経済・港湾委員会速記録第十四号

平成二十二年十月四日(月曜日)
第八委員会室
   午後一時開議
 出席委員 十三名
委員長小沢 昌也君
副委員長増子 博樹君
理事高倉 良生君
理事鈴木あきまさ君
理事伊藤 ゆう君
山崎 一輝君
田中  健君
笹本ひさし君
伊藤 興一君
佐藤 広典君
清水ひで子君
鈴木貫太郎君
三宅 茂樹君

 欠席委員 一名

 出席説明員
産業労働局局長前田 信弘君
次長真田 正義君
総務部長三枝 健二君
中央卸売市場市場長岡田  至君
管理部長塩見 清仁君
港湾局局長中井 敬三君
総務部長山本  隆君
労働委員会事務局局長山本 洋一君

本日の会議に付した事件
 意見書について
付託議案の審査(決定)
・第百五十四号議案 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター中期目標について
請願陳情の継続審査について
特定事件の継続調査について

○小沢委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書二件につきましては、いずれも調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○小沢委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情及び特定事件の閉会中の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百五十四号議案を議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了しております。
 この際、本案に対し発言の申し出がありますので、これを許します。

○清水委員 付託されております第百五十四号議案、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター中期目標について、反対の意見を申し上げます。
 日本共産党は、産技研の独立行政法人化には最初から反対してまいりました。なぜなら、民間的経営手法を取り入れることで、基礎的研究、研究員の確保、中小企業へのサービスなどが犠牲にされることになるからです。
 次期中期目標では、中小企業支援の充実を図っていくとされておりますが、そのためには、職員、研究者の確保、試験研究機器の充実が不可欠であり、その経費が十分に確保されなければなりません。
 ところが、中期目標には、前期同様、効率化係数が記述され、運営費交付金は毎年一%ずつ削減されており、次の五年間も、その方針に沿って進められようとしています。この四年間を見ても、事業でふえているのは、事業内容が特定される外部資金などが二倍にふえる一方で、研究員は一〇%もふえていません。しかも、一般型研究員の比率が六五%にも減少してしまいました。
 これからの五年間は、特に多摩テクノプラザや臨海部新本部運営や機器の整備の充実はもちろん、従来の施設の充実への要望がさらに高くなることが予想され、このままでは、目標を達成するための体制は、基礎的研究、中小企業へのサービスを拡充する財源、体制はとても十分といえません。よって、本議案に反対するものです。
 以上です。

○小沢委員長 発言は終わりました。
 これより採決を行います。
 第百五十四号議案を採決いたします。
 本案は、起立により採決いたします。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○小沢委員長 起立多数と認めます。よって、第百五十四号議案は原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○小沢委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日までに決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○小沢委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○小沢委員長 この際、所管局を代表して、前田産業労働局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○前田産業労働局長 本委員会所管の四局を代表いたしまして、一言御礼のごあいさつを申し上げます。
 小沢委員長を初め、委員の先生方におかれましては、昨年の八月以来、私ども四局の事務事業につきまして数々のご指導、ご鞭撻をいただきまして、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご指導につきましては十分に尊重させていただき、今後の事務事業の執行に生かしてまいります。
 今後とも、所管四局に対しまして一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、お礼のごあいさつといたします。
 まことにありがとうございました。

○小沢委員長 発言は終わりました。
 この際、本日が最後の委員会となります。私からも一言あいさつを申し上げさせていただきます。
 この一年間を振り返りますと、深夜までの質疑や築地市場に関する参考人の招致、また、特別委員会との連合審査会などが深く印象に残るところでありますが、一方で、各局が抱えております多くの重要課題につきましては、充実した審議がなされたのではないかと自負しておるところでございます。それらの議論が、今後の都政の運営に組み込まれて、生かされることを望んでおるところでございます。
 皆様方の協力によりまして、公平かつ公正な委員会運営に取り組ませていただけたかと思っております。本日までお支えいただきました高木、増子両副委員長を初め、理事、委員の皆様、また、各局の理事者の皆様方、そして議会局の皆様方に深く感謝を申し上げまして、簡単ではございますが、私からの御礼の言葉といたします。
 まことにありがとうございました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時六分散会

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