平成29年度各会計決算特別委員長報告(要旨)

委員長 田の上 いくこ(都ファースト)

 平成29年度各会計決算については、新公会計制度による財務諸表なども活用し、精力的な議論が行われました。

 各会計の決算状況は、一般会計が歳入6兆9641億円、歳出6兆6932億円となりました。

 また、15の特別会計の合計は、歳入4兆4075億円、歳出4兆1815億円となりました。

 決算審査では、都有財産の利活用や入札契約制度改革などの行財政運営、防犯カメラの整備や防災対策、都営住宅や河川整備、省エネルギー対策や食品ロス、障害者、高齢者施策や公社病院など福祉・保健医療対策、中小企業支援や観光施策の推進、私学助成の充実、東京2020オリンピック・パラリンピックや障害者スポーツの振興など都政全般にわたり活発な議論が行われました。

 こうした質疑経過を踏まえ、12月5日に表決が行われました。

 付託された会計のうち、都営住宅等事業会計、臨海都市基盤整備事業会計の2特別会計は賛成多数で、一般会計及びその他の13特別会計については全会一致で、いずれも認定すべきものと決定しました。

 なお、賛成多数により認定された2特別会計には、少数意見の留保がありました。