議会運営委員会速記録第二号

平成十三年九月十二日(水曜日)
午後零時五十分開議
 出席委員 二十二名
委員長松本 文明君
副委員長比留間敏夫君
副委員長田中  良君
副委員長石井 義修君
理事野村 有信君
理事古賀 俊昭君
理事樺山 卓司君
理事和田 宗春君
理事木内 良明君
理事木村 陽治君
藤田 愛子君
服部ゆくお君
田島 和明君
臼井  孝君
北城 貞治君
秋田 一郎君
河西のぶみ君
真木  茂君
中嶋 義雄君
藤井  一君
吉田 信夫君
古館 和憲君

 欠席委員 一名

議長三田 敏哉君
副議長橋本辰二郎君
財務局長安樂  進君

本日の会議に付した事件
 ニューヨーク等におけるテロ被害に対する対応について
 第三回定例会の招集について
 第三回定例会提出予定案件について
 知事発言について
 東京都議会三宅島緊急調査団の報告について
 平成十二年度各会計決算の認定について
 平成十二年度公営企業各会計決算の認定について
 会議予定について
 質問について
 意見書等について
 請願陳情について
 東京都議会請願・陳情取扱要綱の改正について

○松本委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 ニューヨーク等におけるテロ災害に対する対応につきまして、ニューヨーク市長並びにニューヨーク市議会議長あて、東京都議会議長名のお見舞いの電報を打つことを理事会で決定いたしました。ご了承を願います。
 なお、あわせて東京都議会から見舞金を五万ドル支出するということが、あわせて決定されました。ご了承願います。
 また、今回のニューヨーク市並びに東京港の姉妹港であるニューヨーク港への具体的な支援策について、東京都知事に速やかに準備を整えておくように、そしてまた、ニューヨーク市、ニューヨーク港に連絡がつき次第、そうした支援策について打ち合わせに入られたい旨、東京都議会議長から石原慎太郎知事に申し入れをすることが決まりましたので、ご了承を願います。

○松本委員長 続きまして、第三回定例会について申し上げます。
 本件につきましては、知事より、九月十九日に招集したい旨、議長に申し出がありましたのでご報告いたします。

○松本委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件について申し上げます。
 本件につきましては、安樂財務局長から説明があります。

○安樂財務局長 第三回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の平成十三年第三回東京都議会定例会提出予定議案件名表のとおり、ただいまのところ、条例案九件、契約案十件、事件案二件、合わせて二十一件となっております。ほかに、人事案十三件がございます。
 初めに、条例案につきましてご説明申し上げます。お手元の提出予定議案件名表をごらんいただきたいと存じます。
 一ページから三ページが条例案でございます。新設の条例が二件、一部を改正する条例が七件、合計九件となっております。
 まず、新設の条例でございます。一ページの上段に記載してあります東京都人権プラザ条例につきましては、人権尊重の理念を普及させることにより、都民一人一人の人権が尊重される社会の実現に寄与するため、新たに東京都人権プラザを設置するものでございます。
 次に、同じページの二段目にございます東京都高齢者円滑入居賃貸住宅登録手数料条例につきましては、高齢者の居住の安定確保に関する法律の施行に伴い、住宅の登録手数料を徴収するため、新たに条例で規定をするものでございます。
 以上が新設の条例でございます。
 次に、一部を改正する条例の主なものをご説明いたします。
 まず、二ページの上段の東京都都税条例の一部を改正する条例につきましては、地方税法等の一部を改正する法律の施行に伴いまして、自動車税のグリーン化及び自動車取得税の軽減措置などの規定を整備するものでございます。
 次に、三ページであります。三ページ上段の東京都営住宅条例の一部を改正する条例につきましては、都営住宅の利用機会の公平を確保するため、特定都営住宅について、十年の期限つき入居制度を導入するものでございます。
 次に、五ページから七ページが契約案でございます。
 新島第一トンネル整備工事など合計十件、契約金額は、総額で約二百三十二億円でございます。
 次に、九ページでございますが、事件案でございます。
 再生手続開始申立事件において東京都が有する債権の取扱い及び株式の消却について、議会の議決をお願いするものなど二件でございます。
 最後に、お手元配布の人事案件につきましてご説明申し上げます。
 まず、名誉都民の選定の同意案件でございます。
 金田一春彦氏、小宮康孝氏、島田正吾氏の各氏を名誉都民に選定いたしたいと存じます。
 同意につきましては、十月一日の都民の日の顕彰に向けて事務的な準備期間が必要なために、早期の議決をいただきたくお願い申し上げます。
 次に、東京都公安委員会委員でありますが、十月十九日に任期満了となります大西勝也氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 同じく十月十九日に任期満了となります渡邉宏氏の後任として、安西邦夫氏を任命いたしたいと存じます。
 次に、東京都人事委員会委員でありますが、十月二十七日に任期満了となります濱田一成氏の後任として、内田公三氏を任命したいと存じます。
 次に、東京都土地利用審査会委員でございますが、十月二十四日に全委員が任期満了となります。佐藤欣子氏、倉内宗一氏、田代順孝氏、日端康雄氏、渡辺卓美氏、緒方瑞穂氏の各氏につきましては、再任いたしたいと存じます。また、鈴木信太郎氏の後任として、戸沼幸市氏を任命いたしたいと存じます。
 同意につきまして、よろしくお願い申し上げます。
 また、平成十二年度東京都各会計歳入歳出決算及び平成十二年度東京都公営企業各会計決算の認定に関する決算書等につきましては、準備が整い次第ご送付申し上げますので、よろしくお願いいたします。
 以上で説明を終わらせていただきます。定例会でのご審議をよろしくお願い申し上げます。

○松本委員長 説明は終わりました。
 ご苦労さまでした。どうぞ局長、ご退室ください。
 ただいま説明のありました案件のうち、名誉都民の選定の同意につきましては、定例会招集当日の本会議に上程し、また、その他の人事案件につきましては、質問終了日の本会議に上程し、いずれも委員会付託を省略の上、議決いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。

○松本委員長 次に、知事発言について申し上げます。
 知事より、定例会招集当日の本会議において発言を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可いたしたいと思いますので、ご了承願います。時間は四十分程度とのことであります。

○松本委員長 次に、東京都議会三宅島緊急調査団の報告について申し上げます。
 今回予定されております三宅島島民の一時帰宅に先立ち、都議会として、今月七日に議長を団長とした調査団が三宅島の被災地を訪問し、緊急現地調査等を行ってまいりました。
 先ほどの理事会協議の結果、同調査団の報告を定例会招集当日の本会議において行うことといたしました。ご了承願います。
 なお、調査団の報告は副団長の橋本辰二郎副議長が行いますので、あわせてご了承願います。

○松本委員長 次に、平成十二年度各会計決算の認定についてご協議願います。
 本件につきましては、先ほどの理事会で協議いたしました結果、お手元配布の設置要綱(案)のとおり、平成十二年度各会計決算特別委員会を設置し、これに付託することとなりました。
 設置要綱(案)及び委員の割り当て等につきまして、議事部長から説明いたさせます。

○川島議事部長 平成十二年度各会計決算特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
 委員会の目的、名称及び設置の根拠につきましては、それぞれ1、2及び3に記載のとおりでございます。
 4の委員会の組織でございます。
 (1)にございますように、委員は三十一名とし、委員長 一名、副委員長三名及び理事六名を置くことといたしております。
 なお、委員の割り当ては、(2)にありますとおり、各会派案分によることといたしておりまして、先ほどの理事会におきまして、各会派の割り当ては、自民党十三名、民主党六名、公明党六名、日本共産党四名、生活者ネット二名となりました。
 また、役員の構成でございますが、委員長は自民党から、副委員長三名につきましては、自民党、民主党及び公明党から各一名、また、理事六名につきましては、自民党から三名、民主党、公明党及び日本共産党から各一名と決まりました。
 また、(3)にございますように、委員会に三つの分科会を設けます。
 分科会の役員構成は、(4)にありますとおり、委員長一名及び副委員長二名を置きまして、分科会の委員長及び副委員長は、委員会の副委員長及び理事をもって充てることとしたいと存じます。
 次に、(5)の分科会の名称と分担事項でございます。
 第一分科会は、総務委員会、財政委員会及び警察・消防委員会の所管局、第二分科会は、文教委員会及び厚生委員会の所管局、第三分科会は、都市・環境委員会、経済・港湾委員会及び建設・住宅委員会のそれぞれ所管局の決算を担当することとします。
 次に、5の審査の方法でございますが、(1)にございますように、委員会での概要説明、分科会での局別説明と質疑、委員会での質疑、意見開陳及び表決の順序で行うことといたしております。
 また、委員会、各分科会の場所でございますが、(2)にございますとおり、委員会は第十二委員会室、第一分科会は第九、第二分科会は第十、第三分科会は第十一、それぞれ委員会室といたしたいと存じます。
 最後に、6の審査の期限でございますが、本年第四回定例会までといたしております。
 説明は以上でございます。

○松本委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、準備の都合もございますので、委員の選定届は、九月十四日正午までに議長までご提出願います。

○松本委員長 次に、平成十二年度公営企業各会計決算の認定についてご協議願います。
 本件につきましては、先ほどの理事会で協議いたしました結果、お手元配布の設置要綱(案)のとおり、平成十二年度公営企業会計決算特別委員会を設置し、これに付託することとなりました。
 設置要綱(案)及び委員の割り当て等につきまして、議事部長から説明いたさせます。

○川島議事部長 平成十二年度公営企業会計決算特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
 委員会の目的、名称及び設置の根拠につきましては、1、2及び3に記載のとおりでございます。
 4の委員会の組織でございます。
 (1)にございますように、委員は二十三名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事五名を置くことといたしております。
 委員の割り当てにつきましては、各会派案分によることといたしまして、先ほどの理事会におきまして、委員は、自民党十名、民主党五名、公明党四名、日本共産党三名、生活者ネット一名、また、役員の構成でございますが、委員長は民主党から、副委員長三名につきましては、自民党、民主党及び公明党から各一名となります。また、理事五名につきましては、自民党から二名、民主党、公明党及び日本共産党から各一名となります。
 また、(3)にございますように、委員会に二つの分科会を設けます。
 分科会の役員構成は、(4)にありますとおり、委員長一名及び副委員長三名を置きまして、分科会の委員長は委員会の副委員長をもって充て、分科会の副委員長は委員会の副委員長及び理事をもって充てることといたしております。
 次に、(5)の分科会の名称と分担事項でございます。
 第一分科会は、交通局、中央卸売市場及び港湾局の決算、第二分科会は、水道局、下水道局及び衛生局の決算をそれぞれ所管することといたしております。
 次に、5の審査の方法でございますが、(1)の審査の順序につきましては、先ほどの各会計決算特別委員会と同様の順序を予定しております。
 また、委員会、各分科会の場所でございますが、(2)にございますとおり、委員会は第四委員会室、第一分科会は第一、第二分科会は第二委員会室をそれぞれ使用することとします。
 最後に、6の審査の期限でございますが、本年第四回定例会までといたしております。
 説明は以上でございます。

○松本委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、準備の都合がございますので、委員の選定届は、九月十四日正午までに議長までご提出願います。

○松本委員長 次に、今定例会の会議予定につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○川島議事部長 お手元、平成十三年第三回定例会会議予定表(案)をごらんください。
 本日十二日が告示日でございまして、会期は九月十九日から十月五日までの十七日間、九月十九日が招集日でございまして、本会議を開き、会期の決定、知事の所信表明等がございます。
 九月二十日から二十五日までの六日間、議案調査のため休会といたします。
 九月二十六日から二日間は本会議を開きまして、代表質問及び一般質問を行います。
 九月二十七日の一般質問終了後、議案を常任委員会に付託するとともに、平成十二年度各会計決算特別委員会及び平成十二年度公営企業会計決算特別委員会を設置いたしまして、決算の認定について付託いたします。
 九月二十八日から十月四日までの七日間、休会といたしまして、常任委員会審査を行います。
 十月五日は最終日でございます。本会議を開きまして、議案の議決等を行い、閉会でございます。
 以上でございます。

○松本委員長 説明は終わりました。
 なお、本件は、ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。

○松本委員長 次に、質問につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○川島議事部長 質問日を二日間とした場合、一日の質問時間は三時間となりまして、二日で三百六十分、案分による各会派の質問時間は、自民党百五十六分、民主党六十八分、公明党六十五分、日本共産党四十二分、生活者ネット十七分、1/2の会、行革一一〇番、自治市民及び市民の党は各三分、合計三百六十分となります。
 以上でございます。

○松本委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、質問通告書は、九月二十一日正午までに議長までご提出願います。
 また、念のため申し上げますが、質問通告書については、「都政一般」「知事の基本姿勢」または「その他」ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。ご協力をお願いいたします。

○松本委員長 次に、意見書、決議について申し上げます。
 本件につきましては、提出要領に基づき、十月四日正午までに議長までご提出願います。

○松本委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 九月二十日までに受理した分は質問終了日に、その後の分で十月四日正午までに受理した分は最終日に、それぞれ所管の委員会に付託することとしたい旨、議長から申し出がありました。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。

○松本委員長 次に、東京都議会請願・陳情取扱要綱の改正につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○川島議事部長 お手元に配布してございます東京都議会請願・陳情取扱要綱新旧対照表(案)をごらんください。
 改正点は三カ所でございます。
 一点目は、さきに八月八日の議会運営委員会で申し合わされました、委員会における審査期限でございます、次次回の定例会までに審査するといたしていたものを、次回の定例会までに審査すると改めるものでございます。
 二点目と三点目は、取扱要綱第10の陳情の参考送付に係るものでございます。
 オの「都に住所を有しない者からなされたもの」の削除につきましては、都の事務に関係しない事項を願意とする陳情は、従来から実質上、参考送付の取り扱いをしていたところでございますので、特段、住所要件を付す必要がないところから削除するものでございます。
 次のクは、適用対象は従前と同様でございますが、よりわかりやすい表現に文言を整理したものでございます。
 以上でございます。

○松本委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○松本委員長 それでは、そのようにいたします。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
  午後一時八分散会

ページ先頭に戻る

ページ先頭に戻る