議会運営委員会速記録第二十四号

平成十五年六月十七日(火曜日)
議会運営委員会室
午後一時四十分開議
 出席委員 二十三名
委員長山崎 孝明君
副委員長宮崎  章君
副委員長石井 義修君
副委員長田中  良君
理事新藤 義彦君
理事星野 篤功君
理事こいそ 明君
理事木内 良明君
理事和田 宗春君
理事木村 陽治君
大西由紀子君
真鍋よしゆき君
鈴木 一光君
林田  武君
高橋かずみ君
中屋 文孝君
中嶋 義雄君
森田 安孝君
中村 明彦君
酒井 大史君
吉田 信夫君
古館 和憲君
藤田 愛子君

 欠席委員 なし

副議長橋本辰二郎君
財務局長櫻井  巖君

本日の会議に付した事件
 議員の辞職について
 第二回定例会の招集について
 第二回定例会提出予定案件について
 議事説明員の異動について
 知事発言について
 会議予定について
 質問について
 常任委員会の役員について
 請願陳情について
 意見書、決議について
 省エネルギー都議会の実施について

○山崎委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、議員の辞職について申し上げます。
 去る五月十六日付で福島寿一議員より辞職願が提出されましたので、同日付をもちまして議長において許可いたしました。
 本件は、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○山崎委員長 次に、第二回定例会について申し上げます。
 本件につきましては、知事より、六月二十四日に招集したい旨、議長に申し出がありましたので、ご報告いたします。

○山崎委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件について申し上げます。
 本件につきまして、櫻井財務局長から説明があります。

○櫻井財務局長 六月一日付で財務局長に就任いたしました櫻井でございます。よろしくお願い申し上げます。
 それでは、ご説明申し上げます。
 第二回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の平成十五年第二回東京都議会定例会提出予定議案件名表のとおり、ただいまのところ、条例案二十二件、契約案八件、事件案二件、諮問一件、専決一件でございまして、合わせて三十四件となっております。ほかに人事案二件がございます。
 初めに、条例案についてご説明申し上げます。
 お手元の提出予定議案件名表をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから六ページまでが条例案でございます。新設の条例が一件、一部を改正する条例が二十件、廃止する条例が一件で、合計二十二件となっております。
 そのうち主な案件につきましてご説明させていただきます。
 まず、新設の条例でございます。
 一ページの上段に記載してございます東京都安全・安心まちづくり条例につきましては、東京都内における犯罪の防止に関し、東京都、都民及び事業者の責務を明らかにするとともに、安全・安心まちづくりを推進し、もって安全で安心して暮らすことができる社会の実現を図るための規定を定めるものでございます。
 次に、一部を改正する条例でございます。
 同じ一ページ三段目の東京都職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例は、社会経済情勢などを踏まえ、都民の目線に立った見直しを行い、特殊勤務手当の種類、支給範囲及び支給額を改めるものでございます。また、同様の趣旨から、学校職員、東京都教育委員会職員、警視庁職員、東京消防庁職員の特殊勤務手当に関する条例の一部改正四件を提案いたしております。
 次に、二ページをごらんいただきたいと存じます。三段目の東京都都税条例の一部を改正する条例は、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴い、都たばこ税の税率を改めるとともに、一定の卸売販売業者等に対する手持ち品課税を行うものでございます。
 なお、本条例につきましては、七月一日の施行を予定しておりますことから、早期のご議決をお願いいたしたいと存じます。
 次に、三ページ二段目の東京都屋外広告物条例の一部を改正する条例は、禁止区域に許可を受けて表示または設置をすることができる広告物等の範囲を拡大するとともに、地区計画等と連動した広告物規制にかかわる規定を設けるものでございます。
 次に、四ページ上段の社会福祉協議会の行う事業の補助に関する条例の一部を改正する条例は、生活福祉資金貸付事業の充実を図るため、貸付金の一部について貸付限度額を引き上げるものでございます。
 次に、同じ四ページ下段の警視庁関係手数料条例の一部を改正する条例は、古物営業法の一部を改正する法律の施行に伴い、古物競りあっせん業者業務実施方法認定申請手数料にかかわる規定を設けるものでございます。
 ただいま説明申し上げました条例を含め、一部を改正する条例は二十件となっております。
 次に、六ページをごらんいただきたいと存じます。
 廃止を提案しております条例は、二段目の東京都特別工業地区建築条例を廃止する条例の一件でございます。東京における産業力の強化を図るとともに、地域特性に配慮したまちづくりを行うため、工場立地規制等を定める本条例を廃止するものでございます。
 次に、七ページ及び八ページが契約案でございます。
 都営港南四丁目第三団地(第二期)建設工事、日暮里・舎人線荒川横断橋りょう鋼けた製作・架設工事(その三)など八件で、契約金額は総額で約二百十九億七千万円でございます。
 次に、九ページが事件案でございます。
 民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律、いわゆるPFI法に基づき整備する多摩地域ユース・プラザ(仮称)整備等事業契約の締結についてなど二件でございます。
 次に、一一ページの諮問につきましては、都営住宅入居資格審査結果通知処分について異議申し立てがございましたので、地方自治法の規定に基づき諮問するものでございます。
 次に、一三ページが専決でございます。
 閉会中に専決処分いたしました東京都都税条例及び東京都における銀行業等に対する事業税の課税標準等の特例に関する条例の一部を改正する条例の報告及び承認をお願いするものでございます。
 最後に、お手元配布の人事案件につきましてご説明申し上げます。
 東京都副知事につきましては、安心な暮らしと安全なまち東京を実現するため、治安の分野に精通している竹花豊氏を選任いたしたいと存じます。
 また、再任をお願いしております福永正通氏の同意につきましても、よろしくお願い申し上げます。
 次に、東京都人事委員会委員につきましては、七月二十三日に任期満了となる眞仁田勉氏の後任には檜垣正氏を選任したいと存じます。同意につきまして、よろしくお願い申し上げます。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議をお願い申し上げます。

○山崎委員長 説明は終わりました。ご苦労さまでした。
 まず、ただいま説明のありました案件のうち、人事委員会委員選任同意の案件につきましては、質問終了日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
 次に、今回新たに提案がありました副知事選任同意の案件につきましては、先ほどの理事会において、定例会招集当日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決すべきとのご意見がございました。
 この際、木村理事から発言の申し出がありますので、発言を許します。

○木村委員 ただいまお話がありましたように、人事案件の決定は、通常は質問終了日に、議案の提案が終わった後に委員会付託を省略して決定するということが通例であります。それを、本会議開会日に早めて副知事の案件を決定するというのは、極めて異例のことであります。
 しかし、提案されている副知事の案件は、ご存じのように、東京都はもとより全国の都道府県においても初めての、現職の国家警察の幹部を副知事に選任するという案件であります。
 したがって、これは、治安対策のためというふうに説明を受けておりますけれども、そのためにでも、警察行政と一般行政との役割分担の問題その他さまざまな問題が、今後の都政運営の上で予測されるという案件だと考えます。
 それを、知事の所信表明を聞いただけで即決をするというのは、都議会に与えられております同意権の行使という、議会のチェック機能そのものを放棄することにつながるのではないか、こう考えます。
 したがって、この副知事の案件については、やはり従来どおり、代表質問などを通じて、ただすべきものはきちんとただした上で、質問終了日に決定するというふうにしていただきたい、私どもはそういう立場で、開会日に決定するということについては同意できません。
 以上です。

○山崎委員長 発言は終わりました。
 本件の取り扱いについて採決いたします。
 本件は、起立により採決いたします。
 本件は、定例会招集当日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決することに賛成の方はご起立願います。
〔賛成者起立〕

○山崎委員長 起立多数と認めます。よって、本件は、定例会招集当日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決することに決定いたしました。
 次に、東京都都税条例の一部を改正する条例については、施行期日が平成十五年七月一日でありますので、定例会招集当日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。

○山崎委員長 次に、議事説明員の異動について申し上げます。
 先般の人事異動に伴い議事説明員に異動がありました。定例会招集当日の本会議において紹介いたします。
 なお、紹介は自席で行いますので、ご了承願います。

○山崎委員長 次に、知事発言について申し上げます。
 知事より、定例会招集当日の本会議において発言を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。
 時間は三十分程度とのことです。

○山崎委員長 次に、今定例会の会議予定につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○谷村議事部長 お手元の平成十五年第二回定例会会議予定表(案)をごらんいただきたいと存じます。
 本日十七日が告示日でございまして、会期は、六月二十四日から七月九日までの十六日間でございます。
 六月二十四日が招集日でございまして、本会議を開き、会期の決定、知事の所信表明等がございます。
 六月二十五日から三十日までの六日間、議案調査のため休会いたします。
 七月一日からの二日間は、本会議を開きまして、代表質問及び一般質問等を行います。
 七月三日から八日までの六日間は、休会いたしまして、常任委員会審査を行います。
 七月九日は最終日でございます。本会議を開きまして、議案の議決等を行い、閉会となります。
 以上でございます。

○山崎委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。

○山崎委員長 次に、質問について、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○谷村議事部長 各会派の質問時間につきまして、理事会における協議結果をご説明いたします。
 質問日は二日間でございまして、各会派の質問時間は、自民党百五十六分、公明党六十三分、民主党六十三分、日本共産党四十三分、生活者ネット十七分、合計三百四十二分となりました。
 以上でございます。

○山崎委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、質問通告書は六月二十七日正午までに議長までご提出願います。
 また、念のため申し上げますが、質問通告書については、「都政一般」、「知事の基本姿勢」または「その他」ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。ご協力をお願いいたします。

○山崎委員長 次に、常任委員会の役員についてご協議願います。
 議員の辞職に伴う常任委員会の副委員長ポストの割り当ては、先ほどの理事会協議の結果、現行のとおり、公明党が四、民主党が三となりました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。

○山崎委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 六月二十五日までに受理した分は質問終了日に、その後の分で七月八日正午までに受理した分は最終日に、それぞれ所管の委員会に付託することとし、付託審査中のもので報告のありました分につきましては、最終日に上程して議決することにしたい旨、議長から申し出がありました。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。

○山崎委員長 次に、意見書、決議について申し上げます。
 本件につきましては、提出要領に基づき、七月八日正午までに議長までご提出願います。

○山崎委員長 次に、省エネルギー都議会の実施についてご協議願います。
 本件につきまして、先ほどの理事会で協議しました結果を議事部長から説明いたさせます。

○谷村議事部長 お手元の省エネルギー都議会の実施について(案)をごらんいただきたいと存じます。
 1の趣旨でございますが、今夏は電力の供給が不足することが懸念され、都民生活に重大な影響が生じるおそれがある。都議会として率先して省エネルギーを推進していく決意を明らかにするため、省エネルギー都議会を実施することといたしております。
 次に、2の実施日でございますが、平成十五年六月二十四日の火曜日の今定例会の開会当日でございます。
 次に、3の実施概要でございますが、(1)にありますとおり、本会議の開会に先立ち、三田議長から、省エネルギー都議会の趣旨についてご説明があります。
 次に、議場の照明につきましては、(2)にありますとおり、議長からのご説明が終わった後、通常よりも約八割をカットした状態で、本会議を開会から散会まで行うことといたしております。
 次に、CHTV、MXテレビによる本会議の中継におきましては、(3)にありますとおり、省エネルギー都議会が実施されている旨のスーパーを表示することといたしております。
 次に、議事堂のエレベーターにつきましては、(4)にありますとおり、高齢者、障害者等の移動用二基を除き、稼働を終日停止することといたしております。
 説明は以上でございます。

○山崎委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおり実施したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
  午後一時五十八分散会

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