新型コロナウイルス感染症対策特別委員会速記録第十四号

令和五年六月八日(木曜日)
第十五委員会室
午後一時開議
出席委員 二十三名
委員長柴崎 幹男君
副委員長加藤 雅之君
副委員長小松 大祐君
副委員長森村 隆行君
理事慶野 信一君
理事林あきひろ君
理事菅原 直志君
理事阿部祐美子君
理事尾崎あや子君
吉住はるお君
関口健太郎君
竹平ちはる君
磯山  亮君
中田たかし君
古城まさお君
浜中のりかた君
田の上いくこ君
清水やすこ君
原 のり子君
斉藤まりこ君
藤田りょうこ君
福島りえこ君
藤井あきら君

欠席委員 なし

出席説明員
総務局局長野間 達也君
次長理事兼務小笠原雄一君
総務部長猪口 太一君
福祉保健局局長佐藤 智秀君
健康危機管理担当局長雲田 孝司君
総務部長高野 克己君
産業労働局局長坂本 雅彦君
次長理事兼務松本 明子君
総務部長緑川 武博君

本日の会議に付した事件
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止、医療提供体制の整備、経済活動への支援等の具体的方策について調査・検討を行う。
理事の互選
報告事項(説明)
・五類移行後の都の対応方針について
閉会中の継続調査について

○柴崎委員長 ただいまから新型コロナウイルス感染症対策特別委員会を開会いたします。
 初めに、委員の退職及び選任について申し上げます。
 議長から、去る四月十六日付をもって、公職選挙法第九十条の規定により、もり愛委員及びやまだ加奈子委員が議員を退職した旨、また、去る五月十二日付をもって、新たに本委員会委員に林あきひろ議員を選任した旨、また、去る五月二十四日付をもって、新たに本委員会委員に清水やすこ議員を選任した旨、通知がありましたので、ご報告いたします。
 この際、新任の委員を紹介いたします。
 林あきひろ委員です。清水やすこ委員です。
   〔委員挨拶〕

○柴崎委員長 紹介は終わりました。

○柴崎委員長 次に、やまだ加奈子議員の退職に伴い、理事一名が欠員となっておりますので、これより理事の互選を行います。
 互選の方法はいかがいたしましょうか。

○関口委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。

○柴崎委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○柴崎委員長 異議なしと認めます。よって、理事には林あきひろ委員をご指名申し上げます。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○柴崎委員長 異議なしと認めます。よって、理事には林あきひろ委員が当選されました。

○柴崎委員長 次に、議席についてお諮りいたします。
 議席につきましては、ただいまご着席のとおりといたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○柴崎委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○柴崎委員長 次に、本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介いたします。
 議事課の担当書記の小林玲菜さんです。
 議案法制課の担当書記の小森繁樹君です。
 よろしくお願いいたします。
   〔書記挨拶〕

○柴崎委員長 これより新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止、医療提供体制の整備、経済活動への支援等の具体的方策について調査検討を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取及び閉会中の継続調査の申出の決定を行います。
 なお、本日は説明を聴取し、資料要求をすることにとどめますので、ご了承願います。
 初めに、先般の人事異動に伴い、福祉保健局長並びに総務局、福祉保健局及び産業労働局の幹部職員に交代がありましたので、局長から挨拶並びに交代のあった本日出席する幹部職員の紹介があります。
 それでは、福祉保健局長に就任されました佐藤智秀君をご紹介いたします。

○佐藤福祉保健局長 四月一日付で福祉保健局長を拝命いたしました佐藤智秀でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、五類移行後の対応方針などに基づいて、平時の医療体制への円滑な移行促進、感染拡大時に機動的に対応できる体制の確保など、関係局とも連携し、局一丸となって取り組んでまいります。
 柴崎委員長をはじめ、委員の皆様方には、今後ともよろしくご指導賜りますようお願い申し上げます。
 引き続きまして、人事異動によりまして、当局の幹部職員に交代がございましたので、ご紹介をさせていただきます。
 健康危機管理担当局長の雲田孝司でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○野間総務局長 四月一日付の人事異動に伴いまして、連絡員に異動がございましたので、ご紹介申し上げます。
 総務課長の島田喜輔でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○坂本産業労働局長 先般の人事異動によりまして、当局幹部職員に交代がございましたので、ご紹介をさせていただきます。
 次長の松本明子でございます。総務部長の緑川武博でございます。最後に、本委員会との連絡に当たらせていただきます総務課長の清水良誠でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○柴崎委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○柴崎委員長 それでは、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○猪口総務局総務部長 新型コロナウイルス感染症の五類移行後の都の対応方針につきまして、総務局分のご説明をいたします。
 これは、令和五年四月二十八日の第八十一回東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議におきまして、審議または報告を行ったものでございます。
 恐れ入りますが、お手元にお配りしてございます資料第1号をご覧ください。
 表紙をおめくりいただき、二ページをご覧ください。基本的対処方針及び対策本部の廃止、措置の終了についてでございます。
 国は、新型コロナウイルス感染症を五月八日に五類感染症に位置づけまして、基本的対処方針及び政府対策本部の廃止を決定いたしました。これを受けまして、都は、都民、事業者への要請や協力依頼の終了、都対策本部の廃止を決定いたしました。
 三ページをご覧ください。五類移行後の都の対応方針についてでございます。
 都は、都民の命と健康を最優先に、かつての日常を取り戻すだけでなく、コロナとも共存した活気あふれる東京を確かなものにしていく、すなわちサステーナブルリカバリーを方針としまして、五類移行後の対応を進めていきます。
 この方針の下、ハイリスク層を守る体制を当面継続し幅広い医療機関で受診できる体制に段階的に移行すること、個人や事業者が自主的に判断できるようきめ細かく情報発信すること、今後生じるであろうあらゆる感染症のリスクに対する機動的な体制を維持することの三つのポイントを重視いたします。
 四ページをご覧ください。活気あふれる日常に!としまして、都民への呼びかけを行うものでございます。
 五類移行後は、都が感染防止対策を一律に求めるのではなく、個人や事業者の状況に応じた自主的な判断と取組が基本となります。
 このことにつきまして、引き続き、都民等へ呼びかけてまいります。
 説明は以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○高野福祉保健局総務部長 それでは、福祉保健局から医療提供体制等につきましてご報告いたします。
 恐れ入りますが、お手元にお配りしてございます資料第2号をご覧ください。
 表紙をおめくりいただきまして、二ページをご覧ください。こちらは五類移行後の医療体制でございます。
 五類移行により、幅広い医療機関がコロナ患者の診療に対応する体制に移行いたします。
 三ページをお開き願います。外来医療体制でございますが、発熱患者の診療を行っている外来対応医療機関を都のホームページで公表しております。
 また、既にインフルエンザの診療を行っているその他の医療機関などにつきましても、順次、外来対応医療機関として公表してまいります。
 四ページをお開き願います。次に、移行期における病床の確保でございます。
 五類移行後から九月末までの確保病床は、症状の重い方や透析患者、妊婦など、特別な配慮が必要な方に重点化して段階的に移行してまいります。
 五ページをお開き願います。入院体制について、より多くの医療機関で患者を受け入れるための体制づくりを独自に支援いたします。
 次に、入院調整については、他の疾病と同様に、病病、病診連携を促進してまいります。一方で、入院調整が困難な方を対象とした保健所、都による入院調整は継続いたします。
 六ページをお開き願います。五類移行後も必要な相談体制を確保するとともに、高齢者等のハイリスク層を守る取組を継続いたします。
 七ページをお開き願います。高齢者等医療支援型施設等につきましては、五類移行後も全施設、当面継続することとしております。
 八ページをお開き願います。次に、ワクチンについてでございますが、五月八日から六十五歳以上の高齢者などを対象に、オミクロン株対応ワクチンの追加接種、いわゆる春開始接種が始まりました。ご覧の都の大規模接種会場でも接種を実施してまいります。
 次のページ以降、五枚にわたり、五類移行後の医療提供体制の詳細を記載してございます。ご参考いただきたく存じます。
 一四ページをお開き願います。五類移行後、発熱などの症状が出た都民への呼びかけについてでございます。高齢者等ハイリスクの方、症状が心配な方は早めに医療機関に連絡していただきます。それ以外で症状の軽い方は、医療機関に行く前に、まずは検査キットで検査をしていただきます。
 一五ページをお開き願います。次に、相談体制についてでございますが、発熱相談センターなどの相談窓口を一本化し、東京都新型コロナ相談センターを開設しております。発熱患者への医療機関の案内や、自宅療養中の方からの健康相談などに、毎日二十四時間対応いたします。
 一六ページをお開き願います。次に、療養についてでございますが、移行後は、法律上、外出自粛は求められなくなりますが、発症後五日間かつ症状軽快後二十四時間程度を経過するまでは外出を控えることが推奨されております。
 一七ページをお開き願います。五類移行後の感染症に係る都の体制についてでございますが、今後はコロナに加え、新たに発生し得る感染症に備えておくことが重要でございます。そのため、東京都感染症対策連絡会議を新たに設置し、今後の感染動向等を踏まえ、都民への情報発信や医療提供体制の確保について、必要な検討を行ってまいります。
 これらの取組により、新型コロナウイルス感染症対策を進めてまいります。
 福祉保健局からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○緑川産業労働局総務部長 産業労働局から、五類移行に伴うコロナ対策関連事業の取扱いにつきましてご説明をさせていただきます。
 恐れ入りますが、お手元にお配りしてございます資料第3号をご覧ください。
 表紙をおめくりいただき、二ページをご覧ください。新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが、五月八日から五類感染症へ移行されたことに伴い、産業労働局におきまして、次のとおり対応してございます。
 感染症対策サポート助成事業など、コロナへの直接の対応として実施していた事業につきましては、五類への移行に伴い終了いたしました。
 また、飲食事業者の業態転換支援など、五類移行後の五月八日以降も当面引き続き対応が必要な事業につきましては継続し、事業者の皆様をサポートしてまいります。
 産業労働局からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

○柴崎委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言を願います。

○原委員 三点お願いいたします。
 五類移行に伴い終了した産業労働局の事業の実績。
 それから、二点目は、東京都新型コロナ相談センターの相談件数や内容等の推移。
 三点目は、二〇二二年五月以降のコロナ後遺症相談窓口の相談件数や内容等の推移です。
 お願いいたします。

○柴崎委員長 ただいま原委員から資料要求がありましたが、これを委員会の資料要求とすることにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○柴崎委員長 異議なしと認めます。理事者におかれましては、要求された委員と調整の上、ご提出願います。

○柴崎委員長 次に、本委員会に付託されております調査事件についてお諮りいたします。
 本件は、今定例会中に調査を終了することができませんので、閉会中の継続調査の申出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○柴崎委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十四分散会

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