明けましておめでとうございます。
都民の皆様におかれましては、よき新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年は、新型コロナが5類感染症に位置付けられ、大きな転換点を迎えました。この間、医療従事者の皆様を始め、都民・事業者の皆様、感染拡大防止にご尽力、ご協力いただいた全ての皆様に改めて心より感謝を申し上げます。
現在、コロナ禍から日常を取り戻す動きが進み社会全体が動き始めています。しかし、長く続いたコロナ禍の影響や円安、物価高騰など、社会経済を取り巻く環境は厳しい状況にあります。今後は、感染症の再拡大を防止しながら、都民の皆様、そして東京の産業を支える中小企業を始めとした事業者の皆様を力強く支援し、東京の明るい未来に繋がる施策を推し進めてまいります。
また近年、頻発する集中豪雨など自然災害による甚大な被害が発生しており、災害への備えが急務となっております。都では令和4年に「TOKYO強靭化プロジェクト」を取りまとめ、河川の護岸や調節池、防潮堤の整備などを進めています。また、首都直下地震への備えも万全にしなければなりません。壊れない街、燃えにくい街づくりに力を注いでまいります。引き続き、ハード・ソフト両面の対策を強化し、災害に強い安全・安心な東京の実現に取り組んでまいります。
さらに、少子高齢化対策、脱炭素化を始めとした環境対策等の取組も重要です。
こうした諸課題の解決に向け、二元代表制の一翼を担う都議会は、執行機関との真摯な議論を積み重ね、皆様の声を都政に反映させてまいります。
私は議長として、都議会の使命と責任を全うし、都民の皆様の信頼と期待に応えていくよう全力を尽くしてまいります。
年頭に当たり、皆様のご健勝とご多幸を心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
新年、明けましておめでとうございます。
都民の皆様には、健やかに新春をお迎えのことと存じます。
長きにわたるコロナ禍を経て、現在、東京に海外から多くの観光客の皆様が訪れているなど、街中にも活気が戻りつつあります。
こうした中、来年には、9月に世界陸上が、11月に聴覚障害者の国際スポーツ大会であるデフリンピックが東京で開催されます。大会運営のガバナンスを確保し、両大会を今後の国際スポーツ大会のモデルとしていくことが重要です。そして、大会を通じて、次代を担う子供達に夢と希望を届け、大会を訪れる世界各国からの来訪者に東京の魅力を感じてもらい世界との絆を深めるとともに、デフリンピックの大会ビジョンでもある「誰もが個性を活かし、力を発揮できる共生社会の実現」に努めてまいります。
さて、都議会では、これまでも委員会のインターネット中継やコロナ禍でのオンライン出席など、様々な改革を進めてまいりました。さらに、昨年の第3回定例会より、デジタルツールの利用拡大や本会議終了時間の目途設定など、会議運営の効率化に向け議会改革に取り組んでおります。
引き続き、都議会の活動に対し、皆様の一層のご理解とご協力をいただけますようお願い申し上げます。私は副議長として、議長を全力で補佐し、円滑な議会運営に尽力してまいります。
新しい年が、皆様にとりまして更なる飛躍の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。
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