新年のご挨拶

東京都議会議長 石川 良一

　明けましておめでとうございます。

　都民の皆様におかれましては、明るく希望に満ちた新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。

　新型コロナウイルス感染症との戦いは未だ収束の見通しが立ちませんが、感染拡大を防止しながら、都民の命と健康を守り、経済活動を支えるための対策を進めることで、「新しい日常」を一日も早く定着させていくことが重要です。

　また、コロナ禍を契機に、遅れていた行政のデジタル化をはじめ、テレワークなどの新しい働き方や教育のICT化等を推進することで、東京を、より快適で暮らしやすい都市に成長させていくことも大切です。

　今年の夏には、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。コロナ禍での開催は、人類が新型コロナウイルス感染症を乗り越えた象徴となり、世界中の人々に勇気と希望を与える重要な意義があります。大会の成功に向けて、万全の準備を進めてまいります。

　近年は、毎年のように日本各地で地震や記録的な豪雨が発生し、甚大な被害をもたらしています。災害の脅威から都民の皆様を守るために、激甚化する風水害への対応や首都直下地震等への備えを更に強化してまいります。

　さらに、子育て支援の充実や、地域経済を支える中小企業への支援、特色を生かした多摩・島しょ地域の振興などを推進してまいります。

　都民の代表である都議会には、執行機関との真摯な議論を通じて、都民のために、より良い政策を実現していく責務があります。

　私は議長として、都議会の使命と責任を強く自覚し、都民の皆様の信頼と期待に応えられるよう、全力を尽くす決意でございます。

　年頭にあたり、皆様のご健勝とご多幸を心から祈念して、新年のご挨拶とさせていただきます。

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東京都議会副議長 橘 正剛

　新年、明けましておめでとうございます。

　都民の皆様には、健やかに新春をお迎えのことと存じます。

　昨年来、新型コロナウイルス感染症の流行により、都民の暮らしや都内経済は深刻な影響を受けていますが、官民の力を結集して、この未曾有の危機を乗り越える年にしてまいりたいと思います。

　都議会としても、引き続き、感染拡大の防止に不可欠な医療提供体制の充実に加え、社会経済活動の推進を後押しして、安全・安心な東京の実現に取り組んでまいります。

　今夏に延期された東京2020大会は、東日本大震災の復興を支援する「復興五輪」であると同時に、世界中の人たちが新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証となる大会となります。このことを確認し、大会の成功を期するための決議を昨年10月の都議会で行いました。コロナ禍の中で、大会の開催を不安視するよりも、感染防止策などの対策を講じて、大会の実現と成功に力を尽くしてまいりたいと思います。

　また、世界で初めて二回目の夏季パラリンピックを開催する都市として、障害の有無にかかわらず、誰もが快適に過ごし、共に支え合う社会の実現を目指し、ユニバーサルデザインのまちづくりを推進してまいります。

　このほかにも、都民生活を支える施策の充実や、頻発する自然災害への対応など、取り組むべき都政の課題は山積しております。

　私は副議長として、こうした課題の克服に向けて、127名の都議会議員が総合力を発揮できるよう、全力で取り組む所存です。

　新しい年が、皆様にとりまして更なる飛躍の年となりますよう、心からお祈り申し上げます。