予算特別委員長報告

三宅 正彦（自民党）

　令和4年度予算案は、「都政に課された使命を確実に果たし、次なるステージへと力強く歩みを進めることで、希望ある未来を切り拓いていく予算」と位置づけ、第一に危機管理の強化、第二に持続可能な都市への進化、第三に共生社会の形成、この3点を施策展開の軸として編成されました。

　予算規模は、一般会計7兆8010億円、特別会計、公営企業会計を合わせた総額は15兆3939億円、併せて審査した令和4年度一般会計補正予算は252億円でした。

　本委員会では、3日間にわたる総括質疑を行った後、各常任委員会の部局別質疑の調査を経て、しめくくり総括質疑を行いました。

　審査においては、特にウクライナ侵攻による影響への対応について活発な議論が行われたほか、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、行財政運営や経済産業振興、都市基盤整備、環境、福祉・保健医療、教育・文化、スポーツ、防災・危機管理など、都政の重要課題について幅広い議論が行われました。

　こうした審査経過を踏まえて、予算案は3月23日の委員会において各会派代表委員による討論の後、採決が行われました。一般会計予算を含めた11議案については起立多数で原案どおり決定され、これらの議案には少数意見の留保がありました。他の19議案は全会一致で原案どおり決定され、予算審査を終了しました。