議会運営委員会速記録第四十七号

平成十三年二月十四日(水曜日)
午後零時八分開議
 出席委員 二十二名
委員長佐藤 裕彦君
副委員長山崎 孝明君
副委員長木村 陽治君
副委員長中山 秀雄君
理事白井  威君
理事宮崎  章君
理事野村 有信君
理事渡辺 康信君
理事土持 正豊君
理事嶋田  実君
藤川 隆則君
藤田 愛子君
三宅 茂樹君
新藤 義彦君
古賀 俊昭君
吉住  弘君
植木こうじ君
村松みえ子君
古館 和憲君
木内 良明君
小林 正則君
西条 庄治君

 欠席委員 一名

議長渋谷 守生君
副議長五十嵐 正君
財務局長木内 征司君

本日の会議に付した事件
 第一回定例会の招集について
 第一回定例会提出予定案件について
 文書質問に対する答弁書の送付について
 閉会中における特別委員の辞任及び選任について
 知事の施政方針について
 警視総監の治安状況説明について
 監査委員の口頭報告について
 予算特別委員会の設置について
 会議予定について
 質問について
 意見書等について
 請願陳情について
 定例会開会当日の音楽演奏について
 都議会のあり方検討委員会の報告について
 都議会議員定数等検討委員会の報告について

○佐藤委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、第一回定例会について申し上げます。
 本件につきましては、知事より、二月二十一日に招集したい旨、議長に申し出がありましたので、ご報告いたします。

○佐藤委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件につきまして、木内財務局長から説明があります。

○木内財務局長 第一回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の平成十三年第一回東京都議会定例会提出予定議案件名表のとおり、ただいまのところ、予算案三十四件、条例案七十三件、契約案四件、事件案九件でございまして、合わせて百二十件となっております。ほかに人事案十六件がございます。
 初めに、予算案についてご説明いたします。
 まず、平成十三年度当初予算でございます。
 お手元の平成十三年度東京都予算案の概要の二ページをごらんいただきたいと存じます。財政規模でございますが、一般会計六兆二千六十億円、それに特別会計、公営企業会計を合わせた二十九会計で、十一兆八千七百六十二億円となっております。
 次に、平成十二年度最終補正予算でございます。
 少し飛びまして、恐縮ですが五〇ページをごらんいただきたいと存じます。一般会計と特別会計を合わせて七千三百四十五億円でございます。内容につきましては、既にご説明させていただいておりますので、省略させていただきたいと存じます。
 次に、条例案についてご説明申し上げます。
 お手元の提出予定議案件名表をごらんいただきたいと存じます。
 三ページから二一ページまでが条例案でございまして、新設の条例が五件、一部を改正する条例が六十三件、廃止する条例が五件で、合計七十三件となっております。
 まず、新設の条例でございます。
 三ページの一段目に記載してございます東京都情報通信技術講習推進基金条例につきましては、国の制度創設に伴いまして、都民が情報通信技術講習を受ける機会を拡大させるため、基金を設置するものでございます。
 次に、同じ三ページ二段目の職員の再任用に関する条例につきましては、地方公務員法等の一部を改正する法律の施行に伴い、新たな再任用制度の規定を設けるものでございます。
 このほか、地方自治法の一部を改正する法律の施行にあわせまして、政務調査費の交付について規定を定めるものなど五件でございます。
 次に、一部を改正する条例でございます。
 まず、四ページ三段目の東京都組織条例の一部を改正する条例につきましては、今後の行財政運営の基本である東京構想二〇〇〇で示した取り組みの内容を踏まえ、都が果たす役割を効率的、効果的に発揮できる執行体制を整備するために、都庁組織全般にわたって見直しを行うものでございます。
 次に、八ページ二段目の東京都都税条例の一部を改正する条例につきましては、小規模住宅用地の都市計画税の税額を平成十三年度分も引き続き二分の一に軽減するものなどでございます。
 次に、九ページ一段目の東京都青少年の健全な育成に関する条例の一部を改正する条例につきましては、不健全な図書類等の指定事由を追加するとともに、区分陳列及び自動販売機に関する規制を行うものでございます。
 次に、一三ページ二段目の東京都立養護老人ホーム条例の一部を改正する条例につきましては、潮見老人ホームの開設に当たり、社会福祉法人が施設の使用許可を受けて自主運営を行う公設民営方式を採用するため、規定を整備するものでございます。
 このほか、法令等の改正及び新たな再任用制度の導入に伴い規定を整備するものなど、合計六十三件でございます。
 また、廃止する条例につきましては、二〇ページ一段目の東京都社会事業学校条例を廃止する条例など五件でございます。
 次に、二三ページが契約案でございます。
 都営住宅建設など合計四件、契約金額は総額で約七十億円となっております。
 次に、二五ページから二七ページまでが事件案でございます。
 地方自治法の規定に基づく包括外部監査契約を締結するもの、財政再建の見地から、大規模未利用地を売却するものなど九件でございます。
 最後に、お手元配布の人事案件につきましてご説明申し上げます。
 まず、東京都固定資産評価審査委員会委員で、三月三十一日に任期満了となります後藤久氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都公害審査会委員でありますが、委員十五名全員が三月三十一日に任期満了となります。齊藤弘氏、広田富男氏、谷口茂昭氏、石田武臣氏、江口裕子氏、飯室勝彦氏、荻原征三郎氏、岡本謙一氏、真野喜洋氏、板本守正氏、松尾友矩氏、田村明弘氏の各氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 また、坂井利夫氏の後任には酒井幸氏を、鈴木昭次氏の後任には工藤信之氏を、大喜多敏一氏の後任には横山長之氏を任命いたしたいと存じます。同意につきましてよろしくお願いいたします。
 なお、事業執行上、中途議決をお願いいたしたいと存じますが、お手元の平成十三年第一回定例会中途議決要望案件一覧にまとめてございますので、よろしくお願いいたします。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議をお願い申し上げます。

○佐藤委員長 ただいま説明のありました案件のうち、人事案件につきましては、質問終了日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決したいと思いますが、よろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤委員長 それでは、そのようにいたします。

○佐藤委員長 次に、文書質問に対する答弁書の送付について申し上げます。
 さきの定例会において提出のありました大西由紀子議員、福士敬子議員、藤田十四三議員、三原將嗣議員、和田宗春議員及び坂口こうじ議員の文書質問に対して、知事より答弁書が提出されましたので、議長より、質問趣意書とともに、各議員あて送付いたしておきました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議においてその旨ご報告いたしますので、ご了承願います。

○佐藤委員長 次に、閉会中における特別委員の辞任及び選任について申し上げます。
 一月四日付をもって、山崎泰議員より、行財政改革基本問題特別委員を辞任したい旨の申し出がありました。
 本件は、同日付で、申し出のとおり議長において許可いたしました。
 なお、委員の欠員を補充するため、議長において同日付で三浦政勝議員を選任いたしました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議において報告の上、承認を得ることになりますので、ご了承願います。

○佐藤委員長 次に、知事より、定例会招集当日の本会議において、施政方針の説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。時間は、四十分程度とのことです。

○佐藤委員長 次に、警視総監より、定例会招集当日の本会議において、都内の治安状況について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。時間は、二十分程度とのことです。

○佐藤委員長 次に、矢部一監査委員より、定例会招集当日の本会議において、監査結果について口頭報告を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。時間は、十五分程度とのことです。

○佐藤委員長 次に、予算特別委員会の設置についてご協議願います。
 先ほどの理事会で協議いたしました結果、平成十三年度当初予算につきましては、お手元配布の設置要綱案のとおり、予算特別委員会を設置し、これに付託することになりました。
 設置要綱案及び委員の割り当て等につきまして、議事部長から説明いたさせます。

○會田議事部長 お手元の予算特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
 まず1の委員会の目的でございますが、平成十三年度当初予算を総合的に審査することを目的といたしております。
 次に、2から4までの名称、設置の根拠、権限につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。
 次に、5の委員会の組織でございますが、(1)にございますように、従前の例によりまして、委員は三十九名とし、委員長一名、副委員長三名及び理事六名を置くことにいたしております。また、(2)にございますように、各常任委員会の委員長は、この委員会の委員になるものとし、委員の割り当てにつきましては、(3)にございますように、三十九名から常任委員長九名を除いた三十名につきまして、各会派の案分比によることといたしております。案分による各会派の割り当ては、自民党十二名、日本共産党七名、公明党六名、民主党三名、無所属クラブ及び生活者ネット各一名であります。
 なお、役員の構成でございますが、委員長は自民党から、副委員長三名につきましては、自民党、日本共産党、公明党から各一名となります。また、理事六名につきましては、自民党三名、日本共産党、公明党及び民主党から各一名となります。
 次に、6の審査の方法でございますが、(1)にございますように、審査は、提案説明、総括質疑、部局別質疑、締めくくり総括質疑、討論、採決の順序で行うことといたしております。このうち、部局別質疑は、(2)にございますように、各常任委員会の調査をもってかえるものとし、締めくくり総括質疑は、(3)にございますように、各常任委員会の調査報告の後、行うものといたしております。
 以上でございます。

○佐藤委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、準備の都合がありますので、委員の選定届は、二月十六日正午までに、議長までご提出を願います。

○佐藤委員長 次に、今定例会の会議予定につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長からご説明申し上げます。

○會田議事部長 お手元の平成十三年第一回定例会会議予定表(案)をごらんいただきたいと存じます。
 本日、十四日が告示日でございまして、会期は二月二十一日から三月二十九日までの三十七日間でございます。
 二月二十一日は招集日でございまして、本会議を開きまして、会期の決定、施政方針についての知事説明、都内の治安状況についての警視総監説明、監査結果についての監査委員口頭報告等がございます。
 二月二十二日から二十六日までの五日間、議案調査のため休会といたします。
 二月二十七日から三月一日までの三日間は、本会議を開きまして、代表質問及び一般質問を行います。
 三月一日は一般質問終了後、予算特別委員会を設置いたしまして、平成十三年度予算を付託し、また、議案の常任委員会付託等の議決を行います。
 三月二日から七日までの六日間休会といたしまして、三月五日、六日に常任委員会審査を行います。
 三月八日は、本会議を開きまして、平成十二年度関係議案等を上程いたしまして、議決いたします。
 三月九日から二十八日までの二十日間、休会といたしまして、この間、三月十四日から十六日までは予算特別委員会を開催し総括質疑を、三月十九日から二十三日までは常任委員会審査を、三月二十六日及び二十七日は予算特別委員会を開催しまして締めくくり総括質疑、討論及び採決を行います。
 三月二十九日は最終日でございます。本会議を開きまして、議案の議決等を行い、閉会となります。
 以上でございます。

○佐藤委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤委員長 それでは、そのようにいたします。

○佐藤委員長 次に、質問につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長からご説明申し上げます。

○會田議事部長 各会派の質問時間につきまして、理事会におきます協議結果をご説明申し上げます。
 質問日は三日間でございまして、各会派の質問時間は、自民党二百十七分、日本共産党百十六分、公明党百三分、民主党五十八分、無所属クラブ二十五分、生活者ネット十三分、社会民主党十五分、自治市民八分、都民の会十一分、山崎泰議員四分、合計五百七十分となりました。
 以上でございます。

○佐藤委員長 説明は以上です。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、質問通告書は、二月二十三日正午までに、議長までご提出を願います。
 また、念のため申し上げますが、質問通告書については、「都政一般」「知事の基本姿勢」または「その他」ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。ご協力をお願い申し上げます。

○佐藤委員長 次に、意見書、決議について申し上げます。
 本件につきましては、提出要領に基づき、三月二十八日正午までに、議長までご提出を願います。

○佐藤委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 二月二十二日までに受理した分につきましては質問終了日に、その後の分で、三月二十八日正午までに受理した分につきましては最終日に、それぞれ所管の委員会に付託することとし、付託審査中のもので報告のありました分につきましては、最終日に上程して議決することにしたい旨、議長から申し出がありました。よろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤委員長 それでは、そのようにいたします。

○佐藤委員長 次に、定例会開会当日の音楽演奏につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果、諸般の事情を考慮いたしまして、今定例会も行わないことといたしました。よろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤委員長 それでは、そのようにいたします。

○佐藤委員長 次に、都議会のあり方検討委員会の報告についてご協議をいただきます。
 本件につきましては、先ほどの理事会におきまして、検討委員会の星野篤功委員長から、お手元配布の資料により最終報告を受け、その取り扱いについて協議を行いました。
 協議の結果、まず最終報告については、おおむね了承することといたしました。
 また、十六期に申し送るべき事項につきましては申し送ることとし、今期中に協議すべき事項につきましては協議を行い、可能なものは随時実施することといたしました。
 なお、具体的項目の検討につきましては、それぞれ実施の時期に、今回の報告を尊重しながら協議することといたしました。よろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤委員長 それでは、そのようにいたします。

○佐藤委員長 次に、都議会議員定数等検討委員会の報告についてご協議いただきます。
 本件につきましては、先ほどの理事会におきまして、検討委員会の田中晃三委員長から、お手元配布の資料により検討結果の報告を受け、その取り扱いについて協議を行いました。
 まず、報告に対する各会派の意向でありますが、自民党、公明党、無所属クラブが賛成、日本共産党、民主党が反対、生活者ネットが保留とのことであります。
 なお、日本共産党及び民主党より、議員定数条例について、それぞれ独自の案を提案したいとの意見が出たため、協議の結果、質問通告日の理事会において、それぞれ各会派の案を持ち寄って協議することといたしました。
 また、本条例案については、三月八日の本会議において議決することの申し合わせをいたしました。よろしゅうございましょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○佐藤委員長 ご異議がないようでありますので、そのようにいたします。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
  午後零時二十三分散会

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