ラグビーワールドカップは、オリンピック・パラリンピック、サッカーワールドカップと並ぶ世界的なスポーツの祭典である。
新国立競技場の整備計画見直しに伴い、同競技場をラグビーワールドカップ2019の開催会場として使用することができなくなった。この困難を克服し、本大会を成功させるためには、東京都が代替会場として東京スタジアムを提供し、引き続き開催都市としての役割を果たすべきである。
約400万の人口を擁する多摩地域はラグビーを始めスポーツが盛んであり、多摩地域のスポーツの拠点である東京スタジアムでラグビーワールドカップを開催することは、東京のスポーツ振興に大きく寄与するとともに、スポーツ都市東京を世界に強力にアピールする絶好の機会となる。
また、東京スタジアムは、翌年のオリンピックにおいて7人制ラグビーの会場となることから、ラグビーワールドカップとの相乗効果が期待できるとともに、東京におけるラグビーのレガシーを残すことにもつながる。本大会の成功こそが、翌年開催のオリンピック・パラリンピック成功の後押しともなると確信する。
よって、東京都議会は、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019組織委員会を始めとする関係者に対し、東京スタジアムをラグビーワールドカップの開催会場とし、開幕戦を始め重要な試合を開催するよう求めるものである。
平成27年8月28日東京都議会議長 高島なおき
東京都議会副議長 藤井一
東京都議会自由民主党幹事長 宇田川聡史
都議会公明党幹事長 長橋桂一
都議会民主党幹事長 尾崎大介
都議会維新の党幹事長 野上ゆきえ
かがやけ Tokyo幹事長 上田令子
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