行財政改革基本問題特別委員会速記録第三十九号

平成十三年五月十六日(水曜日)
 午後一時十分開議
 出席委員 二十三名
委員長大山  均君
副委員長森田 安孝君
副委員長松本 文明君
副委員長渡辺 康信君
理事中嶋 義雄君
理事三原 將嗣君
理事和田 宗春君
理事曽根はじめ君
理事内田  茂君
織田 拓郎君
いなば真一君
大河原雅子君
浅川 修一君
高島なおき君
大西 英男君
寺山 智雄君
大山とも子君
石井 義修君
野村 有信君
尾崎 正一君
山崎 孝明君
三浦 政勝君
木村 陽治君

 欠席委員 なし

 出席説明員
知事本部知事本部長安樂  進君
次長赤星 經昭君
企画調整部長岡田 重信君
調査担当部長松田 曉史君
特命担当部長関谷 保夫君
自治制度改革担当部長幡本  裕君
参事荒川  満君
総務局局長大関東支夫君
総務部長高橋  功君
行政改革推進室長山内 隆夫君
IT推進室長木谷 正道君
人事部長三宅 広人君
行政部長松澤 敏夫君
勤労部長尾井 幹男君
財務局局長主計部長事務取扱木内 征司君
経理部長碇山 幸夫君

本日の会議に付した事件
 行財政改革の基本的事項についての調査・検討
 ・運営要領の改正について
 ・委員会中間報告書について

○大山(均)委員長 ただいまから行財政改革基本問題特別委員会を開会いたします。
 初めに、先般の人事異動により本委員会の担当書記に交代がありましたので、紹介をいたします。
 議事課担当書記の衣川順君です。
 議事部議案調査担当の岩崎浩子さんです。議案調査課担当書記の澤田邦芳君です。
〔書記あいさつ〕

○大山(均)委員長 よろしくお願いいたします。

○大山(均)委員長 次に、先般の組織改正及び人事異動に伴い、本委員会に出席する所管局の幹部職員に交代がありましたので、順次紹介いたします。
 初めに、知事本部関係ですが、知事本部長には引き続き安樂進君が就任いたしました。
 安樂本部長から、あいさつ並びに交代があった幹部職員について紹介があります。

○安樂知事本部長 去る四月一日付で知事本部長に就任いたしました安樂進でございます。
 知事本部は、先般の組織改正によりまして、これまでの政策報道室が改組されまして、これまでの所管事務に加えまして、従前は総務局が所管しておりました行政評価制度と都政改革ビジョンⅢの策定を新たに担当することとなりました。
 当委員会におきます議論を踏まえながら、新たな決意を持って職責を全うしていきたいと考えております。
 大山委員長初め委員の皆様方のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 それでは引き続きまして、当本部の幹部職員を紹介させていただきます。
 次長の赤星經昭でございます。企画調整部長の岡田重信でございます。調査担当部長の松田曉史でございます。特命担当部長の関谷保夫でございます。自治制度改革担当部長の幡本裕でございます。企画調整担当の参事、荒川満でございます。
 以上でございます。どうかよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕

○大山(均)委員長 次に、総務局長から組織改正により異動のありました幹部職員について紹介があります。

○大関総務局長 四月一日に組織改正がございまして、IT推進室ができました。この組織改正によります一名の幹部職員に異動がございましたので、紹介させていただきます。
 IT推進室長の木谷正道君でございます。
 どうぞよろしくお願いいたします。
〔理事者あいさつ〕

○大山(均)委員長 次に、財務局長より異動のありました幹部職員について紹介があります。

○木内財務局長 去る五月八日付で主計部長が異動となりましたので、私が主計部長の事務を取り扱うこととなりました。よろしくお願い申し上げます。
〔理事者あいさつ〕

○大山(均)委員長 次に、委員会運営要領の改正について申し上げます。
 先ほどの理事会において、先般の組織改正に伴い本委員会の運営要領をお手元配布のとおりに改正することを申し合わせましたので、ご了承願います。
 次に、次回の委員会日程について申し上げます。
 先ほどの理事会でお手元配布の日程表のとおり申し合わせましたので、ご了承願います。
 これより、二十一世紀を展望し時代の変化に柔軟に対応する都政を実現するため、行財政改革の基本的事項について調査・検討を行います。
 初めに、委員会中間報告書について申し上げます。
 先ほどの理事会におきまして、お手元配布のとおり委員会中間報告書案として取りまとめられました。
 お諮りいたします。
 お手元配布の案のとおり、中間報告することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山(均)委員長 異議なしと認め、さよう決定させていただきます。
 なお、本案文に委員会設置に関する経緯等についての説明を追加することについて、理事会にご一任をいただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山(均)委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。
 次に、委員会調査に関する委員長の口頭報告について申し上げます。
 本件は、理事会において協議の結果、第二回定例会におきまして、委員長による口頭報告を行うことを申し合わせました。ご了承願います。
 なお、委員長の口頭報告の内容につきましては、理事会にご一任いただきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山(均)委員長 異議なしと認め、そのように決定いたしました。
 以上をもちまして本日の委員会を……

○内田委員 予告はしていないんですが、今、組織改正があって、知事本部で二次行革を担当すると、こういうお話があったわけですが、従来の当委員会と理事者側との、いろんなお約束の日程的な経緯というのはあったはずなんですが、そういう中で、二次行革の中間の素案のまとめみたいなやつがこの八月ごろ、何か出るとか出ないとかという、うわさを聞いたんだけれども、これは事実ですか。

○安樂知事本部長 このビジョンのⅢにつきましては、これまでも一定のスケジュールのもとで来ておりまして、中間的なものをなるべく早いうちに出したいということで考えております。八月でちょっとお約束できるかどうかわからないんですが、なるべく早いときに出してご意見をお伺いして、その後のまとめの方にむしろ時間をかけたいというふうに思っております。

○内田委員 それはやっぱり従来の経緯からいうと、議会と相談をしながらというふうになっているわけだから、そこの素案づくりに対して議会の意見が何にも入らないというのは全くおかしな話なんで、そこいらは日程的にやっぱり慎重に扱ってもらいたいし、これは委員会の全体の意見で、恐らくそうだというふうに私は思うんですよね。ですからそこいらは十分配慮していただきたい。
 だからどういうことをこの委員会で今後二次行革についてやっていくかというのは、改選された後の委員会として、恐らく立ち上げて対応していくわけだから、やっぱり議会の方のいわゆる政治日程も十分加味して慎重にやってもらいたいし、それに対する議会の、当委員会の思いというのはあるはずだから、これをちゃんと担保してもらえるように、そこいらは内部的に詰めておいていただきたい。軽々に、日程だからといって、ぼんぼんぼんぼんそっちから示されてもこっちも困るわけで、そういう素案という形になるとひとり歩きする場合もあるから、そこいらを提言しておきたいんですが、これは委員会としてそういうふうにまとめていただけたらありがたい、こういうふうに思います。

○大山(均)委員長 理事者の方も何か答えがあるんじゃないの。こっちが今、内田さんが議会のあれを……。

○石井委員 今、内田先生からお話がありました。たしか青島さんの時代に、この行革を青島さんの選挙の材料に使おうとした節がありまして、それは違うというんで、私たちが議会としても、きちんとそれまで行革についてさまざまな積み上げてきた思いがあるわけだから、この行革委員会と行政の方と両輪でやっていこうということで、実はこの委員会が立ち上げられたわけであります。今の内田委員がおっしゃったとおりでありまして、当然この行財政基本問題特別委員会にも諮っていただいて、そして今後の行革の案はつくるべきだというふうに思います。安樂本部長、いかがでしょうか。

○安樂知事本部長 都政改革ビジョンの今後のスケジュールにつきましては、これから正式にご相談いたしたいと思いますけれども、ご指摘の点よく踏まえた上で、十分相談した形で、また内容につきましても十分明らかにした上で、ご相談したいと思います。

○大山(均)委員長 では、素案がまとまった段階で委員会の方に諮って……

○内田委員 素案づくりに携わりたいといっているんですよ。
 意見をそこまでいっていないんだから、一次行革、二次行革を分けて、一次行革はお任せしてやってきた、二次行革はこっちでいろいろ意見をいわせてくれと、一定の時間をくれということをいってきた。

○大山(均)委員長 ちょっと速記とめてください。
〔速記中止〕

○大山(均)委員長 速記を始めて。
 当委員会に素案づくりの前の段階で作業を報告しながら、委員会の意見を聞きながら、素案自体をまとめていくことを委員会の決定とすることにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山(均)委員長 では、そのようにさせていただきます。
 ほかにご発言ありますか。

○三浦委員 決定とすることは結構なんだけれども、決定したことを、今いっていた理事者の方が、そういうスケジュールで動いているとすれば、決定と向こうの意思とかなりずれが出てきたときに--多分ずれが出てくるだろうと思うんだけれども、ずれが出てきてしまったままでいくと、今の時期的な問題からいくと、必ず我々議会の方からいっていることが向こうに通用しないし、第二次なら第二次の中に、議会の意見がどのように反映されるのかという話も非常に中途半端なまんまで進んでしまうんじゃないかしら。今のままで、今の委員長がいわれた決定しますという話で、じゃ決定したら、理事者側がそれをどのように受け取るのか、それもよりけりだと思うんだけれども、ちょっと議会側の決め方として、もう少し向こうの方のあれも確認しておいてもらわないと。

○大山(均)委員長 安樂本部長、今、委員会の決定として、素案づくりの前に議会との調整をしてほしいということになりましたけれども、時間的スケジュールを含めて、できますでしょうか。

○安樂知事本部長 先ほどの、八月にスケジュールを、素案を出すというようなことも、まだ正式に決めているわけでもないんで、当然今、委員会の方でご決定くださったそのスケジュールであるとか、内容についてきちんと相談して進めてくれということについては、委員会側だけで勝手に決めたということではなくて、我々ここに出席してそれを聞いておりますので、それを十分尊重しながら、今後相談しながら進めるということで、先ほどもそのとおりお答えしたと思います。

○大山(均)委員長 よろしいですか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

○大山(均)委員長 それでは、以上をもちまして本日の委員会を閉会いたします。
 午後一時二十五分散会