議会運営委員会速記録第六号

平成十八年二月十五日(水曜日)
議会運営委員会室
   午前十一時三分開議
 出席委員 十九名
委員長野村 有信君
副委員長新藤 義彦君
副委員長中村 明彦君
副委員長石井 義修君
理事吉野 利明君
理事相川  博君
理事花輪ともふみ君
理事中嶋 義雄君
理事吉田 信夫君
大西由紀子君
秋田 一郎君
川井しげお君
林田  武君
初鹿 明博君
酒井 大史君
門脇ふみよし君
藤井  一君
古館 和憲君
松村 友昭君

 欠席委員 四名

議長川島 忠一君
副議長木内 良明君
財務局長谷川 健次君

本日の会議に付した事件
閉会中における議会運営委員の辞任及び選任について
理事の互選
議員の辞職について
会派所属議員数の変更について
常任委員会の役員について
第一回定例会の招集について
第一回定例会提出予定案件について
東京都名誉都民の逝去について
文書質問に対する答弁書の送付について
議事説明員の異動について
知事の施政方針について
警視総監の治安状況説明について
監査委員の口頭報告について
包括外部監査人への説明要求について
予算特別委員会の設置について
会議予定について
質問について
意見書、決議について
請願陳情について
定例会開会当日の音楽演奏について
陳情の審査
(1)一七第七六号 都議会における委員会条例等の改正に関する陳情

○野村委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、閉会中における議会運営委員の辞任及び選任について申し上げます。
 二月十四日付をもちまして、柿沢未途議員から議会運営委員を辞任したい旨の申し出がありました。
 本件は、同日付をもって議長において許可いたしました。
 なお、欠員を補充するため、議長において、同日付をもって門脇ふみよし議員を選任いたしました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議において報告の上、承認を得ることになりますので、ご了承願います。
 この際、門脇ふみよし委員を紹介いたします。

○門脇委員 都議会民主党の門脇ふみよしでございます。
 任期途中からの参加になりますけれども、よろしくお願いいたします。

○野村委員長 次に、柿沢未途議員の辞任に伴い、理事一名が欠位となっておりますので、理事の互選を行います。
 互選の方法はいかがいたしましょうか。

○初鹿委員 委員長の指名推選の方法によることとし、直ちに指名していただきたいと思います。

○野村委員長 ただいまの動議にご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 ご異議なしと認めます。よって、理事には、花輪ともふみ委員を指名いたします。これにご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 ご異議なしと認めます。よって、理事には花輪ともふみ委員が当選されました。

○野村委員長 次に、議席について申し上げます。
 議席は、お手元配布の議席表(案)のとおりといたしたいと思いますが、ご異議ありませんか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 ご異議なしと認めます。よって、議席はそのようにさせていただきます。
 この際、議事の都合により暫時休憩いたします。
   午前十一時五分休憩

   午後零時一分開議

○野村委員長 休憩前に引き続き委員会を開きます。
 初めに、議員の辞職について申し上げます。
 去る二月十日付で、民主党真木茂議員より辞職願が提出されましたので、同日付をもちまして、議長において許可いたしました。
 本件は、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○野村委員長 次に、会派所属議員数の変更について申し上げます。
 ただいま申し上げましたとおり、真木茂議員の辞職に伴い、民主党から、二月十日付で所属議員数が三十四名になった旨の届け出が議長にありましたので、ご報告いたします。

○野村委員長 次に、会派所属議員数の変更に伴う常任委員会の役員の会派別割り当てについてご協議願います。
 先ほどの理事会協議の結果、常任委員会の委員長ポストの数は、自民党が三名から四名、民主党が三名から二名となりました。
 なお、これに伴い、公営企業委員会の委員長ポストを民主党から自民党に異動することといたしました。
 また、理事ポストの数は、自民党が十名から十一名、民主党が八名から七名となりました。
 なお、これに伴い、財政委員会の理事ポストを民主党から自民党に異動することといたしました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 それでは、そのようにいたします。

○野村委員長 次に、第一回定例会について申し上げます。
 本件につきましては、知事より、二月二十二日に招集したい旨、議長に申し出がありましたので、ご報告いたします。

○野村委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件について申し上げます。
 本件につきまして、谷川財務局長から説明があります。

○谷川財務局長 それでは、ご説明させていただきます。
 第一回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の平成十八年第一回定例会提出予定案件に記載してございますように、ただいまのところ百四十件でございます。
 内訳は、予算案三十四件、条例案八十九件、契約案六件、事件案十一件、ほかに人事案十二件がございます。
 初めに、予算案についてご説明いたします。
 まず、平成十八年度当初予算でございます。お手元に平成十八年度東京都予算案の概要がございます。
 二ページをごらんいただきたいと存じます。財政規模でございますが、一般会計が六兆一千七百二十億円、これに特別会計、公営企業会計を合わせた二十九会計で十二兆四千三百二十二億円でございます。
 次に、平成十七年度最終補正予算でございます。
 少し飛んで恐縮でございますけれども、四三ページをごらんいただきたいと思います。中ほどに財政規模の記載がございます。
 今回の補正は、一般会計、特別会計、公営企業会計を合わせた五会計で五千四百三十四億円でございます。
 詳細につきましては、過日ご説明しておりますので、省略させていただきたいと存じます。
 次に、条例案についてご説明いたします。お手元の平成十八年第一回東京都議会定例会提出議案件名表をごらんいただきたいと存じます。
 三ページから二五ページまでが条例案でございまして、新設の条例が八件、全部を改正する条例が一件、一部を改正する条例が七十九件、廃止する条例が一件で、合わせまして八十九件でございます。
 このうち、主な案件につきましてご説明いたします。
 まず、新設の条例でございます。
 三ページをごらんいただきたいと存じます。一段目の東京都民間事業者等が行う書面等の保存等における情報通信の技術の利用に関する条例につきましては、民間事業者等に対しまして、書面での保存等を義務づけておりますものを、電磁的記録でも足りることといたしまして、負担の軽減及び利便性の向上を図るものでございます。
 同じく四段目、東京オリンピック開催準備基金条例は、オリンピックの招致に向けまして、今後の社会資本等の整備に要する資金に充てるため、新たに基金を設置いたすものでございます。
 次に、四ページでございますが、一段目の東京都障害者介護給付費等不服審査会条例は、障害者自立支援法の施行に伴い、市町村が行った介護給付費等に係る処分に対する不服申し立ての審理、裁決を行うため、東京都障害者介護給付費等不服審査会を新たに設置いたすものでございます。
 同じく四段目、歓楽的雰囲気を過度に助長する風俗案内の防止に関する条例は、地域の歓楽的雰囲気を過度に助長するような方法による風俗案内を規制することによりまして、青少年保護と健全なまちづくりに資することを目的として条例を新設するものでございます。
 このほかに、法令等の改正に伴い制定するものなど四件を予定しております。
 次に、全部を改正する条例でございます。
 恐れ入りますが、五ページをごらんいただきたいと存じます。一段目の東京都動物の愛護及び管理に関する条例は、動物の愛護及び管理に関する法律の改正に伴いまして、条例の全部を改正するものでございます。
 次に、一部を改正する条例でございます。
 六ページをごらんいただきたいと存じます。二段目の東京都知事等の給料等に関する条例の一部を改正する条例は、東京都特別職報酬等審議会の答申を受けまして、報酬等の額の改定を行うものでございます。
 このほか、同じく報酬等の額の改定を行うものといたしまして、東京都議会議員の報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例など十五件の改正を予定しております。
 次に、九ページでございますが、四段目にあります東京都都税条例の一部を改正する条例は、災害被害者に対する都税の減免規定を設けますほか、小規模住宅用地に係る都市計画税の軽減措置を継続するなどの改正を行うものでございます。
 次に、少し飛びまして一八ページをごらんいただきたいと存じます。一段目の東京都三宅島災害被災者帰島生活再建支援条例の一部を改正する条例は、三宅島災害に伴う帰島の状況等を考慮いたしまして、条例の有効期限を一年間延長するものでございます。
 このほか、個別の条例の説明は省略させていただきますが、受益者負担の公平を図る観点などから使用料、手数料の改定等を行うもの、都職員の定数を改めるもの、法令等の改正に伴い規定を整備するものなどを合わせまして、一部を改正する条例の合計は七十九件でございます。
 続きまして、二五ページをごらんいただきたいと存じます。東京都市街地再開発事業会計条例を廃止する条例は、都施行の市街地再開発事業に係る公共施設整備が完了することに伴いまして、会計を廃止するものでございます。廃止する条例は以上でございます。
 次に、二七ページ及び二八ページが契約案でございます。
 二七ページ上段の都立石神井高等学校(H十七)改築工事請負契約を初めといたしまして、契約案は合計六件、契約金額の合計は約八十四億六千万円でございます。
 次に、二九ページから三一ページまでが事件案でございます。
 二九ページ二段目の包括外部監査契約の締結については、地方自治法の規定に基づき、包括外部監査契約を締結するものでございます。
 このほか、連続立体交差事業の実施に伴う費用の関係特別区・市の負担についてなど、事件案は十一件でございます。
 次に、お手元配布の人事案件につきましてご説明いたします。
 まず、東京都教育員会委員でございます。
 三月十二日に任期満了となります内館牧子氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都人事委員会委員でございます。
 三月三十一日に退任いたします檜垣正已氏の後任には、佐々木克已氏を選任いたしたいと存じます。
 次に、東京都収用委員会委員でございます。
 三月三十一日に任期満了となります内山忠明氏、藤重由美子氏の各氏及び四月九日に任期満了となります関哲夫氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都収用委員会予備委員でございます。
 三月三十一日に任期満了となります宮崎治子氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都固定資産評価審査委員会委員でございます。
 三月三十一日に任期満了となります喜多三枝子氏の後任には、中村京氏を選任いたしたいと存じます。
 また、同じく三月三十一日に任期満了となります遠藤隆氏、柴田徹男氏、高木祥勝氏、中川貞枝氏の各氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都公害審査会委員でございます。
 谷口茂昭氏の死亡により一名の欠員となっておりましたが、四月一日付で鈴木健司氏を任命いたしたいと存じます。
 同意につきまして、よろしくお願い申し上げます。
 続きまして、平成十八年第一回定例会中途議決要望案件一覧でございます。
 平成十七年度予算の執行にかかわるもの、平成十七年度中に事務事業の執行を行うため条例改正を要するもの及びこれらに関連して条例の改正が必要であるものなど合計十七件の案件につきまして、中途議決をお願いいたします。
 最後に、お手元配布資料、平成十八年第一回定例会今後提出予定案件一覧をごらんいただきたいと思います。
 資料に記載の二件の条例案につきまして、本定例会での提出に向け、現在準備を進めております。準備が整い次第、追って議案を提出いたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○野村委員長 説明は終わりました。ご苦労さまでした。
 ただいま説明のありました案件のうち、人事案件につきましては、質問終了日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 それでは、そのようにいたします。

○野村委員長 次に、東京都名誉都民の逝去についてご報告いたします。
 東京都名誉都民、三田政吉氏におかれましては、去る一月二十五日に逝去されました。ここに謹んでご報告いたします。
 なお、本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○野村委員長 次に、文書質問に対する答弁書の送付について申し上げます。
 さきの定例会において提出のありました文書質問に対し、知事より答弁書が提出されましたので、議長より、質問趣意書とともに各議員あて送付いたしておきました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○野村委員長 次に、議事説明員の異動について申し上げます。
 先般、警視総監の交代がありましたので、新任の警視総監を定例会招集当日の本会議において紹介いたします。
 なお、従前の例により、紹介の際、警視総監は登壇の上あいさつすることとなります。ご了承願います。

○野村委員長 次に、知事より、定例会招集当日の本会議において施政方針について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。
 時間は三十五分程度とのことです。

○野村委員長 次に、警視総監より、定例会招集当日の本会議において都内の治安状況について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。
 時間は二十分程度とのことです。

○野村委員長 次に、樺山たかし監査委員より、定例会招集当日の本会議において監査結果について口頭報告を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。
 時間は十分程度とのことです。

○野村委員長 次に、包括外部監査人への説明要求についてご協議願います。
 本件につきましては、先ほどの理事会協議の結果、定例会招集当日の本会議において決定の上、包括外部監査人に、平成十七年度包括外部監査結果の報告について説明を求めることといたしました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 それでは、そのようにいたします。

○野村委員長 次に、予算特別委員会の設置についてご協議願います。
 先ほどの理事会で協議いたしました結果、平成十八年度当初予算につきましては、お手元配布の設置要綱(案)のとおり、予算特別委員会を設置し、これに付託することとなりました。
 設置要綱案及び委員の割り当て等につきまして、議事部長から説明いたさせます。

○松原議事部長 お手元の予算特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
 まず、1の委員会の目的でございますが、平成十八年度当初予算を総合的に審査することを目的といたしております。
 次に、2から4までの名称、設置の根拠及び権限につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。
 次に、5の委員会の組織でございますが、(1)にございますように、従前の例により、委員は三十九名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事六名を置くことといたしております。
 また、(2)にございますように、各常任委員会の委員長はこの委員会の委員になるものとし、委員の割り当てにつきましては、(3)にございますように、三十九名から常任委員長九名を除いた三十名につきまして、各会派の案分比によることといたしております。
 先ほどの理事会におきまして、各会派の委員割り当ては、自民党十二名、民主党八名、公明党六名、日本共産党三名及び生活者ネット一名となりました。
 なお、役員の構成でございますが、委員長は自民党から、副委員長三名につきましては、自民党、民主党及び公明党から各一名となりました。また、理事六名につきましては、自民党及び民主党から各二名、公明党及び日本共産党から各一名となりました。
 次に、6の審査の方法でございますが、(1)にございますように、審査は、提案説明、総括質疑、部局別質疑、締めくくり総括質疑、討論、表決の順序で行うことといたします。
 このうち、部局別質疑は、(2)にございますように、各常任委員会の調査をもってかえるものとし、締めくくり総括質疑は、(3)にございますように、各常任委員会の調査報告の後、行うものといたしております。
 以上でございます。

○野村委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、準備の都合がありますので、委員の選定届は二月十七日正午までに議長までご提出願います。

○野村委員長 次に、今定例会の会議予定につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○松原議事部長 お手元の平成十八年第一回定例会会議予定表(案)をごらんいただきたいと存じます。
 本日十五日が告示日でございまして、会期は二月二十二日から三月三十日までの三十七日間でございます。
 二月二十二日が招集日でございまして、本会議を開き、会期の決定、施政方針についての知事説明、都内の治安状況についての警視総監説明、監査結果についての監査委員の口頭報告等がございます。
 二月二十三日から二十七日までの五日間、議案調査のため休会いたします。
 二月二十八日から三月二日までの三日間は、本会議を開きまして、代表質問及び一般質問を行います。
 三月二日の一般質問終了後、予算特別委員会を設置いたしまして平成十八年度予算の付託の決定をし、また、議案の常任委員会付託の決定等を行います。
 三月三日から七日までの五日間は休会いたしまして、三日及び六日に常任委員会審査を行います。
 三月八日は本会議を開きまして、平成十七年度関係議案等を上程し、議決を行います。
 三月九日から二十九日までの二十一日間休会いたしまして、この間、三月十四日から十六日までは予算特別委員会を開催いたしまして総括質疑を、十七日、二十日、二十二日及び二十三日は常任委員会審査を、三月二十七日及び二十八日は予算特別委員会を開催いたしまして、締めくくり総括質疑、討論及び採決を行います。
 三月三十日は最終日でございます。本会議を開きまして議案の議決を行い、閉会となります。
 以上でございます。

○野村委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 それでは、そのようにいたします。

○野村委員長 次に、質問につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○松原議事部長 各会派等の質問時間につきまして、理事会における協議結果をご説明いたします。
 質問日は三日間でございまして、各会派の質問時間は、自民党二百十分、民主党百四十六分、公明党九十九分、日本共産党五十六分、生活者ネット十三分、無所属の自治市民、行革一一〇番、市民の党がそれぞれ十三分、合計五百六十三分となりました。
 以上でございます。

○野村委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、質問通告書は、二月二十四日正午までに議長までご提出願います。
 また、念のため申し上げますが、質問通告書については、都政一般、知事の基本姿勢、またはその他ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。ご協力をお願いいたします。

○野村委員長 次に、意見書、決議について申し上げます。
 本件につきましては、提出要領に基づき、三月二十九日正午までに議長までご提出願います。

○野村委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 二月二十三日までに受理した分は質問終了日に、その後の分で三月二十九日正午までに受理した分は最終日にそれぞれ所管の委員会に付託することとし、また、付託審査中のもので報告のありました分につきましては最終日に上程して議決することにしたい旨、議長から申し入れがありました。よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 それでは、そのようにいたします。

○野村委員長 次に、定例会開会当日の音楽演奏について申し上げます。
 先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○松原議事部長 お手元配布の第一回定例会開会当日の音楽演奏(案)についての資料をごらん願います。
 演奏日時は、二月二十二日、定例会開会当日の十二時四十分からでございます。
 今回の内容は、東京都交響楽団メンバーによるチェロアンサンブルで、四曲を演奏いたします。
 演奏者は、東京都交響楽団の四名のメンバーでございます。
 演奏時間は、おおむね十六分でございます。
 当日は、十二時に本会議開会予定放送にあわせまして演奏予告放送を行います。十二時三十五分に参集の放送を行いますので、十二時四十分までに議席にご着席いただきます。十二時四十分から演奏が開始されます。終了後、十三時に本鈴及び放送を行い、定例会開会となります。
 以上でございます。

○野村委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○野村委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、各会派におかれましては、開会当日は十二時四十分までにお集まりいただきますよう、特段のご配慮をお願いいたします。

○野村委員長 次に、陳情の審査を行います。
 お手元配布の一七第七六号、都議会における委員会条例等の改正に関する陳情を議題といたします。
 事務局の説明を求めます。

○松原議事部長 一七第七六号、都議会における委員会条例等の改正に関する陳情につきましてご説明申し上げます。
 本陳情は、渋谷区の樋口徹さんから提出されたものでございます。
 陳情の趣旨は、請願陳情した案件を文書表に作成した際、その文書表の写しを議会へ付託する前に請願者、陳情者へ送付すること。また、請願陳情した案件が委員会で審査される際には、請願者、陳情者を委員会に常時出席させて意見を述べることができるようにすることが実現できるよう委員会条例等を改正していただきたいというものでございます。
 現在の状況ですが、都議会では、受け付け時に請願者、陳情者と面談し、願意と理由を確認して内容の正確な把握に努めております。その上で、さらに不明確な点があった場合は、電話で照会し、原文を損なわないよう必要最小限の修正をし、文書表を作成しております。
 請願陳情の委員会付託後は、文書表は都議会図書館でだれもが閲覧できるようにしており、委員会での審査を経て議決された後は、請願者、陳情者あてに審査結果とともに文書表を送付しております。
 次に、都議会では参考人制度を設けており、委員会が必要と判断した場合は、請願者、陳情者を参考人として委員会に出席を求めることができるとしております。
 また、会議規則第八十八条で、紹介議員の委員会出席について、「請願の紹介議員は、委員会から要求があったとき、又は紹介議員の申出を委員会が承認したときは、委員会に出席して説明を行う。」と規定しております。
 以上、簡単でございますが、説明を終了させていただきます。

○野村委員長 説明は終わりました。
 本件について発言を願います。

○松村委員 本陳情に対する日本共産党の意見を述べます。
 請願陳情の審査に当たって提出者の趣旨、意向が十分に伝えられることは当然のことで、区市などの議会ではこうしたことは広く行われています。
 我が党は、都議会改革に向けての提案を行った中でも、議会の活性化のための一つとして、請願陳情者からの意見聴取も取り上げています。すなわち、請願陳情の審査に当たっては請願陳情者の意見が聴取できるようにすべきで、そのために、請願・陳情取扱要綱に、審査に当たり請願陳情者の意見聴取ができる規定を加えるべきというものです。
 本陳情は、理由の中に一部乱暴かつ不正確な文言もありますが、その趣旨は当然なものであり、趣旨採択を求めるものです。
 以上です。

○大西委員 この陳情についてですが、分権一括法では、地方自治体の条例は、独自の判断で法律に抵触しない限りは自由に決めていいということになっています。
 都議会でも、二〇〇〇年三月のあり方検討委員会では、請願陳情審査において、都民にとって重要な意思表示の手段であることであり、期待にこたえなければいけない、それも早くこたえるということを確認しました。そして、その中で、意見として、委員会の判断によっては請願者等も委員会に出席、発言する場合もあることをもっと周知すべきであるといった請願陳情者や傍聴人への配慮を重視する意見も出されておりまして、委員会や会派における審議、調査の参考とするために、これまで以上に積極的に専門家や有識者等を招致するという意見で一致しております。
 また、行財政改革特別委員会でも、議会は住民の意思を代表する機関であり、住民と密接な意思疎通を図り、行政運営に住民の意思を的確に反映させるために、議会の機能をより高めていく必要があるとしております。
 そういう意味では、今回の陳情に関しても、一定の条件のもとで請願陳情の代表者の陳述を行うなども、協議の場で議論し、ルール化すべきだと思っています。この協議の場といいますのは、昨年から出ております政務調査費の領収書の添付についてのあり方検討とかいわれておりますが、ぜひこういうのを設置して、このような声にもこたえるべきだと思っております。だから趣旨採択にすべきだと思っています。
 以上です。

○野村委員長 ほかに発言がなければ、これより採決を行います。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、趣旨採択とすることに賛成の方はご起立願います。
   〔賛成者起立〕

○野村委員長 起立少数と認めます。よって、陳情一七第七六号は、不採択と決定いたしました。
 以上で陳情の審査を終わります。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後零時二十七分散会

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