議会運営委員会速記録第十八号

平成十五年二月五日(水曜日)
議会運営委員会室
午前十一時二十二分開議
 出席委員 二十三名
委員長山崎 孝明君
副委員長宮崎  章君
副委員長石井 義修君
副委員長田中  良君
理事新藤 義彦君
理事星野 篤功君
理事こいそ 明君
理事木内 良明君
理事和田 宗春君
理事木村 陽治君
大西由紀子君
真鍋よしゆき君
鈴木 一光君
林田  武君
高橋かずみ君
中屋 文孝君
中嶋 義雄君
森田 安孝君
藤井  一君
土屋たかゆき君
中村 明彦君
吉田 信夫君
古館 和憲君

 欠席委員 なし

議長三田 敏哉君
副議長橋本辰二郎君
財務局長田原 和道君

本日の会議に付した事件
 追加提出案件について
 議事日程について
 会議順序について
 予算特別委員について

○山崎委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、知事より追加提出されました案件につきまして、田原財務局長から説明があります。

○田原財務局長 追加提出議案についてご説明を申し上げます。
 今回提出いたします議案は、お手元の平成十五年第一回東京都議会定例会提出予定議案件名表(追加分)に記載してございますように、条例案一件、事件案一件、合計二件でございます。
 件名表裏の方をごらんをいただきます。
 まず、先日、追加提案を予定している旨ご説明を申し上げました、社会福祉協議会の行う事業の補助に関する条例の一部を改正する条例につきましては、国の制度改正が固まりましたので、今回提案をさせていただきます。
 内容は、生活福祉資金の充実を図るため、貸付金の種類を拡充及び統合するほか、貸付金の一部について貸付限度額を引き上げるものでございます。
 次は、事件案でございまして、東京都外形標準課税条例無効確認等請求控訴事件に関する上告及び上告受理の申立てについてでございます。
 本件訴訟につきましては、一月三十日に東京高等裁判所において東京都敗訴の判決が出されました。本判決は、憲法及び地方税法の解釈、適用を誤った結果、一審原告らの東京都に対する請求を容認したものであるといわざるを得ないことから、東京都といたしましては、本判決の取り消し等の判決を求めて、上告及び上告受理の申し立てをするため、議会の議決をお願いするものでございます。
 なお、本件につきましては、早期のご議決をお願い申し上げます。
 以上で説明を終わらせていただきます。よろしくご審議のほどお願いいたします。

○山崎委員長 説明は終わりました。
 ただいま説明のありました案件のうち、東京都外形標準課税条例無効確認等請求控訴事件に関する上告及び上告受理の申立てについてに関しましては、先ほどの理事会協議の結果、本日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決することといたしました。
 この際、田中副委員長から発言がございます。

○田中委員 この外形標準課税の問題については、一審、二審とも、内容はいろいろ議論があるところでありますけれども、結果としては敗訴ということになりました。知事がそれを受けて、上告、上告受理を求めているということであります。
 そもそもこのいわゆる銀行税というものについては、知事がみずからの強力なリーダーシップによって提案をし、法的な争いが予想されるという中で、それに対しては、問題はないんだという都の説明があり、それに私たちも信頼を置いて可決、成立をしてきたという経過がございます。
 上告することによって司法の最終判断を求めるということには私たちも同意をいたしますけれども、二審の判決当日、記者会見では、みずからの出処進退については、三月七日、都議会の最終日に表明をするという知事の表明がありました。その内容を、これから十五年度の予算を審議するという、その審議をした結論の前にいうのか、後にいうのか、どこでいうのか、一切それは明らかにはされておりませんけれども、私は、少なくてもこの上告については、最終司法判断の結果をきちんと知事みずからが受けとめ、その結果について都民への説明責任を果たし、結果について生ずる問題があるとすれば、責任を持ってそれに対処する決意と覚悟が同時に示された上で、我々議会にボールを投げるというのが本来筋ではないか。議会と知事は車の両輪という議論をよくなされますけれども、その両輪がうまく進められていくためには、一定の信頼関係というものが私は大前提だと思います。
 そういう意味では、みずからの都政の責任ということと今回の上告ということを切り離した現在における知事の政治姿勢には極めて問題があるというふうに指摘せざるを得ません。上告の、また上告受理の議決については同意をいたしますけれども、そのことを表明させていただきたいというふうに思います。
 以上です。

○山崎委員長 発言は終わりました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。

○山崎委員長 次に、本日の本会議の議事日程について申し上げます。
 本件につきましては、議長において、お手元配布のとおり作成されました。ご了承願います。

○山崎委員長 次に、本日の本会議の会議順序について、議事部長から説明いたさせます。

○稲熊議事部長 お手元の平成十五年第一回定例会会議順序(1)をごらんいただきたいと存じます。
 本日二月五日、午後一時に開会、開議いたします。
 まず、会議録署名議員の指名を行います。七番柿沢未途議員及び六十七番真鍋よしゆき議員でございます。
 次に、故曽雌久義議員に対する追悼演説が松原忠義議員により行われます。
 次に、諸報告が八件ございます。
 次に、河野百合恵議員、山口文江議員、清水ひで子議員、かち佳代子議員、古館和憲議員、丸茂勇夫議員及び吉田信夫議員の文書質問に対する答弁書を送付した旨の報告を行います。
 次に、閉会中における常任委員の所属変更の報告及び承認を行います。
 次に、閉会中における行財政改革基本問題特別委員の辞任の報告及び選任の承認を行います。
 次に、会期の決定を行います。会期は、二月五日から三月七日までの三十一日間でございます。
 次に、進行係の動議によりまして、包括外部監査結果報告の説明要求の議決を行います。簡易採決でございます。
 次に、平成十五年度施政方針につきまして、知事から説明がございます。時間は三十分程度とのことでございます。
 次に、都内の治安状況につきまして、警視総監から説明がございます。時間は二十五分程度とのことでございます。
 次に、監査結果につきまして、監査委員から報告がございます。時間は二十分程度とのことでございます。
 次に、包括外部監査結果報告につきまして、包括外部監査人から説明がございます。時間は十分程度とのことでございます。
 次に、15の休会議決の前に、ただいまご協議いただきました結果、上程、議決することになりました外形標準課税条例無効確認等請求控訴事件上告等申し立てについて、進行係の動議により、日程の順序を変更し、日程第百四十三の先議を議決いたします。簡易採決でございます。
 次に、日程第百四十三、外形標準課税条例無効確認等請求控訴事件上告等申し立てを上程いたします。
 次に、福永副知事から提案説明が行われます。
 次に、委員会付託省略を進行係の動議により議決いたします。簡易採決でございます。
 次に、議決をいたします。無所属の意向を確認の上、簡易採決もしくは起立採決となります。
 最後に、進行係の動議によりまして、二月六日から十一日までの六日間の休会議決を行いまして散会となります。
 所要時間は、おおむね二時間程度でございます。
 以上でございます。

○山崎委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおり進めてまいりますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。

○山崎委員長 次に、予算特別委員について申し上げます。
 各会派より、委員の選定届が提出されました。名簿はお手元に配布いたしてあります。
 本件は、二月十四日の本会議において選任することになりますので、ご了承願います。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午前十一時三十二分散会

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