議会運営委員会速記録第十六号

令和四年十一月二十四日(木曜日)
第十五委員会室
午前十一時三十五分開議
出席委員 二十二名
委員長三宅 正彦君
副委員長川松真一朗君
副委員長たきぐち学君
副委員長東村 邦浩君
理事菅野 弘一君
理事清水 孝治君
理事村松 一希君
理事まつば多美子君
理事和泉なおみ君
理事西沢けいた君
田の上いくこ君
本橋たくみ君
伊藤しょうこう君
後藤 なみ君
内山 真吾君
藤井あきら君
小林 健二君
白石たみお君
あぜ上三和子君
里吉 ゆみ君
中村ひろし君
山口  拓君

欠席委員 一名

議長三宅しげき君
副議長本橋ひろたか君
財務局長吉村 憲彦君

本日の会議に付した事件
会派所属議員数の変更について
会派の結成について
議会運営委員について
閉会中における議会運営委員の辞任及び選任について
第四回定例会の招集について
第四回定例会提出予定案件について
議員の表彰について
文書質問に対する答弁書の送付について
閉会中における常任委員の所属変更について
閉会中における特別委員の辞任及び選任について
常任委員会の役員について
新型コロナウイルス感染症対策特別委員について
オリンピック・パラリンピック特別委員について
各会計決算特別委員について
公営企業会計決算特別委員について
議場の議席について
知事発言について
会議予定について
質問について
意見書、決議について
請願陳情について
定例会開会当日の音楽演奏について
東京都議会情報公開推進委員会委員について
都議会のあり方検討会委員の辞任及び選任について
請願陳情の審査について
・紹介議員の発言の申出について

○三宅委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、会派所属議員数の変更について申し上げます。
 桐山ひとみ議員、米川大二郎議員及び田の上いくこ議員の会派離脱に伴い、都ファーストから十月十八日付で所属議員数が二十七名になった旨、議長に申出がありましたので、ご報告いたします。

○三宅委員長 次に、会派の結成について申し上げます。
 去る十月十八日付で、田の上いくこ議員から、三名の議員で新会派、ミライ会議を結成した旨、議長に届出がありましたので、ご報告いたします。

○三宅委員長 次に、会派所属議員数の変更に伴う議会運営委員の会派別割当てについて申し上げます。
 本件につきましては、先ほどの理事会協議の結果、都ファーストが六名から五名、ミライ会議が一名となりました。ご了承願います。

○三宅委員長 次に、閉会中における議会運営委員の辞任及び選任について申し上げます。
 ただいまの委員の割当てに伴い、本日付をもって、森村隆行議員より、議会運営委員を辞任したい旨の申出がありました。
 本件は、同日付で、申出のとおり議長において許可いたしました。
 なお、委員の欠員を補充するため、議長において、同日付で田の上いくこ議員を選任いたしました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。
 この際、田の上いくこ委員を紹介いたします。

○田の上委員 田の上です。よろしくお願いします。

○三宅委員長 次に、議席について申し上げます。
 議席は、お手元配布の議席表(案)のとおりといたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 ご異議なしと認めます。よって、議席はそのようにいたします。

○三宅委員長 次に、第四回定例会について申し上げます。
 本件につきましては、知事より、十二月一日に招集したい旨、議長に申出がありましたので、ご報告いたします。

○三宅委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件について申し上げます。
 本件につきまして、吉村財務局長から説明があります。

○吉村財務局長 第四回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の令和四年第四回東京都議会定例会提出予定議案件名表表紙に記載のとおり、ただいまのところ六十四件でございます。
 内訳は、予算案二件、条例案十五件、契約案七件、事件案三十九件、諮問一件でございます。このほか、人事案一件を予定しております。
 主な案件についてご説明申し上げます。
 初めに、予算案についてご説明いたします。
 恐れ入りますが、お手元配布の別冊資料、令和四年度十二月補正予算(案)についてをご覧願います。
 1の補正予算編成の考え方でございますが、物価高から都民の暮らしを守るとともに、都の環境政策を新たなステージへと導くための歩みを加速させ、希望ある未来を切り開くため、予算措置を行うものでございます。
 都民生活、事業者への支援等、HTT、脱炭素化の強化、新型コロナウイルス感染症対策等を補正予算の柱としております。
 二ページをご覧願います。補正の規模でございますが、2の(1)、補正予算の規模の表、今回補正の欄に記載のとおり、一般会計で一千十三億円、公営企業会計のうち、下水道事業会計で十五億円の増額でございます。
 恐れ入りますが、先ほどご覧いただきました件名表の三ページをご覧願います。条例案でございます。
 まず、新設の条例が二件ございます。
 二件ともに個人情報の保護に関する法律の一部改正等に伴い、条例を新設するものでございまして、1の個人情報の保護に関する法律施行条例は、開示請求の手続等に係る規定を整備するもの、2の東京都個人情報保護審査会条例は、保有個人情報の開示請求等に係る審査請求について調査審議させるため、東京都個人情報保護審査会を設置するものでございます。
 次に、一部を改正する条例が十三件ございます。
 四ページをご覧願います。6の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例外四件は、東京都人事委員会勧告等に伴い、職員の給与等を改定するものでございます。
 五ページをご覧願います。9の旅券法関係手数料条例の一部を改正する条例は、旅券法等の一部改正に伴い、旅券の査証欄の増補の申請に係る手数料を廃止するものなどでございます。
 11の都立学校等に勤務する講師の報酬等に関する条例の一部を改正する条例は、妊娠、出産と仕事との両立を支援するため、新たに妊娠症状対応休暇を設けるものでございます。
 六ページをご覧願います。13の東京都都市整備局関係手数料条例の一部を改正する条例は、都市の低炭素化の促進に関する法律施行規則の一部改正を踏まえ、低炭素建築物新築等計画の認定の申請等に関する手数料に係る規定を改めるものなどでございます。
 14の都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例は、脱炭素社会の実現に向けた実効性ある取組の強化を図るため、住宅等の一定の中小新築建物に係る環境性能の確保を求める制度を創設するほか、所要の改正を行うものでございます。
 15の東京消防庁の設置等に関する条例の一部を改正する条例は、国分寺消防署の位置を改めるものでございます。
 このほか、法令改正に伴い規定を整備するものが三件ございます。
 七ページをご覧願います。契約案でございます。
 1の東京都江戸東京博物館(四)改修工事請負契約から、八ページ、7の街路築造工事のうち擁壁築造工事(四西−青梅三・四・四裏宿町)請負契約まで、合計七件を予定しております。
 契約金額の総額は約二百十四億円でございます。
 九ページをご覧願います。事件案でございます。
 1は、葛西臨海水族園(仮称)整備等事業の実施に当たり、民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律の規定に基づき事業契約を締結するもの、2は、当せん金付証票、いわゆる宝くじの令和五年度の発売限度額を定めるもの、3は、旅券法の一部改正に伴い、都と島しょ各町村との間における旅券の申請受理及び交付等に係る事務の委託を変更し、これに伴い規約の一部を変更するもの、4から一三ページ、17までの十四件は、指定管理者の指定に関するもの、18は、新型インフルエンザの発生に備え、備蓄用の個人防護具を買い入れるもの、19から一八ページ、39までの二十一件は、再び指定管理者の指定に関するものでございまして、先ほどの十四件と合わせ三十五件の指定管理者を指定するものでございます。
 事件案は以上三十九件でございまして、地方自治法等の規定に基づき議決をお願いするものでございます。
 一九ページをご覧願います。諮問でございます。
 未納下水道料金に係る督促処分について審査請求があったため、地方自治法の規定に基づき諮問するものでございます。
 引き続きまして、人事案についてご説明をいたします。
 お手元配付資料、東京都公害審査会委員をご覧願います。
 一名の委員が欠員となっておりますので、上段、今回任命を予定する委員の欄に記載のとおり、藤谷雄二氏を新たに任命いたしたいと存じます。
 同意につきまして、よろしくお願いいたします。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○三宅委員長 説明は終わりました。ご苦労さまでした。
 ただいま説明のありました案件のうち、人事案件につきましては、質問終了日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。

○三宅委員長 次に、議員の表彰について申し上げます。
 去る十月二十五日付で、全国都道府県議会議長会から、お手元配布の名簿のとおり、三宅しげき議員及び曽根はじめ議員が自治功労者として表彰されました。心よりお祝い申し上げます。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○三宅委員長 次に、文書質問に対する答弁書の送付について申し上げます。
 さきの定例会において提出のありました文書質問に対し、知事より答弁書が提出されましたので、議長より、質問趣意書とともに各議員宛て送付いたしておきました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○三宅委員長 次に、閉会中における常任委員の所属変更について申し上げます。
 十月十八日付及び十一月二日付をもって、お手元配布の名簿のとおり、それぞれ所属変更の申出がありました。
 本件は、いずれも同日付で、申出のとおり議長において許可いたしました。
 本件につきましては、いずれも定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○三宅委員長 次に、閉会中における特別委員の辞任及び選任について申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症対策特別委員、令和三年度各会計決算特別委員及び令和三年度公営企業会計決算特別委員について、お手元配布の名簿のとおり、議長においてそれぞれ辞任を許可し、後任委員を選任いたしました。
 本件につきましては、いずれも定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○三宅委員長 次に、会派所属議員数の変更に伴う常任委員会の役員の会派別割当てについてご協議願います。
 先ほどの理事会協議の結果、常任委員会の副委員長ポストの割当ては、都ファーストが五名から四名、ミライ会議が一名となりました。
 なお、これに伴い、総務委員会の副委員長ポストを都ファーストからミライ会議に異動することといたしました。
 次に、理事ポストの割当ては、都ファーストが七名から六名、ミライ会議が一名となりました。
 なお、これに伴い、文教委員会の理事ポストを都ファーストからミライ会議に異動することといたしました。
 本件につきましては、いずれも理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。

○三宅委員長 次に、会派所属議員数の変更に伴う新型コロナウイルス感染症対策特別委員の会派別割当てについてご協議願います。
 先ほどの理事会協議の結果、都ファーストが六名から五名、ミライ会議が一名となりました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、関係会派におかれましては、辞任及び選任の手続方、速やかにお願いいたします。

○三宅委員長 次に、会派所属議員数の変更に伴うオリンピック・パラリンピック特別委員の会派別割当てについてご協議願います。
 先ほどの理事会協議の結果、都ファーストが五名から四名、ミライ会議が一名となりました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、関係会派におかれましては、辞任及び選任の手続方、速やかにお願いいたします。

○三宅委員長 次に、会派所属議員数の変更に伴う各会計決算特別委員の会派別割当てについてご協議願います。
 案分によりますと、都ファーストが八名から七名、ミライ会議が一名となりますが、先ほどの理事会協議の結果、現行のとおりとすることとなりました。よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。

○三宅委員長 次に、会派所属議員数の変更に伴う公営企業会計決算特別委員の会派別割当てについてご協議願います。
 案分によりますと、都ファーストが六名から五名、ミライ会議が一名となりますが、先ほどの理事会協議の結果、現行のとおりとすることとなりました。よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。

○三宅委員長 次に、会派所属議員数の変更に伴う議席の割り振りについてご協議願います。
 本件につきましては、先ほどの理事会で協議いたしました結果、お手元配布の割り振りとすることといたしました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、議席の変更届は、準備の都合もありますので、速やかに議長までご提出願います。

○三宅委員長 次に、知事発言について申し上げます。
 知事より、定例会招集当日の本会議において発言を行いたい旨、議長に申出がありました。
 本件は、申出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。
 時間は三十五分程度とのことです。

○三宅委員長 次に、今定例会の会議予定につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○古賀議事部長 お手元の令和四年第四回定例会会議予定表(案)をご覧いただきたいと存じます。
 本日二十四日が告示日でございまして、会期は十二月一日から十五日までの十五日間でございます。
 十二月一日は招集日でございます。本会議を開きまして、会期の決定、知事の所信表明等がございます。
 十二月二日から六日までの五日間、議案調査のため休会いたします。
 十二月七日及び八日の二日間は、本会議を開きまして、代表質問及び一般質問等を行います。
 十二月九日から十四日までの六日間は休会いたしまして、常任委員会審査を行います。
 十二月十五日は最終日でございます。本会議を開きまして、議案の議決等を行い、閉会となります。
 以上でございます。

○三宅委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。

○三宅委員長 次に、質問につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○古賀議事部長 各会派等の質問時間につきまして、理事会における協議結果をご説明いたします。
 質問日は二日間でございまして、各会派等の質問時間は、自民党九十四分、都ファースト七十九分、公明党六十七分、日本共産党五十五分、立憲民主党四十四分、ミライ会議九分、無所属の自由を守る会が十三分、合計三百六十一分となりました。
 以上でございます。

○三宅委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、質問通告書は、十二月五日正午までに議長までご提出願います。
 また、念のため申し上げますが、質問通告書については、都政一般、知事の基本姿勢またはその他ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。ご協力をお願いいたします。

○三宅委員長 次に、意見書、決議について申し上げます。
 本件につきましては、提出要領に基づき、十二月十四日正午までに議長までご提出願います。

○三宅委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 十二月一日までに受理した分は質問終了日に、その後の分で十二月十四日正午までに受理した分は最終日に、それぞれ所管の委員会に付託することとし、また、付託審査中のもので報告のありました分につきましては、最終日に上程して議決することにしたい旨、議長から申出がありました。よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。

○三宅委員長 次に、定例会開会当日の音楽演奏について申し上げます。
 先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○古賀議事部長 お手元の第四回定例会開会当日の音楽演奏(案)をご覧いただきたいと存じます。
 演奏日時は、十二月一日、定例会開会当日の十二時四十分からでございます。
 今回の演奏は、東京都交響楽団メンバーによる弦楽四重奏で、曲目は、モーツァルト作曲、セレナード第十三番ト長調K.五二五、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」より第一楽章、第二楽章外一曲でございます。
 演奏者は、東京都交響楽団の四名のメンバーでございます。演奏時間は、おおむね十六分でございます。
 当日は、十二時に本会議開会予定放送に併せまして演奏予告放送を行います。十二時三十五分に参集の放送を行いますので、十二時四十分までに議席にご着席いただきます。十二時四十分から演奏が開始されます。終了後、十三時に本鈴及び放送を行い、定例会開会となります。
 以上でございます。

○三宅委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、各会派におかれましては、開会当日は十二時四十分までにお集まりいただきますよう、特段のご配慮をお願いいたします。

○三宅委員長 次に、東京都議会情報公開推進委員会委員についてご協議願います。
 会派所属議員数の変更に伴い、委員の配分等につきましては、お手元配布の東京都議会情報公開推進委員会委員の配分について(案)のとおり変更することといたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○三宅委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、関係会派におかれましては、辞任及び選任の手続方、速やかにお願いいたします。

○三宅委員長 次に、都議会のあり方検討会委員の辞任及び選任について申し上げます。
 十月十八日付をもって、田の上いくこ議員より、委員を辞任したい旨の申出がありました。
 本件につきましては、委員の欠員を補充するため、同日付でお手元配布の名簿のとおり、あかねがくぼかよ子議員を選任いたしましたので、ご了承願います。

○三宅委員長 次に、請願陳情の審査を行います。
 まず、請願四第一一号及び請願四第一二号は内容に関連がありますので、一括して議題といたします。
 事務局の説明を求めます。

○古賀議事部長 初めに、お手元の請願・陳情審査説明資料の一ページをお開き願います。
 整理番号1、請願四第一一号、令和三年度各会計決算特別委員会への一人会派の参画の保障に関する請願は、小金井市の地域政党自由を守る会幹事長渡辺大三さん外一人の方から提出されたものでございます。
 請願の趣旨は、都議会において、令和三年度各会計決算特別委員会に一人会派の参画の機会を保障していただきたいというものでございます。
 次に、資料の二ページをお開き願います。
 整理番号2、請願四第一二号、令和三年度公営企業会計決算特別委員会への一人会派の参画の保障に関する請願は、ただいまご説明いたしました請願の提出者と同じ、小金井市の地域政党自由を守る会幹事長渡辺大三さん外一人の方から提出されたものでございます。
 請願の趣旨は、都議会において、令和三年度公営企業会計決算特別委員会に一人会派の参画の機会を保障していただきたいというものでございます。
 以上の二件につきましては、内容に関連がございますので、一括して現在の状況を説明させていただきます。
 特別委員は、無所属を含めた各会派の所属議員数に応じて案分し、各会派の選定に基づき議長が会議に諮って指名しております。
 令和三年度各会計決算特別委員及び令和三年度公営企業会計決算特別委員の割当ては、それぞれの委員会設置要綱において、各会派の案分比によるとされております。
 また、東京都議会会議規則第六十三条に、委員外議員の発言の規定を設けており、委員会が必要とした場合は、委員外議員に出席を求めることができ、委員外議員からの発言の申出についても同様とされております。
 説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○三宅委員長 説明は終わりました。
 この際、紹介議員の発言の申出について申し上げます。
 本請願につきましては、上田令子議員から、会議規則第八十八条の規定により、本委員会に出席して発言したい旨の申出がありました。
 これより、本申出について採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 上田令子議員の申出を承認することに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○三宅委員長 起立少数と認めます。よって、上田令子議員の申出は承認しないことに決定いたしました。
 それでは、改めて、請願四第一一号及び請願四第一二号について発言を願います。

○白石委員 請願四第一一号並びに第一二号について、賛成の立場から意見を述べます。
 両請願は、各会計決算特別委員会及び公営企業会計決算特別委員会に一人会派の参画の機会を求めるものです。
 日本共産党都議団は、これまでも各派代表者会議及び議会運営委員会の理事会において、議会運営委員会、決算特別委員会、予算特別委員会に一人会派の参加を認めるべきであると繰り返し求めてきました。
 また、今期が始まるに当たり、生活者ネットワーク、自由を守る会、グリーンな東京、東京維新の会の四会派からも、同様の内容を含む要望書が各会派幹事長宛てに提出されているところです。
 代表者会議では、座長から今後検討していく旨の発言がありました。
 決算特別委員会は、常任委員会への付託もないことから、一人会派は決算の審議をする場が全くありません。
 今回の決算特別委員会の委員の選任を決定するに当たっても、我が党都議団は、この点を踏まえ、一人会派を委員に加えるべきと再度求めました。
 また、一人一人が都民から選出されている議員であり、その権限は平等に保障されるべきです。
 執行状況をチェックし、予算編成に生かしていく決算特別委員会をはじめ、予算特別委員会、議会運営委員会の重要な質疑の場に一人会派の参画の機会をどう保障するのか、早急に議論することを求めるものです。
 以上のことから本請願を採択することを求めて、意見表明といたします。
 以上です。

○田の上委員 令和三年度各会計決算特別委員会への一人会派の参画に関する請願外一件について意見を申し上げます。
 都議会各会計決算特別委員会、同公営企業会計決算特別委員会におきましては、現在、会派を基本として、会派に属する人数による案分での委員割当てをすることを取り決めており、また、本会議等での意見表明ができることから、この取決めの下では、この請願には賛成できません。
 一方で、会派中心の議会の取決めが地方自治法の規定に抵触するものもあることから、都議会のあり方検討委員会など、既存の都議会の取決めの検証や、議員の身分に関わる議論におきましては、議員一人一人の意見を聞くことが有益であるというふうに考えております。
 また、意見表明の場が限定されていることも考慮しなくてはなりません。
 よって、このような委員会において、一人会派を含め、各議員の意見を聞き、議員一人一人の意見が都議会の審議に反映できるよう、例えば委員会の構成人数を再考するなど、委員会設置基準を含めた工夫が必要であり、今後の検討を求めて、意見といたします。

○三宅委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 請願四第一一号及び請願四第一二号を一括して採決いたします。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、いずれも採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○三宅委員長 起立少数と認めます。よって、請願四第一一号及び請願四第一二号は、いずれも不採択と決定いたしました。

○三宅委員長 次に、陳情四第七〇号を議題といたします。
 事務局の説明を求めます。

○鈴木管理部長 お手元の請願・陳情審査説明資料の三ページをお開き願います。
 整理番号3、陳情四第七〇号、議会運営委員会のインターネットによるライブ中継及び録画映像の配信に関する陳情は、山梨県中央市の小池裕敏さんから提出されたものでございます。
 陳情の要旨は、都議会において、議会運営委員会のインターネットによるライブ中継及び録画映像の配信を行っていただきたいというものでございます。
 現在の状況についてご説明いたします。
 都議会におけるインターネット中継のライブ配信及び録画配信につきましては、平成十二年度から本会議及び予算特別委員会を対象に開始いたしました。
 その後、情報公開推進委員会での調査及び議会運営委員会理事会の了承を経て、令和元年第三回定例会から全ての常任委員会に、また、令和二年十月からは予算特別委員会以外の特別委員会にも対象を広げて実施してまいりました。
 議会運営委員会につきましては、特段の理由がある場合に、議会運営委員会理事会の協議を経て、インターネット中継を実施した例がございます。
 説明は以上でございます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○三宅委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○白石委員 陳情四第七〇号について、賛成の立場から意見を述べます。
 本陳情は、都議会において議会運営委員会のインターネットによるライブ中継及び録画映像の配信を行うことを求めるものです。
 日本共産党都議団は、議会の運営を協議する重要な議会運営委員会は、他の常任委員会並びに特別委員会と同様に、インターネットによるライブ中継及び録画映像の配信を行い、様々な形での情報開示が必要と考えます。
 よって、本陳情を採択することを求め、意見といたします。
 以上です。

○田の上委員 議会運営委員会のインターネットによるライブ中継及び録画映像の配信に関する陳情について意見を申し上げます。
 道府県で議会運営委員会のインターネットによるライブ中継及び録画映像の配信を行っているのは、神奈川県議会、三重県議会、鳥取県議会、大阪府議会の四議会と聞いております。都議会においても、議会運営委員会のインターネット中継を実施した例があります。
 東京都議会は、自ら改革を進めているところであり、本会議、全ての常任委員会、特別委員会はもちろん、議会運営委員会について、インターネットによるライブ中継及び録画映像の配信を行うことは至極当然であり、陳情に賛成するものです。
 その際、都議会では突然議事が中断して、理事協議、理事会開催などが行われることがありますが、インターネット中継の視聴者にとっては、何らの説明もなく中断し、再開することがあります。
 映像公開に当たり、インターネットの視聴者に対しても配慮が必要で、議事進行者による随時の説明が必要であることも申し添えます。
 また、理事会の内容は原則非公開とされていますが、意思決定過程の透明化という観点から、理事会での議論も公開にするべきであると意見を申し上げます。

○三宅委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○三宅委員長 起立少数と認めます。よって、陳情四第七〇号は不採択と決定いたしました。
 以上で請願陳情の審査を終わります。

○三宅委員長 この際、たきぐち副委員長から発言がございます。

○たきぐち委員 先般、第三回定例会最終日の本会議を体調不良により欠席した我が会派の議員について、定例会閉会後に会合へ参加していたことが報じられました。誤解を生じさせかねない行動であったことについて、大変申し訳なく、今後こうしたことがないよう、会派所属議員に徹底してまいります。

○三宅委員長 発言は終わりました。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後零時八分散会

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