議会運営委員会速記録第三十一号

平成十六年二月十八日(水曜日)
議会運営委員会室
午前十一時四十五分開議
 出席委員 二十三名
委員長大西 英男君
副委員長樺山たかし君
副委員長名取 憲彦君
副委員長石井 義修君
理事古賀 俊昭君
理事遠藤  衛君
理事松原 忠義君
理事青木 英二君
理事木内 良明君
理事吉田 信夫君
大西由紀子君
吉野 利明君
田代ひろし君
川井しげお君
矢島 千秋君
小美濃安弘君
中村 明彦君
富田 俊正君
樋口ゆうこ君
中嶋 義雄君
森田 安孝君
古館 和憲君
松村 友昭君

 欠席委員 なし

議長内田  茂君
副議長中山 秀雄君
財務局長櫻井  巖君

本日の会議に付した事件
 第一回定例会の招集について
 第一回定例会提出予定案件について
 文書質問に対する答弁書の送付について
 閉会中における常任委員の所属変更について
 議事説明員の異動について
 知事の施政方針について
 警視総監の治安状況説明について
 監査委員の口頭報告について
 包括外部監査人への説明要求について
 予算特別委員会の設置について
 会議予定について
 質問について
 意見書、決議について
 請願陳情について
 議員提出議案について

○大西委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、第一回定例会について申し上げます。
 本件につきましては、知事より、二月二十五日に招集したい旨、議長に申し出がありましたので、ご報告いたします。

○大西委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件について申し上げます。
 本件につきましては、櫻井財務局長から説明があります。

○櫻井財務局長 ご説明申し上げます。
 第一回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の平成十六年第一回東京都議会定例会提出予定議案件名表のとおり、ただいまのところ、予算案三十四件、条例案百九件、契約案四件、事件案十件、合わせて百五十七件となっております。ほかに、人事案十九件がございます。
 初めに、予算案についてご説明申し上げます。
 まず、平成十六年度当初予算でございますが、お手元の平成十六年度東京都予算案の概要の二ページをごらんいただきたいと存じます。
 財政規模でございますが、一般会計五兆七千八十億円、これに特別会計、公営企業会計を合わせた三十会計で十二兆五千七百三十六億円となっております。
 次に、平成十五年度最終補正予算でございます。
 恐れ入りますが、少し飛びまして恐縮ですが、四九ページをごらんいただきたいと存じます。中ほどに財政規模の記載がございますが、今回の補正は、一般会計、特別会計、公営企業会計を合わせまして四会計で二千七十億円でございます。
 詳細につきましては、過日ご説明いたしておりますので、省略させていただきたいと存じます。
 次に、条例案についてご説明申し上げます。
 お手元の提出予定議案件名表をごらんいただきたいと存じます。
 三ページから三〇ページまでが条例案でございまして、新設の条例が四件、全部を改正する条例が一件、一部を改正する条例が九十三件、廃止する条例が十一件で、合計百九件となっております。
 そのうち、主な案件につきましてご説明申し上げます。
 まず、新設の条例でございます。
 三ページ、二段目の使用済自動車の再資源化等に関する法律関係手数料条例ですが、いわゆる自動車リサイクル法の施行に伴い、解体、破砕、引き取り、フロン類回収の許可及び登録にかかわる手数料を徴収するための条例を定めるものでございます。
 次に、三段目の東京都食品安全条例ですが、BSE問題、食品偽装表示事件など、食品の安全に対する都民の不安、不信が高まっている中で、都の地域性に応じた食品の安全性を確保する施策を総合的かつ計画的に推進し、現在及び将来の都民の健康を守るために制定するものでございます。
 次に、同じ三ページ、下段記載の東京における住宅の賃貸借に係る紛争の防止に関する条例ですが、退去時の敷金精算、居住時における修繕などの苦情や相談が多いことから、住宅の賃貸借における紛争の防止を図り、住生活の安定を確保するための実効性ある新たな仕組みを構築するために制定するものでございます。
 これら三件を含め、新設の条例は四件でございます。
 次に、全部を改正する条例でございます。
 四ページ、上段の東京都港湾管理条例は、港湾を取り巻く状況の変化に適切に対応するため、現在の港湾設備条例を全面的に見直し、条例の適用範囲を港湾全体に拡大すること、荷さばき施設等の使用方法を変更し、取扱量の増加によるコストダウンを図ること、欠陥船、無保険船、公共の安全を損なうおそれのある船舶等に対する施設使用制限を明確にし、正当な理由なく港湾施設への立ち入りを禁止すること、受益者負担の適正化を図るため使用料を改定することなどを内容とする全面的な改正を行うものでございます。
 次に、一部を改正する条例でございます。
 まず、同じ四ページ、二段目の東京都組織条例の一部を改正する条例は、都政の主要課題に的確に対応し、より一体的、総合的な施策展開を実現するため、都市整備局及び福祉保健局を設置するなどの組織の再編整備を行うために規定の整備を行うものでございます。
 次に、一〇ページをごらんいただきたいと存じます。三段目の東京都都税条例の一部を改正する条例は、小規模住宅用地の都市計画税の税額を、平成十六年度分も引き続き二分の一に軽減するための改正などを行うものでございます。
 次に、一三ページ、二段目の東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例は、有害な情報のはんらん等、青少年を取り巻く環境がますます悪化していることから、青少年の健全な育成や非行の防止を図るため、不健全図書類の規制強化、刃物類の規制の新設、図書類自動販売機等の規制強化、深夜外出制限の新設、警察官の立入調査権の付与、使用済み下着等の買い受け等の禁止、罰則の強化などの改正を行うものでございます。
 次に、一四ページ、下段の東京都立学校設置条例の一部を改正する条例は、都立高校改革推進計画に基づく高等学校の統廃合や、平成十五年度入学者選抜からの学区の撤廃などに伴い、改正を行うものでございます。
 次に、少し飛びまして二二ページ、上段の東京都高年齢者就業センター条例の一部を改正する条例は、東京都しごとセンターの開設に伴い、規定を整備するものでございます。
 このほか、個別の条例の説明は省略させていただきますが、住民間の負担の公平を図る観点などから使用料、手数料の改定などを行うもの、東京都特別職報酬等審議会からの答申を踏まえ、知事の給料や都議会議員の報酬等の改定を行うもの、都職員の定数を改めるもの、法令等の改正に伴い規定を整備するものなど、一部を改正する条例は合計九十三件でございます。
 次に、二七ページをごらんいただきたいと存じます。廃止する条例でございますが、まず施設を廃止する条例が、下段の東京都青少年センター条例を廃止する条例など四件、基金を廃止する条例が、次の二八ページ、下段記載の東京都環境保全基金条例を廃止する条例など三件で、これらを含め廃止をする条例は、合わせて十一件でございます。
 次に、三一ページが契約案でございます。
 上段記載の都立世田谷地区工業高等学校(仮称)(十五)増改築及び改修工事(その二)請負契約など、前回、撤回をした契約案を含め、契約案は合計四件、契約金額は総額で約五十七億九千万円となっております。
 次に、三三ページから三五ページが事件案でございます。
 三三ページ、上段の包括外部監査契約の締結については、地方自治法の規定に基づき、包括外部監査契約を締結するものでございます。
 三四ページ、上段の東京都立東部療育センターの指定管理者の指定については、地方自治法の規定に基づき、都として初めて指定管理者の指定を行うものでございます。
 このほか、一級河川の指定の変更に関し意見を述べるものなど、事件案は十件でございます。
 最後に、お手元配布の人事案件につきましてご説明申し上げます。
 まず、東京都固定資産評価審査委員会委員でございます。
 三月三十一日に任期満了となります井上省三氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 後藤久氏の後任には飯尾昭彦氏、坂野辰氏の後任には齊藤建一氏を、亀島祝子氏の後任には福田洋子氏を選任いたしたいと存じます。
 次に、東京都公害審査会委員でございます。
 三月三十一日に任期満了となります谷口茂昭氏、石田武臣氏、酒井幸氏、飯室勝彦氏、荻原征三郎氏、板本守正氏、松尾友矩氏、田村明弘氏、工藤信之氏、横山長之氏の各氏につきましては再任いたしたいと存じます。
 廣田富男氏の後任には元木徹氏を、齊藤弘氏の後任には齋藤祐一氏を、江口裕子氏の後任には永峰好美氏を、岡本謙一氏の後任には千葉百子氏を、真野喜洋氏の後任には沢登徹氏を任命いたしたいと存じます。
 同意につきまして、よろしくお願い申し上げます。
 なお、最後の資料、平成十六年第一回定例会中途議決要望案件一覧でございますが、記載しております合計十五件の案件につきましては、事業執行上、中途議決をお願いいたしたいと存じます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○大西委員長 説明は終わりました。
 ただいま説明のありました案件のうち、人事案件につきましては、質問終了日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 それでは、そのようにいたします。

○大西委員長 次に、文書質問に対する答弁書の送付について申し上げます。
 さきの定例会において提出のありました文書質問に対し、知事より答弁書が提出されましたので、議長より、質問趣意書とともに、各議員あて送付いたしておきました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨ご報告いたしますので、ご了承願います。

○大西委員長 次に、閉会中における常任委員の所属変更について申し上げます。
 二月十日付をもちまして、東野秀平議員より、総務委員会から都市環境委員会に所属変更の申し出がありました。
 本件は、同日付で、申し出のとおり、議長において許可いたしました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議において、報告の上、承認を得ることになりますので、ご了承願います。

○大西委員長 次に、議事説明員の異動について申し上げます。
 先般、警視総監の交代がありましたので、新任の警視総監を定例会招集当日の本会議において紹介いたします。
 なお、従前の例により、紹介の際、警視総監は登壇の上、あいさつすることとなります。ご了承願います。

○大西委員長 次に、知事より、定例会招集当日の本会議において、施政方針について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。
 時間は四十五分程度とのことです。

○大西委員長 次に、警視総監より、定例会招集当日の本会議において、都内の治安状況について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。
 時間は二十五分程度とのことです。

○大西委員長 次に、星野篤功監査委員より、定例会招集当日の本会議において、監査結果について口頭報告を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。
 時間は二十分程度とのことです。

○大西委員長 次に、包括外部監査人への説明要求についてご協議願います。
 本件につきましては、先ほどの理事会協議の結果、定例会招集当日の本会議において議決の上、包括外部監査人に平成十五年度包括外部監査結果の報告について説明を求めることといたしました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 それでは、そのようにいたします。

○大西委員長 次に、予算特別委員会の設置についてご協議願います。
 先ほどの理事会で協議いたしました結果、平成十六年度当初予算につきましては、お手元配布の設置要綱(案)のとおり、予算特別委員会を設置し、これに付託するということになりました。
 設置要綱案及び委員の割り当て等につきまして、議事部長から説明いたさせます。

○谷村議事部長 お手元の予算特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
 まず、1の委員会の目的でございますが、平成十六年度当初予算を総合的に審査することを目的といたしております。
 次に、2から4までの名称、設置の根拠及び権限につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。
 次に、5の委員会の組織でございますが、(1)にございますように、従前の例により、委員は三十九名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事六名を置くことといたしております。また、(2)にございますように、各常任委員会の委員長はこの委員会の委員になるものとし、委員の割り当てにつきましては、(3)にございますように、三十九名から常任委員長九名を除いた三十名につきまして、各会派の案分比によることといたしております。案分による各会派の割り当ては、自民党十三名、民主党六名、公明党五名、日本共産党四名及び生活者ネット二名となります。
 なお、役員の構成でございますが、委員長は自民党から、副委員長三名につきましては、自民党、民主党及び公明党から各一名となります。また、理事六名につきましては、自民党三名、民主党、公明党及び日本共産党から各一名となります。
 次に、6の審査の方法でございますが、(1)にございますように、審査は、提案説明、総括質疑、部局別質疑、締めくくり総括質疑、討論、表決の順序で行うことといたします。このうち、部局別質疑は、(2)にございますように、各常任委員会の調査をもってかえるものとし、締めくくり総括質疑は、(3)にございますように、各常任委員会の調査報告の後、行うものといたしております。
 以上でございます。

○大西委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、準備の都合がありますので、委員の選定届は、二月二十日正午までに議長までご提出願います。

○大西委員長 次に、今定例会の会議予定につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○谷村議事部長 お手元の平成十六年第一回定例会会議予定表(案)をごらんいただきたいと存じます。
 本日十八日は告示日でございまして、会期は二月二十五日から三月三十日までの三十五日間でございます。
 二月二十五日が招集日でございまして、本会議を開きまして、会期の決定、施政方針についての知事説明、都内の治安状況についての警視総監説明、監査結果についての監査委員口頭報告等がございます。
 二月二十六日から三月一日までの五日間、議案調査のため休会といたします。
 三月二日から四日までの三日間は、本会議を開きまして代表質問及び一般質問を行います。
 三月四日の一般質問終了後、予算特別委員会を設置いたしまして平成十六年度予算を付託し、また、議案の常任委員会付託の決定等を行います。
 三月五日から十日までの六日間、休会といたしまして、五日及び八日に常任委員会審査を行います。
 三月十一日は、本会議を開きまして、平成十五年度関係議案等を上程し、議決を行います。
 三月十二日から二十九日までの十八日間、休会といたしまして、この間、三月十二、十五日及び十六日は予算特別委員会を開催いたしまして総括質疑を、十七日から二十二日までは常任委員会審査を、三月二十五日及び二十六日は、予算特別委員会を開催いたしまして締めくくり総括質疑、討論及び採決を行います。
 三月三十日は最終日でございます。本会議を開きまして議案の議決等を行い、閉会となります。
 以上でございます。

○大西委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 それでは、そのようにいたします。

○大西委員長 次に、質問につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○谷村議事部長 各会派の質問時間につきまして、理事会における協議結果をご説明いたします。
 質問日は三日間でございまして、各会派の質問時間は、自民党二百三十分、民主党百二分、公明党九十三分、日本共産党六十六分、生活者ネット二十七分、無所属の自治市民十三分、合計五百三十一分となりました。
 以上でございます。

○大西委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、質問通告書は、二月二十七日正午までに議長までご提出願います。
 また、念のため申し上げますが、質問通告書については、「都政一般」、「知事の基本姿勢」、または「その他」ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。ご協力をお願いいたします。

○大西委員長 次に、意見書、決議について申し上げます。
 本件につきましては、提出要領に基づき、三月二十九日正午までに議長までご提出願います。

○大西委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 二月二十六日までに受理した分は質問終了日に、その後の分で三月二十九日正午までに受理した分は最終日に、それぞれ所管の委員会に付託することとし、付託審査中のもので報告のありました分につきましては、最終日に上程して議決することにしたい旨、議長から申し出がありました。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 それでは、そのようにいたします。

○大西委員長 次に、先ほどの理事会におきまして、自民党から、お手元配布のとおり、東京都議会議員の報酬及び期末手当の特例に関する条例の一部を改正する条例を提案したいとの申し出があり、協議の結果、定例会開会当日の本会議に上程し、趣旨説明及び委員会付託を省略の上、議決することといたしました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大西委員長 それでは、そのようにいたします。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
  午後零時六分散会

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