議会運営委員会速記録第三十六号

平成十六年六月十六日(水曜日)
議会運営委員会室
午後零時四十四分開議
 出席委員 二十三名
委員長大西 英男君
副委員長樺山たかし君
副委員長名取 憲彦君
副委員長石井 義修君
理事古賀 俊昭君
理事遠藤  衛君
理事松原 忠義君
理事富田 俊正君
理事木内 良明君
理事吉田 信夫君
大西由紀子君
吉野 利明君
田代ひろし君
川井しげお君
矢島 千秋君
小美濃安弘君
中村 明彦君
樋口ゆうこ君
花輪ともふみ君
中嶋 義雄君
森田 安孝君
古館 和憲君
松村 友昭君

 欠席委員 なし

議長内田  茂君
副議長中山 秀雄君

本日の会議に付した事件
意見書について

○大西委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 吉田理事、ご発言がおありでしょう。

○吉田委員 議会運営委員会の申合せ4では、委員会は原則として各会派から一名以上の委員が出席しなければ、会議を開くことができないと明記をされています。
 昨日の議会運営委員会、我が党一名たりとも出席していない中で委員会が開会されたことは、極めて遺憾なことであります。
 さらに、教育基本法の改正等に対する意見書が上程されましたけれども、昨日の議会運営委員会理事会でも繰り返し述べたとおり、そもそも意見書については全会一致の大原則があり、これを守ることは、当然、我々の共通した責務であります。
 しかも、二つの意見書については、文教委員会で調整整わずという不調の結論が出ているものを、さらに議会運営委員会でこれを上程するということも、やはりとってはならないことであり、議会制民主主義の基本的なルールにかかわることで、多数を力に、そうした不一致がありながら進めるということは、重大な汚点を残すことになりかねません。
 しかも、いうまでもなく、教育基本法はまさに国政の中心的な問題であり、各党にとってみれば、それに対する態度は根幹にかかわる問題であり、したがって、大きな不一致点がある事柄だということを承知の上で、多数を力にごり押しをするといわざるを得ないような態度が行われるということは、到底見過ごすことはできません。
 したがって、二つの意見書を上程することについては、断じてそうすべきではないという意見を改めてこの場で表明をいたします。

○大西(由)委員 私も、委員会でまとまらなかった二本の意見書が議会運営委員会で強行採決されるということ、これは、委員会での審議が不調に終わったものを再度議会運営委員会で審議するならば、相当の緊急性や必要性が十分説明され、かつ会派の合意を得ることが何よりの原則なはずです。
 これまでの都議会では、委員会での審議結果を尊重した経過があります。今回の議会運営委員会の理事会で全会派の合意が得られなかったにもかかわらず、強行採決にしたことは、やはりみずからがすることは、みずからが議会軽視を引き起こすことであり、今後に禍根を残すことになりますので、やはり冷静な議会運営を生活者ネットワークは求めたいと思います。

○大西委員長 ほかにご発言はございませんか。

○樺山委員 昨日のことでございますけれども、再三にわたる出席要請を委員長が繰り返し行い、それについて、松村委員が入ってこられて、吉田理事がトイレに行っているから、今戻ってくるから待ってくれと、そういうお話があったことは私も記憶いたしております。
 しかし、その後、トイレだというには、余りにも戻ってこられる時間が長い。これはおかしい。しかも、他会派は全員そろっているわけですから、延々とトイレを理由に待たされるというふうなことがあっては、これはならない。しかし、もう一回、念を押して館内放送も入れていただきました、議会運営委員会を開会すると。にもかかわらず、依然としておいでにならない。
 あえていえば、繰り返し繰り返し開会の放送を入れ、出席の要請をしたにもかかわらず、あえて出席されなかったわけでございますから、委員長としても、これは職権でやはり開会をせざるを得ない。そういう状況になったということをご認識をいただきたいというふうに思います。

○吉田委員 私はそもそも、先ほど申したとおり、各会派にとってみれば、その政策、理念の根幹にかかわるような意見書の取り扱いなんですよ。
 したがって、私は、委員会を開会しようとしたときに、待っていただきたいと。各会派に対して、会派としても協議をする必要があるということを、改めて私は委員長に要請をした次第であります。
〔発言する者あり〕

○松村委員 今、樺山副委員長から、その事実経過を含めて発言があったので、私も、ここに、きのうは来たメンバーとして一言いいたいと思うんですけれども、事実上まだ始まっていなかったわけですよね。そうしたら、我々の幹事長、副幹事長が席に着いていないわけですよ。だから、当然私は、トイレにでも行ったんだろうということで、迎えに行く旨を皆さんにいって、それで開会しないでほしいといったんですけれども(発言する者多し)いや、ちょっと聞いてください。それで……(「ごまかすなよ」「何いっているんだよ」と呼び、その他発言する者多し)そんなことありません。それで、我々は、今、吉田幹事長から経過があったとおり、皆さん、我々は打ち合わせもできない。
 幹事長が再三待って……(「じゃあ、打ち合わせっていえばいいじゃないか」と呼ぶ者あり)それはそうですよ、待って、休憩してほしい、委員会はまだ開かないでほしいということを申し入れて席を立って行ったにもかかわらず、そのことをなぜ受けとめないんですか。(発言する者多し)
 だから、事実上、我々は、先ほど幹事長が読み上げましたとおり、会派の一人以上の出席がない限りは開かれないということが明確じゃないですか。平成九年の議運の決定をどう受けとめているんですか。その点は、大西委員長にも、きちっと私たちは申し入れました。
〔発言する者あり〕

○大西委員長 他にご発言はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
  午後零時五十分散会

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