議会運営委員会速記録第十六号

平成二十三年二月一日(火曜日)
議会運営委員会室
   午前十一時三十一分開議
 出席委員 二十二名
委員長大沢  昇君
副委員長酒井 大史君
副委員長三宅 茂樹君
副委員長中嶋 義雄君
理事山下 太郎君
理事泉谷つよし君
理事増子 博樹君
理事高橋かずみ君
理事東村 邦浩君
吉田 信夫君
西崎 光子君
伊藤まさき君
山口  拓君
門脇ふみよし君
斉藤あつし君
今村 るか君
林田  武君
村上 英子君
中屋 文孝君
高橋 信博君
藤井  一君
長橋 桂一君

 欠席委員 一名

議長和田 宗春君
副議長鈴木貫太郎君
財務局長安藤 立美君

本日の会議に付した事件
第一回定例会の招集について
第一回定例会提出予定案件について
文書質問に対する答弁書の送付について
知事の施政方針について
警視総監の治安状況説明について
監査委員の口頭報告について
包括外部監査人への説明要求について
予算特別委員会の設置について
会議予定について
質問について
意見書、決議について
請願陳情について
東京都議会海外調査団の報告について
定例会開会当日の音楽演奏について

○大沢委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、第一回定例会について申し上げます。
 本件につきましては、知事より、二月八日に招集したい旨、議長に申し出がありましたので、ご報告をいたします。

○大沢委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件について申し上げます。
 本件につきましては、安藤財務局長から説明があります。

○安藤財務局長 ご説明を申し上げます。
 第一回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の平成二十三年第一回東京都議会定例会提出予定議案件名表の表紙に記載してございますように、ただいまのところ百六件でございます。
 内訳は、予算案三十三件、条例案五十七件、契約案十件、事件案六件でございます。このほか、人事案三件を予定しております。
 初めに、予算案についてご説明いたします。
 お手元の緑色の冊子、平成二十三年度東京都予算案の概要をごらんください。
 二ページをお開きいただきたいと思います。財政規模でございますが、中段の表にございますように、平成二十三年度の一般会計は六兆二千三百六十億円でございます。これに、下段の表にございます特別会計、公営企業会計を合わせた全会計合計で十一兆七千六百四十二億円でございます。
 飛びますが、同じ冊子の六二ページをお開きいただきたいと存じます。平成二十二年度最終補正予算案でございます。
 財政規模でございますが、中段の表にございますように、一般会計、特別会計を合わせて二百五十七億円を減額するものでございます。
 予算案の詳細につきましては、過日ご説明しておりますので、省略をさせていただきます。
 恐れ入りますが、先ほどごらんいただきました件名表の三ページをごらんいただきたいと存じます。条例案でございます。
 主な案件についてご説明いたします。
 まず、新設の条例は五件でございまして、1の東京における緊急輸送道路沿道建築物の耐震化を推進する条例は、沿道建築物が地震により倒壊して緊急輸送道路を閉塞することがないよう、これらの建築物の耐震化を推進する措置を講ずることにより、地震に対する安全性の向上を図るものでございます。
 2の東京都暴力団排除条例は、都における暴力団排除活動に関し、都及び都民等の責務を明らかにするとともに、暴力団排除活動を推進するための措置や、その活動に支障を及ぼすおそれのある行為に対する規制等を定めるものでございます。
 3及び4の東京都子宮頸けいがん等ワクチン接種緊急促進臨時特例基金条例及び東京都新しい公共支援基金条例は、国の補正予算に基づき、国からの交付金を受け入れるために新たに基金を設置するものでございます。
 四ページをごらんください。5の保険業法に基づく特定保険業の認可審査に係る手数料に関する条例は、新たな手数料の設置に関するものでございます。
 次に、一部を改正する条例は五十件ございます。
 同じく四ページ、6の東京都知事等の給料等に関する条例の一部を改正する条例は、東京都特別職報酬等審議会答申等を踏まえ、給料等の改定を行うほか、知事等の期末手当の規定を整備するものでございます。
 このほか、給料、報酬等に関するものが十五件ございます。
 五ページをごらんください。10の東京都職員定数条例の一部を改正する条例は、二十三年度の職員定数を定めるものでございます。
 このほか、職員に関するものが三件ございます。
 六ページをごらんください。13の都と特別区及び特別区相互間の財政調整に関する条例の一部を改正する条例は、二十三年度分の特別区財政調整交付金の算定基準を定めるものでございます。
 このほか、区市町村に関するものが四件ございます。
 七ページをごらんください。19の東京都都税条例の一部を改正する条例は、小規模住宅用地の都市計画税の軽減措置を継続するものなどでございます。
 八ページをごらんください。23の東京都消費者行政活性化基金条例の一部を改正する条例は、国の補正予算に基づき、基金の設置目的を改正するものでございます。
 このほか、基金に関するものが五件ございます。
 少し飛びまして一二ページをごらんください。37の心身障害者の医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例は、受給者の第三者に対する損害賠償請求権を都に譲渡する規定等を整備するものでございます。
 このほか、福祉に関するものが一件ございます。
 一三ページをごらんください。41の東京都障害者支援施設等に関する条例の一部を改正する条例は、障害者自立支援法に基づく障害者支援施設等へ移行することに伴うものでございます。
 このほか、組織、施設に関するものが七件ございます。
 44の東京都立病院条例の一部を改正する条例は、都立病院における産科医確保のための処遇改善等を適正に分娩料に反映させるなどの観点から、分娩料の引き上げ等を行うものでございます。
 一五ページ、50の都民の健康と安全を確保する環境に関する条例の一部を改正する条例は、大規模事業所への温室効果ガス排出総量削減義務と排出量取引制度について、削減量口座簿に係る手数料の徴収等に関する規定などを整備するものでございます。
 このほか、使用料、手数料に関するものが五件ございます。
 また、法令の改正に伴い規定を整備するものが一件ございます。
 一六ページをごらんください。56及び次ページ57の二件は廃止の条例でございます。
 56の東京都婦人保護施設条例を廃止する条例は、社会福祉法人への移譲に伴うもの、57の東京都中山間地域等農業活性化支援基金条例を廃止する条例は、これまでの資金積立方式の廃止に伴うものでございます。
 一九ページをごらんください。契約案でございます。
 一九ページ、1の都立板橋学園特別支援学校(仮称)(二十二)改築工事から二一ページ、10の古川地下調整池取水施設工事までの合計十件を予定しております。
 契約金額の総額は、約二百八十八億四千万円でございます。
 二三ページをごらんください。事件案でございます。
 1は包括外部監査契約を締結するもの、2は公立大学法人首都大学東京に設置される助産学専攻科の授業料等の上限を定めるもの、3及び4は地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターが本部を移転し、支援機能等を拡充することに伴い定款を変更するとともに、新たな機器を導入するため、機器使用料の上限額の変更等を行うものでございます。
 二四ページをごらんください。5及び6は連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担に関するものでございます。
 事件案の合計は六件でございまして、それぞれ地方自治法等の規定に基づき議決をお願いするものでございます。
 次に、人事案についてご説明いたします。
 お手元配布資料、東京都収用委員会委員をごらんください。
 三月三十一日に二名の委員が任期満了となりますので、上段の今回任命を予定する委員に記載のとおり、池田眞朗氏、岩谷眞氏を新たに任命いたしたいと存じます。
 次に、資料、東京都収用委員会予備委員をごらんください。
 上段の今回任命を予定する予備委員に記載のとおり、岩崎隆氏が三月三十一日に任期満了となりますので、再任いたしたいと存じます。
 同意につきまして、よろしくお願いを申し上げます。
 最後に、お手元配布資料、平成二十三年第一回定例会中途議決要望案件一覧をごらんください。
 平成二十二年度予算の執行にかかわる二十四件の案件につきまして、中途議決をお願いするものでございます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議をお願い申し上げます。

○大沢委員長 説明は終わりました。ご苦労さまでございます。
 ただいま説明のありました案件のうち、人事案件につきましては、質問終了日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大沢委員長 それでは、そのようにいたします。

○大沢委員長 次に、文書質問に対する答弁書の送付について申し上げます。
 さきの定例会において提出のありました文書質問に対し、知事より答弁書が提出されましたので、議長より、質問趣意書とともに各議員あてに送付いたしておきました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承を願います。

○大沢委員長 次に、知事より、定例会招集当日の本会議において施政方針について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承を願います。時間は四十分程度とのことであります。

○大沢委員長 次に、警視総監より、定例会招集当日の本会議において都内の治安状況について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可いたしたいと思いますので、ご了承を願います。時間は二十五分程度とのことであります。

○大沢委員長 次に、大塚たかあき監査委員より、定例会招集当日の本会議において監査結果について口頭報告を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承を願います。時間は十分程度とのことでございます。

○大沢委員長 次に、包括外部監査人への説明要求についてご協議願います。
 本件につきましては、先ほどの理事会協議の結果、定例会招集当日の本会議において決定の上、包括外部監査人に平成二十二年度包括外部監査結果の報告について説明を求めることといたしました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大沢委員長 それでは、そのようにいたします。

○大沢委員長 次に、予算特別委員会の設置についてご協議願います。
 先ほどの理事会で協議いたしました結果、平成二十三年度当初予算につきましては、お手元配布の設置要綱(案)のとおり、予算特別委員会を設置し、これに付託することとなりました。
 設置要綱(案)及び委員の割り当て等につきまして、議事部長から説明いたさせます。

○鈴木議事部長 お手元の予算特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
 委員会の目的、名称、設置の根拠及び権限につきましては、それぞれ1、2、3及び4に記載のとおりでございます。
 次に、5の委員会の組織でございますが、従前の例により、委員は三十九名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事六名を置くことといたしております。
 また、各常任委員会の委員長はこの委員会の委員になるものとし、委員の割り当てにつきましては、(3)にございますように、三十九名から常任委員長九名を除いた三十名につきまして、各会派の案分比によることといたしております。
 先ほどの理事会におきまして、各会派への委員割り当ては、民主党十二名、自民党九名、公明党六名、日本共産党二名及び生活者ネット・みらい一名となりました。
 なお、役員の構成ですが、委員長は民主党から、副委員長三名につきましては、民主党、自民党及び公明党から各一名となりました。また、理事六名につきましては、民主党三名、自民党二名及び公明党一名となりました。
 次に、6の審査の方法でございますが、審査は、提案説明、総括質疑、部局別質疑、締めくくり総括質疑、討論、表決の順序で行うことといたします。
 このうち部局別質疑は、各常任委員会の調査をもってかえるものとし、締めくくり総括質疑は、(3)にございますように、各常任委員会の調査報告の後、行うものといたしております。
 以上でございます。

○大沢委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大沢委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、準備の都合がありますので、委員の選定届は、二月三日正午までに議長までご提出願います。

○大沢委員長 次に、今定例会の会議予定について、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○鈴木議事部長 お手元の平成二十三年第一回定例会会議予定表(案)をごらんいただきたいと存じます。
 本日一日が告示日でございまして、会期は二月八日から三月十一日までの三十二日間でございます。
 二月八日は招集日でございます。本会議を開きまして、会期の決定、施政方針についての知事説明、都内の治安状況についての警視総監説明、監査結果についての監査委員の口頭報告等がございます。
 二月九日から十四日までの六日間、議案調査のため休会いたします。
 二月十五日から十七日までの三日間は、本会議を開きまして、代表質問及び一般質問等を行います。
 二月十七日の一般質問終了後、予算特別委員会を設置いたしまして、平成二十三年度予算の付託の決定をし、また、議案の常任委員会付託の決定等を行います。
 二月十八日から二十一日までの四日間は休会いたしまして、二月十八日及び二十一日に常任委員会審査を行います。
 二月二十二日は本会議を開きまして、平成二十二年度関係議案等を上程し、議決を行います。
 二月二十三日から三月十日までの十六日間、休会いたしまして、この間、二月二十三日から二十五日までは予算特別委員会を開会いたしまして総括質疑を、二月二十八日から三月三日までは常任委員会審査を、三月七日及び八日は予算特別委員会を開会いたしまして締めくくり総括質疑、討論及び採決を行います。
 三月十一日は最終日でございます。本会議を開きまして議案の議決等を行い、閉会となります。
 以上でございます。

○大沢委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大沢委員長 それでは、そのようにいたします。

○大沢委員長 次に、質問につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○鈴木議事部長 各会派の質問時間につきまして、理事会における協議結果をご説明いたします。
 質問日は三日間でございまして、各会派の質問時間は、民主党二百二十三分、自民党百六十三分、公明党九十九分、日本共産党三十四分、生活者ネット・みらい十三分、合計五百三十二分となりました。
 以上でございます。

○大沢委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大沢委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、質問通告書は、二月十日正午までに議長までご提出を願います。
 また、念のために申し上げますが、質問通告書については、都政一般、知事の基本姿勢またはその他ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。ご協力をお願いいたします。

○大沢委員長 次に、意見書、決議について申し上げます。
 本件につきましては、三月九日正午までに議長まで提出することといたしたいと思いますが、いかがでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大沢委員長 それでは、そのようにいたします。

○大沢委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 二月十日までに受理した分は質問終了日に、その後の分で三月十日正午までに受理した分は最終日に、それぞれ所管の委員会に付託することとし、また、付託審査中のもので報告のありました分につきましては、最終日に上程して議決することにしたい旨、議長から申し出がありました。よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大沢委員長 それでは、そのようにいたします。

○大沢委員長 次に、東京都議会海外調査団の報告について申し上げます。
 去る平成二十二年十二月十六日から二十五日まで、フライブルグ、マドリード、セビリア、アムステルダム、パリ、ロンドン及びブリュッセルへ、東京都議会海外調査団が派遣され、海外諸都市の施策、問題点などについて調査するという所期の目的を果たし、無事帰国されたことをご報告申し上げます。
 なお、本件につきましては、定例会開会当日の本会議におきまして、調査団を代表して、原田大議員からご報告がありますので、ご了承を願います。時間は五分程度とのことであります。

○大沢委員長 次に、定例会開会当日の音楽演奏について申し上げます。
 先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○鈴木議事部長 お手元配布の第一回定例会開会当日の音楽演奏(案)についての資料をごらん願います。
 演奏日時は、二月八日、定例会開会当日の十二時四十分からでございます。
 今回の演奏は、ソプラノ歌手、馬原裕子と東京都交響楽団メンバーによるアンサンブルで、曲目は、加須屋博作曲「東京都歌」ほか三曲でございます。
 演奏者は、ソプラノ歌手一名及び東京都交響楽団の四名のメンバーで、演奏時間はおおむね十六分でございます。
 当日は、十二時に本会議開会予定放送にあわせまして演奏予告放送を行います。十二時三十五分に参集の放送を行いますので、十二時四十分までに議席にご着席いただきます。十二時四十分から演奏が開始されます。終了後、十三時に本鈴及び放送を行い、定例会開会となります。
 以上でございます。

○大沢委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大沢委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、各会派におかれましては、開会当日は十二時四十分までにお集まりいただきますよう、特段のご配慮をお願いいたします。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午前十一時四十九分散会

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