「世界で一番の都市東京」へ
再び歩みだすきっかけの年に

東京都議会自由民主党幹事長 菅野 弘一

 3年の長きにわたったコロナ禍において、都は様々な支援を行いましたが、続けて起きたウクライナ侵攻に端を発する原油高と食品や原材料の価格高騰などによって都民の生活や都内事業者の経営状況は以前にも増して厳しい状況に置かれています。正確な事実の把握と都民への周知に心を配りながら、疲弊した家庭や産業に対して、実効性のある具体的な支援策を展開することが急務です。

 また、都の重点政策である「人に焦点を当てた政策」、特に少子化対策や子育て施策については、国力を左右する喫緊の課題です。都議会自民党は国や各自治体と連携を密にし、施策の継続性を含めた具体的な長期ビジョンを早急に取りまとめ、現役世代が効果を実感できるわかりやすい政策を進めてまいります。

 この他にも豪雨や首都直下地震など激甚化が懸念される自然災害に対する備え、介護の支援を含めた高齢者施策、GXをはじめとした環境・エネルギー施策、中小企業支援、保健医療政策、教育の更なる充実など都政を取り巻く課題は枚挙に暇がありません。

 わが会派は、本年も総力を結集し、都民や事業者の不安の声に真摯に寄り添い、前向きで建設的な議論を進めて、再び東京が「世界で一番の都市東京」に向けて歩みはじめられるように、全力で取り組んでいく決意です。