し上げます。
 議長から、去る五月二十九日付をもって、鈴木章浩議員が本委員会から厚生委員会に変更になり、新たに舟坂ちかお議員が厚生委員会から本委員会に所属変更になった旨の通知がありましたので、ご報告いたします。
 この際、新任の舟坂ちかお委員をご紹介いたします。

○舟坂委員 よろしくお願いいたします。

○伊藤委員長 紹介は終わりました。
 なお、議席については、ただいまご着席のとおりといたしますので、ご了承願います。

○伊藤委員長 次に、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
 議事課担当書記の菅田峻介君です。
 議案法制課担当書記の渡壁佑司君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○伊藤委員長 次に、本委員会の会期中の委員会日程について申し上げます。
 お手元配布の日程のとおり、理事会において申し合わせましたので、ご了承願います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、産業労働局及び港湾局関係の第二回定例会に提出を予定されております案件の説明聴取並びに中央卸売市場、産業労働局及び港湾局関係の報告事項の聴取を行います。
 なお、提出予定案件及び報告事項につきましては、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめ、質疑は会期中の委員会で行いますので、ご了承願います。
 これより中央卸売市場関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、中央卸売市場長から紹介があります。

○村松中央卸売市場長 去る四月一日付の人事異動によりまして、当局の幹部職員に異動がございましたので、紹介させていただきます。
 次長の古谷ひろみでございます。管理部長の岡安雅人でございます。事業部長の長嶺浩子でございます。渉外調整担当部長の石井浩二でございます。財政調整担当部長の猪口太一でございます。新市場整備部長の福崎宏志でございます。新市場事業推進担当部長の堀真でございます。環境改善担当部長の佐々木宏章でございます。施設整備担当部長の渡辺正信でございます。本委員会との連絡に当たります総務課長の住野英進でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○伊藤委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 平成二十九年度東京都中央卸売市場会計予算の繰り越しについて外四件に関する報告を聴取いたします。

○岡安管理部長 平成二十九年度予算の繰り越しにつきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料1、平成二十九年度予算繰越説明書をごらんいただきたいと存じます。
 一ページをお開き願います。中央卸売市場会計予算の繰り越しにつきましてご説明申し上げます。
 1の建設改良費繰越についてでございます。施設の新設等を行います市場施設拡張事業につきまして、予算計上額は三十五億八十七万九千円で、このうち、平成二十九年度の支払義務発生額は三億七千五百六十七万二千余円、翌年度繰越額は二十八億四千七百四十五万一千円といたしました。
 次に、施設の更新、改修等を行います市場施設改良事業につきまして、予算計上額は三十三億九百十万六千円で、このうち、平成二十九年度の支払義務発生額は十六億三百五十六万六千余円、翌年度繰越額は二億八千五百十二万円といたしました。財源及び不用額は記載のとおりでございます。
 繰越理由、繰越内容等につきましては、一番右端の説明欄に記載しておりますとおり、工事の調整に日時を要しましたため、必要な予算を翌年度であります三十年度に繰り越したものでございます。
 以上、簡単ではございますが、平成二十九年度予算の繰り越しにつきまして説明を終わらせていただきます。
 続きまして、資料2の工事請負契約につきましてご報告申し上げます。
 本日ご報告いたします契約は二件でございまして、これらは、いずれも築地市場の豊洲市場への移転後に、築地市場施設の解体を行うための契約でございます。
 一ページをごらんいただきたいと存じます。番号1、工事件名、築地市場(三十)正門仮設駐車場ほか解体工事でございます。
 契約の相手方は内村・永島・藤原建設共同企業体、契約金額は九億一千五百八十四万円、契約日は平成三十年五月二十五日、工期は契約確定の日から平成三十二年二月二十八日まででございます。
 そのほか、契約の方法、入札者数等につきましては記載のとおりでございます。
 次の二ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただければと存じます。
 三ページをごらんください。番号2、工事件名、築地市場(三十)水産物部立体駐車場棟ほか解体工事でございます。
 契約の相手方は関東・沼田・カシモト建設共同企業体、契約金額は十五億九千六百二十四万円、契約日は平成三十年五月二十五日、工期は契約確定の日から平成三十二年二月二十八日まででございます。
 そのほか、契約の方法、入札者数等につきましては記載のとおりでございます。
 次の四ページに案内図及び配置図をお示ししてございますので、ご参照いただければと存じます。
 以上、簡単ではございますが、工事請負契約についての説明を終わらせていただきます。

○松田市場政策担当部長オリンピック・パラリンピック調整担当部長兼務 続きまして、東京都卸売市場整備計画(第十次)の改定についてご報告申し上げます。
 お手元に資料3、東京都卸売市場整備計画(第十次)の改定を配布してございます。表紙をおめくりいただき、一ページをごらんください。
 昨年二月に東京都卸売市場整備計画(第十次)を策定しましたが、本計画は、豊洲市場の開場が未確定であったことなどから、必要に応じて適宜改定を行う暫定計画としておりました。
 昨年六月に豊洲市場への移転方針が決定し、同年十二月に業界団体との調整により、開場日を平成三十年十月十一日としたことから、こうした経過を踏まえまして、整備計画の改定を行ったところでございます。
 改正のポイントでございますが、暫定計画とする旨の表記を削除いたしまして、本計画に豊洲市場を正式に位置づけたところでございます。
 これに基づきまして、卸売市場取扱数量の見通しについて、平成三十二年度、目標年度でございますけれども、水産物、青果物に豊洲市場分を含んだ取扱量としたところでございます。
 また、市場別の整備計画に、新たに豊洲市場を記載してございます。
 資料4、東京都卸売市場整備計画(第十次)改定新旧対照表及び資料5、東京都卸売市場整備計画(第十次改訂版)、こちらにつきましては、後ほどご参照いただければと存じます。
 以上、簡単ではございますが、東京都卸売市場整備計画(第十次)の改定につきまして、ご説明を終わらせていただきます。
 続きまして、千客万来施設事業についてご報告申し上げます。
 お手元に資料6、千客万来施設事業についてを配布してございます。表紙をおめくりいただき、一ページをごらんください。
 1、主な経緯についてでございますが、本事業は平成二十七年九月に前事業予定者の辞退を受けまして、再公募を行ったものでございます。平成二十八年三月に万葉倶楽部株式会社を事業予定者として決定し、同年六月に事業者と基本協定書を締結いたしました。同年八月の豊洲市場への移転延期を踏まえまして、平成二十九年一月に予定しておりました着工を延期する一方、事業実施に向けた協議を進めてまいりました。
 平成二十九年六月二十日の市場移転に関する基本方針の公表後、事業者から千客万来施設事業と築地再開発との関係について説明するよう要請を受けたため、同年七月の関係局長会議におきまして、豊洲市場は継続的に中央卸売市場として運営すること、築地再開発に当たっては千客万来施設事業との整合を図りつつ、開発コンセプト等を具体化していくことを確認したことなど、これらにつきまして、事業者に対して継続的に説明してまいりました。
 また、本年一月、事業者から事業実施に向けて具体的な協議を行う旨のご要望をいただき、双方合意の上で本年三月を目途といたしまして、協議を重ねてまいりました。
 本年五月一日には知事が事業者を訪問し、事業者の懸念等に対して都の考え方を説明いたしました。さらに、同月二十一日には、築地再開発検討会議におきまして築地まちづくりの大きな視点、こちらを取りまとめ、その中で築地再開発の具体化に当たり、千客万来施設事業のコンセプトとの両立や相乗効果を図ることと明記されたところでございます。このことを含めまして、同日中に、事業者に対しましてこれまでの都の見解を示し、五月二十八日までに事業実施の意思を明確に回答するよう依頼したところでございますが、回答期限である同月二十八日に、事業者から事業実施の可否を判断できない旨の回答をいただいたところでございます。
 次に、2、事業者からの提案でございますが、五月二十八日の事業者の回答後、改めて都の考え方を説明したところ、五月三十一日に、事業者から公募時に提案した施設の工事着工時期を変更し、東京二〇二〇大会後速やかに着手することとしたいという提案を受けたところでございます。
 この提案を受けた都の対応といたしましては、現在、事業スケジュールや諸条件など、事業実施に向けた課題整理や必要な調整を進めているところでございます。
 今後、これら諸課題の整理や地元区であります江東区の理解を得た上で、事業者と最終的な合意を図るとともに、豊洲市場開場から東京二〇二〇大会までの間、さまざまな手法により、豊洲市場のにぎわい創出に向けた取り組みを展開してまいります。
 以上、簡単ではございますが、千客万来施設事業につきまして説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○伊藤委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○尾崎委員 九点の資料をお願いしたいと思います。
 一つは、豊洲市場の追加対策工事、ウエルポイント工の配置場所について、仕様書での配置と実際の配置で変更になったところ。
 二つ目が、ウエルポイントごとのパイプの数。
 三つ目が、ウエルポイントを残置する場所について。
 四つ目に、豊洲市場追加対策工事の各街区のスケジュールについて。これは、二〇一七年度内に行ったものと二〇一八年度での工事の内容を具体的にお願いしたいと思います。
 五つ目が、豊洲市場の追加対策工事終了後の専門家会議の検証の仕方について。
 六番目が、遮水壁の仕様、高さを決める経過がわかる技術会議などの議事録。
 七番目が、豊洲市場敷地の外にある観測井戸で測定されている地下水位の推移について。
 八番目が、豊洲市場の使い勝手問題で、市場業者団体などから出されている要望項目について。
 九番目が、五月三十一日に千客万来についての事業者から提案された内容がわかる文書。また、知事と事業者、知事と江東区長との話し合いの議事録。
 以上です。

○山崎委員 私からも資料請求させていただきます。
 一つ目、まず江東区、また江東区議会と都知事、副知事、市場長、そのほかの都職員との間における千客万来施設をめぐる交渉の経過。
 二つ目、千客万来施設事業者と都知事、そして副知事、市場長、そのほかの都職員との間における千客万来施設をめぐる交渉経過。
 なお、今の一番目も二番目も、いずれも平成二十三年に江東区議会が豊洲市場の受け入れを了承した時点から本日に至るまでを対象とし、交渉の当事者、年月日、内容、また、議事録等がわかるものを求めていきたいと思います。
 以上です。

○伊藤委員長 ただいま、山崎副委員長、尾崎理事から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。
 以上で中央卸売市場関係を終わります。

○伊藤委員長 これより産業労働局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、産業労働局長から紹介があります。

○藤田産業労働局長 先般の人事異動によりまして、当局幹部職員に交代がございましたので、ご紹介をさせていただきます。
 農林水産部長の上林山隆でございます。雇用就業部長の篠原敏幸でございます。産業企画担当部長の武田康弘でございます。観光振興担当部長の鈴木誠司でございます。安全安心・地産地消推進担当部長の龍野功でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
   〔理事者挨拶〕

○伊藤委員長 紹介は終わりました。

○伊藤委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○藤田産業労働局長 平成三十年第二回都議会定例会に提出を予定しております当局所管の案件の概要につきましてご説明を申し上げます。
 今回提出を予定しております案件は、事件案一件でございます。
 事件案として提出を予定しておりますのは、東京都立産業貿易センター浜松町館の指定管理者の指定についてでございます。
 東京都立産業貿易センター浜松町館は、現在、建てかえに伴い休館中でございますが、開業に向けた準備業務を平成三十年七月から開始いたしますために、指定管理者の指定についてお諮りするものでございます。
 第二回定例会提出予定議案の概要の説明は以上でございます。
 なお、詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議のほどお願いを申し上げます。

○寺崎総務部長 今回提出を予定しております産業労働局所管の案件の詳細につきまして、お手元の配布資料に基づきご説明を申し上げます。
 事件案一件についてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料1、東京都立産業貿易センター浜松町館の指定管理者の指定についてをごらんください。
 今回、指定管理者選定の対象といたしました施設は、1、対象施設、選定方法及び指定管理者候補者にございますとおり、東京都立産業貿易センター浜松町館の一施設でございます。
 選定方法は公募といたしまして、指定管理者候補者は公益財団法人東京都中小企業振興公社となりました。
 次に、候補者の選定経過でございますが、2、選定経過等の(1)にございますとおり、選定に先立ちまして、選定委員会を設置いたしました。
 具体的な選定経過でございますが、(2)にございますとおり、募集要項を策定した上で公募を行いまして、応募団体が提出した事業計画書等に基づく書類審査及び面接審査を実施し、候補者を決定いたしました。
 主な選定基準でございますが、(3)にございますとおり、類似の施設の管理業務等における実績が認められることや、安定的な経営基盤を有していることなどを基本といたしまして、(4)にございますとおり、選定委員会を三回開催して選定いたしました。
 以上の手続を経て選定されました指定管理者候補者について、去る六月五日に公表いたしました。
 なお、今定例会における議決をいただきました後に、指定管理者として指定してまいりたいというふうに考えてございます。
 指定管理者候補者の選定状況につきましては、別紙に指定管理者候補者選定概況をつけてございますので、恐れ入りますが、一枚おめくりいただき、ごらんください。
 対象施設の概要、指定期間、応募団体数、指定管理者候補者団体名称、主な選定理由等を記載してございます。
 指定管理者の指定についての説明は以上でございます。
 本事件案の議案文は、資料2のとおりでございます。
 以上で、平成三十年第二回都議会定例会に提出を予定しております産業労働局関係の案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○伊藤委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○伊藤委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 平成二十九年度東京都一般会計予算、産業労働局所管分の繰り越しについて外一件に関する報告を聴取いたします。

○寺崎総務部長 平成二十九年度一般会計予算の繰り越しにつきましてご説明を申し上げます。
 お手元の資料3、平成二十九年度東京都一般会計予算繰越説明書をごらんください。
 表紙をおめくりください。繰越明許費繰越でございます。
 対象となりました事業は、事業内訳欄に記載しておりますとおり、林道整備及び治山事業外二事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は十一億七千九百万円で、翌年度繰越額は六億九千五百十三万五千円でございます。
 自然条件の影響などにより工期におくれが生じ、事業完了までに相当期間を要することなどから、執行の終わっていない経費について、平成三十年度に繰り越すものでございます。
 これらの繰り越しの事業に要する財源内訳及び事業規模等につきましては、記載のとおりでございます。
 以上で平成二十九年度一般会計予算の繰り越しについてのご説明を終わらせていただきます。よろしくお願いを申し上げます。

○加藤金融部長 続きまして、お手元の資料4、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告についてをごらんいただきたいと思います。
 都は、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄に関する条例に基づき、中小企業者の事業再生の促進を図ることを目的としまして、都が東京信用保証協会に対して有する回収納付金を受け取る権利三件を放棄いたしましたので、ご報告申し上げます。
 放棄しました権利の内容でございますが、まず、表の番号1でございます。権利を放棄した金額は五百十九万七千七百三十二円であり、権利を放棄した日は平成三十年三月二十三日でございます。
 権利放棄の理由ですが、本件は、本条例第三条第七号に規定する特定認証紛争解決事業者が行う特定認証紛争解決手続により策定された事業再生計画に基づくものであり、かつ、当該計画が事業者の事業の再生に資すると認められるためでございます。
 次に、番号2ですが、権利を放棄した金額は二百八十七万三十六円であり、権利を放棄した日は平成三十年四月十三日でございます。
 権利放棄の理由ですが、本件は、本条例第三条第一号に規定する中小企業再生支援協議会の決定に従い、認定支援機関の支援により策定された事業再生計画に基づくものであり、かつ、当該計画が事業者の事業の再生に資すると認められるためでございます。
 次に、番号3ですが、権利を放棄した金額は七百五十三万七千百六十四円であり、権利を放棄した日は平成三十年五月一日でございます。
 権利放棄の理由ですが、本件は、本条例第三条第四号に規定する株式会社地域経済活性化支援機構が支援決定を行った事業再生計画に基づくものであり、かつ、当該計画が事業者の事業の再生に資すると認められるためでございます。
 なお、権利を放棄した金額の合計は、三件合わせまして一千五百六十万四千九百三十二円でございます。
 以上で、東京都が東京信用保証協会に対し交付する補助金に係る回収納付金を受け取る権利の放棄の報告について、ご説明を終わらせていただきます。よろしくお願い申し上げます。

○伊藤委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○伊藤委員長 なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で産業労働局関係を終わります。

○伊藤委員長 これより港湾局関係に入ります。
 初めに、先般の人事異動に伴い、幹部職員に交代がありましたので、港湾局長から紹介があります。

○斎藤港湾局長 去る四月一日付で当局の幹部職員に異動がございましたので、ご紹介させていただきます。
 総務部長の梅村拓洋でございます。企画担当部長でオリンピック・パラリンピック調整担当部長を兼務しております相田佳子でございます。調整担当部長の米今俊信でございます。港湾振興担当部長の戸谷泰之でございます。臨海開発部長の中村昌明でございます。
 以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○伊藤委員長 紹介は終わりました。

○伊藤委員長 次に、第二回定例会に提出を予定されております案件について、理事者の説明を求めます。

○斎藤港湾局長 平成三十年第二回東京都議会定例会に提出を予定しております当局所管の案件につきましてご説明を申し上げます。
 今回提出を予定しております案件は、条例案一件、工事請負契約議案二件でございます。
 まず、条例案につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料1、平成三十年第二回東京都議会定例会提出条例案をごらんください。
 表紙をおめくりいただきまして、目次に記載のとおり、今回提出させていただきました案件は、東京都営空港条例の一部を改正する条例一件でございます。
 今回の改正は、東京都営空港の利用に係る航空機の墜落により被害を受けた住民を支援するための規定の整備を行うものでございます。
 続きまして、工事請負契約議案につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料3、工事請負契約議案の概要をごらんください。
 表紙をおめくりいただきまして、目次に記載しておりますとおり、十三号地新客船ふ頭ターミナル施設(三十)新築工事など二件でございます。
 以上で第二回定例会提出予定議案の概要説明を終わらせていただきます。
 詳細につきましては、総務部長からご説明申し上げます。よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。

○梅村総務部長 ただいまの局長の概要説明に続きまして、提出案件の詳細についてご説明を申し上げます。
 初めに、条例案についてご説明を申し上げます。
 お手元の資料2、条例案の概要をごらん願います。
 表紙の次のページの目次をお開きください。東京都営空港条例の一部を改正する条例一件でございます。
 恐れ入ります、一ページをお開き願います。改正案の概要でございますが、東京都営空港の利用に係る航空機が墜落した場合に、当該墜落により被害を受けた住民を支援するため、生活再建支援の措置に係る規定を設けるとともに、着陸料を改定するものでございます。
 主な改正内容といたしまして、1、生活再建支援の措置でございますが、東京都営空港の利用に係る航空機が墜落した場合、当該墜落によって住宅が損壊した住民に対しまして、住宅の建てかえ及び修繕その他の生活再建を支援するための資金を支給できるよう、知事が所要の措置を講ずる旨の規定を追加いたします。
 2、着陸料の改定でございますが、生活再建支援の措置に必要な経費に係る着陸料を新たに追加いたします。
 本条例の施行期日は、平成三十年八月一日を予定しております。
 また、二ページ及び三ページに新旧対照表を掲載してございますので、後ほどごらん願いたいと存じます。
 続きまして、工事請負契約議案につきましてご説明申し上げます。
 お手元の資料3、工事請負契約議案の概要をごらん願います。
 表紙の次のページの目次をお開きください。記載の二件でございます。
 それでは、一ページをお開き願いたいと存じます。一件目は、十三号地新客船ふ頭ターミナル施設(三十)新築工事でございます。
 本件は、近年のクルーズ需要の増大及び客船の大型化を踏まえ、臨海副都心地域に世界最大級の客船に対応可能な新たなターミナル施設を整備するものでございます。
 工事場所は東京都江東区青海二丁目地先、契約の相手方は五洋・東亜建設共同企業体、契約金額は五十九億八千百四万円、工期は平成三十二年六月三十日でございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数等はごらんのとおりでございます。
 二ページに案内図を、三ページに図面を掲載してございますので、後ほどごらん願いたいと存じます。
 続きまして、四ページをお開きください。二件目は、中防内五号線南側アプローチ(三十)建設工事でございます。
 本件は、中央防波堤地区の開発に伴う交通需要に対応するため、臨港道路南北線に接続する中防内五号線の南側アプローチを整備するものでございます。
 工事場所は東京都江東区青海三丁目地先中央防波堤外側埋立地(その二)、契約の相手方は株式会社奥村組、契約金額は二十二億四千八百四十万八千八百円、工期は平成三十一年九月三十日でございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数等はごらんのとおりでございます。
 五ページに案内図を、六ページに図面を掲載してございますので、後ほどごらん願いたいと存じます。
 以上で、簡単ではございますが、平成三十年第二回都議会定例会に提出を予定しております港湾局関係の案件の説明を終わらせていただきます。よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。

○伊藤委員長 説明は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。--なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。

○伊藤委員長 次に、理事者から報告の申し出がありますので、これを聴取いたします。
 十号ふ頭西上屋(三十)新築工事外三件に関する報告を聴取いたします。

○梅村総務部長 では、まず十号ふ頭西上屋(三十)新築工事についてご報告申し上げます。
 お手元の資料4をごらん願いたいと存じます。
 本件は、内貿ふ頭機能の強化に伴い、上屋を再整備するものでございます。
 工事場所は東京都江東区有明四丁目七番九号、契約の相手方は株式会社長谷工コーポレーション、契約金額は三十六億一千六百九十二万円、工期は平成三十二年二月二十八日でございます。
 契約の方法、入札回数、入札者数等はごらんのとおりでございます。
 二ページに案内図を、三ページに図面を掲載してございますので、後ほどごらん願いたいと存じます。
 続きまして、平成二十九年度予算の繰り越しにつきましてご説明を申し上げます。
 恐れ入りますが、お手元の資料5、平成二十九年度繰越説明書をごらん願いたいと存じます。
 初めに、一般会計予算の繰り越しにつきましてご説明をさせていただきます。
 恐れ入ります、三ページをお開き願います。繰越明許費繰越の総括表でございます。
 一番上の段に記載のとおり、平成二十九年度の歳出の予算現額九百七十九億九千五百万余円に対しまして、繰越明許費の予算議決額は百五十二億五千八百万円、繰り越しいたしました額は百二十八億四千九百万余円でございます。
 次に、繰り越しの内訳についてご説明申し上げます。
 五ページをお開き願います。まず、1、東京港整備事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は百二十三億三千万円、繰越額は百六億二千五百万余円でございます。
 五ページから七ページの右側説明欄に記載のとおり、工事の調整等に日時を要したため、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 八ページをお開き願います。次に、2、島しょ等港湾整備事業でございます。
 繰越明許費の予算議決額は二十九億二千八百万円、繰越額は二十二億二千四百万余円でございます。
 八ページから一〇ページの右側説明欄に記載のとおり、工事の調整に日時を要したことなどにより、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で一般会計予算の繰り越しについて説明を終わらせていただきます。
 引き続きまして、臨海地域開発事業会計予算の繰り越しについてご説明を申し上げます。
 恐れ入ります、一三ページをお開き願います。建設改良費繰越の総括表でございます。
 平成二十九年度予算で建設または改良に要する経費として計上した額は百八億八百万余円、このうち、繰越額は右から三列目、翌年度繰越額の欄に記載のとおり二十三億四千五百万余円でございます。
 繰り越しの内訳につきましては、一五ページから一七ページにかけて記載をしてございます。右側説明欄に記載のとおり、工事の調整等に日時を要したため、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 恐れ入ります、一九ページをお開き願いたいと存じます。事故繰越の総括表でございます。
 平成二十九年度予算で建設または改良に要する経費として計上した額は二億百万円、このうち、繰越額は右から三列目、翌年度繰越額の欄に記載のとおり二億百万円でございます。
 繰り越しの内訳につきましては、二一ページに記載してございます。右側説明欄に記載のとおり、工事の調整に日時を要したため、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で臨海地域開発事業会計予算の繰り越しについて説明を終わらせていただきます。
 続きまして、港湾事業会計予算の繰り越しについてご説明を申し上げます。
 恐れ入ります、二五ページをお開き願います。建設改良費繰越の総括表でございます。
 二十九年度予算で建設または改良に要する経費として計上した額は十三億六千九百万余円、このうち、繰越額は右から三列目、翌年度繰越額の欄に記載のとおり一億六千百万余円でございます。
 繰り越しの内訳につきましては、二七ページに記載してございます。右側説明欄に記載のとおり、工事の調整に日時を要したため、事業の一部を翌年度に継続実施するものでございます。
 以上で、簡単ではございますが、報告事項についての説明を終わらせていただきます。

○伊藤委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。--なければ、資料要求はなしと確認させていただきます。
 以上で港湾局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時四十一分散会

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