議会運営委員会速記録第三号

平成十三年十月四日(木曜日)
午後三時七分開議
 出席委員 二十二名
委員長松本 文明君
副委員長比留間敏夫君
副委員長田中  良君
副委員長石井 義修君
理事古賀 俊昭君
理事樺山 卓司君
理事和田 宗春君
理事木内 良明君
理事木村 陽治君
藤田 愛子君
服部ゆくお君
田島 和明君
臼井  孝君
北城 貞治君
秋田 一郎君
林  知二君
河西のぶみ君
真木  茂君
中嶋 義雄君
藤井  一君
吉田 信夫君
古館 和憲君

 欠席委員 一名

副議長橋本辰二郎君

本日の会議に付した事件
 委員会の審議状況について
 委員長の口頭報告について
 討論について
 議員提出議案について
 意見書等について
 行財政改革基本問題特別委員会について
 継続案件について
 議事日程及び追加議事日程について
 会議順序について
 首都機能の移転問題に関する研究調査会について
 議会運営委員会の閉会中の継続調査について

○松本委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、委員会の審議状況についてご報告いたします。
 各常任委員会とも付託議案の審査はすべて終了いたしました。

○松本委員長 次に、委員長の口頭報告について申し上げます。
 各常任委員会及び特別委員会からの委員長の口頭報告はございません。

○松本委員長 次に、討論につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○川島議事部長 理事会における協議結果についてご説明いたします。
 討論を行う会派は八会派でございます。行う順序でございますが、共産党、自民党、民主党、公明党、生活者ネット、1/2の会、自治市民、市民の党の順番で行います。
 時間でございますが、自民党から生活者ネットまでは十分、それから1/2の会、自治市民、市民の党は各二分、全体所要時間五十六分でございます。
 以上でございます。

○松本委員長 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。

○松本委員長 次に、議員提出議案についてご協議願います。
 まず、訴えの提起等及び和解に関する知事の専決処分について、及び損害賠償額の決定及び和解に関する知事の専決処分についての一部改正について、一括してご協議願います。
 本件につきましては、先ほどの理事会で協議いたしました結果、お手元配布の議案のとおり、明五日の本会議に上程し、趣旨説明及び委員会付託を省略の上、議決することといたしました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。
 次に、東京都政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例についてご協議願います。
 本案につきましては、先ほどの理事会で協議いたしました結果、お手元配布の条例案のとおり、明五日の本会議に上程し、趣旨説明を行った後、委員会付託を省略の上、議決することといたしました。
 本件につきましては、理事会協議の結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。

○松本委員長 次に、意見書について申し上げます。
 案文は、お手元配布のとおり、意見書四件でございます。
 本件は、各常任委員会において調整済みですので、明五日の本会議に上程し、議決することになります。ご了承願います。

○松本委員長 次に、行財政改革基本問題特別委員会についてご協議願います。
 本件につきましては、過日の理事会で協議いたしました結果、お手元配布の設置要綱(案)のとおり設置することとなりました。
 設置要綱(案)及び委員の割り当て等につきまして、議事部長から説明いたさせます。

○川島議事部長 お手元の行財政改革基本問題特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
 まず、特別委員会の名称は行財政改革基本問題特別委員会といたします。
 設置の根拠につきましては、2に記載のとおりでございます。
 次に、委員会の設置目的でございますが、3に記載のとおり、「東京の将来像を展望し、社会・経済情勢の変化に柔軟に対応する都政を実現するため、行財政改革の基本的事項について調査・検討する。」というものでございます。
 次に、委員会の組織でございます。委員は二十三名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事五名を置くことといたしております。
 案分による各会派への割り当ては、自民党が十名、民主党五名、公明党四名、日本共産党三名、生活者ネット一名となります。この案分に基づき、各会派から選定届が提出されました。名簿はお手元に配布いたしてございます。
 なお、役員の構成でございますが、委員長は自民党から、副委員長三名につきましては、自民党、民主党及び公明党から各一名となります。また、理事五名につきましては、自民党から二名、民主、公明及び日本共産党から各一名となります。
 以上でございます。

○松本委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、本特別委員会は、明五日の本会議において設置し、お手元配布の名簿のとおり委員の選任を行った上で、閉会中の継続調査を議決することでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。

○松本委員長 次に、継続案件について申し上げます。
 各特別委員会から、お手元配布の継続審査事項表のとおり申し出がありました。
 本件は、明五日の本会議において継続審査の申し出を行うことになりますので、ご了承願います。

○松本委員長 次に、明五日の本会議の議事日程について申し上げます。
 本件につきましては、議長において、お手元配布のとおり作成されました。
 また、追加議事日程については、作成され次第配布するとのことであります。ご了承願います。

○松本委員長 次に、明五日の本会議の会議順序について議事部長から説明いたさせます。

○川島議事部長 お手元の平成十三年第三回定例会会議順序(4)をごらんいただきたいと存じます。
 明十月五日午後一時に開議いたします。
 まず、諸報告が三件ございます。次に日程追加の宣告を行いまして、日程第一から第二十一までを一括上程いたしまして、討論を行った後、採決に入ります。
 まず、日程第一及び第二、十三年度新海面処分場Gブロック西側護岸改良工事契約外を一括議決いたします。起立採決でございます。
 次に、日程第三、再生手続開始申立事件において都が有する債権取扱い及び株式消却を議決いたします。起立採決でございます。
 次に、日程第四、東京都人権プラザ条例を議決いたします。起立採決でございます。
 次に、日程第五、都営住宅条例一部改正条例を議決いたします。起立採決でございます。
 次に、日程第六、東京都高齢者円滑入居賃貸住宅登録手数料条例を議決いたします。起立採決でございます。
 次に、日程第七から第九まで、新島第一トンネル整備工事契約外を一括議決いたします。起立採決でございます。
 次に、日程第十から第二十一まで、特別区における都の事務処理特例条例一部改正条例外を一括議決いたします。簡易採決でございます。
 続いて、追加日程に入りまして、追加日程第一、行財政改革基本問題特別委員会設置に関する動議を上程いたします。
 最初に、設置の議決を簡易採決により行い、議長の指名により委員を選任し、閉会中の継続調査議決を簡易採決により行います。
 次に、追加日程第二、議員提出議案第二十七号、政務調査費交付条例一部改正条例を上程いたしまして、趣旨説明を行った後、進行係の動議により、委員会付託を省略し議決いたします。起立採決でございます。
 次に、追加日程第三及び第四、議員提出議案第二十八号、訴えの提起及び和解、知事専決処分外一件を一括上程いたしまして、進行係の動議により、趣旨説明並びに委員会付託を省略し議決いたします。起立採決でございます。
 追加日程第五から第八まで、意見書四件を一括上程し、議決いたします。簡易採決でございます。
 次に、平成十二年度各会計決算特別委員会及び平成十二年度公営企業会計決算特別委員会の閉会中の継続審査議決をいたします。簡易採決でございます。
 次に、請願陳情の新規分を付託いたします。請願二十九件、陳情十件、計三十九件でございます。
 次に、請願陳情の閉会中の継続審査議決をいたします。簡易採決でございます。
 最後に、特定事件の閉会中の継続調査議決を簡易採決により行い、閉議、閉会となります。
 所要時間はおおむね一時間十五分程度を予定しております。
 以上でございます。

○松本委員長 ただいまの説明のとおり進めてまいりますが、よろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。

○松本委員長 次に、首都機能の移転問題に関する研究調査会について申し上げます。
 本件につきましては、過日の理事会において、理事会のもとに設置することといたしました。
 設置要綱及び委員につきましては、お手元配布の資料のとおりです。ご了承願います。

○松本委員長 次に、本委員会の閉会中の継続調査について申し上げます。
 お手元配布の特定事件継続調査事項表のとおり、明五日の本会議において継続調査の申し出をいたしたいと思いますので、ご了承願います。

○木村委員 一言発言をさせてもらいます。
 去る九月二十六日の本会議におきまして、我が党の代表質問に対し、知事は、質問中も自席で不規則発言を繰り返しておりましたが、答弁するに当たって、まず、余りばかばかしいので頭へきた、こういう発言をしてから答弁を切り出すという答弁をいたしました。
 さらに、我が党が、都民の切実な要求をもとに、切り捨てられた福祉の復活を要望するという質問に対しては、そういう議論そのものがもう陳腐だということで答えました。
 認証保育の問題について問題点を明らかにしたことについては、全く事実に基づかない、事実に相反する数字などを挙げて、人のやっていることにけちをつけるのならもっと調べろとか、本当にくだらないことで頭へくるんだというようなことで答弁をしました。
 さらに、教科書問題について、一部の反対勢力が出版社に火をつけた、テロを行ったんじゃないか、あんたらはそれを是とするのかと、本来質問権がないはずの知事側から、逆に答えようがない質問を投げかけて答弁とするというやり方をとりました。
 挙げれば、まだほかにも問題点はたくさんありますけれども、しかし、こういう知事答弁は、これは単に知事と日本共産党との関係のみならず、議会そのものを侮辱し、都議会の品位を汚すものだ、こういわざるを得ないと思うのです。
 また、議会側の質問に対する評価は、内面的にはいろいろあり得る話ですけれども、いずれも都民を代表しての言論に対して、陳腐だとか、あるいは事実と違う問題、数字を挙げて、頭へくるとかいうのは、言論の府としての議会の権能そのものを否定する態度というふうに思うのです。
 しかも、今回これが初めてのことではなくて、石原知事にあっては従来からしばしばこういう答弁態度をとられた。このことについては、第十五期、前期の議会でやはり問題になって、我が党以外の会派からも、それは理事者としての越えてはならぬ一線を越える態度だという意見が相次いで出されたという経過があります。
 今回、またこういう答弁がなされたわけなので、私は、これは議会全体の問題、これに議会そのものが黙っているということは、議会の権威そのものを我々議会側がむしろ落としていくことに通じるというので、何らかの形で議会として発言し、知事の注意を促すということが必要ではないか。
 私は、先ほど行われました議会運営委員会理事会において問題を提起したところです。いろいろご意見がありましたけれども、残念ながら、議会としてこれを発言して、知事に注意を促すという結論に至りませんでした。これは極めて残念であります。
 もちろん我が党は、明日の討論でも、この知事の態度については厳しく物をいい、抗議をして陳謝を求めるということは、党としてはやりたいと思いますが、しかし、議会はこれからも行われるわけで、知事答弁もこれからも何回もあるわけでありますから、引き続き、議会の問題としてこういう知事の答弁をどう考えるかという点については、問題を提起し続けていきたいというふうに考えております。
 以上、発言として表明しておきます。

○古賀委員 今、共産党の方から提案がございましたので、私どもの立場を明らかにしておきたいというふうに思います。
 今のお話は、議会の品位であるとか、権威を汚すなどということがあってはならないということで、多少時代がかった指摘を行いながら、共産党の体面を保とうとする立場からの意見であったというふうに思います。
 生々しい議会の執行機関と議決機関とのやり方は、従来ありがちであった官僚答弁といいますか、紋切り型の棒読みの答弁をもってするやりとりと比較をいたしますと、はるかに緊張感があり、議論としても、都民によく伝わる内容として受けとめるべきではないかというふうに思うわけです。表現や言葉の使い方というのは、時にはデフォルメ的なもの、それかラレトリックとして使うもの等あるわけでありまして、言葉狩り的な主張、指摘をもって行われる、議会の権威を守ろうとするやり方はいかがかというふうに思います。
 最終的には、知事と政党間において決着を図られるべき問題として受けとめておきたいというふうに思います。
 以上です。

○松本委員長 ほかにありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
  午後三時二十四分散会

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