予算特別委員長報告

本橋 ひろたか(都ファースト)

 令和2年度予算案は、「東京2020大会を確実に成功させるとともに、『成長』と『成熟』が両立した、輝ける『未来の東京』を創る予算」と位置付け、〔1〕東京2020大会を確実な成功へと導き、次世代に継承するレガシーを創り上げること、〔2〕都政が直面する諸課題に迅速かつ的確に対応するとともに、ソサエティ5.0の実現に向けた施策など、東京が成長を生み続ける成熟都市として進化を図るための取組を積極果敢に進めること、〔3〕将来にわたる施策展開を支えるため、改革を更に進め、ワイズ・スペンディングの視点により無駄の排除を徹底し、財政基盤をより強固なものとすることを基本に編成されました。

 予算規模は、一般会計7兆3540億円、特別会計、公営企業会計を合わせた総額は15兆4522億円でした。

 本委員会では、3日間の総括質疑後、各常任委員会の部局別質疑の調査を経て、しめくくり総括質疑を行いました。審査においては、新型コロナウイルス対策を含め、都政の様々な重要課題について議論が行われました。

 こうした審査経過を踏まえて、予算案は3月25日の委員会において各会派代表委員による討論の後、採決が行われました。一般会計予算を含めた11議案については起立多数で原案どおり決定され、これらの議案には少数意見の留保がありました。他の21議案は全会一致で原案どおり決定され、予算審査を終了しました。

ページ先頭に戻る