議会運営委員会速記録第三十六号

平成十二年二月十六日(水曜日)
   午後零時三十八分開議
 出席委員 二十一名
委員長川島 忠一君
副委員長藤沢 志光君
副委員長木村 陽治君
副委員長中山 秀雄君
理事松本 文明君
理事大西 英男君
理事星野 篤功君
理事渡辺 康信君
理事土持 正豊君
理事河合秀二郎君
山崎  泰君
大西由紀子君
鈴木 一光君
三原 將嗣君
植木こうじ君
村松みえ子君
古館 和憲君
森田 安孝君
木内 良明君
田中  良君
和田 宗春君

 欠席委員 二名

議長渋谷 守生君
副議長五十嵐 正君
財務局長木内 征司君

本日の会議に付した事件
 第一回定例会の招集について
 第一回定例会提出予定案件について
 文書質問に対する答弁書の送付について
 閉会中における特別委員の辞任及び選任について
 知事の施政方針について
 警視総監の治安状況説明について
 監査委員の口頭報告について
 予算特別委員会の設置について
 会議予定について
 質問について
 意見書等について
 請願陳情について
 定例会開会当日の音楽演奏について
 議場における国旗の掲揚について
 都議会のあり方検討委員会の設置について
 情報公開推進委員会について

○川島委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。
 初めに、知事より、第一回定例会を二月二十三日に招集したい旨、議長に申し出がありましたので、ご報告いたします。

○川島委員長 次に、今定例会に提出を予定されております案件につきまして、木内財務局長より説明があります。

○木内財務局長 ご説明申し上げます。
 第一回定例会に提出を予定しております議案は、お手元の平成十二年第一回東京都議会定例会提出予定議案件名表のとおり、ただいまのところ、予算案三十六件、条例案百四十三件、契約案十五件、事件案十二件でございまして、合わせて二百六件となっております。ほかに人事案が七件ございます。
 初めに、予算案についてご説明申し上げます。
 まず、平成十二年度当初予算でございます。
 お手元の平成十二年度東京都予算案の概要の二ページをごらんいただきたいと思います。財政規模でございますが、一般会計五兆九千八百八十億円、これに特別会計、公営企業会計を合わせた三十一会計で、十一兆七千七百九億円となっております。
 次に、平成十一年度最終補正予算でございます。
 少しページが飛び恐縮でございますが、五六ページをごらんいただきたいと思います。一般会計、特別会計及び公営企業会計を合わせて三千六百九十一億円となっております。内容につきましては、既にご説明させていただいておりますので、省略をさせていただきます。
 次に、条例案についてご説明申し上げます。
 お手元の提出予定議案件名表をごらんいただきたいと存じます。
 五ページから四〇ページまでが条例案でございまして、新設の条例が四十三件、全部を改正する条例が三件、一部を改正する条例が八十九件、廃止する条例が八件で、合計百四十三件でございます。
 まず、新設の条例は、一一ページ上段に記載してございます、東京都における銀行業等に対する事業税の課税標準等の特例に関する条例でございます。これは、安定的な税収及び税負担の公平性の確保を図る観点から、地方税法第七十二条の十九の規定に基づき、銀行業等に対する外形標準課税を導入するため、条例を設けるものでございます。
 また、これとあわせて、新築住宅に係る固定資産税及び都市計画税の減免を実施していきたいと考えております。
 次に、一二ページ、三段目でございます。東京都男女平等参画基本条例でございます。個性と能力を十分に発揮できる男女平等参画社会を実現するため、施策を総合的かつ効果的に推進する基本条例を制定するものでございます。また、基金を設置するものといたしまして、二一ページの三段目の、区市町村の介護保険財政の安定化に資するため介護保険財政安定化基金を設置するもの、少し飛びますが、三三ページ二段目の、緊急地域雇用特別基金を設置するものの二件でございます。このほか、地方分権の推進に関します機関委任事務の廃止に伴い手数料を都の条例で定めるものなど合計四十三件でございます。
 次に、全部を改正する条例でございます。
 二一ページにお戻りいただきまして、その一番下をごらんいただきたいと思います。利用と負担の適正化及び事務の簡素化を図る等の観点から、現行制度の見直しを行い、東京都シルバーパス交付条例の全部を改正し、名称も東京都シルバーパス条例と改めるものなど三件でございます。
 次に、一部を改正する条例でございます。
 一一ページをごらんいただきたいと存じます。二段目の東京都都税条例の一部を改正する条例でございますが、これは、都民税の法人税割に係る超過課税の適用期限を五年間延長し平成十七年九月三十日までとするほか、小規模住宅用地の都市計画税の税額を、平成十二年度も引き続き二分の一に軽減するものでございます。次に、一四ページ下段の東京都立学校の授業料等徴収条例の一部を改正する条例など、使用料、手数料につきまして、受益者負担の適正化の観点から、見直しを行うものでございます。また、二〇ページ三段目の、東京都重度心身障害者手当条例の一部を改正する条例など七件の福祉手当の支給及び医療費の助成に関する条例につきましては、負担の公平や各種制度間の整合性の確保の観点から、事業の見直しを行うものでございます。このほか、戻りまして七ページ三段目の、都区財政調整交付金の総額について交付割合を定めるものなど、一部を改正する条例は全部で八十九件でございます。
 次に、廃止する条例は、一〇ページ下段の土地開発基金条例を廃止するものなど八件でございます。
 次に、四一ページから四四ページまでは契約案でございます。
 都営住宅の建設工事など合計十五件、契約金額は約三百九十二億円となっております。
 次に、四五ページから四七ページまでが事件案でございます。
 四五ページ上段の包括外部監査契約を締結するもの、同じページ二段目から四段目にございます、大規模未利用地及び建物について売却するものなど十二件でございます。
 最後に、お手元配布の人事案件についてご説明申し上げます。
 まず、東京都収用委員会委員でございます。三月三十一日付をもって任期満了となります貫洞哲夫氏の後任には、谷口晴康氏を任命いたしたいと存じます。
 また、同日をもって任期満了となります森有子氏及び四月九日をもって任期満了となります関哲夫氏の両氏につきましては、再任いたしたいと存じます。
 次に、東京都収用委員会予備委員でございます。坂井利夫氏を収用委員会委員に補充するため、杉山美代子氏を任命いたしたいと存じます。
 次に、東京都固定資産評価審査委員会委員でございます。三月三十一日をもって任期満了となります井上優子氏の後任には松前良子氏を、戸城正博氏の後任には森欣貮氏を選任いたしたいと存じます。
 また、四月六日をもって任期満了となります安齋洋子氏につきましては、再任いたしたいと存じます。同意につきまして、よろしくお願いいたします。
 なお、事業執行上、中途議決をお願いいたしたいと存じますが、お手元の平成十二年第一回定例会中途議決要望案件一覧にまとめてございますので、よろしくお願いいたします。
 以上で説明を終わります。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

○川島委員長 説明は終わりました。
 ただいま説明のありました案件のうち、人事案件につきましては、質問終了日の本会議に上程し、委員会付託を省略の上、議決いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。

○川島委員長 次に、さきの定例会において提出されました山本信議員、藤田十四三議員、大河原雅子議員、吉田信夫議員、和田宗春議員、坂口こうじ議員及び三原將嗣議員の文書質問に対し、知事より答弁書が提出されました。議長より、質問趣意書とともに、各議員あて送付いたしました。
 本件は、定例会招集当日の本会議においてその旨報告いたしますので、ご了承願います。

○川島委員長 次に、閉会中における特別委員会の辞任及び選任について申し上げます。
 平成十年度各会計決算特別委員、平成十年度公営企業会計決算特別委員、行財政改革基本問題特別委員及び地方分権推進特別委員については、それぞれお手元配布の名簿のとおり辞任願及び選定届が議長あてに提出されました。
 本件は、いずれも同日付で、申し出のとおり議長において辞任を許可し、欠員補充のため、委員を選任いたしました。
 本件につきましては、定例会招集当日の本会議において報告の上、承認を得ることになりますので、ご了承願います。

○川島委員長 次に、知事より、定例会招集当日の本会議において、施政方針の説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可したいと思いますので、ご了承願います。時間は、おおむね四十五分程度とのことです。

○川島委員長 次に、警視総監より定例会招集当日の本会議において、都内の治安状況について説明を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可いたしたいと思いますので、ご了承願います。時間は、二十分程度とのことです。

○川島委員長 次に、小山敏雄監査委員より、定例会招集当日の本会議において、監査結果について口頭報告を行いたい旨、議長に申し出がありました。
 本件は、申し出のとおり発言を許可いたしたいと思いますので、ご了承願います。時間は、おおむね十五分程度とのことです。

○川島委員長 次に、予算特別委員会の設置についてご協議願います。
 先ほどの理事会で協議いたしました結果、平成十二年度当初予算については、お手元配布の設置要綱案のとおり、予算特別委員会を設置し、これに付託することになりました。
 設置要綱案及び委員の割り振り等につきまして、議事部長から説明いたさせます。

○會田議事部長 お手元の予算特別委員会設置要綱(案)をごらんいただきたいと存じます。
 まず、1の委員会の目的でございますが、ただいま委員長からお話がありましたように、平成十二年度予算を総合的に審査することを目的といたしております。
 次に、2から4までの名称、設置の根拠及び権限につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。
 次に、5の委員会の組織でございますが、(1)にございますように、従前の例によりまして、委員は三十九名といたしまして、委員長一名、副委員長三名及び理事六名を置くことといたしております。また、(2)にございますように、各常任委員会の委員長は、この委員会の委員になるものとし、委員の割り振りにつきましては、(3)にございますように、三十九名から常任委員長九名を除いた三十名について、各会派の案分比によることといたしております。三十名の案分につきましては、自民党十二名、日本共産党六名、公明党六名、民主党四名、無所属クラブ一名及び生活者ネット一名となります。なお、委員長は、自民党から選出されます。副委員長三名は、自民党、日本共産党、公明党からそれぞれ一名ずつ選出されます。また、理事六名は、自民党から三名、日本共産党、公明党、民主党からそれぞれ一名ずつ選出されます。
 次に、6の審査の方法でございますが、(1)にございますように、審査は、提案説明、総括質疑、部局別質疑、締めくくり総括質疑、討論、採決の順序で行うことといたします。このうち、部局別質疑は、(2)にございますように、各常任委員会の調査をもってかえるものといたしまして、締めくくり総括質疑は、(3)にございますように、各常任委員会の調査報告の後、行うものといたしております。
 以上でございます。

○川島委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、委員の選定届は、二月十八日正午までに、議長までご提出願います。

○川島委員長 次に、今定例会の会議予定につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○會田議事部長 お手元の平成十二年第一回定例会会議予定表(案)をごらん願います。
 本日、二月十六日が告示日で、会期は二月二十三日から三月三十日までの三十七日間を予定しております。
 二月二十三日が招集日でございまして、本会議を開きまして、会期の決定、施政方針についての知事説明、都内の治安状況についての警視総監説明、監査結果についての監査委員の口頭報告等がございます。
 二月二十四日から二十八日までの五日間、議案調査のため休会いたします。
 二月二十九日から三月二日までの三日間は、本会議を開きまして、代表質問及び一般質問を行います。
 三月二日の一般質問終了後、予算特別委員会を設置し、平成十二年度予算を付託し、また、議案を常任委員会へ付託する等の議決を行います。
 三月三日から七日までの五日間は休会とし、常任委員会審査を行います。
 三月八日は、本会議を開きまして、平成十一年度関係議案等を上程し、議決いたします。
 三月九日から二十九日までの二十一日間は休会といたし、この間、三月十四日から十六日までは予算特別委員会を開催し総括質疑を、三月十七日から二十三日までは常任委員会審査を、三月二十七日から二十八日までは予算特別委員会の締めくくり総括質疑、討論、採決を行います。
 三月三十日は最終日でございまして、本会議を開きまして、議案の議決等を行い、閉会となります。
 以上でございます。

○川島委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。

○川島委員長 次に、質問につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○會田議事部長 各会派の質問時間につきましては、理事会における協議結果をご説明いたします。
 質問日は三日間でございまして、各会派の質問時間は、自民党二百二十一分、日本共産党百十三分、公明党百分、民主党六十一分、無所属クラブ二十二分、生活者ネット十三分、社会民主党十四分、自治市民五分、合計五百四十九分となりました。
 以上でございます。

○川島委員長 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、質問通告書は、二月二十五日正午までに、議長まで提出願います。
 また、念のため申し上げますが、質問通告については、「都政一般」とか「知事の基本姿勢」または「その他」ということではなく、具体的にご記入いただきたいと思います。この点、ご協力をお願いいたします。

○川島委員長 次に、意見書、決議につきましては、提出要領に基づき、三月二十九日正午までに、議長までご提出願います。

○川島委員長 次に、請願陳情について申し上げます。
 二月二十四日までに受理した分は質問終了日に、その後の分で、三月二十九日正午までに受理した分は最終日に、それぞれ所管の委員会に付託することとし、付託審査中のもので報告のありました分につきましては、最終日に上程して議決することにしたい旨、議長から申し出がありました。よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。

○川島委員長 次に、定例会開会当日の音楽演奏につきまして、先ほどの理事会で協議いたしました結果を議事部長から説明いたさせます。

○會田議事部長 お手元の第一回定例会開会当日の音楽演奏についての資料をごらんいただきたいと存じます。
 二月二十三日、開会日の十二時に、本会議開会予定放送にあわせまして演奏予告放送を行います。
 十二時三十五分に、議場にご参集いただきますよう放送を行い、十二時四十分までに議場にご着席いただきます。
 十二時四十分に、議場で演奏が開始されます。演奏は、東京都交響楽団のメンバーによります弦楽四重奏でございます。演奏曲目は、加須屋博作曲「東京都歌」及びドヴォルザーク作曲「弦楽四重奏曲第十二番第一楽章、第四楽章」の二曲でございます。
 演奏時間は、おおむね十六分でございます。終了後、十三時に本鈴及び放送を行い、定例会開会となります。
 以上でございます。

○川島委員長 説明は終わりました。
 ただいまの説明のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。
 なお、各会派におかれましては、参集の時間にお集まりいただきますよう、各議員に特段のご配慮をお願いいたします。

○川島委員長 次に、議場における国旗の掲揚について申し上げます。
 本件については、議会運営委員会理事会において昨年の九月から五回ほど白熱した議論を重ねてまいりました。しかし、現時点においては、結論に至っておりません。
 理事会における主な意見を総括いたしますと、掲揚については、一つは、法制化を契機にこの第一回定例会から掲揚すべきであるという意見と、二つ目は、国会の検討状況を見守りながら慎重に対応すべきという意見、三つ目は、反対であるという意見の三つに集約できるのではないかと思います。
 こうした状況の中で、二月七日の理事会において、一度委員会に理事会協議の現状を報告の上、第一回定例会終了以降、第二回定例会までの間に委員会で協議していただくことを申し合わせしました。ご報告いたします。
 なお、本件につきましては、理事会で協議いたしました結果、四月下旬の委員会で協議することとし、日時につきましては委員長に一任いただくことといたしました。本件につきましては、理事会の協議結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。

○植木委長 議運で論議を大いにすることは結構なんですけれども、その場で採決するということはすべきではないというふうに思いますが、委員長にそのことを確認のため、念のため……。
   〔発言する者あり〕

○川島委員長 それでは、本件につきましては理事会の協議結果のとおりとすることでよろしいですね。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。

○川島委員長 次に、都議会のあり方検討委員会の設置について申し上げます。
 都議会のあり方検討委員会の設置については、先ほどの理事会で、お手元配布の資料のとおりとすることで申し合わせました。
 本件につきましては、理事会の協議結果のとおりとすることでよろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。

○川島委員長 次に、東京都議会情報公開推進委員会の委員についてご協議願います。
 会派所属議員数の変更に伴い、情報公開推進委員会の委員数について、お手元配布の委員の配分についてのとおり変更することとし、新たな委員について、お手元配布の名簿のとおり選任いたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。
   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○川島委員長 それでは、そのようにいたします。
 以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
   午後一時散会

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