建設・住宅委員会速記録第十五号

平成十五年十二月十一日(木曜日)
第九委員会室
午後一時七分開議
 出席委員 十四名
委員長鈴木 一光君
副委員長小磯 善彦君
副委員長林田  武君
理事花輪ともふみ君
理事三原 將嗣君
理事大西由紀子君
伊沢けい子君
河野百合恵君
小松 恭子君
いなば真一君
倉林 辰雄君
宮崎  章君
馬場 裕子君
木内 良明君

 欠席委員 なし

 出席説明員
建設局東京都技監建設局長兼務小峰 良介君
次長上條 弘人君
道路監岩永  勉君
理事杉浦  浩君
総務部長町   格君
用地部長矢口 貴行君
道路管理部長須々木亘平君
道路建設部長柿堺  至君
公園緑地部長住吉 泰男君
河川部長鈴木  進君
市街地整備部長石井 恒利君
多摩ニュータウン事業部長高西 新子君
企画担当部長田中  亨君
総合調整担当部長熊谷  清君
道路保全担当部長依田 俊治君
道路計画担当部長阿部  博君
調整担当部長内海 正彰君
多摩ニュータウン事業技術担当部長野村 孝雄君
販売企画担当部長友繁 佳明君
参事島  博文君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 建設局関係
  契約議案の調査
  ・第二百四十一号議案 日暮里・舎人線鋼けた及び鋼支柱製作・架設工事(その十八)請負契約
  ・第二百四十二号議案 隅田川橋りょう(仮称)鋼けた製作・架設工事(十五 五-補一〇九)請負契約
  付託議案の審査(質疑)
  ・第二百四十五号議案 都道の路線の廃止について
  ・諮問第四号 地方自治法第二百四十四条の四の規定に基づく異議申立てに関する諮問について

○鈴木委員長 ただいまから建設・住宅委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 委員から、お手元配布のとおり、意見書二件を提出したい旨の申し出がありました。
 お諮りいたします。
 本件については、取り扱いを理事会にご一任いただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○鈴木委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、建設局関係の契約議案の調査及び付託議案の審査を行います。
 契約議案について申し上げます。
 契約議案は財政委員会に付託されておりますが、本委員会所管分について議長から調査依頼がありました。
 本件については、調査結果を財政委員長に報告することになっております。
 公文の写しはお手元に配布してあります。
 朗読は省略いたします。

平成十五年十二月十日
       東京都議会議長 内田  茂
建設・住宅委員長 鈴木 一光殿
契約議案の調査について(依頼)
 左記の議案について調査し、財政委員長にご報告願います。
  記
1 契約議案
第二百四十一号議案 日暮里・舎人線鋼けた及び鋼支柱製作・架設工事(その十八)請負契約
第二百四十二号議案 隅田川橋りょう(仮称)鋼けた製作・架設工事(十五 五-補一〇九)請負契約
2 提出期限 平成十五年十二月十二日(金曜日)

○鈴木委員長 これより建設局関係に入ります。
 初めに、契約議案の調査を行います。
 第二百四十一号議案及び第二百四十二号議案を一括して議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 その際、資料要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認め、契約議案に対する質疑は終了いたしました。
 この際、本案に対して意見のある方は発言を願います。

○伊沢委員 第二百四十一号議案、日暮里・舎人線について意見を申し上げます。
 平成十五年六月、都が発表しました機能するバランスシートによる日暮里・舎人線事業についての事業評価は、インフラ部を含めて試算しますと、平成二十九年度末には約二百九十五億円の累積赤字が見込まれております。現在、財政状況の悪化している中で公共事業を行う際は、採算性が極めて重要となっております。このような視点から、日暮里・舎人線の事業には反対をいたします。
 以上です。

○鈴木委員長 ほかになければ、お諮りいたします。
 第二百四十一号議案につきましては、ただいまの意見を含め、委員長において取りまとめの上、財政委員長に報告いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上で契約議案の調査を終わります。

○鈴木委員長 次に、付託議案の審査を行います。
 第二百四十五号議案及び諮問第四号を一括して議題といたします。
 本案については、既に説明を聴取しております。
 その際、資料要求はいたしておりませんので、直ちに質疑を行います。
 発言を願います。

○小松委員 異議申し立てに関する諮問について二、三お願いしたいと思うんですが、この申立人を見ますと、松戸市民とのことなんですが、都立八柱霊園というのが松戸市にあるということで、使用できるのかなというんですが、八柱霊園には松戸市民に向けた特別な割り当ての墓所があるのか、こうした都民ではなく、都外の人に対するこのサービスはどうなっているのか、お聞きしたいと思います。

○島参事 今お話ありました八柱霊園は、千葉県松戸市に設置されておりますので、東京都霊園条例におきまして、松戸市民が使用の申し込みをできることになっております。これは、松戸市民と八柱霊園に限られております。
 使用者の募集に当たりましては、松戸市民向けの特別な割り当てはしておりません。

○小松委員 申込者が申し込んだのは平成九年ということですけれど、ここにおけます八柱霊園の、そのときの公募の数、それから募集者、したがって、募集倍率をお願いします。

○島参事 平成九年度におきます八柱霊園の一般埋蔵施設の公募数百七十二に対しまして、受け付け数が二千八百四十四、倍率といたしましては十六・五倍でありました。その後も同じような倍率で続いております。

○小松委員 倍率は非常に高かったということですが、その当時におけますこの墓所の使用料、管理料は幾らでしょうか。また、この当時、使用料の分納制度というのがあるのでしょうか。

○島参事 平成九年度におきます申立人の墓所の使用料は四十一万二千円で、管理料は二千二百八十円であります。平成九年度は使用料の分納制度は設けられておりません。したがいまして、申立人は使用料を一括して納入しております。

○小松委員 そうしますと、今回のこの理由というのが、障害者を抱えて非常に生活が苦しいということでありましたけれど、墓地、墓所というのは、都立霊園であれば、やはり--そういう生活の苦しい人に対する配慮というのがどういう形でされてきたのか、お願いいたします。

○島参事 条例で定められています三年の埋蔵期限が経過した後に、申立人から埋蔵・収蔵期限延期願が提出されまして、その際に書かれていました経済的な事情を考慮いたしまして、申し出た埋蔵期限の延期に応じましたが、その期限までに遺骨は埋蔵されませんでした。
 その後、聴聞におきまして、申立人が年内には納骨したいということで、再度の延期を口頭で申し出たため、その事情を考慮いたしまして延期願の提出を求めたんですが、その書面については提出されませんでした。さらに申立人の意見を聞くために二回目の聴聞を設定いたしましたが、理由なく欠席いたしまして、さらに陳述書等の提出もございませんでした。
 このように、都といたしましては、申立人の諸事情に十分配慮して対応したつもりでございます。

○小松委員 そうしますと、もしこの延期願の提出を求めたときに提出されていたり、二回目の聴聞を設定したときに出席して、そして、その話し合いができていれば、さらに延期ということも考えられたということでしょうか。

○島参事 仮にの話はなかなか申し上げにくいところでございますが、申し出の理由がやむを得ない事情に該当するかどうかで判断することになると思います。

○鈴木委員長 ほかに……。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 ほかに発言がなければ、お諮りいたします。
 本案に対する質疑はこれをもって終了いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○鈴木委員長 異議なしと認め、付託議案に対する質疑は終了いたしました。
 以上で建設局関係を終わります。
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時十七分散会

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