経済・港湾委員会速記録第十四号

平成十三年十月二日(火曜日)
   午後一時五分開議
 出席委員 十三名
委員長松原 忠義君
副委員長三宅 茂樹君
副委員長中村 明彦君
理事丸茂 勇夫君
理事森田 安孝君
理事山崎 孝明君
中屋 文孝君
河野百合恵君
藤井  一君
富田 俊正君
橋本辰二郎君
田島 和明君
小林 正則君

 欠席委員 一名

 出席説明員
産業労働局局長浪越 勝海君
総務部長飯山 幸雄君
中央卸売市場市場長碇山 幸夫君
管理部長長尾 至浩君
港湾局局長川崎 裕康君
総務部長津島 隆一君
地方労働委員会事務局局長大久保 隆君
次長松田 曉史君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 付託議案の審査(決定)
  ・第百五十四号議案 東京都中央卸売市場条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○松原委員長 ただいまから経済・港湾委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 さきに理事会にご一任いただきました意見書のうち、お手元配布の一件につきましては、案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

東京における雇用対策の充実に関する意見書(案)
 我が国の雇用情勢は、完全失業率が調査開始以来最悪の五%となり、東京を含む南関東においては、全国平均を上回る極めて厳しい状況にある。
 さらに、今後の不良債権処理や資本市場の構造改革を柱とする施策の本格的な展開に伴い、企業の経営や雇用に与える「痛み」はますます大きくなることが予想される。
 このような状況に対処するため、都においては、先般「緊急雇用・経済東京プロジェクト」を発表し、総力を挙げて雇用対策に取り組んでいるところである。
 今、日本全体を覆い尽くしている冷え切った消費マインドを好転させるためには、何よりも首都東京の雇用情勢の改善を図ることが急務である。国は、雇用対策に係る地方自治体の果たすべき役割を認識し、今後、都が地域の雇用・就業環境に即したきめ細かい施策を円滑に実施できるよう特段の措置を講じる必要がある。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、次の事項を実現するよう強く要請する。
一 自治体の創意工夫により臨時・応急的な雇用機会を確保していくための「緊急地域雇用特別交付金事業」について、継続と交付金の再交付及び雇用期間などの要件を緩和すること。
二 雇用のミスマッチの解消に向けた職業能力開発を更に推進するため、今年度で廃止される生涯能力開発給付金に代わる新たな給付金制度創設のための財源を自治体に付与すること。
三 都及び区市町村が自ら職業紹介事業を実施することを可能とする制度改正を行うこと。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成十三年十月 日
東京都議会議長 三田 敏哉
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
総務大臣
財務大臣
厚生労働大臣
経済財政政策担当大臣 あて

○松原委員長 本件は、議長あて提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。
 なお、その他の意見書については、調整がつかなかった旨、議長に報告すべきであるとの結論になりましたので、ご了承願います。

○松原委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査並びに請願陳情、特定事件の継続審査及び調査の申し出に対する決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第百五十四号議案を議題といたします。
 本案については、既に質疑を終了しております。
 これより採決を行います。
 第百五十四号議案を採決いたします。
 本案は、簡易採決にいたしたいと思いますけれども、よろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松原委員長 お諮りいたします。
 本案は、原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松原委員長 異議なしと認めます。よって、第百五十四号議案は原案のとおり決定いたしました。
 これをもちまして付託議案の審査を終わります。

○松原委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松原委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○松原委員長 この際、所管局を代表して、港湾局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○川崎港湾局長 付託議案の審査終了に当たりまして、本委員会所管四局を代表いたしまして、一言御礼を申し上げさせていただきます。
委員長を初め委員の皆様方には、本定例会にご提案申し上げました議案につきまして、慎重かつご熱心なご審議を賜り、まことにありがとうございました。
 ご審議の過程で賜りました貴重なご意見、ご指導につきましては十分に尊重させていただき、今後の事務事業の執行に万全を期してまいりたいと思っております。
 今後とも、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。
 まことにありがとうございました。

○松原委員長 発言は終わりました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会

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