委員長 | 山下 太郎君 |
副委員長 | 谷村 孝彦君 |
副委員長 | 林田 武君 |
副委員長 | 酒井 大史君 |
理事 | 高木 けい君 |
理事 | 高倉 良生君 |
理事 | 小沢 昌也君 |
早坂 義弘君 | |
西崎 光子君 | |
神野 吉弘君 | |
佐藤 広典君 | |
山口 拓君 | |
西岡真一郎君 | |
吉原 修君 | |
東村 邦浩君 | |
服部ゆくお君 | |
吉田 信夫君 |
欠席委員 なし
本日の会議に付した事件
株式会社新銀行東京が巨額の累積赤字を計上するに至った原因について調査するとともに、東京都における同行の経営監視状況及び同行に対する東京都の今後の取組について調査・検討する。
閉会中の継続調査について
○山下委員長 ただいまから株式会社新銀行東京に関する特別委員会を開会いたします。
本委員会に付託されております調査事件についてお諮りいたします。
本件は、今定例会中に調査を終了することができませんので、閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
○谷村委員 ただいま山下委員長より閉会中の審査についてご提案がありました。
しかし、第一回定例会は、知事の所信表明演説が行われたことを受け、昨日、代表質問が行われたばかりであります。こうした時期に早々に閉会中の審査を委員長がご提案されたということは、本特別委員会は今定例会では何も審議することがないと委員長がお認めになっているとしか受けとめられませんが、山下委員長からこの点についてご説明をお願いしたいと思います。
○高木委員 私も同じ趣旨でございますが、本来であれば、継続調査の議決をするとすれば、今定例議会は三月三十日までですから、ちょっと時期的に、三月三日のきょうの段階で継続調査の議決をするというのはどうなのかなと。その点についてぜひ説明を求めたいということと、我が自民党としては、従前から経済・港湾委員会で新銀行問題については事足りると思っておりますし、すべてのことを経済・港湾委員会で今までやってきたことですから、そういう趣旨での発言もしてまいりました。
したがいまして、今定例会で何も議論をする必要はないということだとするならば、この第一定例会閉会と同時に、特別委員会は終結をするというのが筋ではないかと思います。
○山下委員長 ほかにご意見は--よろしいですか。お二人から同様のご趣旨のお話だというふうに思いますが、基本的には私としては、何もこの議会の最中に議論することが全くないというようなお話ではなく、これまでの理事会での皆様方のご意見を私なりに真摯に伺う中で、この定例会中に何かが大きく調整がついている話ではないという判断をさせていただく中で、理事会を開くというよりも、この議会の中で、まだ時間がかかることが多くあるなと思う中で、継続のお願いをさせていただいて、きょうの委員会にそれをお諮りしていると。
もしそれが異論があるというお話であれば、理事会を、きょうないしはここ両日中に開かせていただいて、またご協議をさせていただければありがたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○谷村委員 ということは、年四回ある定例会の中で一番重要な予算を審議する中での新銀行特別委員会が全く審議する内容がないということを、今、委員長自身がお認めになったというふうに受けとめてよろしいんでしょうか。もう一回お願いいたします。
○山下委員長 審議する内容がないということは、私としてはそのように当然考えておりません。特別委員会は幅広くさまざまな見地から、参考人の方を含め--可能性としてはですよ、いろんなご意見を伺うというような趣旨で設立をされた委員会でございますので、全くそのようなご指摘は当たらないと私は思っております。
○谷村委員 では、なぜこの時期に閉会中の継続調査を委員長からご提案されるのか、全く理解に苦しみます。この時期に閉会中の継続調査を、ここで委員会が決めるということで委員長がご提案されたということは、要するに第一回定例会中、会期中にこの特別委員会を開く必要は全くないと委員長がお認めになったから、きょう、本日一般質問が行われる大変忙しい前の時間に、こうやって特別委員全員を招集されたわけですので、そこはちょっと明確にお答えをいただきたいと思います。
○山下委員長 副委員長がどのようにお考えかわかりませんけれども、私としては、まだまだたくさん議論することがある委員会だからこそ、継続のお願いをさせていただいているわけでございます。
○高木委員 だとするならば、委員会を開く議案を提示していただいて開くべきだと思いますので、まさに今定例会の中で、もう既にこの三月三日の時点で、予算委員会も始まる前から、この特別委員会は継続で議決をして、ということは、つまり今議会ではもう審議をしないと、委員会を開かないということだと思いますから、そこの部分にちょっと私たちと委員長の考え方にそごがあるのかなというふうに思っています。
ですから、きょうまた一時から本会議もありますから、この委員会でやってもいいですし、また理事会を開くなりしていただいても結構ですから、この特別委員会が必要なのかどうかという議論にまた立ち戻ってしまうんだけれども、今回は委員長がこの日のこの時間に提案をされたことですので、それはぜひ決着をつけていただきたいというふうに思っています。
○山下委員長 基本的には、この日のこの時間というのは、別に私の一存で決めたわけではなく、皆様方にいつがよろしいでしょうかというお諮りをして、この日のこの時間に一番皆さんのご都合が合うというお話でございますので、ちょっと今の、この日のこの時間ということだけに関して申し上げれば、違うかなと、そんなふうに思っております。
○高木委員 この日のこの時間についてはいろいろ解釈はあるんですけれども、いいですけれども、じゃ、ここだけははっきりしておきたいと思いますが、今定例会で、この特別委員会では審議をする事項はあるんですか、ないんですか。
○山下委員長 審議をする事項があるか、ないかでしょうか。(発言する者あり)あるとは思います。あると思います。(発言する者あり)なるほど。じゃ、皆さんからのご提案ということで、それでは、委員会を開くための調整に入らせていただくと。委員会というのは質疑を含めて。(発言する者あり)そういうことじゃないんですか。
○谷村委員 違いますよ。閉会中の継続調査を、きょう、まだあと四週間もこの第一回定例会がある中で、委員会を開かれて、それを先ほど委員長は明確にご提案をされているわけです、冒頭に。ということは、委員長ご自身は、この本定例会中には特別委員会で審議する事項はないとお認めになったということを私は確認させていただいているわけであります。
本定例会中にこの特別委員会を開くべきだという話じゃなくて、それはすりかえであって、この段階で継続調査のご提案を委員長がされたということは、委員長は第一回定例会中はこの特別委員会は開かないと。開かない理由は、審議する内容がないということをご提案されたので、この大変忙しい時間帯ではありますけれども、皆さんにご連絡をされて、委員会を開かれたものだと理解をしておりますので、その点をきちんと確認をさせていただきたいと思います。
○山下委員長 全く開く中身がないとかということは、私としてはないと思っておりますが、どうでしょうか、そういうお話であれば、理事会を開かせていただいて、この点について、いろんな議論を、話をさせていただければと思うんですが。(発言する者あり)基本的には皆さんのご了解をいただいた上で、このようにきょう、お諮りをさせていただいておりますので。
○谷村委員 了解をして、開かれているんです、この委員会は。なぜ開かれているかというと、閉会中の継続調査をするということで各会派了解をして、ここに皆さん集まっているわけですよ。だから、委員長から閉会中の継続調査を提案されたということは、本定例会中は審議することはないということですねということを確認させていただいたということなんです。すりかえないでください。
○山下委員長 いろんなお話もあると思いますので、じゃ、理事会を開かせていただくということでよろしいですか。
○吉田委員 きょうは本会議がもう定刻一時スタートの中で開かれているわけですよね。私も理事会が開かれないで直接委員会ということに若干の疑問はありますけれども、また、閉会中の審査については、私は前回の理事会でも、参考人質疑も含めて継続的にぜひ進めていただきたいという要望もいたしました。
したがって、今定例会中も含めて、ぜひ継続的に委員会が開かれるように皆さん方に呼びかけたいと思いますし、委員長にもご努力をしていただきたいということを改めてこの場で要望いたします。
ただ、実際に一時から本会議が開かれるわけですから、とりあえず継続審査の手続だけは確認した上で、今後の進め方については別途理事会で協議をされることを望みます。
○山口委員 それぞれのお立場に立ったご意見であり、また、この継続に対する思い入れというものが今お伺いをして受け取れたわけでありますが、私たちの立場にすると、当然のことながら、継続をして審査をされるべきものであり、開かれる時期に関しては、理事会で当然のご議論いただいた上で、今後、委員会の運営というものがなされるべきであると思いますが、少なくとも継続の調査をすることに対してと存続の意義についてを、これを同時にあわせて諮ること自体が、この委員会の平場で諮ること自体に無理があるかと思いますし、一度しっかり理事会の方でご議論をいただいた上で、この委員会の存続と継続の審議というものをあわせて諮るような、この委員会の平場で諮るようなことをぜひともお避けをいただくような理事会の運営を切に望むものであります。
当然私たちの立場としては、継続して審議をしていただくことは当たり前のことだと思っております。
○谷村委員 閉会中の継続調査が本委員会の議題になっているわけでございまして、予算を審議する年四回の定例会で一番重要な定例会中に審議する事項がないとお認めになって、継続調査の確認をきょう委員長から行われたわけであります。
第一回定例会で審議することが何も認められない上に、第一回定例会が閉会されて、さらに審議をする必要はないということでありますので、定例会中に何も審議をしないのに、何で閉会中に継続調査をする必要があるのか。これが矛盾があるから確認をさせていただいているわけでございます。(発言する者あり)十分矛盾はあると思います。だからこれをきちんと議事録に残すために、こうして発言をさせていただいております。
○西岡委員 矛盾はないと思っていまして、というのは、再建計画はずっと進んでいくわけであります。恐らく、これは共通認識だと思いますけれども、新銀行東京の今後の再建計画の検証もここでするということでいえば、これはもうずっと継続していくわけであります、再建計画に基づいていけばですね。その後の新銀行東京の行方についても、やっぱりここは議論する場だと思っていますから、ここで議題がないから閉じる、閉じないではなくて、新銀行東京が存続し、都議会も経営監視をするということが、これは共通認識ですから、そのことをもってしてこの特別委員会を閉じるというふうには全くならなくて、継続して閉会中も審議をしていくんだということは、これは共通の認識だと私は思います。
○高木委員 私たちは、つまり今定例会の中で審議する議題はないということであれば、常任委員会があるわけですから、私は常任委員会の副委員長もやっていますけれども、だからこそ常任委員会でやるべきだということを従前から一貫して主張している。やることがないんだったら、早く特別委員会を閉じたらいい。会期不継続の原則ですから、このまま閉じたらいいという気持ちでいます。
ただ、今回は、谷村副委員長がおっしゃるように、継続調査のための委員会を招集されたんですから、そのことはそのこととして重く受けとめますので、ですから、今後どうしていくのかということも含めて、今回はこの委員会で審議する事由はなかったんだということを確認をした上で、理事会を開くなら開くという手配を整えてください。
○西岡委員 ちょっともう一点確認しておきたいのは、確かにこの特別委員会の設置に関しては、賛否いろいろあったのは私も承知しています。ただ、その後開かれた実施要綱や委員会の設置要綱などについては、皆さん全体で確認したと思っています。あのとき賛否はとっていません、みんなで確認してスタートした特別委員会ですから。
そのことに基づいていっても、どの段階で開くかというのはもちろん理事会を通じていろんな日程調整、いろんな判断があったと思いますが、この特別委員会の存続については、入り口では賛否はありましたけれども、その後の設置要綱は皆さんで確認した中身だと思いますので、この特別委員会はしっかりと継続して開いていくべきだと、まずこのことは確認しておかないといけないと思うんです。その時々の判断はあると思います。
○西崎委員 新銀行東京に関しては、都民の関心も高くて、いろんな立場から都議会では議論しなければいけないという意味で、私どもは経済・港湾委員会に委員を出しておりませんので、この特別委員会でしか、いろいろなことを、情報を得ることもできませんし、議論も、もちろん予特もありますけれども、時間も限られておりますので、ぜひその点も配慮していただきたいと思います。
○佐藤委員 各委員からいろんな意見が出ましたが、本会議も迫っておりますし、意見がいろいろあるということであれば、採決という方法もあるのかなと思いますが、いかがでしょうか。
○山下委員長 理事会を……(発言する者あり)それでは……(発言する者あり)本日の審査は……(「今動議が出たんだから」と呼ぶ者あり)佐藤委員、動議ですか。(発言する者あり)動議ではないというお話でございますので……(発言する者あり)どうでしょうか……(発言する者あり)よろしいですか。私の発言をお許しいただいてよろしいでしょうか。(発言する者あり)皆様方のさまざまなご意見がある中で、きょうのこの継続をするということを含めて私から提案させていただきましたが、きょうこの場で、この委員会中に意見の一致というところを見ることは、私としての今の判断においては、一時から本会議が始まる中で、非常に厳しいという判断をさせていただきます。
本日の審査はこの程度とし、後日改めて私の方から理事会の開会のお願いをさせていただきたいというふうに思います。
これをもちまして本日の委員会を閉会いたしたいと思います。
午後零時二十一分散会
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