建設・住宅委員会速記録第十一号

平成十二年十月二日(月曜日)
午後一時三分開議
 出席委員 十四名
委員長古賀 俊昭君
副委員長小竹ひろ子君
副委員長小礒 明君
理事いなば真一君
理事今井 悦豊君
理事三原 將嗣君
福士 敬子君
沢西きよお君
浅川 修一君
寺山 智雄君
町田てるよし君
村松みえ子君
土持 正豊君
渋谷 守生君

 欠席委員 なし

 出席説明員
住宅局局長戸井 昌蔵君
次長三上 雅之君
総務部長清水  巖君
多摩都市整備本部本部長田原 和道君
管理部長長野  宏君
建設局局長古川 公毅君
次長有手  勉君
道路監石河 信一君
総務部長森澤 正範君

本日の会議に付した事件
 意見書について
 付託議案の審査(決定)
 ・第二百六十号議案 東京都営住宅条例の一部を改正する条例
 ・第二百六十一号議案 東京都福祉住宅条例の一部を改正する条例
 ・第二百六十二号議案 東京都地域特別賃貸住宅条例の一部を改正する条例
 ・第二百六十三号議案 東京都水防条例及び東京都公有土地水面使用料等徴収条例の一部を改正する条例
 請願陳情の継続審査について
 特定事件の継続調査について

○古賀委員長 ただいまから建設・住宅委員会を開会いたします。
 初めに、意見書について申し上げます。
 過日の委員会で理事会にご一任いただきました意見書一件につきましては、お手元配布の案文のとおり調整いたしました。
 案文の朗読は省略いたします。

都市公園の整備推進に関する意見書(案)
 政府の「第六次都市公園整備七箇年計画」では、平成十四年度までに一人当たりの公園面積は、約九・五平方メートルにすることを目標としており、都も、二十一世紀の早い時期までに、都民一人当たり七平方メートルを掲げている。
 公園は、緑の保全、人々の憩いや安らぎの空間、スポーツ・レジャーの拠点など、多様な都市生活において欠くことのできない重要な役割を果たしている。
 また、阪神・淡路大震災を見るまでもなく、震災時において公園は、延焼防止、避難地、被災生活の場所、物流支援の拠点などとして重要である。特に、木造住宅密集地域の安全性を向上するための防災ネットワークを形成する上で欠かすことのできない施設として、都市公園の整備は緊急の課題となっている。
 この実現のため、都は「緑の東京計画」の策定を進めているが、厳しい財政状況の下では、公園の整備を推進していくことが困難な状況である。さらに、国庫補助事業費の都への配分は、他の道府県と比較して少ない状態にある。
 地価の高い東京では、大規模な用地の取得もままならないことから、用地取得費への補助の増額、都市開発資金により取得した用地の繰上げ償還への補助の継続のほか、公園のリニューアルや、小規模工事への補助対象の拡大が必要となっている。
 よって、東京都議会は、国会及び政府に対し、都における都市公園整備事業費に対する国庫補助金の増額及び対象拡大等を強く要請する。
 以上、地方自治法第九十九条の規定により意見書を提出する。
  平成十二年十月 日
      東京都議会議長 渋谷 守生
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
大蔵大臣
建設大臣
自治大臣
国土庁長官 あて

○古賀委員長 本件は、議長あて提出の手続をとりたいと思いますので、ご了承願います。

○古賀委員長 本日は、お手元配布の会議日程のとおり、付託議案の審査、並びに閉会中における請願陳情並びに特定事件の継続審査及び調査の申し出の決定を行います。
 これより付託議案の審査を行います。
 第二百六十号議案から第二百六十三号議案までを一括して議題といたします。
 本案につきましては、既に質疑を終了いたしております。
 これより採決を行います。
 第二百六十号議案から第二百六十三号議案までを一括して採決いたします。
 お諮りいたします。
 本案は、いずれも原案のとおり決定することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○古賀委員長 異議なしと認めます。よって、第二百六十号議案から第二百六十三号議案までは、いずれも原案のとおり決定いたしました。
 以上で付託議案の審査を終わります。

○古賀委員長 次に、請願陳情及び特定事件についてお諮りいたします。
 本日まで決定を見ていない請願陳情並びにお手元配布の特定事件調査事項につきましては、それぞれ閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○古賀委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。

○古賀委員長 この際、所管三局を代表して、住宅局長から発言を求められておりますので、これを許します。

○戸井住宅局長 お許しをいただきまして、所管三局を代表して、一言お礼のごあいさつを申し上げます。
 今定例会にご提案申し上げました案件につきましては、慎重かつ熱心なご審議、ご調査を賜り、まことにありがとうございました。
 また、古賀委員長を初め委員の皆様には、一年間の長きにわたり、ご指導、ご鞭撻をいただき、厚く御礼を申し上げます。この間、付託議案及び請願陳情の審査、予算調査並びに視察等を通じていただきました貴重なご意見、ご要望につきまして、十分尊重させていただきまして、今後の事務の執行に反映させてまいる所存でございます。三局の事業につきましては、今後ともご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
 最後になりましたが、委員長を初め委員の皆様のご健勝とご活躍を心から祈念申し上げまして、ごあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。

○古賀委員長 発言は終わりました。
 この際、私からも一言お礼のごあいさつを申し上げさせていただきます。
 東京都議会委員会条例により、常任委員の任期は一年になっておりますので、我々はここで任期を終えることになります。昨年九月三十日の役員互選を行いました第一回委員会の開催以来、委員会を十八回、管内視察二回、管外視察一回を行いました。
 この間、ご承知のように、都財政逼迫の大問題が立ちはだかる中で、小竹副委員長、小礒副委員長、町田前副委員長並びに理事、委員の皆様方には、活発な委員会活動のために格別のご尽力を賜りました。厚く御礼を申し上げます。
 また、所管の多摩都市整備本部、建設局、住宅局の局長以下執行部の皆様にも、審査、調査に関し、積極的なご協力をちょうだいいたしました。心から感謝を申し上げます。さらに、委員会の運営を支えてくれました議会局の職員の方々にも謝意を表します。そして、委員長として、多摩地域多年の宿願でありました多摩都市モノレールの全線開業に邂逅し得ましたことは、大きな喜びでありました。
 しかしながら、本年六月二十六日に始まりました伊豆諸島における火山噴火及び地震活動はいまだ終息に至らず、三宅島では全島避難へと展開し、改めてハイテクやITなどといわれる時代にあっても、大自然の前での科学や人知の限界を知らされた思いです。
 石原知事以下都職員も、また、都議会も挙げて、その対応に当たっているわけでありますが、深刻な被害を受けた島しょの今後の復興と、島民の生活再生への支援に、全力を当面傾注すべきことを期待申し上げ、退任のごあいさつといたします。
 一年間ありがとうございました。(拍手)
 これをもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時九分散会

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