新型コロナウイルス感染症対策特別委員会速記録第六号

令和三年十一月五日(金曜日)
第十五委員会室
午後一時開議
出席委員 二十三名
委員長菅野 弘一君
副委員長伊藤こういち君
副委員長川松真一朗君
副委員長伊藤 ゆう君
理事もり  愛君
理事加藤 雅之君
理事山口  拓君
理事尾崎あや子君
理事小松 大祐君
竹平ちはる君
中田たかし君
古城まさお君
西崎つばさ君
原 のり子君
斉藤まりこ君
藤田りょうこ君
三宅 正彦君
やまだ加奈子君
菅原 直志君
藤井あきら君
ほっち易隆君
森村 隆行君
桐山ひとみ君

欠席委員 なし

出席説明員
総務局局長村松 明典君
次長理事兼務山口  真君
総務部長小平 基晴君
福祉保健局局長中村 倫治君
総務部長高野 克己君
産業労働局局長坂本 雅彦君
次長根本 浩志君
総務部長松本 明子君

本日の会議に付した事件
新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止、医療提供体制の整備、経済活動への支援等の具体的方策について調査・検討を行う。
報告事項(説明)
・基本的対策徹底期間における対応について

○菅野委員長 ただいまより新型コロナウイルス感染症対策特別委員会を開会いたします。
 これより新型コロナウイルス感染症の感染拡大の防止、医療提供体制の整備、経済活動への支援等の具体的方策について調査検討を行います。
 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、報告事項の聴取を行いたいと思います。
 初めに、先般の人事異動に伴い、総務局長、福祉保健局長及び産業労働局長並びに幹部職員に交代がありましたので、局長から挨拶並びに幹部職員の紹介があります。
 それでは、総務局長に就任されました村松明典君をご紹介いたします。

○村松総務局長 去る十月二十五日付で総務局長に就任いたしました村松明典でございます。
 新型コロナウイルス感染症対策の推進に向けて、関係局とも連携いたしまして、職員一同、全力を挙げて取り組んでまいります。
 菅野委員長をはじめ委員の皆様方には、ご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いを申し上げます。

○菅野委員長 続いて、福祉保健局長に就任されました中村倫治君をご紹介いたします。

○中村福祉保健局長 十月二十五日付で福祉保健局長を拝命いたしました中村倫治でございます。
 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、引き続き、関係局とも連携し、局一丸となって全力で取り組んでまいります。
 菅野委員長をはじめ委員の皆様方には、今後ともご指導を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

○菅野委員長 続いて、産業労働局長に就任されました坂本雅彦君を紹介いたします。

○坂本産業労働局長 去る十月二十五日付で産業労働局長に就任いたしました坂本雅彦でございます。
 新型コロナウイルス感染症対策につきましては、関係局とも連携し、全力を挙げて取り組んでまいる所存でございます。
 菅野委員長をはじめ各委員の皆様のご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 引き続きまして、人事異動によりまして当局の幹部職員に交代がございましたので、ご紹介させていただきます。
 次長の根本浩志でございます。総務部長の松本明子でございます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。
   〔理事者挨拶〕

○菅野委員長 挨拶並びに紹介は終わりました。

○菅野委員長 次に、理事者から報告の申出がありますので、これを聴取いたします。

○小平総務局総務部長 総務局から、基本的対策徹底期間における対応につきましてご説明を申し上げます。
 これは、令和三年十月二十一日の第六十四回東京都新型コロナウイルス感染症対策本部会議におきまして決定されたものでございます。
 大変恐れ入りますが、お手元にお配りしてございます資料第1号の表紙をおめくりいただき、二ページをご覧ください。十月二十五日から十一月三十日までの間、感染再拡大防止のため、都民、事業者に基本的感染防止対策の徹底を依頼するものでございます。
 都内の感染状況は、十月二十一日のモニタリング会議におきまして、専門家から、入院患者数と重症者数は継続して減少しており、通常医療との両立が可能との指摘を受けております。
 また、国のステージ指標も、十月二十日現在で、ほぼ全ての指標がステージツーという状況でございました。
 こうした状況を踏まえまして、リバウンド防止措置期間を終了することといたしました。
 終了後の対応につきましては、一般的に、冬の期間は感染リスクが高まるといわれておりまして、マスクの着用や手洗いなどの基本的な感染防止策がますます重要となりますことから、十一月末までを基本的対策徹底期間とし、この期間における取組の効果を踏まえ、年末年始に向けた対応を検討することといたしました。
 具体的な対応でございますが、三ページをご覧ください。都民向けの協力依頼でございます。
 三つの密の回避、人と人との距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの手指衛生をはじめとした基本的な感染防止策を徹底すること、外出については、少人数で混雑している場所や時間を避けて行動すること、帰省や旅行など、都道府県をまたぐ移動の際は、基本的な感染防止策を徹底するとともに、特に大人数での会食を控えることなどについて協力を依頼しております。
 続きまして、四ページをご覧ください。事業者向けの協力依頼等でございます。
 まず、飲食店及び飲食に関連する施設でございます。
 都の第三者認証制度でございます「徹底点検TOKYOサポート」プロジェクトにおける認証を取得している店舗に対しましては、一グループ同一テーブル四人までの利用とするよう、協力を依頼しておりますが、大人数で同一テーブルを使用する場合には、感染リスクを低減するため、TOKYOワクションアプリなどの活用を推奨しております。
 また、認証を取得していない店舗に対しましては、一グループ同一テーブル四人までの利用とすることや、酒類の提供、持込みは十一時から二十一時までとするよう、協力を依頼しております。
 また、カラオケ設備を提供する店舗につきましては、小まめな換気などの基本的な感染防止策を徹底するよう、協力を依頼しております。
 続きまして、五ページをご覧ください。飲食店等以外のその他の施設等でございます。
 劇場、展示場、運動施設等におきましてイベントを実施する場合は、規模要件等に沿った施設の使用を要請いたします。
 続いて、六ページをご覧ください。その他の施設のうち、学校等でございます。
 部活動、課外活動、学生寮における基本的な感染防止策、飲み会等に関する学生等への注意喚起の徹底などにつきまして協力を依頼しております。
 次に、イベントの開催につきましては、主催者等に対して、記載の表にございますとおり、施設の収容定員に沿った開催を要請しております。
 なお、十月三十日までは人数上限を一万人としておりましたが、十月三十一日からは人数上限がなくなっております。
 なお、業種別ガイドラインの遵守など、基本的な感染防止策の徹底につきましては、施設管理者やイベント主催者などの全ての事業者へ協力を依頼しております。
 また、職場への出勤等につきましては、テレワークの活用や、人との接触を低減するための取組などを実施するよう、協力を依頼してございます。
 総務局からの説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

○高野福祉保健局総務部長 福祉保健局から、第六波に向けた医療、療養体制等につきましてご説明いたします。
 恐れ入りますが、お手元にお配りしてございます資料第2号をご覧ください。
 二ページをお開き願います。まず、第六波に向けた医療、療養体制でございます。
 現在、感染終息フェーズにあることから、通常医療との両立を図るため、確保病床数のレベルを、レベル三の六千六百五十一床からレベル一の四千床に引き下げております。
 感染の状況等に応じまして、医療機関と、補完的な役割を担う臨時の医療施設等とを合わせて約九千二百床を確保していくこととしております。
 今後、医療機関等とも調整し、さらなる医療、療養体制の拡充を進めてまいります。
 三ページをお開き願います。次に、第六波に向けた宿泊療養の体制についてでございます。
 宿泊療養施設は、現在、十六施設、約六千四百室を確保しております。
 このたび、施設への受入れ時間帯を拡大するなど運用を見直すとともに、医療、看護度に応じて、医師が往診して対応する施設とリモート診療で対応する施設に機能を分化いたします。これにより、施設の使用率の向上を図ってまいります。
 また、陽性判明後、患者本人が申込み可能な電話窓口を新たに設置し、早期に入所できる仕組みを構築いたします。
 あわせて、さらなる規模の拡大も目指してまいります。
 四ページをお開きください。最後に、第六波に向けた自宅療養の支援についてでございます。
 安心して自宅で療養していただくため、医師会と連携したオンライン診療等を実施しておりますが、今後は、往診を行う拠点病院の設置やパルスオキシメーター等のさらなる確保など、支援体制を充実してまいります。
 さらに、基礎疾患のある自宅療養者の方に中和抗体薬を投与して重症化リスクの低減を図るなど、よりきめ細かな支援を行ってまいります。
 今後も、国や医師会などと緊密に連携しながら、医療提供体制のさらなる強化を図ってまいります。
 福祉保健局からの説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。

○菅野委員長 報告は終わりました。
 この際、資料要求のある方は発言をお願いします。
   〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○菅野委員長 よろしいですか。それでは、資料要求はなしと確認させていただきます。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十分散会

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