市場移転基本方針を反故にした
知事は都民に明解な説明を

吉原修(自民党)

都政運営
〔1〕築地まちづくり方針素案発表まで所管換をひた隠しにした理由は。いつ決断したのか。〔2〕何の説明もなく素案を発表し、都民、事業者への約束を反故にした。明解な説明を。〔3〕築地に市場機能を残す基本方針は変更されたのか、されていないのか。〔4〕素案の段階で五千億円を超える有償所管換を予算化することは適正な判断か。〔5〕都がリスクを抱えて築地再開発を進めることが都民にメリットがあるのか。〔6〕補正予算での有償所管換を短期間で決定し、一括で30年度内に支払う必要性について都民に説明を。〔7〕都議会が空転した本会議開会の前日、混乱の原因をつくった知事が政治資金パーティーを強行したことへの見解は。〔8〕都議会の信頼を裏切る予算査定情報事前リークは即刻中止を。〔9〕首都東京の機能強化に国の具体的な協力を早期かつ最大限に引き出すべく、どのような戦略で実務者協議会を進めていくのか。〔10〕6路線を中心とした首都圏鉄道網の拡充に向け国とどのように協議を進めていくのか。〔11〕業務委託契約での品質確保にどのように取り組むのか。
知事 〔1〕各段階で状況を明らかにして検討し、31年1月の関係局長会議で市場会計の収支試算も踏まえ有償所管換を行う、といった流れ。〔2〕豊洲と築地の両方を生かすという方向性は変わっていない。〔3〕築地に都が卸売市場を整備することはない。〔4〕早期に着手することで、民間事業者の参画意欲を引き出すことができ、都も具体案の検討が可能。〔5〕周辺地域の付加価値の向上等、波及効果をもたらしながら価値の最大化を図ることが可能。〔6〕30年度に財源のめどが立てられることから補正予算に計上。32年度以降に税収減を迎える中で、今後の安定的な都民サービスの提供にも資する。〔7〕都政運営について説明責任を果たす一環として開催。〔8〕予算案発表前の各種団体との意見交換は重要な予算編成プロセスの一つ。
長谷川副知事 〔9〕課題の整理や目標の設定等、具体的な協議を開始。都一丸となって進める。
都市整備局長 〔10〕6路線等の整備促進に向けて、事業スキームの早期構築等について協議。
財務局長 〔11〕業務の種類や内容に応じた基準の検討等、適切な予定価格の設定に取り組む。
2020大会
〔1〕ラグビーワールドカップが全国12都市で開催。一層の観光施策の展開に取り組むべき。〔2〕首都高の料金に上乗せる、ロードプライシングへの見解は。〔3〕一人でも多く聖火リレーに参加できるようにすべき。
産業労働局長 〔1〕31年度は開催都市と連携したウェブサイト等による情報発信を更に進め、大会期間中はリアルタイムで観光情報を発信。
知事 〔2〕交通量の低減だけでなく経済活動への影響等、様々な観点から検討。〔3〕都内全自治体を巡るルートを検討。工夫を重ね多くの都民が参加し記憶に残る聖火リレーを実現。
児童相談所
子供家庭支援センターとの更なる連携強化にどのように取り組むのか。
福祉保健局長 31年度、区市町村と合同で検討会を立ち上げ、児童相談体制を強化。
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