委員長 | 山崎 孝明君 |
副委員長 | 宮崎 章君 |
副委員長 | 石井 義修君 |
副委員長 | 田中 良君 |
理事 | 新藤 義彦君 |
理事 | 星野 篤功君 |
理事 | こいそ 明君 |
理事 | 木内 良明君 |
理事 | 和田 宗春君 |
理事 | 木村 陽治君 |
大西由紀子君 | |
真鍋よしゆき君 | |
鈴木 一光君 | |
林田 武君 | |
高橋かずみ君 | |
中屋 文孝君 | |
中嶋 義雄君 | |
森田 安孝君 | |
藤井 一君 | |
土屋たかゆき君 | |
中村 明彦君 | |
吉田 信夫君 | |
古館 和憲君 |
欠席委員 なし
議長 | 三田 敏哉君 |
副議長 | 橋本辰二郎君 |
財務局長 | 田原 和道君 |
本日の会議に付した事件
議員の逝去について
会派所属議員数の変更について
議会運営委員について
第一回定例会の招集について
第一回定例会提出予定案件について
追悼発言について
文書質問に対する答弁書の送付について
閉会中における常任委員の所属変更について
閉会中における特別委員の辞任及び選任について
知事の施政方針について
警視総監の治安状況説明について
監査委員の口頭報告について
包括外部監査人への説明要求について
予算特別委員会の設置について
会議予定について
質問について
常任委員会の役員について
行財政改革基本問題特別委員について
意見書、決議について
請願陳情について
平成十四年第四回定例会一般質問における議員の発言について
○山崎委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
初めに、謹んでご報告申し上げます。
都議会公明党の曽雌久義議員におかれましては、一月二十一日ご逝去されました。まことに哀悼痛惜の念にたえません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
○石井委員 ただいま山崎委員長からお話がありました、このたび、曽雌議員の逝去につきましては、石原知事を初めとする理事者の皆様、また三田議長、そして各会派の幹事長、幹部の議員の皆様、ご会葬いただきましてありがとうございました。心から厚く御礼申し上げます。
○山崎委員長 次に、会派所属議員数の変更について申し上げます。
ただいま申し上げましたとおり、曽雌久義議員の逝去により、一月二十一日付で公明党の所属議員数が二十二名になった旨の届け出がありましたので、ご報告いたします。
○山崎委員長 次に、議会運営委員の会派別割り当てについてご協議願います。
会派所属議員数の変更に伴う委員の割り当ては、案分によりますと、自民党は十名から十一名、公明党が五名から四名となりますが、先ほどの理事会協議の結果、現行のとおりとすることとなりました。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
○山崎委員長 次に、第一回定例会について申し上げます。
本件につきましては、知事より、二月五日に招集したい旨、議長に申し出がありましたので、ご報告いたします。
○山崎委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件について申し上げます。
本件につきまして、田原財務局長から説明があります。
○田原財務局長 ご説明申し上げます。
第一回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の平成十五年第一回東京都議会定例会提出予定議案件名表のとおりでございます。ただいまのところ、予算案三十九件、条例案九十五件、事件案七件、諮問一件、合わせまして百四十二件となっております。ほかに人事案が九件ございます。
初めに、予算案についてご説明を申し上げます。
まず、平成十五年度当初予算でございますけれども、お手元の平成十五年度東京都予算案の概要をごらんいただきたいと存じます。
二ページ、財政規模でございますが、一般会計五兆七千二百九十五億円、これに特別会計、公営企業会計を合わせまして三十一会計で、十二兆三千八百五十三億円となっております。
次に、平成十五年度同時補正予算でございます。
飛びまして恐縮でございますけれども、五〇ページをごらんいただきたいと存じます。一般会計の歳入につきましては、都税五百五十四億五千三百万円の減額と、その財源措置といたしまして都債を計上いたしております。
次に、平成十四年度最終補正予算でございます。
次の五一ページをごらんいただきたいと存じます。中ほどに財政規模の記載がございますが、今回の補正は、一般会計、特別会計、公営企業会計合わせまして七会計で、一千四百三十六億円でございます。内容につきましては、過日ご説明申し上げましたので、省略させていただきたいと存じます。
次に、条例案についてご説明を申し上げます。
恐れ入ります。先ほどの提出予定議案件名表をもう一度ごらんいただきたいと存じます。五ページから二八ページまでが条例案でございまして、新設の条例が六件、一部を改正する条例が八十五件、廃止する条例が四件で、合計九十五件となっております
そのうち、主な案件につきましてご説明させていただきます。
まず、新設の条例でございます。
五ページの二段目に記載してございます東京のしゃれた街並みづくり推進条例につきましては、東京の魅力の向上を図るため、都民等の意欲と創意工夫を生かしまして、個性豊かで魅力のあるしゃれた街並みを形成するための制度を定めるものでございます。
次に、同じ五ページ、三段目の東京都国民健康保険広域化等支援基金条例につきましては、国民健康保険事業の運営の広域化及び国民健康保険の財政の安定化に資するため、新たに基金を設置するものでございます。
このほか、砂防法施行規程の改正に伴いまして、砂防指定地等に係る規定を定めるものなど、新設の条例は六件でございます。
次に、一部を改正する条例でございます。
まず九ページでございますが、上段の東京都都税条例の一部を改正する条例は、小規模住宅用地に対する都市計画税の軽減措置を継続するとともに、法定化された固定資産課税台帳記載事項の証明制度に係る知事の権限の委任について定めるものでございます。
次に、一〇ページをごらんいただきます。二段目の東京都教育委員会の事務処理の特例に関する条例の一部を改正する条例は、教育公務員特例法の一部を改正する法律の施行によりまして、十年経験者研修の実施に関する事務を区市が処理することとするほか、規定を整備するものでございます。
次に、一六ページでございます。上段に記載してございます東京都児童福祉施設条例の一部を改正する条例以下六条例及び、ちょっと飛びますけれども、一九ページ下段の東京都立療育医療センター条例の一部を改正する条例以下三条例、合計九条例ございますが、これにつきましては、社会福祉の増進のための社会福祉事業法等の一部を改正する等の法律の施行によりまして、障害福祉サービスが措置制度から支援費制度へと移行することに伴い、規定の整備などを行うものでございます。
次に、二二ページに参ります。三段目の東京都営住宅条例の一部を改正する条例は、都営住宅内の駐車場を共同施設、いわゆる公の施設でございますが、これに位置づけますとともに、利用料金制を導入するほか、規定を整備するものでございます。
次に、二四ページでございます。上段から記載をしてございます東京都市計画事業瑞江駅南部土地区画整理事業施行規程の一部を改正する条例などにつきましては、土地区画整理法施行令の一部改正に伴いまして、清算金の分割徴収に係る規定を整備するもので、十三件ございます。
このほか法令等の改正に伴い規定を整備するものなど、一部を改正する条例は全部で八十五件ございます。
次に、二七ページをごらんいただきたいと存じます。廃止を提案しております条例は、下段にございます東京都男女平等推進基金条例を廃止する条例など四件ございます。
次に二九ページ、それから三〇ページが事件案でございます。地方自治法の規定に基づく包括外部監査契約を締結するものなど七件ございます。
次に、三一ぺージ、諮問でございますけれども、これは未納下水道使用料金に係る各督促処分について審査請求がございましたので、地方自治法の規定に基づきまして諮問するものでございます。
最後に、お手元配布の人事案件についてご説明申し上げます。
まず、東京都収用委員会委員でございます。四月九日に任期満了となります関哲夫氏につきましては再任いたしたいと存じます。また、三月三十一日に任期満了となります森有子氏の後任には内山忠明氏を、浅岡省吾氏の後任には藤重由美子氏を任命いたしたいと存じます。
次に、収用委員会予備委員でございます。内山忠明氏を収用委員会委員に任命予定のため、新たに宮崎治子氏を任命いたしたいと存じます。
次に、東京都固定資産評価審査委員会委員でございます。三月三十一日に任期満了となります沼田明氏の後任には遠藤隆氏を、松前良子氏の後任には喜多三枝子氏を、安齋洋子氏の後任には柴田徹男氏を、大島やよい氏の後任には高木祥勝氏を、森欣貮氏の後任には中川貞枝氏の各氏を選任いたしたいと存じます。
以上、人事案件の同意につきまして、よろしくお願い申し上げます。
最後の資料、一枚ペラでございますけれども、平成十五年第一回定例会中途議決要望案件一覧でございます。記載しております合計十二件の案件につきまして、事業の執行上、中途議決をお願いしたいと存じます。よろしくお願いいたします。
なお、追加提案を予定しております条例案がございます。社会福祉協議会が行う事業の補助に関する条例の一部を改正する条例でございまして、これは国の生活福祉資金貸付制度要綱の改正を待ちまして、所要の議案を後日提出させていただきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどをお願いいたします。
○山崎委員長 説明は終わりました。ご苦労さまでした。
ただいま説明のありました案件のうち、人事案件につきましては質問終了日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
○山崎委員長 次に、曽雌久義議員の逝去につきましては、招集当日の本会議においてご報告し、故人に対する弔意をあらわすため、追悼の発言を行いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
なお、追悼の発言は、従前の例により、同一選挙区の他会派の議員が行うこととし、先ほどの理事会で東京都議会自由民主党の松原忠義議員が行うこととなりました。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
○山崎委員長 次に、文書質問に対する答弁書の送付について申し上げます。
さきの定例会において提出のありました文書質問に対し、知事より答弁書が提出されましたので、議長より、質問趣意書とともに各議員あて送付いたしておきました。
本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨ご報告いたしますので、ご了承願います。
○山崎委員長 次に、閉会中における常任委員の所属変更について申し上げます。
一月二十八日付をもって、お手元配布の名簿のとおり、それぞれ所属変更されたい旨の申し出がありました。本件は、いずれも同日付をもって、申し出のとおり議長において許可いたしました。
本件につきましては、定例会招集当日の本会議において報告の上、承認を得ることとなりますので、ご了承願います。
○山崎委員長 次に、閉会中における特別委員の辞任及び選任について申し上げます。
一月八日付をもって山下太郎議員より、行財政改革基本問題特別委員を辞任したい旨の申し出がありました。本件は、同日付で、申し出のとおり議長において許可いたしました。
なお、委員の欠員を補充するため、議長において同日付で小磯善彦議員を選任いたしました。
本件につきましては、定例会招集当日の本会議において報告の上、承認を得ることとなりますので、ご了承願います
○山崎委員長 次に、知事より、定例会招集当日の本会議において施政方針について説明を行いたい旨、議長に申し入れがありました。
本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。時間は三十分程度とのことであります。
○山崎委員長 次に、警視総監より、定例会招集当日の本会議において、都内の治安状況について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。時間は二十五分程度とのことであります。
○山崎委員長 次に、野田和男監査委員より、定例会招集当日の本会議において監査結果について口頭報告を行いたい旨、議長に申し出がありました。
本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。時間は二十分程度とのことです。
○山崎委員長 次に、包括外部監査人への説明要求についてご協議願います。
本件につきましては、先ほどの理事会協議の結果、定例会招集当日の本会議において議決の上、包括外部監査人に平成十四年度包括外部監査結果の報告について説明を求めることといたします。
本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それではそのようにいたします。
○山崎委員長 次に、予算特別委員会の設置についてご協議願います。
先ほどの理事会で協議いたしました結果、平成十五年度当初予算及び平成十五年度一般会計補正予算(第一号)につきましては、お手元配布の設置要綱(案)のとおり予算特別委員会を設置し、これに付託することとなりました。
設置要綱案及び委員の割り当て等につきまして、議事部長から説明いたさせます。
○稲熊議事部長 お手元の予算特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
まず、1の委員会の目的でございますが、平成十五年度予算を総合的に審査することを目的といたしております。
次に、2から4までの名称、設置の根拠及び権限につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。
次に、5の委員会の組織でございますが、(1)にございますように、従前の例により、委員は三十九名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事六名を置くことといたしております。また、(2)にございますように、各常任委員会の委員長はこの委員会の委員になるものとし、委員の割り当てにつきましては、(3)にございますように、三十九名から常任委員長九名を除いた三十名につきまして、各会派の案分比によることといたしております。案分による各会派の割り当ては、自民党十三名、公明党六名、民主党五名、日本共産党四名及び生活者ネット二名となります。
なお、役員の構成でございますが、委員長は自民党から、副委員長三名につきましては、自民党、公明党及び民主党から各一名となります。また、理事六名につきましては、自民党三名、公明党、民主党及び日本共産党から各一名となります。
次に、6の審査の方法でございますが、(1)にございますように、審査は提案説明、総括質疑、部局別質疑、締めくくり総括質疑、討論、表決の順序で行うことといたします。このうち部局別質疑は、(2)にございますように、各常任委員会の調査をもってかえるものとし、締めくくり総括質疑は、(3)にございますように、各常任委員会の調査報告の後、行うものといたしております。
以上でございます。
○山崎委員長 説明は終わりました。
ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それではそのようにいたします。
なお、準備の都合がありますので、委員の選定届は一月三十一日正午までに議長までご提出願います。
○山崎委員長 次に、今定例会の会議予定につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます
○稲熊議事部長 お手元の平成十五年第一回定例会会議予定表(案)をごらんいただきたいと存じます。
本日二十九日が告示日でございまして、会期は二月五日から三月七日までの三十一日間でございます。
二月五日が招集日でございまして、本会議を開きまして、会期の決定、施政方針についての知事説明、都内の治安状況についての警視総監説明、監査結果についての監査委員口頭報告がございます。
二月六日から十一日までの六日間、議案調査のため休会といたします。
二月十二日から十四日までの三日間は、本会議を開きまして代表質問及び一般質問を行います。
二月十四日の一般質問終了後、予算特別委員会を設置いたしまして、平成十五年度予算を付託し、また議案の常任委員会付託等の議決を行います。
二月十五日から十八日までの四日間休会といたしまして、十七日及び十八日に常任委員会審査を行います。
二月十九日は本会議を開きまして平成十四年度関係議案等を上程し、議決を行います。
二月二十日から三月六日までの十五日間休会といたしまして、この間二月二十日、二十一日及び二十四日は予算特別委員会を開催いたしまして総括質疑を、二十五日から二十八日までは常任委員会審査を、三月四日及び五日は予算特別委員会を開催いたしまして、締めくくり総括質疑、討論及び採決を行います。
三月七日は最終日でございます。本会議を開きまして、議案の議決等を行い、閉会となります。
以上でございます。
○山崎委員長 説明は終わりました。
ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それではそのようにいたします。
○山崎委員長 次に、質問につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。
○稲熊議事部長 各会派の質問時間につきまして、理事会における協議結果を説明いたします。
質問日は三日間でございまして、各会派の質問時間は、自民党二百三十八分、公明党九十五分、民主党九十五分、日本共産党六十五分、生活者ネット二十六分、無所属の1/2の会及び自治市民はおのおの十三分ずつ、合計五百四十五分となります。
以上でございます。
○山崎委員長 説明は終わりました。
ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それではそのようにいたします。
なお、質問通告書は、二月七日正午までに議長までご提出願います。
また、念のため申し上げますが、質問通告書には都政一般、知事の基本姿勢、またはその他ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。ご協力をお願いいたします。
○山崎委員長 次に、常任委員会の役員についてご協議願います。
会派所属議員数の変更に伴う常任委員会の副委員長ポストの割り当ては、案分によりますと、公明党が四から三になり、これに伴う一ポストについては、公明党と民主党の協議となりますが、先ほどの理事会協議の結果、現行のとおり公明党に割り当てることとなりました。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
○山崎委員長 次に、行財政改革基本問題特別委員の会派別割り当てについてご協議願います。
会派所属議員数の変更に伴う特別委員の割り当ては、案分によりますと、自民党が十名から十一名、公明党が五名から四名となりますが、先ほどの理事会協議の結果、現行のとおりとすることとなりました。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
○山崎委員長 次に、意見書、決議について申し上げます。
本件につきましては、提出要領に基づき、三月六日正午までに議長までご提出願います。
○山崎委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
二月七日までに受理した分は質問終了日に、その後の分で三月六日正午までに受理した分は最終日にそれぞれ所管の委員会に付託することとし、付託審査中のもので報告がありました分につきましては最終日に上程して議決することにしたい旨、議長から申し出がありました。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○山崎委員長 それでは、そのようにいたします。
○山崎委員長 次に、平成十四年第四回定例会一般質問における議員の発言について申し上げます。
本件につきましては、厚生委員長より、後藤雄一議員が本会議の一般質問において、検事調書を引用し、個人名を出したことについて、議会運営委員会で協議してほしい旨、申し入れがありました。本件につきましては、いかがいたしましょうか。
○宮崎委員 ただいま、議員の発言についてでございますが、平成十四年の第四回定例会においての後藤雄一議員の一般質問でございますが、私自身は、東京都議会会議規則第百五条「議員は、議会の秩序及び品位を重んじなければならない。」と書かれております、これに該当するおそれがあると思いますので、ぜひ厳重に注意をすべきである、このように申し上げておきます。
○石井委員 ただいま宮崎副委員長からお話がありました。議会における議員の発言は、それぞれの議員の固有の権利でありますから、発言は自由であります。しかしながら、だからといって何でも発言していいというわけではない。ですから、議会の中でも懲罰委員会を必要に応じて設けたり、その発言についていろいろと注意を与えることがあるわけであります。
今回の発言は、検事調書という、まだ最終決定していない経過の文書が出されて、そして個人の名前が出されて、あたかもその人間がルール違反であるというようなことが一方的に論じられているわけでありまして、人権の上からも果たしていかがなものかと、このように考えるわけであります。十分注意をし、そして配慮して行うべきであったのではないかというふうに思います。
したがって、あってはならないことであると思いますので、しかるべく議長から注意をしていただくことは正しいことであると思います。
○田中委員 議員の発言が適切であったかどうかというのは、それぞれ受け取り方があるだろうと思いますが、具体的にこの議会で、その発言についてどうしろこうしろということをいうというのはいかがなものか、もう少し慎重に検討するべきではなかろうかなと、今の段階ではそういうふうに考えております。
○木村委員 第四回定例会における後藤議員の発言につきましては、特定の人の名前を挙げて、なおかつその人の名誉が毀損されるおそれもある、しかねないという点で、本会議における議員の発言としては品位に欠けるおそれもあるという点で批判的な感想は持っておりますが、それと、その議員の発言を議会が機関として何らかの規制的な措置を行うという問題とは全く別次元の問題であって、慎重の上にも慎重を期さなければならないというふうに思います。
したがって、議会としての厳重注意等々は、私どもは同意することはできない、こう思います。
○大西委員 議会における議員の発言は守らなければならないということが基本にあるわけですけれども、今回の場合二つの問題、まだ出されてない検事調書が使われたということと、それから、反論できない立場の個人名が出たということ、これに対しては非常に問題があるなという立場をとります。
そうはいいながらも、非常に難しい対応が迫られているということはあるんですが、今回のこういう発言に対する配慮というのを、口頭でなりの注意というのは、ある意味あるのかなという立場におります。
○山崎委員長 各ご意見があったわけですが、全体一致いたしませんが、議長から発言が求められておりますので、どうぞ議長。
○三田議長 確かに各党、各会派の代表の皆様方、おっしゃることは、全議員も同じような受けとめをされているのではなかろうかと思います。
いずれにいたしましても、議会運営の面で極端な瑕疵があった際には当然のこととは思いますが、重要な中身を持ったことだけに、どう対応するかということ、これらにつきましては、なおさらに、副議長とも慎重に相談をしていきたいということでとどめさせていただきたいと思います。
○山崎委員長 それでは、今後もこの件につきましては引き続き検討していくことといたします。ご了承願います。
以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
午後零時二十四分散会
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