令和3年度公営企業会計決算特別委員長報告(要旨)

委員長 福島 りえこ(都ファースト)

 本委員会では、令和3年度公営企業各会計決算及び令和4年度病院会計について、企業の経済性の発揮とともに公共の福祉の増進という基本原則に立って、審査を行いました。

 令和3年度決算の損益の状況は、公営企業全11会計のうち、病院会計等7会計が黒字、中央卸売市場会計等4会計が赤字となりました。この結果、11会計全体では492億円の純利益となり、累積利益剰余金は、6431億円となりました。また、令和4年度病院会計決算は、56億円の純利益となり、累積利益剰余金は、277億円となりました。

 質疑においては、都立病院の人材確保や地方独立行政法人化、市場における施設整備、市街地再開発事業、臨海副都心のまちづくり、自動車運送事業における環境対策、高速電車事業の決算の状況と今後の事業運営、水道事業のコロナ禍における経営状況、下水道施設の浸水対策やエネルギー・地球温暖化対策などについて活発な議論が行われました。

 こうした質疑経過を踏まえて、12月5日に表決が行われました。

 港湾事業会計等6会計は全会一致で、令和4年度も含む病院会計等6会計は賛成多数で、いずれも認定すべきものと決定しました。

 なお、賛成多数により認定された6会計には、少数意見の留保がありました。

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