子供の権利を正面に据えよ
東京五輪談合に厳正に対処せよ

とや 英津子(日本共産党)

知事の歴史認識
関東大震災では多くの朝鮮人が惨殺された。東京都著作・発行「東京百年史」はこれを史実としているが認めるか。
知事 何が事実かは歴史家がひもとくものだ。
新型コロナ
法的な位置付けが変わっても、ウイルスの病原性や感染力は変わらないと述べてきた知事の認識は、今も変わらないか。
知事 5類に移行してもウイルスは変化しないため高齢者守る取組等を予算計上している。
子供・子育て支援
子供は国力や経済成長の道具ではない。子供の権利、豊かな成長・発達の保障を正面に据えること必要。認識は。
知事 東京都こども基本条例に規定されているとおり、子供を権利の主体として尊重し、社会全体で子供を育む環境整備が重要だ。
高齢者施策
経済的支援等の予算を増やせ。
福祉保健局長 5年度はシニア食堂の設置等、施策の充実を図る。また、経済的に厳しい環境に置かれた方への支援にも取り組んでいる。
障害者福祉手当
27年間、1円も増えていない。物価高騰で苦しい今こそ増額すべき。
福祉保健局長 都は他自治体と連携しながら、障害基礎年金等の充実を国に要望している。
スピーキングテスト
採点ミスで、受験生や保護者を不安に陥れた都教委の責任は極めて重大。教育長は、公の場で謝罪すべきだ。
教育長 都教育委員会は受験生等に謝罪した。
不登校
生徒や家庭に責任があるとする対策から学校側の要因に着目した対策に転換を。
教育長 一人一人の状況に応じて学校、家庭、関係機関等と連携した対応を推進している。
痴漢撲滅プロジェクト
5年度予算案にこのプロジェクトを計上した理由、目的を伺う。
知事 痴漢は重大な人権侵害で卑劣な犯罪。社会全体で被害を無くす機運を醸成していく。
気候変動対策
住宅の断熱・省エネでも、気候正義を目指す対策が求められる。認識は。
知事 住宅の断熱は、省エネ性能向上に加え、健康や快適性、経済性等のメリットを有する。
東京五輪
〔1〕これまで何人の都職員が、地検や公正取引委員会から事情聴取を受けたのか。〔2〕談合で都が過大な支出をした可能性は否定できない。返還を命じる等厳正な対処を。
政策企画局長 〔1〕捜査に関わることであり、答えは差し控える。〔2〕事業者に損害賠償請求を行う等、都として清算法人に求めていく。
神宮外苑の再開発
多くの反対の声があり、重大な問題が未解決の中、なぜ事業の施行を認可したのか。許されない。取り消すべきだ。
都市整備局長 都市再開発法が規定する認可の基準に基づき、適切に認可を実施した。
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